2020年01月04日公開
2020年01月04日更新
【闇芝居】6期の内容を最終回まで徹底解説!感動ストーリーや感想まとめ
都市伝説アニメ『闇芝居』は、2019年までに7期が放送されています。この記事で紹介する『闇芝居』の6期は2018年に全13話が放送されました。『闇芝居』は都市伝説を元にストーリーが構成されており、感想では様々な考察がされています。『闇芝居』のストーリーの中には、怖い話だけではなく感動する話もあります。この記事では、6期の最終回までの内容を解説しながら考察してまとめています。
闇芝居とは?
闇芝居の作品情報
『闇芝居』とは、2013年から始まった5分間のショートアニメです。2013年から2019年までに7期放送されています。各全13話で構成されています。『闇芝居』の脚本を務めるのは、脚本家・俳優の熊本浩武です。熊本浩武は『働くお兄さん!』や『火花』の脚本でも知られています。
闇芝居のあらすじ
『闇芝居』は都市伝説を元にしたストーリーとなっているので、各話完結型のストーリー構成になっています。『闇芝居』は怖い話から感動する話まであらゆる都市伝説を扱っており、話によっては作風がガラリと変わります。
闇芝居6期の1~5話解説!まさかの感動?
1話の内容解説
『闇芝居』6期の1話「雷客」では、都市伝説というよりもホラー色が強いストーリーとなっています。雷の日に青年は、幼い頃に雷を怖がって母に泣きついたことを思い出します。母はその後行方不明になっていましたが、その夜突然母から電話がかかってきます。
考察:母親は何者?
『闇芝居』で青年は5歳の時に母が出ていったと思っていましたが、実は父の手により首を締められて殺されていました。青年の前に現れた母は幽霊だったのです。幽霊になって現れた母の首には、首を絞められた跡がありました。
2話の内容解説
『闇芝居』6期の2話「友無洞」では、ホラーな臨場感があり最後に謎が深まるストーリーとなっています。学校の行事で洞窟を訪れていた女の子は、洞窟の中で友達だと思っていた3人にいじめられ、一人取り残されてしまいました。すると奥の方から3人が叫ぶ声や助けを乞う声が聞こえてきます。
考察①複数の手は何?
『闇芝居』に現れた洞窟の複数の手は友達のいる者を取り込む霊だと考察されています。メガネの友達は、誰のことも友達だと思っていなかったので助かったのです。
考察②メガネの変貌
メガネの友達は助けてと叫ぶ女の子に、恐ろしい顔で「すでに死んだ2人のように死ねばいい」と言い、何度も「死ね」を繰り返します。メガネの友達は自分の命と引き換えに女の子を幽霊に差し出し、その心の醜さによって顔が変貌してしまったのではないかと考察されています。
3話の内容解説
『闇芝居』6期の3話「風知」では、不気味さがある感動ストーリーです。サラリーマンが帰宅すると部屋の窓が空いていました。不思議に思って窓を閉めようとすると、窓から突風が入り込んできて電話が鳴ります。電話に出ると「死ね」というくぐもった声が聞こえてきました。
考察①最後の笑いの意味
『闇芝居』6期の3話の笑うシーンは感動のラストのように思えますが、笑う前に突然BGMが途切れて不気味さを含む笑い方をしました。妻は飼い猫のタローを探しに行って事故で死んだのに、タローは窓を開けておくだけで帰ってきたというやりきれない想いがあったのかもしれません。感動的ですがどこか悲しいストーリーです。
考察②先入観を捨てる
『闇芝居』6期の3話は一見感動的な物語ですが、先入観を捨てた考察では電話の主は妻ではなく猫のタローだったのではないかという考察があります。電話口では「閉めないで」を「死ね」と聞き間違えたとサラリーマンは思っていましたが、このシーンを何度聞き直しても「死ぬ死ぬ…閉めないで」と聞こえます。
もしかしたら、タローが「窓を閉められたら死ぬ」というのを電話で伝えていたのではないかと考察されています。この考察が合っている場合、感動的というより飼い猫にゾッとするような話になります。
4話の内容解説
『闇芝居』6期の4話「奉沼」は田舎に伝わるホラーな話です。都会から田舎に嫁いできた女性が、夫から田舎に伝わる話を聞いていました。沼に大切なものを投げ入れると、何かあった時に自分の身代わりになってくれるという伝説です。もし大切なものを投げ入れなかったら、なずみの者が大切なものを奪いに来てしまいます。
解説:なずみ
『闇芝居』で描かれたなずみの本来の意味は、「執着心」です。漢字で書くと「泥み」とも書けるので、このストーリーに登場したなずみの者とは泥に住む者のことだと思われます。
考察①一番大切なもの
もし『闇芝居』で描かれた田舎に伝わる話が本当であれば、一番大切なものとは物だけでなく人間もその対象となっていました。そしてその人間というのが義母でした。
考察②義母が消えた理由
田舎の伝説では、大切なものを沼に入れないとなずみの者が大切なものを奪いに来るといわれていました。女性は万年筆を投げ入れましたが、直後に義母が一番大切だと思考を切り替えています。そのため、本当に大切な義母がなずみの者に連れ去られて消えてしまったのではないかと考察されています。
考察③嫁の手について
『闇芝居』6期の4話の最後のシーンでは、女性の手には泥がついており、沼に投げ入れられたはずの指輪がはめられていました。このシーンから、女性はこっそり指輪を取りに沼に行き、伝説に見立てて義母を殺したのではないかという考察もあります。
考察④嫁の考え方
女性は指輪を投げ入れられたショックで、義母を大切に思うようになりました。これはなずみの者に義母をさらわせようとして、このような考え方をするようになったと思われます。
5話の内容解説
『闇芝居』6期の5話「雫来」では、ホラー色強めの不気味な怖い話です。雨に困ったサラリーマンが、コンビニに置かれた誰かの傘を盗みます。傘の持ち手には不気味な傷跡がありました。すると妙な音が聴こえてきます。ふとガラスに映った自分の姿を見ると、背後に黒くて髪の長い女性がいました。
考察①サブタイトルの意味
『闇芝居』に登場したサラリーマンはずっと水が滴る音に悩まされます。サブタイトルの「雫来」通り、雫の音と共に霊が来るというような怖いストーリーになっていました。また、「雫来」を逆さまに読むと「クズ死」と読めるという考察もありました。傘を盗むようなクズには罰が当たるという教訓になっているのかもしれません。
考察②傘をパクった理由
サラリーマンが傘をパクったのは、雨が降っていたからです。コンビニから出た時にサラリーマンは初めて雨が降っていることに気づきます。その傘の持ち主はコンビニの外でブツブツと呟いている変な人物で、こいつなら盗んでも構わないかと思ったのです。
考察③一体どんな話?
『闇芝居』6期の5話は、傘を持った人が霊に取り憑かれるというようなストーリーでした。コンビニの前でブツブツ呟いていた男性は、霊に取り憑かれていた状態だったのです。霊を引き離すためにわざとコンビニに傘を置いて、盗まれるのを待っていました。
考察④ぶつぶつ言った内容
『闇芝居』6期の5話の最後にサラリーマンはコンビニの前でブツブツ呟いていました。その時サラリーマンは「雨は嫌だ、雫の音がする」と言っています。そして「どっかいけ来るんじゃねえ、このままじゃ俺は、雨が止む」と言って不気味に笑みを浮かべました。
闇芝居6期の6~10話解説!
6話の内容解説
『闇芝居』6期の6話「咲暗」では、隣の病室の人達と壁越しに会話をする男性のストーリーです。ある日男性が病院の庭にある桜の話題を出すと、隣の病室の大人達は「こっちに来ればいい」と言い出します。
考察:大人の霊と子供の霊の違い
大人の霊とは違い、子供の霊は「こっちに来ればいい」という話に否定的でした。このことから、大人の霊は恨みを持って病院の桜の木で自殺した霊、子供の霊は病気で亡くなった霊だと考察されています。
7話の内容解説
『闇芝居』6期の7話「蛙卵」では、人目を気にする少年の不気味なストーリーでした。異常に人目を気にする少年は田舎で蛙の卵を見つけます。しかし、そこに地元の子供達が集まってきます。子供や周りの大人たちの目が怖くなった少年は、それ以降引きこもってしまいました。その夜、少年は蛙の卵を捕りに外へ出ます。
考察①蛙の卵は本物
『闇芝居』6期の7話に登場した蛙の卵は本物ではないといわれています。実際に、蛙の卵というよりも目玉のような描写がされていました。
考察②蛙の卵の執着
『闇芝居』に登場した少年は人の目が怖いと思っていながらも、人の目玉の集合体のような蛙の卵に執着していました。おそらく蛙の卵のような何かに洗脳されてしまったのではないかと思われます。
考察③終わりの意味は?
『闇芝居』6期の7話の最後で水槽に浮かべていた蛙の卵は、少年がえぐった目玉だという考察があります。目玉をえぐったことで人の目が気にならなくなり、えぐった目玉を蛙の卵だと思いこむようにしたのではないかといわれています。
8話の内容解説
『闇芝居』6期の8話「海籤」では、怖いというよりも不思議なストーリーでした。ある島を訪れた女性がクジを見つけて引いてしまいます。女性は「クジで当たりを引いたら生贄にされる」と騒ぎ、逃げようとすると次の瞬間には小舟に乗せられていました。
考察①「私はもう…」の次の言葉
『闇芝居』に登場した女性は夫に近づかないように言いました。女性は「私はもう…」と言って夫から離れます。倒れようとしたところを島の男性が女性の腕を掴んで支えますが、掴んだ腕には当たりのマークが描かれていました。つまり「私はもう…」の後は「クジになった」と続くのだと考察できます。
考察②小舟に突然ワープ
女性は砂浜にいましたが、突然小舟の上のシーンに移ります。これは実際にワープしたわけではなく、女性の精神の中の出来事だったのではないかといわれています。
考察③結局オチはどうなった?
女性が受けてしまった呪いは伝染してしまうタイプのものでした。それまでは伝染した人がそのまま生贄として死亡してしまったので広まらなかったのだと思われます。しかし女性は『闇芝居』6期の8話の最後に、島の男性に呪いを伝染させてしまいます。
9話の内容解説
『闇芝居』6期の9話「泥戯」は、ホラー色が強い悲しいストーリーです。保育園の迎えの帰りに、母は娘と話していました。娘は砂遊びで家族ごっこをして遊んだと言いました。どんな家族ごっこをしたのか聞くと「お母さんが死んで悲しかった」と娘は話しだします。
考察①時系列まとめ
『闇芝居』6期の9話では、まず母は保育園の迎えに行く途中で事故で死亡してしまいます。娘は母が迎えに来ない間雨の中ずっと砂遊びをしており、病気になって死亡しました。その後まだ自覚していない母の目線から物語がスタートします。
考察②サブタイトル「泥戯」
『闇芝居』6期の9話の考察の中には、泥人形に母の無念の魂が宿り、娘がそれを救ったという感動ものなのではないかという考察もあります。しかし「泥戯」というサブタイトルから、単なる泥人形で作った実在しない母子のストーリーを演じただけだとも考えられています。
10話の内容解説
『闇芝居』6期の10話「無邪樹」は、生きていると思っていた人物が実は死んでいたというストーリーです。双子の兄弟が大きな樹に登りますが、一人が落下して死んでしまいます。そして兄の霊が弟の身体を乗っ取ってしまいました。
考察①小鳥は何故あんな目に?
『闇芝居』に登場した兄は、弟に小鳥を取ってと言われて樹を登った時に落下し、死亡しました。そのため、小鳥にも恨みがあったのだと思われます。
考察②乗っ取りをした理由
兄は生前、弟のためを思って行動するような子供でした。しかし、死亡した後は弟の身体を乗っ取ってしまいます。兄の魂を歪ませたのは大きな樹が原因なのではないかと考察されています。
考察③サブタイトル「無邪樹」
『闇芝居』6期の10話は「無邪樹」というサブタイトルがついています。樹はわざと子どもたちに鳥の巣を見せ、子供の無邪気さを利用して樹に登らせて死亡させたと考察されています。
闇芝居6期の11~最終回まで解説!
11話の内容解説
『闇芝居』6期の11話「覚氷」は、猛吹雪の山小屋で休む男性のストーリーです。山小屋で休んでいると妙な音が聞こえます。すると山小屋で一緒に休んでいた男性が「絶対にドアを開けるな」と震えながら言い出しました。
考察:人型の雪
『闇芝居』に登場した男性の息子はすでに死亡していました。翌朝小屋から出ると、小屋の外に人型の雪の塊がありました。おそらく化け物は、雪で人に化けて小屋の中の人を誘い込み、殺そうとしていたのだと思われます。
12話の内容解説
『闇芝居』6期の12話「滝落」では、自殺の名所を訪れる学生たちのストーリーです。学生のうち、女性が一人で自殺の名所である滝の上に登る事になります。すると滝の上には子どもたちが石を投げて遊んでいました。
考察①最初の人物
『闇芝居』6期の12話で舞台となった滝は自殺の名所と言われているところですが、おそらく一番最初に自殺した人物が化け物に成り果ててしまい、滝に来る人々を殺してきたと考えられます。
考察②子供達の正体は?
『闇芝居』6期の12話の後半で登場した子供達は、滝に向かって石を投げていました。これは滝に登ってくる化け物を退治していたのではないかといわれています。しかし女性は子供を帰らせてしまい、結果的に化け物に殺されてしまいます。
考察③女性のその後は?
子供達は最後に「また一人増える」と言っていました。女性は滝で死に、その後自分を襲った化け物の仲間に加わってしまったということが分かります。
最終回の内容解説
『闇芝居』6期の最終回「山曳呼」は、今までの『闇芝居』のストーリーの中でも怖いと評判です。『闇芝居』の最終回にふさわしい話でした。女性がやまびこをしていると、「おーいどこだー」という返事が返ってくる気味の悪いストーリーです。
考察①はしゃぐ女性達
『闇芝居』6期の最終回では、やまびこをしてはしゃぐ女性のせいで、もうひとりの女性がやまびこの声に連れ去られてしまいました。はしゃいでいた女性の方はやまびこに好意的でしたが、もうひとりの女性はやまびこに対して「気持ち悪い」と言ったので連れて行かれたのではないかといわれています。
考察②おじさん達は何者?
『闇芝居』6期の最終回のやまびこの声は、おそらく登山で命を落とした人々の声だと思われます。「こっちに来る」という声の他に、「逃げろ」という声もありました。こっちに連れ込もうとしている霊と女性を守ろうとする霊がいたことが分かります。
考察③その後女性はどうなった?
『闇芝居』6期の最終回のラストのシーンで、女性はやまびこに連れ去られてしまったと考察されています。もしくは、呼ばれていた状況で転落死していた可能性もあります。どちらにせよ、無事ではないと思われます。
闇芝居6期のED
奥村愛子「まやかし横丁」
『闇芝居』6期のEDは奥村愛子の「まやかし横丁」です。不思議な町に迷い込んだような歌詞が特徴的な曲です。『闇芝居』は都市伝説をテーマにしているので、本編ともマッチしています。
奥村愛子のプロフィール
奥村愛子とは、1980年2月28日生まれの女性シンガーソングライターです。フリーランスで活動しており、『闇芝居』だけでなくドラマ『貞操問答』や映画『さよならみどりちゃん』の主題歌を歌っています。
闇芝居に関する感想や評価
闇芝居6期YouTubeでアップされ始めてるから見てるけど、6期はこわっ!とはならないのが賛否両論だよね…w
— こまいぬ@ポケモン🛡 (@umixhime) June 9, 2019
よく考えたら怖い、みたいなね。
少し前に流行った意味が分かると怖い話って感じ。
これはこれでいいけど、一期、二期をリアルタイムでたまたま見た衝撃は超えられないなぁ…
今回解説した『闇芝居』6期の内容を見ても分かるように、6期の『闇芝居』は都市伝説らしい「意味が分かると怖い」というような話がたくさんありました。そのため、6期の『闇芝居』は好き嫌いが分かれるという感想もありました。感動する話もあるため、怖いものがみたいという方には物足りなかったようです。
闇芝居は6期が一番怖いと思いました。やまびこのやつが一番怖い
— るい (@nomama_) April 5, 2019
『闇芝居』の感想では、6期が一番怖いという評判もありました。特に『闇芝居』最終回の「山曳呼」は怖かったという感想がたくさんありました。最終回を視聴した方の中には「自分だったら全力で逃げる」という感想を書いている方もいました。
闇芝居 第6期 最終話 やまびこ
— てん (@devi_flam23) September 11, 2019
て話!!!闇芝居シリーズで1番怖かったしトラウマになりそうなんだけど!やばい本気でゾクッときたおすすめ!←
『闇芝居』6期の最終回の「山曳呼」の感想では、これまでのシリーズの中でもトラウマレベルで怖かったという感想がありました。『闇芝居』は深夜に放送されるので、最終回をリアルタイムで視聴するととても怖いそうです。
闇芝居6期の内容解説まとめ
『闇芝居』の6期の1話から最終回までの内容を解説しましたが、考察しがいのあるストーリーがたくさんありました。『闇芝居』の感想には、好き嫌いが分かれるという感想もありましたが、「一番怖かった」「感動した」というと評判の声もありました。
特に『闇芝居』最終回の「山曳呼」は多くの方の記憶に残るほどの怖いという感想がたくさんありました。『闇芝居』の6期はこれまでのシリーズとは違った雰囲気のストーリーもあるので、ぜひアニメを見てみて下さい。