【オーバーロード】エンリ・エモットがかわいい！強さやアニメ版声優も紹介

オーバーロードに登場するキャラクター、エンリ・エモットについてこの記事では紹介します。かわいいと評判のため、そんなエンリ・エモットがどんなキャラクターなのか、アニメでのかわいい魅力にも触れてみます。また、彼女の強さやアニメの声優に関しても取り上げるので、エンリ・エモットのことが丸分かりな記事です！

エンリ・エモットのプロフィールを紹介する前に、まずはオーバーロードの作品情報です。概要とあらすじから、オーバーロードという作品がどのようなものか、簡単に説明します。

オーバーロードは丸山くがねが執筆している小説で、今でこそ書籍として刊行されていますが、元は「Arcadia」「小説家になろう」といった小説投稿サイトに掲載されていたのが始まりました。ちなみに、小説版とweb版では物語の展開やキャラクターの顛末が一部異なっており、同じ世界観ながら別のストーリとして楽しめるという特徴があります。

2015年に満を持してアニメ化され、2017年には総集編となる劇場版「不死者の王」「漆黒の英雄」が公開されます。その後、2018年に2期・3期も放映するなどアニメでも人気のある作品となりました。

人気VRMMORPG「ユグドラシル」でギルドを運営していたモモンガは、ゲームのサービス終了とともに異世界へと転移をしてしまいます。異変はそれだけに留まらず、自身はアバターであるはずのオーバーロードそのものに変化し、ギルドの本拠地「ナザリック地下大墳墓」に配置していたNPCたちは意思を持って動き始めます。

徐々に自分の置かれた状況を理解し始めるモモンガに対し、僕であるNPCたちは絶対の忠誠を誓います。ギルド名であるアインズ・ウール・ゴウンへと名を改めたモモンガは、僕たちと共に新たな世界へ進出し始めるのでした。

エンリ・エモットはカルネ村にすむ女性で、年齢は16歳です。カルネ村はリ・エスティーゼ王国の辺境にあり、いわゆる田舎の村娘になります。両親、妹であるネム・エモットの4人で農業をしながら暮らしていました。しかしある日、バハルス帝国の仕業に偽装しようとしたスレイン法国の部隊に村が襲撃され、両親はエンリ・エモットとネムを逃がすために命を落としてしまいます。

エンリ・エモット自身も傷を負い、絶体絶命となった際にアインズがその場に乱入し、姉妹は危機から脱することになります。アインズにとって、エンリ・エモットは初めて接触した転移世界の人間です。そしてエンリ・エモットにとってアインズは、感謝してもしきれない命の恩人、という間柄になります。

エンリ・エモットは、田舎の村娘ということで、非常に純朴な性格です。両親を失ってしまった後は、妹のネムを何よりも大切にしています。そして、できるだけ自立をしていきたいという責任感もあります。アインズとの遭遇時、明らかに怪しい見た目でアンデットを使役するアインズに対して素直に敬意を表していることから、見た目や種族で分け隔てることなく相手を評価していることが分かります。

村の襲撃後、紆余曲折ありエンリ・エモットは村長の座に就くことになります。ネム以外に村全体のことを考えていく場面が増えますが、重大な局面でも村長として決断をしていき、精神面もどんどん強くなっていきます。

エンリ・エモットの恋人は、薬師であるンフィーレア・バレアレです。今でこそエンリ・エモットと恋人という間柄ですが、それまでは想いを寄せるンフィーレアの気持ちに全く気付いていませんでした。また、祖母のリイジー・バレアレも同様に薬師であり、エ・ランテルでも最高と言われるほどの立場になります。

もどかしい関係が続く2人でしたが、ンフィーレアがエ・ランテルからカルネ村に引っ越しをすることで変化が生まれます。当初はそれでも2人の距離がなかなか縮まりませんでしたが、村に降りかかる危機を乗り越えていくことで、2人は晴れて両想いとなりました。オーバーロードの作中で数少ない、比較的穏やかな生活を送ることのできている人々です。

続いて、エンリ・エモットの強さについてです。女の子なのですから、かわいいだけで充分なはずですが、エンリ・エモットは強さにも焦点があたることがあるキャラクターです。その強さとは、どういった意味合いの強さなのか、詳細をチェックしていきます！

オーバーロードの世界は、ユグドラシルの設定が色濃く反映されています。ユグドラシルにおけるレベルとは、種族レベルと職業（クラス）レベル合計で、100を上限としてレベルアップしていきます。1つの職業でレベル100を目指すことはシステム上不可能なので、1キャラで幾つもの種族や職業を持っているのがユグドラシルの特徴になります。なお、人間種だけは種族レベルを持っていません。

肝心のエンリ・エモットのレベルですが、確認できる限りではレベル6となります。アインズたちナザリック陣営では、レベル100がゴロゴロいるので、それに比べたら圧倒的に低いです。転移後の世界で考えると、レベル30もあれば世界有数の英雄級です。それらと比較しても、エンリ・エモットのレベルは低いことになります。しかし、そもそもが元が村娘であることを考慮すると、ただの一般人に比べれば充分な強さです。

職業の内訳としては、ファーマー、サージェントがそれぞれレベル1、コマンダー、ジェネラルがそれぞれレベル2、合計でレベル6という構成です。気付けば指揮官系のクラスを幾つか習得していました。エンリ・エモットの真の強さは、本人の力量ではなく、指揮する配下の軍団にこそあります。

エンリ・エモットが初めてアインズと遭遇した際に、彼女はアインズから「小鬼（ゴブリン）将軍の角笛」を授かりました。これを吹くとゴブリンを十数体召喚することができます。アインズたちレベル100勢からすればあまりに低レベルな集団のため、アインズも外れアイテムと認識しており、気軽な気持ちで授けました。召喚されたゴブリン集団だけでも、カルネ村の人々にとっても心強い戦力でした。

そして、王国兵によりカルネ村が襲撃され窮地に陥った際、エンリ・エモットが2度目の笛を吹いたことで、アインズも知らなかった効果が発揮されます。ゴブリン重装甲歩兵団、ゴブリン聖騎士隊、ゴブリン近衛隊など、様々な専門集団のゴブリンが出現しました。その数は何と総勢で5,000にものぼります。この増援により、エンリ・エモットたちカルネ村の住人は、王国兵を返り討ちすることに成功します。

2度目に召喚されたゴブリン軍団の中には、レベル40を超える13レッドキャップスという、文字通り13人で構成される集団もいて、他にも各集団の団長はそれぞれ英雄クラスの強さを持っています。これが何を意味するかと言うと、エンリ・エモットの従える軍団だけで近隣諸国に勝ててしまう圧倒的な戦力を、辺境の村が手に入れてしまったことになります。

オーバーロードのアニメにも当然エンリ・エモットは登場しますが、声優はM・A・O（まお）が担当しています。そんなM・A・Oのプロフィールや、声優として出演している代表的な作品を幾つかご紹介します。

M・A・Oは最初から声優として活動していたわけではなく、市道真央（いちみち まお）名義で女優として活動していました。2011年、スーパー戦隊シリーズ「海賊戦隊ゴーカイジャー」にルカ・ミルフィ／ゴーカイイエロー役として出演します。変身後の声もあてるため、この頃から声優に近い演技もしていたことになります。そして、この作品への出演がきっかけで、声優業を志すようになりました。

市道真央名義で海賊戦隊ゴーカイジャーに出演していたと説明しましたが、その後にM・A・O名義でも特撮作品に出演しています。同じくスーパー戦隊シリーズの「宇宙戦隊キュウレンジャー」でラプター283／ワシピンク役です。こちらは人間ではないキャラクターのため、M・A・O自身は声だけとなるので、あくまで声優としての出演になります。

その他、声優としてアニメ作品においては、「デジモンアドベンチャーtri.」の八神（やがみ）ヒカリ、「緋弾のアリアAA」火野ライカ、「覇穹封神演義」の王貴人（おうきじん）、ブラッククローバーのファナなどの役で出演をしています。女優としても、声優としても活躍しているマルチな人物となります。

続いては、いよいよエンリ・エモットのかわいい魅力をクローズアップします。アニメ版オーバーロードでの場面をもとに、かわいい魅力を3つにまとめました。アニメになると、エンリ・エモットのかわいい魅力も際立つこと間違いなしです！

アニメ3期となるオーバーロードIIIにて、エンリ・エモットにスポットがあたるエピソードが幾つかあります。そのうちの1つ、アニメ5話ではンフィーレアとエンリ・エモットがナザリックに招待されます。村の救世主に招かれたとあって、エンリ・エモットは精いっぱいのおめかしをします。普段は農作業ばかりでおしゃれとは無縁のため、少し恥ずかしさを隠せないエンリ・エモットです。

アインズの拠点であるナザリックでは、その豪華絢爛さに圧倒されてしまいます。ネムだけは無邪気に喜んでいて、アインズと一緒に中を見て回ることになりました。妹が失礼をはたらいてないかと気が気でないエンリ・エモット、緊張のあまり砂糖とミルクを大量にコーヒーへと投下します。普段しっかり者の彼女がボケをかます、貴重でかわいいシーンです。

アニメ3期2話のワンシーンです。ゴブリンや移住者によって、村は少しずつ平穏を取り戻していきますが、最初に襲撃された時の記憶はエンリ・エモットにとって忘れられない記憶になっています。それを思い出しながら、包丁に力を込めてしまった結果、包丁の刃が欠けてしまいます。ちょっと乱暴にしたくらいの欠け方ではないため、エンリの腕力がやはり一般人より高いステータスになっていることが分かる場面になっています。

エンリ・エモットの強さや、かわいい魅力をご紹介しましたが、そんなエンリ・エモットはオーバーロードファンからどのように見えているのでしょうか・Twitterの投稿から、エンリ・エモットに関する感想や評価をシェアしてみます。

アンデットやら亜人やら、人類の力を超越した人間など、とつてもないレベルのキャラクターが跋扈するオーバーロードだからこそ、村娘というエンリ・エモットの素朴な出自は新鮮に映ります。もちろん、かわいいということは言わずもがなです！

そしてその村娘が、ゴブリン軍団を召喚してしまったために、その運命が大きく変わることになります。国家に匹敵する力を得てしまったがために、ゴブリンやオーバーロードファンからは、姐さんだったり将軍閣下だったりと、本人の意に沿わない呼び名がどんどん生まれてきています。

ゴブリン軍団という頼もしい味方が増えたものの、王国兵との戦いでは全員無事ではありませんでした。オーバーロードの物語冒頭では両親も失っており、輝かしい成長の裏では、それなりに過酷な経験もしています。

エンリ・エモットについてこの記事でまとめてきました。元はただの村娘だったのに、アインズとの出会いが全てを変えてしまいます。アインズがいなかったらそもそも命を落としていたわけですが、今では村長となり5,000を超えるゴブリン軍団を従え、エンリ将軍閣下とゴブリンたちから呼ばれる始末です。

望まぬ内に上に立つものになってしまった境遇は、オーバーロード主人公であるアインズそっくりです。エンリ・エモットはこの世界有数の戦力も持ちつつ、かわいい魅力もある貴重な存在になっています。今後もこの世界でエンリ・エモットはどんどん高みに上ってしまうのか、今後の活躍がとても気になるキャラクターです！