【進撃の巨人】ダズの正体は何者?登場シーンや意外な再登場・その後を考察

ダークファンタジー漫画『進撃の巨人』にはダズというキャラクターが登場します。ダズは、主人公のエレンと同じ第104期訓練兵団に所属しています。小心者で『進撃の巨人』のトロスト区奪還作戦では、反逆して死刑にされそうになったこともあります。ダズは最後の登場からその後どうなったか分かっていません。そこでこの記事では、ダズの再登場や正体に関する考察、またアニメの声優などを紹介します。

【進撃の巨人】ダズの正体は何者?登場シーンや意外な再登場・その後を考察のイメージ

目次

  1. 進撃の巨人のダズとは?
  2. 進撃の巨人のダズの正体は何者?
  3. 進撃の巨人のダズの登場シーンや意外な再登場・その後考察
  4. 進撃の巨人のダズの声優
  5. 進撃の巨人のダズに関する感想や評価
  6. 進撃の巨人のダズの正体まとめ

進撃の巨人のダズとは?

進撃の巨人の作品情報

ダズとは『進撃の巨人』に登場するキャラクターで、第104期訓練兵の一人です。『進撃の巨人』とは、諫山創による漫画です。ここではダズに関して詳しく紹介する前に、『進撃の巨人』の作品情報について紹介します。

進撃の巨人の概要

『進撃の巨人』とは、2009年から別冊少年マガジンで連載されているダークファンタジー漫画です。人間を捕食する巨人と人間との戦いを描いた作品です。『進撃の巨人』は、2013年にアニメ化された事で人気に火がつきました。2019年までに3期放送されており、4期は2020年秋に放送予定です。アニメ『進撃の巨人』では、主人公のエレン役を声優の梶裕貴が演じています。

進撃の巨人のあらすじ

『進撃の巨人』の主人公のエレンは、幼い頃に母を目の前で巨人に捕食されたことで、巨人を駆逐することを誓います。それからエレンと巨人との戦いが続くことになります。

ダズのプロフィール

『進撃の巨人』に登場するダズは、第104期訓練兵団の卒業生で、エレンやミカサ達と同期です。老け顔の青年で、気弱な性格をしています。身長175cm、体重64kg、誕生日は9月22日です。年齢は不明です。訓練兵団に所属していた頃は、サブキャラクターにも関わらずセリフが多く目立つシーンが多々ありました。

ダズの能力パロメーターをまとめると、10段階のうち格闘術が7、恐れが10、協調性が5、頭脳戦が6、行動力が6となっています。格闘術にすぐれており、行動力・協調性・頭脳戦は平均もしくは平均以上で、兵士としての能力は高い方です。ただし、恐れが10もある小心者です。ダズの戦闘シーンは詳しく描かれませんでしたが、恐怖心のせいで本来の力が出せていなかったのではないかといわれています。

TVアニメ「進撃の巨人」Season 3

進撃の巨人のダズの正体は何者?

ダズの正体①獣の巨人説

『進撃の巨人』に登場したダズは、連載初期はたくさん登場していたものの、いつの間にか登場しなくなりました。一度再登場はしましたが、その後も生死は分からない状況です。そのため、実はダズの正体は人間ではなく巨人なのではないかという考察があります。ダズは『進撃の巨人』の作中では、基本的に一般人代表のように描かれています。

しかしダズは、『進撃の巨人』の一般人代表にしてはセリフが多く、生死不明のまま描かれなくなりました。実は生死不明であるところが、正体が巨人であるという伏線なのではないかと考察されていました。また、『進撃の巨人』では9巻で獣の巨人が初登場し、その獣の巨人との戦闘が描かれた10巻の訓練兵時代の過去回想で久々に再登場しました。

この再登場が伏線となっており、ダズの正体が獣の巨人であるのではないかと考察されています。また知性の巨人は、元の人間に外見が似ています。ダズの顔も獣の巨人に似ているので、獣の巨人であるという考察が多いようです。ただ、その後のストーリーで獣の巨人の正体がジークであることが判明しています。そのため、ダズの正体が獣の巨人という考察は残念ながら間違った考察でした。

ダズの正体②老け顔の意味

ダズの正体に関する考察では、老け顔にも意味があるのではないかという考察もあります。実は『進撃の巨人』の巨人化能力を持っている人物は老化が進むという説があります。巨人化する度に老化が加速してしまうため、同じ年代でも顔が老けて見えるという考察です。そのため、老け顔のダズも巨人化できるのではないかと考察されています。

確かに超大型巨人のベルトルトや鎧の巨人のライナー、獣の巨人のジークは年齢に対して老けている印象があります。ただアニやエレン、後に超大型巨人を受け継いだアルミンは老化が加速しているような印象は受けません。ダズ以外にもオルオなど人間で老け顔のキャラクターは何人かいます。そのため、老け顔が巨人であるという理由にはならないと考えられます。

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進撃の巨人のダズの登場シーンや意外な再登場・その後考察

ダズの原作漫画での登場シーン

ダズは『進撃の巨人』の原作漫画の11話と12話に登場します。『進撃の巨人』の11話では、突然の超大型の襲撃から街の人々を守った第104期訓練兵と駐屯兵が攻防戦を終えたところから始まります。生き残った人々はウォール・ローゼの壁内に避難していました。ダズも生き残っていましたが、巨人と戦うことを恐れてマルコに泣きついていました。

ダズはマルコに、「もう巨人と戦えない」と泣きながら叫びます。ダズは仲間が目の前で殺されたのに、悲しみも憎しみも感じませんでした。巨人に食べられたのが自分じゃなくてよかったと思ってしまったのです。しかし同時に、次は自分が食べられる番であることに気づいてしまいました。

自分達の仕事は、巨人に食べられるまで戦わされ続けるのだと実感し、ダズは巨人に食われるくらいなら自害を選ぼうとしました。マルコが必死に止めますが、近くでそれを聞いていたサシャも次第に恐怖心を煽られてしまいます。マルコは皆恐怖と戦っているんだと励ましますが、サシャまでも「お腹が痛いから負傷者にしてもらってもいいですか?」と言い始めました。

それを聞いたダズはさらにヒステリックを起こし、「もうダメだ」と叫んで暴れました。その後『進撃の巨人』の12話でダズは再登場します。再登場したダズは、まだ恐怖心がおさまっていませんでした。12話では、ピクシスがエレンの巨人化の力を利用し、トロスト区奪還作戦を行うことを宣言しました。しかし、ダズだけでなく他の兵士達も皆トロスト区に入ることは無駄死にするだけだと思っていました。

ダズはまたあの地獄に戻るのかと思い、「死にたくねえ!家族に会わせてくれえ‼」と叫びました。すると、ダズの元に駐屯兵団の上官がやってきます。上官は死刑を下す権限があるほどの権力の持ち主です。上官は任務を放棄するのであれば死刑を下すとダズに言います。しかしダズは、「無意味な集団自殺には何の価値も成果もありません」と言って、巨人に食い殺されるよりも死刑によって死ぬことを選びます。

そんなダズを、マルコは必死に止めようとします。ダズの恐怖の叫びは他の兵士達にも聞こえていました。また、卒業したばかりの訓練兵達もダズと同じ気持ちでした。ダズと同期の兵士は「私だって死に方くらい選びたい」と思わず呟きます。すると駐屯兵団の兵士が、反逆するなら大勢で派手にやれと言います。駐屯兵団の兵士は反逆する訓練兵に便乗してこの場を去ろうと考えていました。

そこでピクシスからトロスト区奪還作戦の内容が兵士達に伝えられます。巨人化したエレンでトロスト区を奪還するという作戦を聞いたダズは、「嘘だ!!」と叫びます。ダズはこの作戦を信じられず、「訳のわからない作戦で命は預けられない」とピクシスに反論します。その声に、多くの兵士たちが作戦に参加することを拒否し始めます。

ダズは「人類最後の時を家族と過ごします」と言ってその場から立ち去ろうとしました。駐屯兵団の上官達はこの事態に、秩序がなくなってしまうことを恐れます。するとキッツは反逆者達に刃を向けて、死刑の宣告をしました。しかしそれをピクシスは止め、この場から去る者たちの罪を免除すると言ったのです。そして巨人の恐怖を知った者達に「その同じ恐怖を家族に味わわせたいのであれば去るがいい」と言います。

また、もしトロスト区を奪還できなければ避難してきた人々の行き場がなくなり、領土問題や食料不足によって人間同士の争いが始まると言いました。それを阻止するためにもトロスト区は奪還しなければならないのです。その言葉を聞いたダズは、トロスト区奪還作戦に参加することを決意します。ダズはその後、トロスト区奪還作戦で生き残ったのかは不明です。

ダズのアニメでの登場シーン

ダズは『進撃の巨人』のアニメ1期の10話と11話で登場します。原作とほとんど変わらないシーンです。また、アニメは7話にも登場しています。原作にはないシーンですが、老け顔で訓練兵のマークを付けているので、おそらくダズだと思われます。アニメ7話では、ガスを供給する塔が巨人に囲まれてしまいました。

周りにいる兵士達は、皆ガス切れで近づいて塔に群がる巨人を討伐するのは難しい状況でした。本来ガスを運ぶ役目を担っていた塔の中にいる兵士達は、戦意喪失して自害する者までいました。絶望する兵士たちの中で、ミカサは皆に向けて「あそこの巨人共を蹴散らせることができる…例えば一人でも」と下手なスピーチをしました。そうして一人で颯爽と塔へと向かっていきます。

呆然とする兵士の中一人にダズが描かれ、塔での戦いに参加しているような演出がされています。そしてその後のトロスト区奪還作戦では、巨人化するエレンを守るためにサシャと共に巨人を惹きつけるシーンもありました。アニメでは、少なくともここまでは生存していたことが分かります。

ダズの意外な再登場

ダズは『進撃の巨人』の40話に再登場しています。40話ではユミルとヒストリアの訓練兵時代の過去が描かれました。ダズは体調不良だったにも関わらず、評価欲しさで雪山での訓練に参加します。しかし途中で体調が悪化し、動けなくなってしまいました。ヒストリアはダズを見捨てる事ができず、倒れたダズを縄で引いて運んでいました。

ユミルはダズを置いていくように言いました。天候は悪くなる一方で、このままゆっくり運んでいては自分たちも死んでしまう恐れがあるからです。それでもヒストリアは諦めません。ユミルはヒストリアに、「ダズを助ける気ねえだろ」と言います。ユミルはヒストリアに、このままダズと一緒に死ぬつもりなんじゃないかと挑発しました。

そしてユミルは崖からダズを落とすことを提案します。運良く崖の下の小屋にいる人に気づいてもらえればダズは助かるかもしれないと言いました。ユミルはヒストリアを先に行かせ、巨人化してダズを小屋まで運びました。こうしてダズの命はギリギリのところで助かりました。

ダズのその後

『進撃の巨人』の40話ではダズが再登場しましたが、その後ダズは描かれていません。40話の再登場の時は過去回想なので、実際の時間軸では12話で登場したのが最後でした。その後の生死も分かっていない状態なので、ダズのファンの方からは生きているのか心配する声もありました。

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進撃の巨人のダズの声優

田久保修平のプロフィール

アニメ『進撃の巨人』でダズ役を演じたのは声優の田久保修平です。田久保修平とは、1978年6月20日生まれの男性声優です。賢プロダクションという声優事務所に所属しています。声優としては2000年代から活動しています。アニメ作品の声優だけでなく、ボイスオーバーや海外映画・ドラマの吹き替え声優などもされてます。

田久保修平の主な出演作品

田久保修平のアニメ声優としての主な出演作品には、『ダンボール戦機』のオタクロス役、『パックワールド』のカンファランス博士役、『銀魂』のDJ純二郎役などがあります。また、吹き替え声優としての主な出演作品には、『あぁ、レイモンド!』のニコス役、『アベンジャーズ 地球最強のヒーロー』のジーモ役、『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』のマク・ブレイン役などがあります。

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進撃の巨人のダズに関する感想や評価

『進撃の巨人』のキャラクターの中でもダズが好きだという方がいました。しかし、ダズは小心者で訓練兵時代は同期の足を引っ張ることもありました。そんなダズが今後生き残る事ができるのかと不安になっている方が多いようです。

ダズが好きだという方の中には、老け顔のダズの年齢が気になっている方も多いようです。また、サブキャラクターとしては登場回数が多いダズでしたが、最近では全く登場しなくなりました。その後は生死が分からないままフェードアウトしてしまったので、巨人にもう食べられてしまったのではないかと心配の声もありました。

エレンと同期の仲間達の中でもダズはビビりで、よく叫んでるキャラクターです。他のキャラクターでここまで絶叫するキャラクターはいません。そのため、この性格が面白いという方もいました。一番人間味のあるキャラクターでもあります。だからこそ生き残って欲しいと願っている方も多いようです。

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進撃の巨人のダズの正体まとめ

『進撃の巨人』に登場するダズは、サブキャラクターでありながらもセリフが多い人物でした。それなのに生死が分からないまま登場しなくなってしまったので、何かの伏線があるのではないかとたくさん考察されています。考察を深めたいという方は、ぜひ『進撃の巨人』の11話・12話・40話をチェックしてみて下さい。

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