【ワンピース】麦わらの一味最後の仲間は？本当にジンベエ？可能性があるキャラを考察

麦わらの一味の最後の仲間考察を紹介する前にまずはワンピースについても簡単に紹介しておきます。

ワンピースは1997年から2019年11月現在も連載継続中の冒険バトル漫画です。その練り込まれた世界観とキャラクター性で高い人気を集め、漫画はもちろんアニメやグッズ、画集や舞台、ゲームや小説など幅広いメディアで展開され日本を代表する漫画の1つになっています。

ワンピースの人気は日本国内はもちろん海外でも高く、海外でもそれぞれ各国の言葉に翻訳された翻訳版が42以上の国と地域で販売されています。全世界での発行部数は単一作家では最高記録を更新し続けギネス記録にも認定されている他、1999年から放送が開始されたアニメも2019年11月現在も継続して放送されています。

海賊王を目指す少年、モンキー・D・ルフィの旅は最初1人だけから始まります。イーストブルーにある故郷のフーシャ村を出発、それぞれの島での戦いを通して徐々に仲間を増やし、グランドラインに入る時にはルフィ、ゾロ、サンジ、ナミ、ウソップの5人に、その後一時的に仲間になった者を除きグランドラインでの冒険の過程でチョッパー、ロビン、フランキー、ブルックと仲間に加わっていきました。

ワンピースの作中には様々な海賊団が登場しますが、ルフィ率いる海賊団は作中では総じてルフィの異名である麦わらから取られた麦わらの一味という名称が使われています。基本的に少数精鋭でありルフィが誘いたいと考えた相手を仲間に加える形で拡大していきました。2019年11月現在はルフィ・ゾロ・ナミ・ウソップ・サンジ・チョッパー・ロビン・フランキー・ブルックの9名で構成されています。

ちなみにドレスローザでの戦い以降、麦わらの一味の傘下に7つの団体が強制的に傘下に加わる形で総勢5600人を超える麦わら大船団が構築されていますが、基本的に共に行動しているわけではない事もあり基本的には麦わらの一味には数えられません。あくまでもルフィと共に冒険をする者達を指して麦わらの一味と呼ばれます。

最初にネタバレしておくと麦わらの一味最後の仲間候補の最有力と言われるのがジンベエです。ジンベエは他の候補者と違い既にルフィに仲間になる事を勧誘された立場であり、実質的に仲間に加わったとみなす考察もある程に最後の仲間候補として抜きん出た存在になっています。始めて勧誘された魚人島編では現在の立場や境遇、ジンベエの性格から保留にしますが保留の主な理由になっているビッグマム海賊団からの脱退も果たしました。

元々ジンベエが始めて登場したのはルフィがインペルダウンに突入した際の事です。白ひげ海賊団と交流を持ちエースの事も「エースさん」と呼んで尊敬の念を抱いていたジンベエは王下七武海という立場を捨ててルフィに味方をし、マリンフォード頂上戦争でも白ひげ海賊団と共にルフィをサポートしました。ネタバレしておくとその後エースを失ったルフィが立ち直る事が出来たのもジンベエの強い訴えがあってこそです。

さらにネタバレすると新世界編では魚人島に単身現れ、新魚人海賊団と戦う麦わらの一味とも共闘、蟠りが懸念されたナミにもしっかり詫びを入れて和解しています。そこで麦わらの一味とは一旦分かれますが、ホールケーキアイランド編で再登場し、ビッグマム海賊団の傘下を抜けるべく行動し、ベッジとルフィを引き合わせ同盟を結ばせるなど麦わらの一味に協力的な姿勢を示し続けています。

またジンベエが最後の仲間になる説の後押しになっているのがジンベエ自身も麦わらの一味に入りたいと言及しているという事です。ワンピースには過去にビビのように入りたいという思いはありながらも結果決別を選んだ例はありますが、他の最後の仲間候補にはない明確な強みになっています。ルフィからの勧誘も受けて本人も入りたいが状況がそれを許していない、というのがジンベエの立場です。

またネタバレですがジンベエの麦わらの一味加入への思いはジンベエが船長を務めていたタイヨウの海賊団でも周知の事実だったようで、ジンベエの預かり知らぬ所でジンベエを送り出せるように準備を進めていました。タイヨウの海賊団の船員達もそれまで常に他人の為に生きてきたジンベエの始めてのやりたい事をやって欲しいという思いが強かったのです。以上の経緯もあって10人目はジンベエだろうという考察が多くなっています。

一部の書籍やネットの情報などでは既に麦わらの一味の最後の仲間として加えられている事すらあるジンベエ。しかしホールケーキアイランド編の最後、自らが船長を務めたタイヨウの海賊団と共に殿を務めて以降、2019年11月現在まで消息不明になっています。その為、まだ完全に仲間になったとは言えない状態だと判断される事もあり、最有力候補、可能性があると言われるに留まっています。

ただネタバレするとジンベエの場合、他の候補者にはない決め手の1つと言われているのが麦わらの一味においての役割です。麦わらの一味は全員がそれぞれに役割を持っていますがジンベエはそんな麦わらの一味の役割に欠けている操舵手になる事ができるのです。事実ホールケーキアイランド編で一時的にサニー号の操舵手を務め、ビッグマムの起こした大波をその操舵技術で回避した実績も示しています。

ジンベエの次に候補と言われているのがワノ国編で登場したお玉です。これまでの麦わらの一味の仲間は基本的にそのエピソードで登場したキャラクターが仲間になっている事もあり、ワノ国編が連載中の2019年11月現在最も強い候補の1人になっています。またこれには麦わらの一味の悪魔の実の能力にある法則性にお玉の能力が当てはまるのではないか？という考察もあります。

麦わらの一味の能力者というとルフィ・チョッパー・ロビン・ブルックの4人ですがいずれもその能力名を数字に置き換えられるという共通点を持っています。そして現在余っている数字が2と9なのですが、お玉の「動物を味方にできる能力」の能力名はまだ不明ですが「なつく」という表現から「ツクツクの実」などという名称であればちょうど余っている2と9を埋める事ができるのではないかと候補に入っているのです。

ただこの能力についての考察は他にも何人かの候補者がいます。そんな中でお玉が有力候補になっているのがワノ国編開始直後に描かれているお玉とエースの約束のエピソードです。ネタバレするとお玉は過去に妖艶なくノ一になったら海に連れ出してやるという約束をしています。エース亡き今、ルフィがその約束を引き継いでお玉を海に連れ出す可能性もあるのです。

お玉が最後の仲間になる不安材料としてはやはりお玉の年齢にあります。お玉はまだ8歳と幼いです。そしてルフィは幼少期、シャンクスに「まだ子供だから」という理由で乗船を断られた経験を持っています。今のルフィは数々の冒険の中でシャンクスが断った理由も理解していると思われるので仮にお玉が麦わらの一味入りを望んだとしても断るのではないかとも考えられるのです。

ワンピースのキャラクターの中でも現在の境遇から麦わらの一味に加わるのではないかと考えられている1人が白ひげ海賊団元1番隊隊長のマルコです。ただこの説は白ひげ海賊団が実質壊滅状態にある事とマルコにもっと活躍して欲しいという願望からくる考察であり、一応ルフィとはマリンフォード頂上戦争で共闘こそしていますが、ルフィに取って重要なキャラクターでもない為、信ぴょう性は低いのではないかと言われています。

ワンピース新世界編以降麦わらの一味と海賊同盟を組み共に行動しているローも最後の仲間候補に名前が上がり続けているキャラクターです。実質的に仲間のように扱われる事もあるローですがロー自身はあくまでもカイドウを倒すまでの海賊同盟だと言い切っており、ドレスローザで他の物が麦わら大船団として傘下に入ったときにもそこには加わらずあくまでも対等な関係である海賊同盟を維持しています。

ローが仲間になる可能性に否定的な意見もあり、その割り振りをネタバレすると、ローの「医者」という側面と「剣士」という側面は既に麦わらの一味にいる存在で役割がかぶるとも言われています。ブルックのように剣を武器としながらもあくまでも役割は音楽家という形であれば加入の可能性はありますが、医者としてもチョッパーがいるので加入はなくあっても麦わらの一味の傘下に入って成りを潜める形ではないかと考えられています。

その謎の行動から或いは最後の仲間の可能性があるのではないかと言われているのが元海軍大将クザンです。ワンピースの作者尾田栄一郎先生が大のドラゴンボールファンである事から最後の仲間は、ルフィにも負けず劣らずの戦闘力を誇るキャラクターが加入するのではないかと考察されており、その1人として考えられているのがクザンなのです。

ただネタバレしておくとクザンはサカヅキとの決戦に敗れると海軍を離れ現在は黒ひげに与していると言われています。それが黒ひげへの抑止力的な意味合いであれば黒ひげを止める為に黒ひげを裏切り麦わらの一味に加入などという展開もあり得るのではないかと考えられています。

お玉の紹介でも触れた麦わらの一味の悪魔の実の能力者の数字という共通点とあまりが2と9であるという考察で最初に候補に上がったのが「ニキュニキュの実」の能力者であるくまです。ネタバレしておくと麦わらの一味にとってはシャボンディ諸島にて間接的に一味の全滅を救ってくれた恩人でもあります。レベリー編にて現在は天竜人の奴隷になっている事が明らかになっていますが可能性は0ではありません。

ただくまはあくまでも能力的な意味合いでの候補者であり、現在の境遇や経歴を考えてもルフィの兄であるサボも所属している革命軍として協力関係になるのではないかという説もあります。

長い歴史を持つワンピース作中の中で要所要所で登場してはルフィと絡むバギー。そんなバギーが最後の仲間なら面白いのにというファンの願望に近い声もあります。この説は考察よりも願望が強いですが、バギーのこれまでの活躍や、強者を利用しようとする精神からルフィに寄生するような形で仲間入りするのではないかという一応筋は通りそうな考察もあります。

そんなワンピースファンでも意表をつかれるバギー仲間説を後押しするわけではありませんが、ルフィ達がワノ国で戦う裏ではレベリーでの決定によってバギーが上り詰めた王下七武海制度の廃止が決まった事もネタバレされています。他の王下七武海と違い運の力で王下七武海になったと言っても過言ではないバギーなので今後の動向に注目が集まるキャラクターの1人です。

お玉、くまに続いて能力の名前から麦わらの一味最後の仲間説が唱えられているのが錦えもんです。錦えもんの能力は「フクフクの実」であり数字の法則に当てはまるのです。ただ錦えもんの場合、ワノ国以降の展開次第ですがモモの助を支えるという明確な役割がある事からもビビのように仲間のような関係になりながら最終的には別れる形になるのではないかと考えられています。剣士という役割もゾロとかぶっているのもマイナスです。

最後の仲間になる可能性として意外性という意味で候補に上がっているのがホールケーキアイランド編でルフィと死闘を繰り広げたカタクリです。ただこの考察は様々な考察に次ぐ考察の結果を前提としています。それらの考察をネタバレして簡単にまとめると、「カタクリはビッグマムとカイドウの子供であり、両者の板挟みの立場に追い込まれそれを救い出す形になったルフィの仲間になる」というものです。

ゾウ編より麦わらの一味に同行しているキャロットがこのまま麦わらの一味に同行するのではないかという考察もあります。これまでに麦わらの一味にいなかった元々人間ではない別の種族という枠ではジンベエと共通している部分があり、またホールケーキアイランド編やワノ国編での道中でそうだったようにその高い視力で「見張り番」を務める事ができるというのが麦わらの一味の役割にはないという意味でも共通しています。

またワンピースホールケーキアイランド編にてペドロがルフィ達を出港させる為に命を賭したのを間近で見ているというのもキャロットが今後もペドロの代わりにルフィを支えるという決断をさせるには十分な理由であると言えます。

そもそも今回の考察は麦わらの一味は10人目が最後の仲間という前提を元に最後の仲間候補が考察されていますが、10人目が最後と言われる理由もネタバレしておきます。ワンピースは非常に伏線が多く、過去何十巻も前の伏線を回収する例も珍しくない漫画ですがそんなワンピースの冒頭においてルフィが出港する際「まずは仲間集めだ。10人はほしいな」と発言している事から来ています。

この言葉が伏線と言われる理由としては最初の仲間であるゾロが加わった時のセリフからも分かります。ルフィはゾロに「音楽家」や「コック」が欲しいと発言しているのです。この伏線は音楽家としてブルックが加入した事で回収されますが、ブルックが仲間になるのはワンピースの単行本で46巻～50巻で展開されるスリラーバーク編です。つまりこの頃からルフィの仲間になるのが誰か決まっていた可能性すらあるのです。

ただもちろんルフィの発言全てが伏線になっておらず11人目以降の仲間が加入する可能性というのも0ではありません。2019年11月現在その答えを知っているのはワンピースの作者である尾田栄一郎先生だけです。そうなれば上記、ルフィの最後の仲間候補で紹介した面々の中でも可能性の低いキャラクターから加入する可能も生まれてきます。

またこの最後の仲間考察で1つ焦点になっているのがルフィのセリフの10人にルフィ自身を含んでいるかどうかという問題です。仲間が10人という事であればルフィを入れれば麦わらの一味は総勢11人という事になる為です。現在麦わらの一味はルフィを入れて9人ですから仲間が10人という事であれば次に加入するのが9人目となりまだ10人目が残っている事になります。

また仮にルフィを含める場合でも麦わらの一味は次で最後の仲間ではなく13人まで増えるのではないかという説もあります。これも上記のルフィのセリフから10人目までという説が出たようにワンピースの公式キャラクターガイドであるワンピースビブルカードからの情報になっています。ただこの情報は、このビブルカードの追加情報が出た事で覆される事になっています。

問題のビブルカードではワンピースに登場するキャラクターにそれぞれナンバーが振られ麦わらの一味（並びは加入順）、ワンピース原作作中での登場順（最初はゴール・D・ロジャー）なのですが、加入順では最後のナンバー9のブルックからゴール・D・ロジャーのNo14までの間に4つの番号が開けられていたのです。ロジャー以降は登場順というのは公式に発表があった情報なので13人まで加入するのではと考察されました。

ただこのビブルカードは定期的に新しい物が発売しており、残りの4つの番号にはそれぞれ10人目としてジンベエ、11人目にメリー号、12人目にサニー号、そして13人目が一時的に麦わらの一味だったと言えるビビだった事が明らかになっています。ビブルカード上では既にジンベエは麦わらの一味扱いであると同時に、残りの空白も埋まる事になっており、これもまたジンベエが10人目で確定なのでは？と言われる要因になっています。

ここからは既にワンピースを視聴している人の麦わらの一味の最後の仲間考察について紹介していきます。最後の仲間として最有力候補であるジンベエですがホールケーキアイランド編での殿以降、消息が不明です。しかもその相手であるビッグマム海賊団はワノ国に乗り込んでおりますますその生死が疑われる状態になっています。ルフィ、ジンベエ双方の同意はなされてこそいますが既に仲間として良いのかは考察が続けられています。

ただワンピースファンの中にはもう10人目となる最後の仲間＝ジンベエという認識でいるファンがいるのも事実です。一方でビビのように一時的な加入にならず生きてワノ国編の間に再登場して欲しいという声も多くなっています。

またどのキャラクターが10人目の最後の仲間になるのかという考察の前提となるそもそも本当に10人目が最後の仲間なのかという考察も続けられています。これまで伏線といえるものはルフィのセリフだけであり、そのセリフも仲間の数だとすればルフィを除く為、もう1人加わるのではないかとも考えられる為です。上記でネタバレしたようにお玉やクザンなど複数のキャラクターの名前が考察と願望混じりで名前を挙げられています。

またビブルカードの内容でネタバレしたように作中でクラバウターマンが宿る程に愛されたメリー号やその意志を受け継ぐサニー号が10人目でも良いのではないかという声もあります。ウォーターセブン編の最後のメリー号のようなエピソードもあるだけに10人目がサニー号などの船でも良いとする声も見られます。

ワンピースは作中でのルフィのセリフから麦わらの一味の人数は10人だろうと考えられ特にブルック加入以降、積極的に考察されているのが麦わらの一味の10人目の最後の仲間が誰になるのかという考察です。ジンベエが最有力候補ではありますが、ジンベエは2019年11月現在消息不明であり、今後の展開が気になるという声も非常に多くなっています。

いずれにしてもワンピースの物語も既に中間地点は折返しており、これからどんどん麦わらの一味が増えるという展開は考えられず、加入しても残り1名ないし2名だと考えられています。今後も麦わらの一味に新加入する最後の仲間に注目しながらワンピースを視聴してみてはいかがでしょうか？