【ヒカルの碁】高永夏（コヨンハ）の実力・強さは？ヒカルとの対決やモデルを考察

人気囲碁アニメ「ヒカルの碁」の最終盤でラスボス的な立ち位置で登場した高永夏（コヨンハ）。今回はそんな高永夏（コヨンハ）の実力や強さを等や名人や塔矢アキラとの比較から考察し、ヒカルとの対決やモデルと言われる実在の棋士についても紹介していきます。

「ヒカルの碁」は1999年から2003年にかけて週刊少年ジャンプで連載されていた囲碁漫画で、原作はほっとゆみ先生、作画は小畑健先生が担当しました。さらに、アニメ「ヒカルの碁」は2001年から2003年にかけてテレビ東京系列で放送され、女流の囲碁棋士・梅沢由香里先生が囲碁のアドバイザーを務めました。

運動神経抜群で頭を使うのが苦手な平凡な小学6年生の進藤ヒカルは、祖父の家の蔵で血痕のついた古い碁盤を発見し、その碁盤から現れた平安時代の天才囲碁棋士の幽霊に取り憑かれます。その幽霊の名前は藤原佐為、ヒカルは「神の一手」を極めると言う佐為にねだられて全く興味のなかった囲碁を始めます。

最初は佐為に言わるままに打っていたヒカルでしたが、対戦した同級生の少年・塔矢アキラの囲碁にかける情熱に感化され、自分で考えて打ちたいと思うようになります。実は塔矢アキラは囲碁の世界では世代No.1の実力を持つ天才少年であり、父親は名人などの数々のタイトルを持つ塔矢行洋でした。

それから、進藤ヒカルは塔矢アキラの背中を追いかけて、院生（囲碁のプロの卵）、プロ入りへと進んでいき、どんどん実力をつけていきます。今回は「ヒカルの碁」の最終盤で描かれた進藤ヒカルと韓国のプロ棋士・高永夏（コヨンハ）との対決についてもみていきます。

高永夏（コヨンハ）は韓国の囲碁のプロ棋士で、年齢は主人公の進藤ヒカルや塔矢アキラたちよりも1歳上です。日中韓のジュニア団体戦「北斗杯」編で初登場し、世界で最も強い韓国のジュニアチームの大将を務めました。性格は負けず嫌いで意地っ張り、やや子どもっぽい一面もあります。

そして、過去の棋士たちの対局の記録である棋譜の研究にも熱心で日本の過去の棋士・本因坊秀作や本因坊道策に対しても尊敬の念を持っています。また、高永夏（コヨンハ）は長髪がよく似合う整った顔立ちのイケメンで、同じ年頃の進藤ヒカルとは頭1つ分大きいスタイル抜群の長身で描かれており、最終盤での登場で出番が少ないながらも人気を集めました。

漫画「ヒカルの碁」では作画担当の小畑健先生の絵がどんどん洗練されていくのも見どころの1つだと言われています。そんな中で、最終盤で高永夏（コヨンハ）の睫毛が短期間でどんどん増量していったと話題になりました。最後の方ではまるで少女漫画に出てくるヒーローのようにイケメン度が増していったそうです。

ここまで「ヒカルの碁」の作品情報や高永夏（コヨンハ）のプロフィールなどについてみてきました。次に、「ヒカルの碁」のキャラの中でも最強クラスと言われる高永夏（コヨンハ）の実力や強さを、他のキャラと比較しながら考察していきます。

まず、高永夏（コヨンハ）の実力・強さを塔矢アキラと比較しながら考察していきます。高永夏（コヨンハ）は「ヒカルの碁」作中で事実上のラスボスだったと言われています。高永夏は10代という若さで国内のタイトル戦で挑戦者となったり、勝敗は描かれていないものの塔矢名人とも互角の勝負を見せました。そして、北斗杯でもその高い実力を見せ、その実力は作中に登場するキャラの中でも最強クラスでした。

次に、塔矢アキラと比較しながら高永夏（コヨンハ）の実力・強さを考察していきます。塔矢アキラよりも先に高永夏（コヨンハ）と対局した塔矢名人は、彼の実力を日本のジュニアチームのエースである息子のアキラと同じくらいの強さだと語りました。結局、北斗杯では高永夏（コヨンハ）は進藤ヒカルと対戦し、塔矢アキラとは対局の機会がないままだったので、どちらが強いのかは分からないまま完結となりました。

ここまで「ヒカルの碁」の作品情報や高永夏（コヨンハ）のプロフィールを紹介し、その実力や強さを塔矢アキラや塔矢名人と比較しながら考察してきました。次に、漫画の最終盤で描かれた高永夏（コヨンハ）と進藤ヒカルとの対決、そして高永夏（コヨンハ）のモデルとされている実在の囲碁棋士についてみていきます。

漫画「ヒカルの碁」の最終盤の北斗杯編で登場した高永夏（コヨンハ）は、北斗杯にて韓国代表の大将として日本代表の大将の進藤ヒカルと対局しました。本来なら、日本代表の大将は塔矢アキラのはずでしたが、高永夏（コヨンハ）が本因坊秀作をバカにしたと誤解した進藤ヒカルが彼との対局を強く望み、進藤ヒカルが大将として韓国チームの大将である高永夏（コヨンハ）と対決したのでした。

この進藤ヒカルの勘違いについて、実は通訳のミスにより間違って日本側に情報が伝わっただけでした。本当は高永夏（コヨンハ）は本因坊秀作のことを尊敬しており、過去の日本の棋士のことも熱心に勉強していました。

しかし、日本側に本因坊秀作をバカにした韓国の高慢な棋士だと誤解されていると知った高永夏（コヨンハ）は、そのまま誤解を解けば良いものを前夜祭として行われたパーティーで自分のことを誤解してにらみつける進藤ヒカルを逆に挑発。さらに進藤ヒカルを怒らせることになりました。

どうしても高永夏（コヨンハ）と対決したいと言い張る進藤ヒカルに対して、日本のジュニアチームを引率していた団長の倉田厚は、韓国戦よりも先に行われる中国戦での結果をみて決めると言って、進藤ヒカルにチャンスを与えます。

中国戦で進藤ヒカルは負けてしまったものの彼の高永夏（コヨンハ）への闘争心や成長を評価した倉田厚は、思い切って進藤ヒカルを日本チームの大将に据えました。こうして、北斗杯の日韓戦で進藤ヒカルと高永夏（コヨンハ）との対局が実現しました。しかし、塔矢アキラと比べてプロとしての実績が何もない進藤ヒカルのことを、周囲は不利だと考えます。

なんといっても世界最強の韓国囲碁界で、高永夏（コヨンハ）はタイトル挑戦者にもなったこともある実力者なので、それも当然です。対局が始まってすぐは予想通り、高永夏（コヨンハ）が優勢で進んでいきます。それでも、後半から進藤ヒカルが快進撃をみせ、後一歩というところまで高永夏（コヨンハ）を追い詰めます。

しかし、半目足りずに高永夏（コヨンハ）の勝ちとなりました。終局後、素直じゃない高永夏（コヨンハ）は憎まれ口を叩いていましたが、内心では進藤ヒカルの実力を自分と互角の力を持つと認めていました。

漫画「ヒカルの碁」で最強クラスの実力を持つ高永夏（コヨンハ）のモデルと言われている人物は韓国の囲碁のプロ棋士・イセドル（李世ドル）九段です。イセドル（李世ドル）さんは「韓国の魔王」と称される人物で、2000年代中頃〜2010年代前半の当時の最強棋士として、神がかり的な強さを見せ、たくさんの国際タイトルを獲得しました。

そして、人類代表として、Google傘下の会社が開発したコンピュータ囲碁プログラム「AlphaGo」に挑んだ棋士としても有名です。

こちらは漫画「ヒカルの碁」に登場する高永夏（コヨンハ）のツイートです。ラスボスとして目立った活躍をした高永夏（コヨンハ）は、日本の漫画に登場する韓国人キャラの中で真っ先に思い浮かぶ存在だという感想です。

こちらは漫画「ヒカルの碁」に登場する高永夏（コヨンハ）のツイートです。高永夏（コヨンハ）の容姿も名前も美しいと絶賛されています。

こちらは漫画「ヒカルの碁」に登場する高永夏（コヨンハ）のツイートです。登場当初は雑な通訳のせいで進藤ヒカルたち日本サイドに勘違いされ、読者からも嫌われていた高永夏（コヨンハ）でしたが、最終的に彼を嫌いな読者はいなくなっただろうという感想です。

いかがでしたか？漫画「ヒカルの碁」に登場する高永夏（コヨンハ）の実力や強さを塔矢アキラと塔矢名人と比較しながら考察し、モデルと言われている韓国のプロ棋士であるイセドルさんについてみてきました。そして、高永夏（コヨンハ）は塔矢アキラと同等くらいの実力をもっているとされていると塔矢名人に評価されたことや、実際の対局が描かれなかったため結局はどちらが強いのか不明のままだったことが分かりました。

さらに、進藤ヒカルとの対局では僅差で勝利したこと、その対局を通して口には出さないながらも、内心では進藤ヒカルの実力を認めたことが分かりました。漫画の最終盤での登場ながら容姿も名前も美しいと人気のキャラ・高永夏（コヨンハ）に皆さんもぜひ注目してみて下さい！