【ワンピース】ヴィオラとドフラミンゴは愛人関係？過去・能力や声優も紹介

ワンピースでは、多くの男性を虜にしたヴィオラですが、彼女には壮絶な過去があったのです。彼女は平和で情熱的な国のドレスローザ王国の出身で、リク・ドルド3世の次女として誕生します。彼女は生まれながらにして王女として育ちますが、勢力を拡大しようともくろむドフラミンゴが現れたことで、父親である国王の命を救うために殺し屋として生きることになるのです。

王女であったヴィオラは、ギロギロの実を持っており、超人系の能力を備えていたため、ドフラミンゴもそれに目を付けていました。そんな家族思いのヴィオラの壮絶で暗い過去や、ドンキホーテ海賊団を率いるドフラミンゴとの関係、彼女の超人的な能力、ヴィオラの魅力的な声を担当している声優の園崎未恵さんについてもご紹介します。

週刊少年ジャンプでお馴染みのワンピース(ONE PIECE)は、1997年34号より尾田栄一郎さんによって連載がスタートし、現在も多くの人から愛されている連載中の少年漫画です。2019年10月現在では、94巻まで販売されて注目を集めています。男性から女性まで人気があるワンピースの歴史は非常に長く、読み切りの原型となる作品があったのです。それは、1996年41号の週刊少年ジャンプで連載された「ROMANCE DAWN」でした。

1997年8月から連載がスタートしたワンピースは、現在は子供から大人まで楽しむことができる少年漫画としても有名です。男性のみならず女性からも高い支持を得ています。連載が始まってから次第に注目を集めたワンピースは、その年の12月には単行本で第1巻が発売されることになりました。さらに、「ワンピース倒せ！海賊ギャンザック」というアニメ作品が1998年に上映されます。

1999年10月には、ワンピースのテレビアニメ版も放送されたのです。2000年の3月には劇場版が公開され話題を呼び、7月には家族用ゲームが販売されて一気に大人気となります。2002年7月には、ワンピースの単行本第24巻が、252万部を初版で記録し、現在もさらに更新中です。当時はコミック最高記録として話題となりました。その後も様々な形で進化しているワンピースは、ほとんどの人が愛読する少年漫画になりつつあります。

子供から大人まで愛読しているワンピースは、モンキー・D・ルフィという主人公の少年が、海賊王を目指して旅をする海洋を舞台とした冒険ロマンとなっています。主人公のルフィがシャンクスとの出会いによって、ひとつなぎの大秘宝と言われているワンピースを求めて、仲間たちと一緒に旅をしながら成長していく物語です。また、いつまでも夢を追い求める純粋な気持ちや旅の途中で出会う仲間たちとの友情がテーマとなっています。

長期に渡りこの物語が愛されているのは、壮大な世界観と深く練り込まれているストーリー、緻密な設定によって大人が読んでもワクワクしたり、感動したりすることができるからでしょう。この物語には多くの戦いのシーンが描かれていますが、感動のエピソードが所々に散りばめられていたり、ギャグシーンがあったりするため、いつ読んでも楽しめる王道の少年漫画となっています。

週刊少年ジャンプの作品の中でも長期連載の作品として有名で、1976年～2016年に連載された「こちら葛飾区亀有公園前派出所」に次ぐ作品となっているのです。2019年10月現時点では、3億9000万部を突破しており、日本漫画では最高の記録を更新し続けています。2015年6月にはギネス世界記録に認定され、「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」として登録されました。

ゴールド・ロジャーという男は海賊王と呼ばれ、この世の全てを手に入れたすごい男だと高い評価を得ていました。そんな彼は、ひとつなぎの大秘宝と呼ばれているワンピースをどこかに遺しているとされていたのです。多くの海賊たちはそれを手に入れることを夢見て、冒険の旅に出かけ争い合うことになります。海洋では、大海賊時代がスタートしたのです。

モンキー・D・ルフィという少年は、東の海(イーストブルー)のフーシャ村に住んでいました。彼は、村に滞在していた海賊の一人と仲良くなり、海賊に憧れるようにます、それが、赤髪のシャンクスです。そんな夢いっぱいのルフィは、ある時悪魔の実であるゴムゴムの実を食べてしまいます。それによって、一生泳げない身体になるのでした。しかし、彼の身体はゴムのように全身が伸びたり縮んだりするようになります。

ある日、彼はシャンクスを良く思っていない山賊たちによって海に投げ込まれてしまったのです。泳げないルフィは、巨大魚に食べられそうになるところをシャンクスに助けられます。しかし、彼の片腕は食いちぎられてしまったのです。悲しむルフィに自分のトレードマークの麦わら帽子を渡し、将来立派な海賊になって、再び会うことを誓い合います。これによってルフィの壮大な海賊の旅が始まるのです。

• 本名：ヴィオラ
• 通称：ヴァイオレット(ドンキホーテ海賊団時代のコードネーム)
• 出身：ドレスローザ王国(リク王家王女)
• 誕生日：4月30日
• 年齢：29歳
• 血液型：X型
• 悪魔の実：ギロギロの実(超人系)
• 身長：178cm
• 所属：元ドンキホーテ海賊団、トレーボル軍殺し屋

超人系のギロギロの実を持つヴィオラは、ドレスローザ王国出身で、王リク・ドルド3世の次女として誕生しました。しかし、あくどいドフラミンゴによって、リク王は失脚させられることになります。超人的なヴィオラの能力が欲しかったドフラミンゴは、父親の命と引き替えに自分の仲間になるようにしたのです。彼女は、仕方なく、ドンキホーテ海賊団に入って、殺し屋として生きることになります。

殺し屋として生きることになった時から、ヴィオラの周りには信用できる人間は誰一人いませんでした。彼女には特殊な能力があったため、なんでもお見通しだったのです。ある時、彼女は麦わらの一味から情報を引き出そうとします。麦わらの一味のサンジは、女好きであるため容易に近づくことができました。

彼女は、自分の能力を使って彼の頭の情報を覗こうとします。しかし、サンジは基本的に女性のことばかりを考え妄想しているため、その卑猥すぎる考えに戸惑い赤面して、絶叫してしまいました。そのうちに、ヴィオラが敵であり、彼を騙していたとバレてしまいます。しかし、騙されていたと分かった今も、変わらずにヴィオラを心配しているサンジの心を覗いてしまった彼女は心を入れ替えようと決意するのでした。

辛い過去を背負っているヴィオラもサンジの温かい気持ちに触れて、次第に麦わらの一味が信用できる人間だということがわかっていきます。彼女はギロギロの能力によってなんでも見抜くことができるのです。信用できる人間だと分かり、さらに騙していた自分のことを気にかけてくれる気持ちに感動した彼女は、次第に彼らに協力することになります。

はじめは敵としてサンジに近づいたヴィオラでしたが、彼の純粋な気持ちに触れたことで、仲間として助けるようになりました。さらに彼女は、自分の能力によって得たドレスローザで起きた情報をサンジに見せて、過去に起きていた本当の事実を伝えるのです。ドレスローザ国王の退位や、ドフラミンゴの王下七武海脱退という情報が全くの嘘だったことがはっきりとわかり、麦わらの一味との全面戦争がスタートします。

麦わらの一味と卑怯な手を使うドフラミンゴが戦うことになりました。彼らと一緒に過ごすことで人間を信じることができるようになったヴィオラは、共に戦うことを決意します。その時に、かわされたヴィオラとドフラミンゴの会話があまりにも親しそうなため、過去の関係が話題となったのです。戦いの時、2人はお互いに愛称を使用して会話をしています。彼を「ドフィ」と呼ぶのは、結成当初幹部の4人だけでした。

その4人以外の幹部のメンバーは、全て「若様」と呼んでいます。それゆえに、ヴィオラとは過去かなり深い関係だったのではと囁かれたのです。さらに、周囲の部下たちも彼女のことを「姐さん」と呼んでいました。ヤクザなどの世界では親分の妻に当たるような呼び方をしていたのです。また、彼女の口からも「殺してほしい男がいる」などの発言も出ていました。

さらに、2人の関係について質問があったため、83巻のSBSでは、尾田先生がコメントをしています。そこでも、少年漫画では明かすことができない、かなり大人の設定とだけ告げて、後は濁していました。このことからも2人は情熱的な大人の関係に発展したものと考えられるでしょう。

ドレスローザ王国の王女として生まれたヴィオラは、平和な日々を送っていました。しかし、ある時ドレスローザ王国を乗っ取ろうとしたドフラミンゴによって、悲しくて暗い過去を背負うことになります。国を乗っ取ろうとしたドフラミンゴは、リク王を失脚させ、殺そうとしました。家族思いのヴィオラは、父親の命と引き替えに彼の仲間に入り殺し屋として生きていくことを決意します。

自分の命や将来と引き替えに家族の命を守ったヴィオラですが、時には辛すぎる現実が嫌で自殺をしようとしたことがありました。大切な家族から引き離されて、本来であれば敵も同然の相手に従って殺し屋をしなければならない境遇に心身ともに疲れてしまったのです。しかし、そんな時タンク・レパントというリア王の部下に助けられます。それによって生き延びたヴィオラは、殺し屋の幹部にまで上り詰めることになったのです。

麦わらの一味と出会ったことで心が自由になったヴィオラは、彼らと共にドフラミンゴと戦う決意をします。彼女は、麦わらの一味と一緒に辛い過去を乗り越えようとしていたのです。壮絶な戦いを繰り広げたルフィですが、あくどいドフラミンゴとの戦いで力を使い切ったために、一旦戦いから離脱します。そこに現れたのが、ヴィオラです。彼女は今まで従うしかなかったドフラミンゴに刃を向けたのです。

彼女は自分の命と引き替えにドフラミンゴを倒す覚悟をしていました。しかし、彼女の素晴らしい能力を持ってしても彼を倒すことはできません。いとも簡単に攻撃をかわされてしまいます。さらに、決して自分の手を汚そうとしないドフラミンゴは、身内同士て戦わせようとしたのです。姪のレベッカを操ってヴィオラを殺させようとします。しかし、麦わらのルフィが復活したことで、ドフラミンゴは倒れ、助かりました。

家族思いのヴィオラは、超人的な能力を秘めているギロギロの実を持っていました。彼女は、眼力人間と言われるほど、目を使用して様々な能力を使用することができたのです。ギロギロには3つの能力がありました。その一つが透視です。透視を使用するには、まず、親指と人差し指でメガネのような形を作ります。見たい対象をメガネを通して覗き込むことで、そのものの本当の情報を得ることができるのです。

彼女の透視の能力にかかれば、全てが透けて見えてしまいます。皮膚を覗けば、内部の内臓や骨格、血管なども見ることができるのです。相手の思考を読み解きたいのであれば、目を覗き込みます。どんなに冷静を装って嘘をついていたとしても彼女を騙すことはできません。さらに、相手のみらなず、自分の思考や過去の記憶を他の誰かに覗かせることもできます。言葉を使用しなくても素早く正確な情報を伝えられるのです。

ギロギロの実を持ったヴィオラには、自分の視界を広範囲に広げることができる千里眼があります。その場にいながらも八方4,000kmの範囲を見渡すことができるのです。さらに、その千里眼は、障害物なども一切関係なく透けて見ることができるため、壁なども彼女の前では何の役に立ちません。

彼女の千里眼によって、ドレスローザ王国の全体はいとも簡単に見渡すことができるのです。また、彼女の見える範囲はもっと広く近海の様子まで確認することができます。

辛い過去を持つヴィオラには、涙というギロギロの力があります。彼女が涙を流すとそれが鉄の武器になり使用することができるのです。そのため、彼女は素手で敵地に向かっても必要な時にいつでも自分の武器を作り出して、戦うことができます。彼女の戦闘能力は非常に高く、親分のドフラミンゴにも高く評価されていました。しかし、彼女が戦うシーンはそれほど登場しないため、この能力が使われる機会はほとんどなかったのです。

家族思いのヴィオラの声を担当しているのは、声優の園崎未恵さんです。彼女は、声優以外でもナレーターや歌手、女優など幅広く活躍されています。母親がバレエ教室の先生をしていたため、過去にはクラシックバレエも習っていました。女子高に入学後は、演劇部に所属して演技の楽しさを知ります。短大を卒業した後は、俳協演劇研究所入り、手塚敏夫先生の元で演技の指導を受けていました。

• 本名：園崎未恵(そのざきみえ)
• 愛称：おそのさん、みけ
• 以前の芸名：そのざきみえ
• 出身地：東京都
• 生年月日：1973年2月7日
• 血液型：A型
• 身長155.5cm
• 所属事務所：リマックス
• 職業：声優、ナレーター、女優、歌手

卒業後は舞台の音響関係の仕事に付いた彼女は、様々な仕事を経験していきます。ショーモデルやナレーター、ドラマのエキストラを経て、1996年に声優の道を歩み始めることになりました。1997年には芸名のそのざきみえで声優デビューを果たします。それからは、声優としてテレビアニメや劇場アニメ、ゲームなどで活躍の場を広げていきました。それと同時に、歌手や女優、ナレーターとしても活躍されています。

園崎未恵さんは、海外ドラマや洋画などの吹き替えの声優として有名です。特に、アン・ハサウェイやキルスティン・ダンストの吹き替えに関しては評価も高く、多くの支持を集めている声優さんでもあるのです。吹き替え作品によっては、彼女でなければという熱い要望があったりするレベルの高い仕事をされています。さらに、ナレーションでも大活躍されているのです。

園崎未恵さんは、その他にも声優として美味しいアイスクリームで有名な「サーティワンアイスクリーム」や牛丼でお馴染みの「松屋」の店内放送も担当されました。意外な場所でも彼女の声を聞くことができるのです。また、1997年に声優デビューを果たしてからは多くのアニメ作品にも登場されています。下級生の飯島美幸役や、鋼鉄天使くるみ2式の皇うるか役、ストライクウィッチーズのゲルトルート・バルクホルン役も演じました。

故郷であるドレスローザ王国を侵略され、さらにドンキホーテ海賊団の殺し屋にされた彼女は、犠牲者の苦しみがよくわかってしました。彼女自身がその犠牲者でもあったからです。彼女は権力者のことをよく理解していると同時に、麦わら一味の温かい思いやりの心に感動したことが伺える言葉と言えるでしょう。

情熱的で心が優しいヴィオラは、ギロギロの実を持っていたためその能力を使って、相手の本性を見抜く力があります。彼女がその力を使えば、どんなに隠したい嘘や身体の中の病気でさえ見抜かれてしまうのです。そのため、どんなに口が悪くても優しくて心が温かい人のことも見抜けます。彼女は麦わらの一味と出会ったことで、自身の心も救われたのでしょう。

壮絶な過去を持つヴィオラですが、彼女は辛い人生を生きてきたからこそ人々を感動させるようなセリフが登場したのでしょう。彼女のセリフに感動している人は多いようです。彼女のセリフは名言として扱われるほど人々の心を掴んでいます。彼女の言葉に癒されたり、励まされたり、また頑張ろうと心を新たにする人は多いのです。

麦わらの一味と出会った頃の彼女は、ドンキホーテ海賊団の殺し屋として生きていました。彼女には王女としての立場を追われ、父親の命と引き替えに殺し屋になったという辛い過去があります。彼女は自分の能力によって相手の情報が全てわかったしまうため、心から信じることができる人が周りにいなくて苦しんだのです。

そんな家族思いの優しい彼女を応援して、麦わらの仲間になって欲しいという意見はたくさんありました。多くの人の希望通り最終的には仲間になって喜んでいる人は多かったでしょう。

ギロギロの実を持っている彼女の戦闘力を高く評価しているのは、あくどいドフラミンゴだけではありません。この物語を読んでいた多くの人が彼女の戦闘力の高さに驚いたようです。しかし、この力は彼女を苦しめもしました。相手の本性がわかってしまうのは、情報としては役に立ちますが、人間が生きていく上では辛いことの方が多いのかもしれません。

彼女の壮絶な過去に涙した人は多かったようです。その彼女の声を担当していた園崎未恵さんは、声優としても有名で吹き替えや歌手、女優、ナレーターとして大活躍されています。ヴィオラの声に涙が出た人がいるように、声優の力がますます彼女の魅力を引き出していると言えるでしょう。

多くの女性を侍らせて悪事を働いていたドフラミンゴ。彼によってドレスローザ王国の王女であったヴィオラの運命は壮絶なものとなってしまいます。彼女は、家族思いだったため父親の命と引き替えに、彼の部下となり殺し屋として生きることになったのです。彼女には、素晴らしい力があったため、彼は国と一緒にその力も手に入れようとしました。

殺し屋となった彼女ですが、麦わらの一味であるサンジと出会うことによって心が救われます。女好きなサンジですが、相手の本当の心を見抜く力があったのです。信頼できる人との出会いによって彼女は、あくどいドフラミンゴと戦う決意をします。最終的に勝利を収めますが、かつて愛した相手であっただけに最後は複雑な表情を見せていました。それゆえに、とても心が優しい女性と言えるでしょう。