【キン肉マン】完璧超人始祖のメンバー一覧！それぞれの超人強度や奥義は？

完璧超人始祖について紹介する前に完璧超人始祖が活躍する事になるキン肉マンについても簡単に紹介していきます。

キン肉マンは1979年より週刊少年ジャンプにてゆでたまご先生が連載しているプロレス格闘漫画です。連載当初はギャグ色が強い作品でしたがプロレスに本格的に移行してから人気を高めるようになりシリーズを変えながらも2019年12月現在も連載され続けている漫画です。

1988年にキン肉マンとしてのシリーズを終え、続編にあたるキン肉マン2世の連載を開始、キン肉マン2世の連載終了後、リボーンする形でキン肉マンを新たに連載する形が取られています。そんな新しいキン肉マンシリーズにてキン肉マン達の前に降り立ったのが今回紹介する完璧超人始祖のメンバー達です。

キン肉マンが58代キン肉世大王に即位して地球では正義超人・悪魔超人・完璧超人の間に三属性不可侵条約が締結されました。しかしその条約に待ったをかけるべく襲来したのが完璧・無量大数軍でした。完璧超人の代表として条約にサインしたネプチューンマンを完璧超人の代表として認めず条約の撤回を要求、正義超人と抗争に入り、そこに悪魔超人達も介入して三つ巴の展開になります。

しかし悪魔超人達が介入した目的は別にありました。悪魔超人の長、悪魔将軍はこの隙を狙って悪魔六騎士と共に完璧超人の本拠地である超人墓場を襲撃、そんな悪魔将軍達を迎え撃ったのが今回まとめて紹介する完璧超人始祖のメンバーです。

完璧超人始祖は元超人の神で、大昔に超人を守る為に地上に降りた零式と零式により救済された僅かな超人達で構成される完璧超人達の系譜を作り出した存在です。超人達の管理者を自負し自分達以外の超人が全滅したら自害するというルールの元世界を監視しています。超人の中に稀に生まれる限界を超える力を持った「イレギュラー」を監査対象としており、そのイレギュラーに該当するキン肉マン抹殺の為に行動を起こしていました。

完璧・無量大数軍は零式直属の親衛隊的な存在であるのに対し、完璧超人始祖は零式に直接薫陶を受けた存在であり、普段は管理者という立場上、影響を与えないように本拠地である超人墓場に籠もっています。完璧超人始祖のメンバーは全員で11人いますが、完璧・壱式と完璧・弐式は理想の相違から地上へと下野しており、登場時点で超人墓場で完璧超人始祖としての役割を果たしているのは9人だけです。

完璧超人始祖のまとめ役で完璧超人の祖といえる零式がザ・マンです。元超人の神という事もあり超人強度は9999万です。登場当初は完璧・無量大数軍の1人、ストロング・ザ・武道として登場していましたが、その後、超人閻魔である事が明らかになりました。悪魔将軍との死闘の中では奥義である完璧・零式「パーフェクト・ゼロ」を成功させますが、悪魔将軍を倒し切る事は出来ませんでした。

完璧・壱式が、後に悪魔超人の祖となるゴールドマンこと悪魔将軍です。黄金のマスク編で登場していた事もあり超人強度は1500万パワーですが、完璧超人始祖編では硬度10のダイヤモンドパワーを超えるロンズデーライトパワーを習得して完璧超人始祖達と戦いを繰り広げています。最後に戦ったザ・マンとの試合では完璧壱式奥義「神威の断頭台」にて師匠であるザ・マン超えを果たす事に成功しました。

ちなみに黄金のマスク編ではゴールドマンの失った身体を補うまとめて集合体敵存在であった悪魔六騎士でしたが、今回の悪魔将軍は首だけになっていたゴールドマンとシルバーマンが長年溜め込んだ力で身体を復元しており、悪魔将軍も実体を持ちながら悪魔六騎士はそれぞれに活動する事が可能になっています。

完璧弐式の正体はシルバーマンです。キン肉族の祖先でもあり、同時に正義超人の始祖でもあります。防御に特化した戦い方が得意ですが奥義である完璧・弐式奥義「アロガント・スパーク」はマッスルスパークの原形となった非常に強力な技です。実体化する為に溜め込んだ力のほぼ全てを兄ゴールドマンに託した為に1日しか実体化する事が出来ませんでした。ちなみに作中超人硬度には触れられていません。

完璧・参式として超人墓場へ通じる黄泉比良坂で番人の役割をしているのがミラージュマンです。完璧超人始祖として戦った初めての超人でもあります。超人硬度は2200万パワーですが悪魔将軍から以前から進化出来ていないと指摘、地獄の断頭台で破れてしまいました。悪魔将軍が圧倒した事もあり奥義も判明していません。

超人墓場の最高監査官として君臨しているのがアビスマンです。超人強度は2600マンパワーで、悪魔将軍と対峙する事になりました。正面から組み合った時のパワーなら完璧超人始祖のメンバーの中でも随一と言われ、背面の攻撃に反応するアビスガーデンという技を習得しています。奥義である完璧・肆式奥義奈落斬首刑を悪魔将軍に食らわせますが耐え切られてしました。

完璧伍式であるペインマンは超人強度1800万パワーを持つ完璧超人始祖のメンバーの1人です。肉体に緩衝材を備えており、相手の打撃系の技の威力を無効化する事が出来ます。ゴールドマンが完璧超人始祖に在籍していた頃から主義主張が異なる為によく口論した間柄ですが、敵意をもって対立していたわけではなく、ゴールドマンが地上に降りた際には哀しんでいました。奥義は判明していません。

正義超人の伝承に残る、天上兄弟大喧嘩の際に裁きを与えたジャスティスとして名前が登場していたのがジャスティスマンです。超人強度は1500万パワーで特殊な能力や身体の特性ではなく、鍛え抜いた強靭な肉体を駆使して戦います。完璧・陸式奥義ジャッジメント・ペナルティを絶対のトドメ技と定めており、ジャッジメント・ペナルティを耐えきった者は「二重処罰の禁止」としてそれ以上攻撃を加える事をしません。

完璧超人始祖のメンバーの中でも数少ない敗北が描かれていないかっこいい戦績を持っており、また同時に完璧超人始祖の中で数少ないシリーズ終了時点でも生き残っている完璧超人始祖の1人でもあります。

超人硬度3800マンパワーを誇る完璧超人始祖の中でも武闘派のファイターなのが漆式であるガンマンです。鹿のような大きな角「エルクホルン」と未来を見通す事が出来る真眼を所有しています。選民思想が非常に強くまたその思想を憚る事なく口にしていきます。奥義「エルクホルン・テンペスト」を見せている他、他の完璧超人始祖とも好き嫌いがはっきり分かれているのが特徴です。

ガンマンと同様に選民思想が強いのが捌式のシングマンです。超人強度は不明ですが既存の超人の中でも巨漢で知られるサンシャインに負けず劣らずの巨漢でそのパワーを遺憾無く見せつけました。試合では様々な技を使用していますがいずれも奥義ではなく、或いは表記されていないだけの可能性も0ではありませんが奥義は不明になっています。

玖式カラスマンは超人強度2000万パワーを誇り、完璧超人始祖の中でも特にスピードに長けた超人です。ネバーとモアと名付けたカラスと常に行動を共にし、操る事が出来ます。その奥義は鴉の早贄刺しです。これまで試合でほぼ負けたことがなく、唯一着けられた黒星がゴールドマンによるものだという事が明らかになっています。

ストロング・ザ・武道として活動するザ・マンと共に、グリムリパーとして活動していた完璧超人始祖がサイコマンです。超人墓場への出入りを唯一認められた完璧超人始祖であり、慇懃無礼な言動が特徴的で敵はもちろん味方に対しても平然と蔑むような言葉を向けたりします。マグネットパワーの最初の発見者でありマグネットパワーを駆使した戦いを繰り広げます。超人強度は1000万パワーで輪廻転生落としという奥義を持っています。

完璧超人始祖の中で最初に戦ったのがミラージュマンです。相手は悪魔将軍で、超人墓場に入ろうとする悪魔将軍に番人としてミラージュマンが立ちはだかりました。この試合は同じ完璧超人始祖である2人でありながら研鑽を続けた悪魔将軍が圧倒する形で勝利しました。悪魔将軍のかっこいい技が際立つ試合です。

悪魔将軍でも一部とはいえ苦戦したのがアビスマン戦です。アビスマンは正面から組み合ったら完璧超人始祖のメンバーでも最強な上に背面もアビスガーデンで守っている事もあって、悪魔将軍の持つ、硬度調整機能を1撃で破壊するなどの戦果を上げています。しかし悪魔将軍の強さに最後は破れてしまいました。

完璧超人始祖編の最終戦にしてベストバウト、シリーズを締めくくるかっこいい試合になったのが悪魔将軍vsザ・マンの試合です。両者の死力を尽くしたまさにベストバウトと呼ぶに相応しい試合であると同時に完璧超人始祖編のテーマを見事に体現したかっこいい試合です。

悪魔将軍が超人墓場への出入りを可能にした事で悪魔六騎士が侵攻。ジャンクマンが戦った完璧超人始祖がペインマンです。ジャンクによる打撃を得意とするジャンクマンに緩衝材で打撃攻撃を無効にするペインマンは相性の悪い相手でしたが、柔軟な発想を持ってジャンクマンが勝利しました。

完璧超人始祖はその存在感の割に敗北も多い中、完璧超人始祖編にて最初に勝利が描かれた完璧超人始祖がスニゲーターと戦ったガンマンです。こちらもガンマンの持つ嘘を見抜く力でスニゲーターの変身を全て解いてしまうというスニゲーターにとって相性の悪い相手で、ガンマンは相性の悪さを覆される事無く勝利を収めています。

そんなガンマンが敗れる事になったのがバッファローマン戦です。パワーファイター同士の正面からぶつかり合うかっこいい試合で、最後は心理戦も利用したバッファローマンに軍配が上がりました。ガンマンもバッファローマンの全力を引き出して戦うなど非常に見応えの多いかっこいい試合です。

完璧超人始祖の中でも正義超人からも悪魔超人からも勝利を収めているのがサイコマンです。正義超人の中ではブロッケンJrから勝利を収めています。ブロッケンJrの新技が披露されるなどしていますが、地力の差は大きくなっています。

サイコマンを止めるべく現れたシルバーマンの試合で数少ない完璧超人始祖同士の対戦です。サイオマンはシルバーマンに執拗なこだわりを持っていましたが最後にはシルバーマンの奥義アロガント・スパークでシルバーマンが勝利しています。

悪魔超人ではサイコマンはプラネットマンに勝利しています。プラネットマンは無量大数軍を人質に取る人面プラネットを使用しますが、サイコマンには容赦がなく全ての人質を潰した上でプラネットマンも破れてしまいました。この試合は結果だけ見れば圧倒的ですがサイコマンの独白があったり、マグネットパワーを使用するなど試合の内容以上に見所が多い試合になっています。

悪魔超人が悪魔超人らしい狡猾さを見せて勝利した試合といえるのがサンシャイン対シングマンです。試合内容的にはシングマンが圧倒するような展開ですが、サンシャインはだまし討ちをする形でシングマンに勝利を収めています。

人気はありながら作中で勝利が描かれた事がなかったザ・ニンジャの初勝利が描かれたのがザ・ニンジャとカラスマンの試合です。両者の実力は拮抗しており、スピード対決を繰り広げました。

2世ではラスボスも務めた悪魔超人の代表格であるアシュラマン相手に圧倒的な試合を見せたのがジャスティスマンです。この試合はアシュラマンが様々な事を駆使しながらもジャスティスマンに一切効かない、完璧超人始祖のかっこいい部分が強調される試合になっています。

完璧超人始祖編の試合まとめの中でも特に高い人気を誇っているのがテリーマンとジャスティスマンの試合です。内容的にはやはりジャスティスマンが圧倒するのですが、そこはテリーマン。これまでも見せてきた逆転劇に近い試合展開を繰り広げてくれます。そしてその幕切れまで含めてテリーマン、ジャスティスマンそれぞれの良さを最も活かした展開だったと言われるかっこいい内容になっています。

今回まとめた完璧超人始祖のメンバーまとめの中でも意外と高い人気を誇っているのがサイコマンです。過去のエピソードとの繋がりや他の完璧超人始祖とのやりとりなど名脇役だとする声も多く、そんな人気の高さからフィギュア化が行われています。

悪魔将軍は黄金のマスク編での登場から様々なフィギュアが作られていますが完璧超人始祖編で再登場した事で悪魔将軍らしい威厳にあふれるフィギュアが登場しています。

ここからは既にキン肉マンの完璧超人始祖編を視聴した人の感想を紹介していきます。完璧超人始祖編の感想として最も多いのはやはりシリーズ最終戦である悪魔将軍とザ・マンによる対決の感想です。まとめたように試合内容に関する物が多いのはもちろんですが、試合までの背景や試合中に描かれるバックボーンなども含めて今のキン肉マンだからこそ出来る描き方だとして高く評価されています。

またシリーズを締めくくる技が神威の断頭台だった事に関してもその背景から称賛する声が多くなっています。完璧超人始祖編のテーマを象徴する技であったとして、総まとめにこれ以上に相応しい技はないと言われています。

また完璧超人始祖編はまだアニメ化されていない事もあって、ぜひアニメでやってほしいという声が多くなっています。キン肉マンは既にキン肉王位争奪編までアニメ化が行われている作品である事、近年リメイクでアニメ化する作品も増えている事も後押しして期待する声が多くなっています。

完璧超人始祖はキン肉マン新シリーズの敵として登場した、現存する超人の始祖が集まる神に最も近いと言われる存在です。少数精鋭ながらもそれぞれの背景も細かく描かれた事で、かっこいいキャラが多いと言われ、過去の設定も上手く活かした展開が良かったとする声も非常に多くなっています。

キン肉マンは既に新シリーズが展開されており完璧超人始祖編としては終結しているだけにアニメ化してほしいという声も多いです。過去にキン肉マンを楽しんでいた人はもちろん、完璧超人始祖編から読んでも楽しめる程の名作を作り出しているので完璧超人始祖のかっこいいメンバーにも注目しながらキン肉マンの新シリーズを追いかけてみてはいかがでしょうか？