夏目友人帳の5期をネタバレ解説！アニメ最終回までの感想やキャストも紹介

夏目友人帳･伍のあらすじを画像でネタバレ含め紹介!小さい頃から時々、変なものを見た。他の人には見えないらしい、それらはおそらく妖怪と呼ばれるものの類。妖を見ることができる少年･夏目貴志は、祖母･レイコが残した遺品｢友人帳｣を受け継ぐ。友人帳とはレイコが妖に勝負を挑み、勝った証拠に名前を書かせた紙の束のことで、妖たちの命を握っているに等しい。

アニメ夏目友人帳(ここでは5期)は、漫画よりレイコの登場回数が多い。しかし漫画でもレイコや夏目の母親など、多くの謎が明かされていない。最終回までにこれらの謎が解明されるのだろうか。今回は夏目友人帳5期のネタバレをストーリーで紹介!

第1話からいきなりヘビーな妖が登場する。学校から帰宅途中の夏目は、縦に転がる壺(カヤツボ)に追いかけられる。結局、家まで押しかけられ｢レイコが盗んだ人形を返せ、返さなければ代わりにお前の宝物をもらう｣と脅迫し、身がすくむ思いをしたことだろう。名前を返すたび、見えてくる祖母の笑顔。レイコに対する疑問が湧き起こる。夏目は妖と人間が話すレイコの違いがあり過ぎて祖母を知るのが怖かったのだ。

カヤツボの人形を見つけ、塔子さんと先生の力を借りて返すことができた。アニメ1話のネタバレは妖の記憶から流れてくるレイコの回想シーン。｢最近、変わった人に会った。木に登るなと言ったり、男のくせに小うるさくて苦手｣。まんざらでもないレイコの様子から、この男性が大切な人ではないだろうか。アニメ夏目友人帳5期でレイコの謎が最終回までに進展しそう。

夏目を叱ってくれる藤原夫婦と同様に、レイコにもお節介を焼いてくれる男性がいた。大切なものはときに心を弱くしてしまう。記憶の中のレイコはいつも不敵で変わらぬ姿。それでも自分と同じで決して｢人間が嫌い｣ではなかった。結婚せずに子どもを産んだレイコを死後も誹謗中傷する人がいる。しかし、そんな人ばかりではないと知り安堵したのは夏目だけではないはずだ。

人も妖も嫌いになり切れない夏目。カヤツボが襲ってくることを想定して、寝ずの番をしていた。第1話は、ただ笑うだけのレイコと表情や心がコロコロ変わる夏目の違いが対比されている。しかし共通点もある。必ずしも人間すべてが嫌いだったわけではなかったことだ。アニメで妖に名を返すとき、回想シーンでレイコが出てくるのが楽しみになったのではないだろうか。

少女の妖から奪う形でタオルを持ち帰ってしまった夏目。返しに行こうと玄関に向かうと既に侵入された後だった。成り行きでタオルの持ち主を探すことになる。事の初めは50年前の雨の日。｢雨に濡れると風邪をひくよ｣と体を拭いてくれた。親が子に接する普通のことが、少女の妖には｢忘れがたい宝物｣になる。以来、雨の日に毎回会いに行くが人は妖を見ることができない。

タオルの持ち主が入院した病院にお見舞いに行く。夏目は｢人は妖を見れないのだから、出会わなければ想いを残すこともないのに｣と思い悩む。｢何か形に残る証をいただけませんか｣と申し出て、受け取ったタオルを妖に渡す。ほんわかした優しさに触れて暖かい涙を流してしまうストーリーも夏目友人帳の魅力だ。

的場から手紙が届き、ニャンコ先生を探しに行く途中の森で祓い屋が妖を封印している場に巻き込まれ手紙を無くす。半端な封印で2･3日で怒り狂った妖が出てくると知り、祓い屋｢名取｣に会いに行く。アニメの描写でいつもキラキラな名取の表の顔はイケメン俳優だ。アニメ夏目友人帳5期(ネタバレはまだ先)で、祓い屋同士のゴタゴタに巻き込まれている模様。落ちぶれた家系から才能ある者が出てきて恨みを買っているらしい。

封じ直しを手伝ってほしいと言われ、待っていると電話が鳴り呪詛を唱える声が流れる。封印が解けるが封じ直しに成功する。5期3話のネタバレは禁術について。普段見えない人に妖を見せる術(多軌の祖父の陣)、本名を縛ってはならない(レイコの友人帳)など。もう1つは名取の本心を吐露すること。最初に会った時は｢夏目に味方になって欲しかったが、今は君の力になれるのが嬉しい｣。名取の優しさを感じ取れただろう。

的場の手紙は封印が解けた壺から出てきて、名取の手元に残る。帰宅すると的場が待っていた。｢有力な祓い屋が襲われ、祓い屋仲間が妖に操られている｣主旨の依頼書を送ったらしい。的場は藤原夫婦に力をバラすと脅迫し、手伝わせる策略のようだ。藤原夫婦と過ごすいつもと変わらぬ夕食、本当の親子みたい。穏やかな日々を守りたいと決意する夏目に共感するファンも多いだろう。

夏目は会合が開かれる屋敷の広さにびっくりする。今回はアニメ夏目友人帳5期で、祓い屋最強の力を持つ的場静司と一門の秘密をネタバレ!的場一門はお互いの打算で契約しあった集合体のことだ。祓い屋稼業を継いでも妖が見えなくなり廃れる家も多い。しかし、妖たちの恨みが晴れるわけではない。廃れた家系を助け合うのが的場一門の役割だという。

アニメ夏目友人帳5期では、夏目に的場傘下に入れと執拗に勧める。今回、凶面(まがつめん)の捕獲を協力するのは、名取を心配してのこと。自分が守りたいものをどう守り、何とどう戦うのかを知るためである。作中、名取のヤモリが｢左足だけにいかないのはなぜか?｣との会話で、いずれ無くなるからとサラリと答える的場に絶句する。約束通り凶面を取り押さえる斑、的場が矢を射抜き無事解決した。

アニメ夏目友人帳5期、4話のネタバレは的場の右目。的場の先祖は妖に右目を食わせるという約束をしたが守らなかった。以来、的場の当主は代々、その妖から右目を狙われ続け、眼帯はそれから守るため。力の強い妖と関係を持ち続けることで力を保ち続けることができる。ラスト、祓い屋とは喰えないやつ揃いだと実感する。名取は陰ながら夏目を見守っており、的場の手紙を破り捨てる。

アニメ夏目友人帳5期で、多軌は妖が怖いものではないとまだ信じている。一週間前から妖の気配を感じ、祖父の陣を使いモサモサした妖と出会う。同時期にたびうさぎという妖2匹が多軌の家に迷い込む。妖は怖さで震えていたのに、｢助けて欲しい｣と言ったら真っ直ぐ自分を見た多軌を不思議な娘だと言った。抜け出た証拠に家の前に花を残す約束を交わす。多軌が感じていたのはたびうさぎの方だった。

ニャンコ先生が汁粉の礼に多軌の祖父の陣が禁術だと知らせるが、それでも祖父の陣は宝物。術は本来自分のありのままでは補えないところに手を届かせてしまい、薬になる一方で毒になることもある。多軌は祖父の事で責任を感じ、たびうさぎの友人探しに奮闘する。モサ妖は陰ながら多軌を手伝う。夏目は見えるが多軌には見えない、コミカルだけどじれったい描写が楽しめるはずだ。

モサ妖が黒板に書いたもの。｢共にありたい、叶うのならば。この気持ちを人はなんていうのだろう｣だった。それは｢恋｣ではないだろうか。見えない相手にはいないも同然。離れがたく、寂しい想いだけが募るのなら、最初から見えない方が良い。片思いの切なさ、相手とコミュニケーションを取れるから築ける関係があると教えられた気がする。ファンからは「最終回までこのスタンスは貫いてほしい」という声が上がっていた。

開始そうそう襲われている夏目を助けたのは鳥の妖｢ひだか｣。レイコと間違え谷に連れていかれる。声封じの術で声を出せなくなり、レイコの孫だと文字に書いても読めない。草木も生えない谷なのに｢賑やか大好き｣と言い、不思議がる夏目を斑が連れ帰る。その日の夜、レイコが来るかもと待っていたが、もういないのなら旅に出るので名を返してほしいと｢ひだか｣が訪ねてくる。今回は癒し系のお話だ。

アニメ夏目友人帳5期で今回が初めて妖に名を返す。最終回までに友人帳の束は減るのだろうか?回想シーンでレイコが｢本当は私も好きよ、賑やかなの。きっと楽しいでしょうね｣と寂しそうに話すシーンが印象的だった。いつも一人でいたから、石蹴りの遊び方も知らない。人間の友達とわいわい遊びたかったに違いない。レイコは夏目のように優しい性格だったのかもと想像を膨らました。

アニメ夏目友人帳5期の特別編として放送されたが、元はOVA｢夏目友人帳いつかゆきのひに｣の特典映像である。トンボを追いかけ夏目とはぐれたニャンコ先生は、森で迷子の幼い兄妹と出会う。行きがかり上、面倒をみることになり、中級やヒノエと会う。

ちょびひげに会い口論していると、兄がポケットから紙を出して見せる。どうやら｢初めてのおつかい｣らしいと気づき、礼を告げお店に急ぐ。店内で心配する母親が待っており、一生懸命話す兄妹を見届けて去るニャンコ先生。なんだかんだ言っても、ケガをしないように気を配ったり、お人好しな先生の1日が見れる。興味のある方は見てみよう!

田沼の親戚が経営する民宿を手伝いに行く夏目たち。田沼は幼い頃、隣町に住んでおり、今より病弱だった。女将さんやイトさんに｢要ちゃん｣と呼ばれ慕われている。その夜、妖が現れニャンコ先生が追いかける。夏目から妖が人に化け紛れ込んでいると聞き、｢人だと思って接していて妖だったら、なんだか寂しいな｣という田沼の心意は何なのか、気になるところだ。

夏目が見つけた妖はイトさんだ。彼女は｢神社守り｣で盗まれたお面を探していた。ニャンコ先生曰く、面は祭りの力が降りる依り代で、力を横取りするために盗んだとのこと。人に化けたのは悪ふざけで、質の悪い妖だから。面を取り返したが、妖気にあてられ倒れる夏目に田沼がイトさんとの出会いを語る。お祭りで迷子になり怖くて心細くて、泣きそうになった時に助けられたのだ、と。

田沼はイトさんが声をかけてくれたことを感謝している。正体がバレ去ろうとするイトさんに夏目は｢誰にも言わないからこのままいてください｣とお願いする。田沼はイトさんに夏目みたいな(妖と関わる)友人ができたことを見せ安心させたかった。二人の不器用な優しさに感涙するファンも多いだろう。多くのファンが「最終回まで夏目友人帳はこのままであってほしい」と願ったはずだ。

最終回までずっと｢小さい頃から~｣のイントロは夏目だけかと思いきや、名取が語るとはファンには予想外の嬉しさだろう。今回は名取が高校生の頃の話。｢見える者｣たちの世界に関わることになったキッカケと的場一門の御曹司･的場静司との出会いを名取目線で描いている。名取が祓い屋になる前の出来事や夏目とニャンコ先生が出ない異色のお話はファンには新鮮に感じられたはず。

名取が初めて祓い屋の会合に行き、そこで学生時代の的場静司と出会った。また、タクマさんと知り合い、体を這うイモリが移ると危険だという名取を優しい子だと言ってくれた。タクマさんから祓い屋の理念を知り、名取は自分の道を模索するため、独学で妖のことを学び始める。そんな時、的場に｢強くならないと何も守れない」と言われ、背負う重みを気づかされる。

名取家は有能な紙使いで、紙を上手く使える者は神々と交渉できるなど、的場はことあるごとにヒントを出す。自分の今の力では妖を退治ることができず、的場にはそれができる。自分の道は(真っ直ぐ進む道、優しくなる方法)見つからない可能性もあり、的場がいう｢強くなれないなら上手く生きろ｣との対比が、夏目と的場の関係と重ねてしまう。

的場がどんな祓い屋になろうとも、自分とは違う道を進むことになった。感情でお互い嫌っているわけでない。その後、会合で名取が妖を退治するまでの力をつけた会話がある。夏目友人帳本作であまり見かけない、名取に気さくに話しかける的場で締めくくる。的場の本音が気になるが、見る人に委ねる形で物語は終わる。

いつものように妖に襲われ夏目パンチで撃退するが、小さい妖三ツ皿に傷をつけてしまう。三ツ皿は高徳な朱遠様に命を助けられ、短いが楽しい時間を過ごし｢友｣と呼んでもらえた。旅立ってしまったが修業の順路を知り、それらしい格好をしてついて行くつもりだという。貢物の噂を聞き、夏目を差し出すつもりだったが、三ツ皿の無謀な計画を夏目が｢上手くいくといいな」と笑って応援することで気が変わる。

貢物はないがそばにいたいと熱心に語り、朱遠様が｢友よ、帰りなされ｣と声をかけ泣き崩れる。三ツ皿は住む世界が違うのなら、それに相応しくなるためにあがいてみると決意を述べる。その熱意にお供の一人が修業内容を書いた書を残して去り、三ツ皿の道が開かれた。｢願いがあるならば、世界が違っても｣。今回は、夏目がその姿に励まされたことだろう。

夏目を引き取る前の塔子と滋のお話で、子どもがいなくとも仲の良い夫婦が微笑ましい。穏やかで幸せな日々、塔子はカラスを助け、滋は葬式で男の子を見かける。カラスはつがいになったら一生を共にする。1羽でいるのは相手に出合ってないのか、先立たれたのかどちらからしい。友達と旅行に行っても考えるのは滋のこと。カラスのことが頭に浮かび、感傷的に浸る塔子。

滋が一大決意で塔子に打ち明けたこと。夏目を引き取りたいが大切な事なので二人で相談して進めていきたいということだった。最初はぎこちないけど、少しづつ打ち解けていく夏目。優しい日々が過ぎ、あのカラスを友達だと紹介する塔子に夏目は｢白いカラスが一緒にいる｣と教える。終始、ほのぼの暖かムードで最終回までに夏目が｢大切で守りたい人たち｣の葛藤などを表現する機会を狙っていたのか、と感じさせる物語だった。

最終回は完全にスタッフの遊び心を反映したサービス映像といえる。中級たちが夏目を慕っており、良かれと思ってすぐに散る美しい花を一緒に見に行く。おかげで夏目は熱を出して寝込んでしまう。責任を感じた中級たちは熱さましの薬草を持つ｢オオツノ｣を訪ね、石灯篭を直したら分けてくれるという。その頃、夏目は塔子の作った玉子酒を飲み、なぜか学校に登校していた(?)

教室にはちょびひげ、ヒノエ、紅緒、ニャンコ先生まで!?窓の外にレイコさんを見つけ追いかけると｢一人で居れば守らなくていいでしょ｣という夢オチで目が覚める。中級が薬草を届け、田沼がお見舞いに来てくれた。昔気づけなかったことを今は気づけるようになった。その事で余計なことを背負うし大変な目に会う。でも気づけないよりずっと良い。最終回は成長した夏目の言葉にほっこり癒されたのではないだろうか。

アニメ夏目友人帳5期のキャラクターたちと演じる声優の名前を一挙に記載しているので、気になる方はチェックしてみよう!

夏目友人帳の主人公、夏目貴志を演じるのは神谷浩司さん。神谷さん曰く、繊細で警戒心が強く、少し大人びた少年を丁寧に心がけていきたいとのこと。ニャンコ先生のアドリブに合わせるのが大変だったそうだ。

夏目友人帳でニャンコ先生･斑を演じるのは井上和彦さん。久しぶりの夏目友人帳で、はしゃいでしまったのだとか。どの部分がアドリブなのか、推測してみるのも良し。ニャンコ先生のオヤジっぽいノリと斑のかっこいい渋さの差が魅力的。こんな井上さんだが、過去に人間不信に陥り、引きこもり生活をしていたこともあるという。

夏目友人帳で夏目レイコを演じるのは小林沙苗さん。レイコは妖が見えるため奇行が多く、人間たちから石を投げられるなどの嫌がらせを受ける。プライベートでも独特の発言がレイコと類似する点のある小林沙苗さんは、海外ドラマの吹き替えを主体に活動している。

夏目友人帳の名取周一を演じる石田彰さんは、名取を最初はシリアスなキャラクターだと思っていた。ある時を境に登場の度にキラキラ描写がされ、戸惑ったのだとか。石田彰さんはプロ意識が高く、初期の名取と似ている。

夏目友人帳の田沼要を演じる堀江一眞さんは、近年は講師として新しい声優の育成に力を入れている。夏目友人帳関係ではラジオやイベントに参加しており、天然かと思えば熱血な一面も持ち合わせている。また、就職の際｢声優｣か｢教師｣をするか悩んだらしく、教員免許を持っているそうだ。

夏目友人帳で多軌役の佐藤理菜さんは、高校の頃、家が転居続きであったそうだ。ブログやTwitterで私生活をつぶやいたりしている。最近は諸事情で閉鎖していたが、Twitterは復活し、杉田一智さんやささきのぞみさんが復帰を歓迎するツイートを残している。

夏目友人帳で藤原塔子を演じるのは伊藤美紀さん。2018年AnimeJapan｢夏目友人帳｣のイベントで藤原滋を演じる伊藤栄次さんや他のキャストと共にニャンコ先生役の井上和彦さんの誕生日をサプライズでお祝いした。

藤原滋役を演じるのは伊藤栄次さん。藤原塔子役の伊藤美紀さんと同じ苗字であるが、偶然が重なっただけで夫婦ではない。繰り返しになるが、AnimeJapan｢夏目友人帳｣のイベントで藤原夫婦がサプライズでニャンコ先生のケーキを用意して嬉しかったことを、井上さんがブログで記載している。興味のある方は検索してみよう!

夏目友人帳の的場静司を演じる諏訪部順一さんは、さすがにベテランと言わしめるほど!夏目友人帳のステージで参加するファンの期待に応え、ノリの良いトークを披露した(主に下ネタ)。的場のイメージとは離れるが、｢キャストととはこんなものだ｣を体現した良い見本だといえよう。

夏目友人帳とは主人公･夏目貴志の心の成長を描く物語であり、現代人が忘れてしまった心温まるストーリーを原作から離れないように忠実に再現されている。友人帳の名を返すのが目的ではないのだ。妖との触れ合いで気づけば涙を流していた、なんてことがあるだろう。この秋、初の映画化も決定され今後の展開から目が離せない!