2019年11月27日公開
2019年11月27日更新
【ワンピース デッドエンドの冒険】ガスパーデの強さは?アメアメの実の能力を考察
ワンピースの劇場版デッドエンドの冒険に登場するガスパーデというキャラクターをご存知でしょうか?9500万ベリーもの懸賞金がかけられているアメアメの実の能力者であるガスパーデの強さは、新世界に突入する前の麦わらの一味にとって脅威となりました。長編アニメ映画だけの登場でしたが、今でもファンから注目されているキャラクターです。今回はガスパーデの強さや能力を考察していきます。
ガスパーデとは?
今回はワンピースの長編アニメ映画に登場したガスパーデというキャラクターに注目します。アメアメの実の能力者であるガスパーデの強さは、新世界でも通用するのではないかと言われています。今回はガスパーデのアメアメの実の能力を説明し、その強さについて考察していきます。まずはガスパーデの登場したデッドエンドの冒険の作品情報と、ガスパーデのプロフィールを紹介します。
ワンピース デッドエンドの冒険の作品情報
ワンピースは1997年から週刊少年ジャンプに連載している尾田栄一郎の少年漫画が原作です。海賊を主人公にした冒険と白熱したバトルが描かれている作品で、2019年10月時点でコミックは94巻まで発売しています。原作漫画が人気を集め、1999年からはフジテレビ系でアニメの放送も開始しました。
また2000年からはアニメ映画も公開されています。2000年~2003年までの3部作は東映アニメフェアの中の1作品という扱いでしたが、2004年のデッドエンドの冒険からは単独の長編アニメ映画が制作されるようになりました。そしてデッドエンドの冒険は、ワンピースの人気を加速させる記念すべき作品となりました。
ワンピース デッドエンドの冒険の概要
デッドエンドの冒険は東映配給の長編アニメ映画で、フジテレビのアニメに携わっているスタッフを中心に制作されました。火ノ丸相撲なども担当している宇田鋼之介が監督を務め、ワールドトリガーなども手掛けているアニメーターの小泉昇が作画を担当しています。またGTOにも携わっていた菅良幸が脚本家として参加しています。
声優・楽曲面では酒井美紀がアナグマという少女の役で声優に起用され、エンディングテーマ曲にはBUMP OF CHICKENのsailing dayが使われています。またデッドエンドの冒険は麦わらの一味のニコ・ロビンが初めて映画に出演した作品となりました。興行収入は20億円を記録し、原作漫画・アニメに引き続き大ヒットとなりました。
ワンピース デッドエンドの冒険のあらすじ
ハンナバルという島を訪れていた麦わらの一味は、港町のレストランで食事をしていました。金欠で頭を悩ませている航海士のナミは、海賊が店の奥へと通されている姿を目撃します。おいしい話でもあるのではないかと察知したナミがオーナーに願い出て、麦わらの一味は賞金3億円をかけたデッドエンドレースに参加する事となります。
レース当日、麦わらの一味は他の海賊や海王類と戦いながらゴールの島を目指して奮闘していました。しかしレースの最中、ガスパーデという海賊の船が不穏な動きを見せます。実はこのデッドエンドレースは、ガスパーデに仕組まれていました。ガスパーデの懸賞金を狙っている賞金稼ぎのシュライヤやボイラーマンのビエラを巻き込んだ壮絶なレースを、麦わらの一味は無事に乗り切る事が出来るのでしょうか?
ガスパーデのプロフィール
ガスパーデはデッドエンドの冒険のオリジナルキャラクターです。敵キャラクターとして登場したガスパーデは、海軍本部に所属していた元海兵という異色の経歴の海賊です。海軍最大の汚点とも呼ばれており、元海兵という経歴から将軍の異名も持っています。アメアメの実の能力者でもあるガスパーデは、高額な懸賞金もかけられています。
力こそが全てという考え方を持っており、仲間であっても弱ければ切り捨てるという冷酷な性格をしています。自分の乗っていた海軍の軍艦を支配下に収めて海賊となり、シュライヤが暮らしていた島を襲撃したという過去があります。デッドエンドレースでは胴元と手を組んでおり、他の海賊達を罠に嵌めて陥れようとします。
ガスパーデの強さ
ガスパーデの能力や強さについて触れる前に、まずはデッドエンドの冒険の作品情報とガスパーデのプロフィールを紹介しました。ここからはガスパーデの強さについて掘り下げていきます。様々な海賊達が登場するワンピースの中で、ガスパーデの強さはどの程度なのでしょうか?
ガスパーデの強さ①七武海に匹敵する?
ワンピースには三大勢力と呼ばれている勢力があります。まず1つ目は海軍、2つ目は大海賊と言われている四皇、そして3つ目は世界政府と協力関係にある七武海です。七武海は世界政府によって海賊行為が認められている特別な海賊で、海賊行為での収益の一部を世界政府に収めています。
七武海のメンバーは7人の海賊で構成されており、他の海賊を抑制出来るような強さと知名度を世界政府に認められなければなりません。また七武海は欠員が出れば代わりに新たな海賊を加入させるので、メンバーが入れ替わる事があります。七武海に匹敵する高額な懸賞金がかけられており、海軍最大の汚点と呼ばれている悪名高きガスパーデは強さも知名度も七武海に引けを取りません。
ガスパーデの強さ②懸賞金
アメアメの実の能力者であるガスパーデの懸賞金は9500万ベリーです。七武海のボア・ハンコックの懸賞金は8000万ベリーでした。また元七武海だったクロコダイルの懸賞金は8100万ベリーでした。つまり強さの基準の1つにもなっている懸賞金の額で比較すると、ガスパーデはボア・ハンコックやクロコダイルを上回っています。
ガスパーデの懸賞金の9500万ベリーとは、海賊の墓場とも呼ばれているグランドラインの前半では破格の金額です。ガスパーデの登場当時は覇気という概念がまだ登場していなかったので、最高クラスの強さを誇っていました。もし軍艦を乗っ取ったという過去が無ければ、世界政府から七武海に勧誘されていたかもしれません。
ガスパーデのアメアメの実の能力考察
デッドエンドの冒険に登場するガスパーデの強さについて、七武海との比較や懸賞金の説明をしてきました。続いてはガスパーデのアメアメの実の能力について掘り下げていきます。デッドエンドの冒険でルフィを苦しめたガスパーデのアメアメの実の力とは、一体どのような能力なのでしょうか?
考察①身体を水飴状に変化させる
アメアメの実とは、飴をモチーフにした能力です。ガスパーデの能力の1つとして、飴の一種である水飴のように身体の形状を変化させる事が可能です。水飴のように身体を柔らかくさせて敵の物理的な攻撃を無効化したり、攻撃してきた相手を捕縛するなど防御寄りの能力となっています。ゴムゴムの実の能力者であるルフィは打撃攻撃を得意としているので、アメアメの実は相性の悪い能力でした。
考察②自然(ロギア)系ではない?
悪魔の実は能力の種類によって、3つの系統に分類されています。その3系統とは超人的な能力者の超人系、生物に由来した能力者の動物系、自然現象を操る自然系です。デッドエンドの冒険の中では、ガスパーデのアメアメの実がどの系統に属しているのか明言されていません。
悪魔の実の自然系の特徴は身体の形状を変化させられる点、そして覇気を除く物理的な攻撃を受けない点です。水飴のように身体の形状を変化させられるガスパーデですが、物理的な攻撃でもダメージを受けているシーンがあります。このシーンからガスパーデのアメアメの実は、超人系なのではないかと言われています。
考察③自在に形状を変化させる
アメアメの実でガスパーデが変化するのは、水飴の形状だけではありません。水飴のように身体を変形させた後、硬化させて形状を固定する事も可能です。デッドエンドの冒険でガスパーデは、アメアメの実の能力で手を槍状に変形させて攻撃していました。また突起物で身体中を覆っているシーンもありました。
考察④小麦粉で身体が固まる?
悪魔の実には、種類によって個々の弱点が存在します。例えばスナスナの実の能力者であるクロコダイルは、水分があると砂に変形出来ないという弱点がありました。アメアメの実の能力者であるガスパーデにも弱点があります。アメアメの実は水飴のような形状から派生させていく能力ですが、ガスパーデは小麦粉を浴びてしまうと身体が固まってしまいました。
考察⑤炎が弱点?
デッドエンドの冒険では、サンジの機転によりガスパーデの弱点が小麦粉だと判明しました。デッドエンドの冒険の中では明らかとなっていませんが、飴をモチーフにしている事から炎も弱点だと考えられています。類似能力でキャンディを武器にするペロスペローの弱点が炎という事が、ガスパーデも炎が弱点だと言われている理由となっています。
考察⑥ペロスペローとの違い
ガスパーデとペロスペローの能力は類似していますが、根本の部分に違いがあります。ガスパーデは身体の形状を変化させますが、ペロスペローは生み出したキャンディを操ります。ペロスペローの方が応用技の多い能力となっていますが、戦い方や能力の覚醒次第ではガスパーデも新世界で戦っていけるかもしれません。
ガスパーデの声優
高額な懸賞金がかけられているガスパーデについて、アメアメの実の能力を詳しく説明しました。続いては、デッドエンドの冒険でガスパーデ役を担当した声優を紹介します。冷酷非情で権力の塊のようなガスパーデというキャラクターを演じたのは、一体誰なのでしょうか?
石田太郎のプロフィール
ワンピース初の長編アニメ映画の敵キャラクターであるガスパーデを演じたのは、僧侶という一面もあり俳優としても活躍していた石田太郎です。石田太郎は1944年3月16日生まれで、京都府京都市の出身でした。俳優でもあった石田太郎は、2013年の連続ドラマ収録時に現場で意識を失って心筋梗塞で亡くなっています。
石田太郎は上智大学外国語学部イスパニア語学科中退後、俳優を目指して劇団に所属していました。存在感のある重厚な演技や独特の低音の声に定評があり、俳優としても声優としても多数の作品に出演していました。またバラエティー番組やトーク番組への出演経験もあり、多彩な才能を活かして幅広く活躍していました。
石田太郎の主な出演作品
低音な声の石田太郎は、声優としては主に悪役キャラクターや役職のあるキャラクターを演じていました。声優としての活動も始めた石田太郎は、1977年にまんが日本絵巻で様々なキャラクターを好演しました。その後、2004年にはアストロボーイ・鉄腕アトムのレッド将軍役、2008年にはゲゲゲの鬼太郎の吸血鬼エリートジョニー役を演じています。
アニメ映画にも頻繁に出演しており、1979年のルパン三世カリオストロの城ではラザール・ド・カリオストロ伯爵役を演じています。また1983年には宇宙戦艦ヤマト完結編にルガール大神官大総統役で出演しました。1997年には名探偵コナン時計じかけの摩天楼の森谷帝二役を熱演しています。
ガスパーデに関する感想や評価
アメアメの実の能力者であるガスパーデについて、強さや能力そして担当したアニメ声優を説明してきました。それでは最後にガスパーデに関する世間での感想や評価を紹介します。七武海に匹敵する強さを誇るガスパーデに対して、世間ではどのような感想や評価が寄せられているのでしょうか?
デッドエンドの冒険、やっぱり面白かった。原作のオマージュといいオリキャラといい、ガスパーデの信条といい素晴らしい。
— shorT (@nekmas_shorT) November 14, 2019
こちらはデッドエンドの冒険の面白さとガスパーデについて書かれているツイートです。このようにワンピース初の長編アニメ映画であるデッドエンドの冒険は、原作ファンからも高く評価されています。オリジナルキャラクターの中でもガスパーデは、特に話題となりました。非情ではありますが、ガスパーデの実力主義の考え方が好きだという声も多く寄せられています。
おはいのりん♪
— 葉月リス🐿️ (@hadukirisu_111) October 20, 2019
私はガスパーデ将軍が好きですね!
2003年ぐらいに公開された映画に登場した敵キャラですが、彼の能力は今の新世界にも通じると思います!
こちらはガスパーデが好きだという内容のツイートです。ガスパーデはまだ覇気という概念が登場する前の2003年公開の映画に登場しました。当時グランドラインの前半を旅していたルフィにとって、ガスパーデは脅威となりました。ガスパーデの能力は新世界のペロスペローにも通じるところがあり、戦い方次第では新世界でも通用する可能性を秘めています。
ガスパーデ役の石田太郎さんの声が渋すぎだしシュライヤ役の宮本充さんの低音ボイスが男前すぎるんだよ。シュライヤの身軽なアクションがカッコ良かったな。#デッドエンドの冒険 pic.twitter.com/PBA194wL1F
— チキ (@Chikizuku) September 3, 2019
こちらはデッドエンドの冒険に登場したオリジナルキャラクターのアニメ声優を評価しているツイートです。海軍本部の元海兵という大男のガスパーデの声を、石田太郎は渋い声で熱演していました。このように石田太郎の声も、ガスパーデが評価されている1つの要因となっています。
ガスパーデについてまとめ
デッドエンドの冒険に登場したガスパーデについてアメアメの実の能力や強さを説明しましたが、いかがでしたでしょうか?ワンピースは原作漫画やテレビアニメだけでなく、長編アニメ映画にも強くて魅力的なキャラクターが沢山登場します。この機会にワンピースという作品をご覧になってみてはいかがでしょうか?