はねバド!の絵柄が変化した理由は?主人公が変わりすぎ?表情など徹底比較

絵柄の急激な変化で話題を集める事になったのが本格バトミントン漫画、はねバド!です。その絵柄の変わりっぷりは凄まじく、特に主人公である羽咲綾乃は、魔王化した、闇堕ちした、変わりすぎと言われる程に絵柄が変わっています。今回ははねバド!の絵柄について、変化する前と後を比較し、はねバド!ファンから変わりすぎと言われる程に絵柄が変化した理由についてのファンの考察などをまとめていきます。

はねバド!の絵柄が変化した理由は?主人公が変わりすぎ?表情など徹底比較のイメージ

目次

  1. はねバド!とは?
  2. はねバド!の絵柄が変化した理由
  3. はねバド!の主人公が変わりすぎ?表情など徹底比較
  4. はねバド!がアニメ化!絵柄の変化は?
  5. はねバド!の絵柄に関する感想や評価
  6. はねバド!の絵柄が変化した理由まとめ

はねバド!とは?

はねバド!の作品情報

変わりすぎと言われるはねバド!の絵柄について比較する前にまずは漫画はねバド!についても簡単に紹介していきます。

はねバド!の概要

はねバド!は2013年から2019年まで講談社が発行するgood!アフタヌーンで、濱田浩輔先生が連載していた女子高校生の部活動としてのバトミントンを題材とした漫画です。はねバド!3巻まではかわいい路線が強めだったのに対しはねバド!4巻からはより本格的なバトミントン漫画として成立、その絵柄の変化も相まって話題を呼び人気を獲得しアニメ化や小説化も行われた作品です。

はねバド!のあらすじ

神奈川県北小町高校のバトミントン部は新しくコーチに就任した立花健太郎の厳しい練習により、部員がどんどん辞めてしまい大会出場すら危ぶまれる状況に陥っていました。そんな時に立花健太郎が出会ったのが羽咲綾乃です。羽咲綾乃の高い運動神経と左手のバトミントン経験者特有のマメを見た立花健太郎は羽咲綾乃をバトミントン部に誘いますが羽咲綾乃は強く拒絶します。

正式に部員にならないまま、断りきれずに練習試合の人数に組み込まれてしまった羽咲綾乃はそこで留学生のコニーと出会います。コニーの言葉を受けて再びバトミントンに取り組む事を決め羽咲綾乃はバトミントン部に入部する事を決意、しかしコニーが羽咲綾乃がバトミントンを辞めるきっかけとなった母親について知っている事を知ると激しく動揺する事になります。

はねバド!の人気の理由は試合シーン?

はねバド!でキャラクターの心情の描き方と共に特に人気の高いシーンといえるのがバトミントンの試合シーンです。特にはねバド!4巻で絵柄が大きく変化してからの試合は劇画調で迫力と躍動感のある絵柄がはねバド!の人気を高める理由にもなりました。その動きのある絵柄だけでもはねバド!を見る価値があると言われる程に洗練されています。

余談ですが、作者の濱田浩輔先生は、元々はバスケットボール部に所属していた経験を持ち、その経験を元にはねバド!よりも前に連載していた初連載作品であるどがしかでん!を連載した経歴を持っています。しかし経験者という視点から客観的に描けなかったという反省点から未経験であるバトミントンを題材にしたはねバド!では敢えて選手への取材なども行わずに描かれています。

はねバド!の漫画が完結!最終回ネタバレ

はねバド!の最終回ではそれまで構築された世界観やはねバド!が人気を集める要因の1つとなった試合のシーンなどがピックアップして描かれます。時は流れて2年後、バトミントンウィンブルドン女子決勝の舞台で試合が行われます。王麗暁(ワンリーシャオ)とコニーによる対決は世界ランキング1位と2位同士の激突です。ちなみに主人公である羽咲綾乃は学業を優先するべく日本代表を辞退したそうです。

試合が進行する中、2年の間に起こった出来事がピックアップされます。羽咲綾乃とコニーは羽咲綾乃の母親、有千夏の墓前で手を合わせていました。ガンを患っていた有千夏は既に亡くなってしまっていたのです。コニーは墓前で王麗暁(ワンリーシャオ)との試合での勝利を捧げると誓うのでした。

さらに少し時が流れて高校最後の大会、主人公羽咲綾乃に取っては高校九冠をかけてライバルである薫子との試合が行われます。この試合の開始の合図ではねバド!の最終回は締めくくられる事になります。

テレビアニメ「はねバド!」公式サイト

はねバド!の絵柄が変化した理由

絵柄が変化した理由①母親の影響

はねバド!の絵柄が変化するタイミングは、はねバド!作中でも明確に1つの理由があります。はねバド!の原作漫画とアニメはねバド!で多少展開は異なりますが、どちらの展開においてもその変化に大きく影響しているのが主人公羽咲綾乃の母親の影響です。元々母親との暗い過去がある事が後々に明らかになる主人公羽咲綾乃の心境の変化がそのまま絵柄に現れていると言えます。

はねバド!原作漫画ではコニーから失踪した母の行方を知っている事を聞かされた事と母親失踪のきっかけとなった薫子と練習試合を行った事がきっかけとなり、アニメはねバド!ではコニーとの出会いはないものの同じく母親失踪のきっかけとなった薫子との過去がきっかけになっている事が描かれています。はねバド!の絵柄の変化はこのように物語のターニングポイントとなるポイントで大きく変わる手法が取られているのです。

ちなみにきっかけとなったのは上記の試合ですが、すぐに絵柄が変化したわけではなく徐々に冷酷な言動が多くなり、堕落しているようで真剣な雰囲気を醸し出し、時に相手を挑発するような言動が増えていくとまずはねバド!の展開の中で変化していきました。絵柄が決定的に変わったのはなぎさと対戦した際、試合中に母親のトレードマークでもあったリボンで髪をまとめるというスタイルになってからです。

絵柄が変化した理由②作風の変化に合わせた

母親のエピソード以降、主人公羽咲綾乃はそれまでのかわいい印象から最後には魔王と言われる程に心境が変化していきます。その心境の変化はバトミントンに対する姿勢にも現れており、性格が悪い、魔王化したと言われる程に変化しています。はねバド!の序盤と中盤以降では作風も大きくシフトしていく事になるのでこの作風の変化に合わせて作者の濱田浩輔先生が意図的に変化させたとアニメ化の際のインタビューでも答えています。

特にはねバド!の絵柄の中でも大きく変化する主人公羽咲綾乃を比較してみてみると、はねバド!序盤の可愛らしい羽咲綾乃ははねバド!序盤の絵柄でなければ生み出せず、はねバド!中盤以降の試合シーンや羽咲綾乃の心情を表現するにははねバド!中盤以降多用される劇画調に近い絵柄である必要があり、はねバド!ファンも納得出来る理由になっています。

絵柄が変化した理由③作者の画力が向上した

絵柄の変化があまりにも大きい事でも話題を集めたはねバド!ですが、作者の濱田浩輔先生が意図的に絵柄を大きく変化させた中盤以降も、終盤に近づくにつれて、劇画調でありながらもどこかポップな絵柄に変わっていきます。これはどちらかと言えばはねバド!の連載を続ける中で作者の濱田浩輔先生の画力が向上した結果なのではないかと考えられています。

ただそこにもはねバド!の主人公羽咲綾乃の心情の変化も反映されているのではないかと考えるファンもいます。バトミントンに対する姿勢はそのままにどこか心が落ち着いた結果、が絵柄に現れているのではないかと考えられているのです。意図的に大きく絵柄を変える事が出来る濱田浩輔先生なら緩やかに変化させる事も出来るはずではないか?とするはねバド!ファンもいます。

Thumbはねバド!の主人公・羽咲綾乃が魔王化して怖い?闇落ちやアニメの感想まとめ | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

はねバド!の主人公が変わりすぎ?表情など徹底比較

比較①最初はかわいい主人公だった

はねバド!の絵柄の変化を特に体現しているのが主人公の羽咲綾乃です。最初の羽咲綾乃は流行りの美少女アニメのような絵柄で、見せる表情なども可愛らしく動きも緩い動きが多かったのです。はねバド!がスポーツを題材にしている作品とは思えない程に緩い表情をしている事も多く明るい雰囲気が強い絵柄になっており、はねバド!にこの時点で登場しているキャラクターもそんな羽咲綾乃の雰囲気に合わせた絵柄になっています。

比較②ラスボスのような表情に

はねバド!中盤以降、羽咲綾乃の絵柄はどんどん変化していき最終的には敵キャラのそれも卑怯な手段を用いるようなラスボスクラスのキャラクターが見せるような表情をするようになっていきます。特に変化が大きいのが目で、通常時であっても丸みを帯びた目から細く横に長い目になった上に、瞳にハイライトが入らない絵柄や三白眼で相手を睨みつけるような絵柄が増えていく事になりました。

はねバド!の序盤と終盤を比較してみるとその差は歴然でその時々の羽咲綾乃の感情がそのまま表情として描かれているのがよく分かる表情をしている事が多いです。また羽咲綾乃は意図的に相手に恐怖を与えるような表情をしている事も多いので、比較的に同じ話の中でも相手によって見せる表情が変わっているキャラクターにもなっています。

Thumb【はねバド!】コニー・クリステンセンの魅力まとめ!羽咲綾乃との関係は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

はねバド!がアニメ化!絵柄の変化は?

はねバド!がアニメ化

はねバド!は絵柄が変わりすぎという一過性の注目以上に人気を集める事になり2018年にはアニメ化も行われました。はねバド!のアニメ化に際して、原作者や講談社にも許可を得てよりアニメ映えするようにキャラクター、ストーリーの再構成が行われ、試合の展開等が原作とは異なるような場面も見られながらもよりキャラクターの心情、はねバド!のテーマにフォーカスする形で仕上げられています。

はねバド!のアニメは監督がはねバド!読者であった事、はねバド!のアニメスタッフにバトミントン経験者が多かった事、さらにはバトミントン用品を扱うメーカーやバトミントン協会、バトミントンの強豪として知られる実業団や高校の協力・協賛を得て制作された事で、作中で登場する用品にそのままロゴが使用されていたり、アニメ中で行われる音も現地で収録したものであったりとこだわりが強い作品になっています。

はねバド!のアニメの絵柄の変化

原作ファンとしては気になるはねバド!の絵柄の変化ですが、はねバド!のアニメ化の話が上がった2014年の時点ではねバド!5~6巻あたりが描かれている最中でちょうど絵柄が大きく変化するタイミングであった事もあり、絵柄が変わっていく事を前提にどちらかと言えば変わった後を意識したキャラクターデザインをベースにした形で絵柄が構成されています。

とはいってもはねバド!1~3巻の内容に相当するアニメはねバド!序盤ではかなり流行りの美少女アニメに近かづけられた絵柄になっており、アニメはねバド!においてもはねバド!の絵柄の変化によるはねバド!主人公羽咲綾乃の心情の変化などは表現されアニメはねバド!でも1話と最終話となる13話で比較すると変わりすぎと言われる程に変化しています。

Thumb【はねバド!】藤沢エレナは主人公の幼馴染!声優や大人っぽい魅力を紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

はねバド!の絵柄に関する感想や評価

ここからは既にはねバド!を視聴した人の変わりすぎと言われる絵柄の変化についての感想を紹介していきます。変わりすぎとはねバド!ファンにも衝撃を与えた絵柄ですが、比較してみてどちらか一方の絵柄が良かったとする声もある一方でどの絵柄も好きという声も見られます。はねバド!作中でのそれぞれの場面での雰囲気に合った絵柄になっているのが良いとするはねバド!ファンの声も多いです。

またはねバド!の絵柄に関しては作品の展開を考えると変わりすぎと言われるくらい変わったのが良かったとするはねバド!ファンもいる程です。はねバド!連載初期から後期の劇画調なら好きになれなかったかもしれないというはねバド!ファンも多く、表現方法としてはもちろん、注目度を集めるという意味でも作者濱田浩輔先生の戦略が良かったとするはねバド!ファンも多くなっています。

もちろんその戦略を思い浮かんだとしても実行出来るだけの画力がなければならずはねバド!ファンも濱田浩輔先生が意図的に変化させた事に関しては驚いたという声が非常に多いです。

はねバド!の最終回に関してはもっと見たかったという声がある一方でそれぞれのキャラクターのエピソードをしっかり書いた上でダラダラと続けずにしっかり描ききった上での終わりで読後感が非常に良かったとする声も多くなっています。変わりすぎと言われる絵柄の変化もはねバド!を最終回まで読むとその展開から納得出来るという声も多くなっています。

Thumb【はねバド!】羽咲綾乃はかわいいけど怖い?ラスボスと呼ばれる理由は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

はねバド!の絵柄が変化した理由まとめ

変わりすぎとファンからも言われる程に絵柄が変化したはねバド!は作品の展開や主人公羽咲綾乃の心情に合わせて絵柄を変化させる事を1つの表現方法とした作品です。はねバド!作中での絵柄の大きな変化は最初こそ驚かれる事が多いですが、実際に読んだはねバド!ファンからは変わるのも納得出来ると言われる程に受けいられれています。

確かにはねバド!の原作漫画をでもアニメはねバド!でも序盤と終盤で絵柄だけを比較してみると衝撃を受ける程に変化していますが、はねバド!はただ単に絵柄が変わっただけではなく、作品の展開や感情表現の方法の1つとして絵柄を変えている新しいタイプの作品です。まだはねバド!を視聴した事がないという人はぜひ1度漫画はねバド!を読了、アニメはねバド!を視聴してみてはいかがでしょうか?

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ