2019年12月06日公開
2019年12月06日更新
【うる星やつら】鬼族のレイはどんなキャラ?ラムとの関係や変身後の姿も解説
80年代アニメブームの代表格に挙げられる「うる星やつら」は、既定の概念を打ち壊すストーリー展開で一時代を築きます。アクの強いキャラクターが数多く登場している「うる星やつら」で、イケメンが取り柄のレイは婚約者ラムに振られてしまった残念なキャラクターとして初登場しています。そんなレイ初登場エピソードやイケメンから牛鬼に変身してしまうレイとラムとランの三角関係、レイの声優・玄田哲章さんについてまとめていきます。
目次
うる星やつらのレイはどんなキャラ?
うる星やつらの作品情報
「うる星やつら」はコミック復刻版・レンタルビデオ・動画配信など普及で、リアルタイム世代だけでなく幅広い世代に親しまれている作品です。「うる星やつら」は実写版CMとして、女優・すみれさんが「サントリーの炭酸飲料リゲイン」、女優・深田恭子さんが「東京ガス」で、「うる星やつら」のラムちゃんのコスプレに扮したCMが放映されています。
うる星やつらの概要
週刊少年サンデーでの連載されていた高橋留美子原作の「うる星やつら」(1978年39号〜1987年8号)は、テレビアニメ(1981年10月14日〜1986年3月19日)で爆発的ヒットとなり、劇場版「うる星やつら」も6作品製作されています。アニメ「うる星やつら」の監督には、「攻殻機動隊」で知られる押井守さんが携わっています。漫画「うる星やつら」は、第26回(1980年度)小学館漫画賞少年少女部門を受賞しています。
浮気者のダメダメ高校生・諸星あたるとあたると、あたるに一途な宇宙人美少女・ラムの恋愛を主軸している「うる星やつら」は、恋愛だけでなくSF・ギャグ・コメディを織り交ぜた内容となっています。宇宙や異次元空間をも舞台にしてしまう斬新な内容は、21世紀における漫画やアニメの原点だといえるでしょう。
うる星やつらのあらすじ
地球侵略をしようとする宇宙人・鬼族は、圧倒的な武力で地球を侵略しない替わりに鬼族代表と地球代表が鬼族の伝統「鬼ごっこ」で一騎打ちをする取り決めをします。期限内に「鬼ごっこ」で、鬼族代表の角を地球代表が掴めば鬼族は去り地球は侵略されませんが、鬼族代表が逃げ切ると地球が侵略されるという最悪のシナリオが待ち受けています。
鬼族の侵略から地球を守るため「鬼ごっこ」の地球代表となってしまったのは、女の子のことしか頭にない高校生・諸星あたるです。やる気ゼロのあたるは、幼なじみで彼女でもあるしのぶからの「勝ったら結婚」宣言に奮起し、鬼族代表ラムとの「鬼ごっこ」に挑んでいきます。「鬼ごっこ」の最中にラムは、あたるがしのぶとの「勝って結婚じゃぁ〜」発言を自分に求婚しているのだと勘違いしてしまいます。
あたるが勝利したことにより地球は侵略を逃れますが、ラムはあたるの妻と自称し諸星家に住み着くことになります。いつも女の子を追いかけ回しているあたると、そんなあたるを「ダーリン!」と呼びながら電撃を放つラムは、友引町の個性豊かな住人を巻き込みながら二人は「鬼ごっこ」を繰り広げることとなります。
レイのプロフィール
ラムの元婚約者だった鬼族レイは顔面偏差値が高く、「うる星やつら」初登場以降、常に女性キャラクターのハートを鷲掴みにしています。レイ自身もイケメンだと自覚しているふしがあるようで、イケメンを利用することもあるようです。
イケメンな外見に釣り合うような頭脳を持ち持ち合わせていないレイは、洗練された会話は皆無で基本的な会話は単語程度のようです。レイは天然キャラクターで底無しの大食漢の上、興奮するとゆるキャラのような巨大な虎柄の牛鬼に変身してしまいます。
うる星やつらのレイとラム・ランとの関係
レイとラムとの関係
幼なじみのラムとレイは相思相愛を経て婚約に至ります。しかしレイは、食べ物に異常な執着心+興奮するとイケメンから間抜けな牛鬼に変身してしまう特徴が判明し、ラムから愛想を尽かされ婚約解消となってしまいます。それでもラムに未練タラタラなレイは、復縁するべく地球までラムを追ってきます。
単語程度の会話しかできないレイにラムは、「まともな日本語でプロポーズしたら考えも良い」という条件を提示します。言われるままカンペのプロポーズの文章を棒読みしたレイでしたが、ラムに約束を破られ激怒し友引町がパニックとなってしまうエピソードがあります。
レイとランとの関係
ランはラムとレイとは違う種族の宇宙人ですが、三人は幼なじみでランとラムはレイのことを取り合っていたようです。結果、ラムとレイが婚約しランが失恋となります。その後、レイと婚約解消したラムがあたると結婚すると言い出したことで、ランは怒りをみなぎらせながら地球へやってきます。
ラムを諦めきれないレイに一途なランは、大食漢のレイのために健気に食べ物を与え続けています。レイがランの頬についたあんこを食べたという行為に対し、ランはキスされたと受け取り舞い上がってしまったエピソードがあります。食べ物をくれるランはレイにとって大切なようですが、恋愛感情の有無は不明です。
うる星やつらのレイの変身後の姿や初登場
レイの変身後の姿
レイはイケメン状態であるよりも、変身後の牛鬼での登場が多いようです。レイは単語程度の会話によるコミュニケーションしかできませんが、牛鬼に変身後は感情を込めた「ぶも〜!」などの擬声でコミュニケーション取っているようです。漫画「うる星やつら」での牛鬼変身後のレイがラムを呼ぶために、ゆがんだ線の吹き出しに幼児風の手書きの文字で「らむ」と書き会話している場面があります。
鬼族はラムのように飛行能力があるものの、レイに関しては飛行能力がないので飛行機具をつけています。牛鬼に変身してしまうのはレイだけに見られる特徴ではなく、鬼族は牛鬼に変身してしまうようです。「牛鬼に変身してしまう」とラムが怯える発言があるものの、本能に正直なレイは他の鬼族と比べ牛鬼に変身しやすい体質なのかもしれません。
レイの初登場シーン
漫画「うる星やつら」でのレイの初登場回は第6話で、アニメ「うる星やつら」での初登場は第3話です。レイはあたると結婚すると宣言しているラムを説得し連れ戻すべく、遥か宇宙の彼方から地球へやってきます。イケメンのレイの初登場で、レイから手の甲にキスされたあたるの母親は舞い上がってしまいます。そんなあたるの母親に対し、食べ物のことしか眼中にないレイは味見のつもりだったようです。
ラムに復縁を迫るレイに対し、ラムにはその気がなく二人は平行線のままです。ラムを追い出したいあたるは、「同種族同士の結婚」を薦めレイの後押しをします。しかし、ラムの「あたるの子を妊娠している」大嘘発言に激怒したレイは、漫画ではあたるとのイモの早食い競争で敗北し、アニメではあたるとの落雷の我慢くらべで敗北しています。大食漢のレイが敗北するのは、漫画での初登場エピソードのみのようです。
うる星やつらのレイの声優
玄田哲章のプロフィール
声優界の重鎮である玄田哲章さんは、1948年5月20日に岡山県で生まれます。芝居とは縁がなかった中・高校時代を過ごしていたようですが、受験を目前にして芝居の道を志すようになります。高校の先生の知人の紹介で東宝芸能アカデミーに入学した玄田哲章さんは卒業後、文学座と劇団雲のオーディションに落選してしまいます。その後、声優としても知られる故・野沢那智主宰の劇団薔薇座に入団し、17年間在籍していたようです。
24歳のときに玄田哲章さんは、野沢那智さんの勧めで声優業を始めることになり、テレビアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」で多数担当した端役が声優デビューとなります。着実に声優としてのキャリアを積んでいき、アニメや洋画の吹き替えなど幅広い活躍が評価され2010年に第4回声優アワード功労賞を受賞しています。
玄田哲章の主な出演作品
アニメで様々なキャラクターを担当している玄田哲章さんですが、認知度が高いキャラクターとして国民的アニメ「クレヨンしんちゃん」のアクション仮面が挙げられます。洋画では独特の太い低音ヴォイスを生かして、「ターミネーター」シリーズのアーノルド・シュワルツェネッガーや「マトリックス」シリーズのローレンス・フィッシュバーンなどの強面でガタイが良い系のハリウッド俳優の吹き替えを担当しているようです。
うる星やつらのレイに関する感想や評価
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— 芋田祐@pierce (@gymixv9_i) November 6, 2019
恋愛モノの主軸となる三角関係は一つだけでも大変なのに、「うる星やつら」のあたるとラムとしのぶの三角関係と、あたるとラムとレイの三角関係はドロドロにならず明るくハチャメチャで楽しめます。
「うる星やつらラテ」はランちゃんとレイさん。ランちゃんの分裂症なところ大好きなんですよね〜♪ それでもラムを描くヨネえもん。#うる星やつらカフェ #ラム pic.twitter.com/3JPHinXrsy
— ヨネえもん (@yoneemon) March 28, 2019
声優・玄田哲章さんは、アーノルド・シュワルツェネッガーのような強面でガタイの良いキャラクターが印象的ですが、レイのような意外性のあるキャラクターも担当しているようです。玄田哲章さんによる声優の職人技に驚きます。
18.ラン/うる星やつら
— 💎.◌*赤虎💎自分を磨け!!💎.◌* (@akacos_pippi) October 30, 2017
私、ランちゃんめちゃくちゃ好きなのよね😍💘💘💘
うる星やつら勉強し直したい!!✨✨✨
そしてぜひイケメンのレイください😍💕💕💕💕 pic.twitter.com/AE7W8H6n1D
裏表の激しい美少女ランはレイのイケメンな外見だけでなく、大食漢で牛鬼に変身してしまう面も含めてレイに深〜い愛で尽くします。レイは食べ物でランに飼い馴らされているようですが、早くランの健気な愛に気付いてほしいものです。
うる星やつらのレイについてまとめ
「うる星やつら」の女性キャラクターをときめかせるイケメンのレイは、大食漢で牛鬼に変身してしまう困った特徴がありますがいつの間にか憎めないキャラクターとなっていったようです。イケメンであるものの、中身が残念なキャラクターとなってしまったレイのハチャメチャ振りを「うる星やつら」のコミック、レンタルDVD・Blu-rayや動画配信でご覧になってみてはいかがでしょうか。