【ワンピース】WCI編を徹底考察!回収された伏線や未回収の謎とは?

ワンピースのエピソードの中でも驚愕の多いエピソードとして人気を集めたのがホールケーキアイランド編、通称WCI編です。これまでの伏線の多さや始めて直接四皇であるビックマムとの対決が描かれるなど様々な期待を集めその期待に応えるエピソードになっています。今回はワンピースのWCI編について、回収された伏線や残された謎、最終的な結末などについてまとめて紹介していきます。

【ワンピース】WCI編を徹底考察!回収された伏線や未回収の謎とは?のイメージ

目次

  1. WCI編とは?
  2. WCI編で回収された伏線や謎
  3. WCI編の結末で未回収の伏線
  4. WCI編が絶望的だといわれる理由
  5. WCI編に関する感想や評価
  6. WCI編の考察まとめ

WCI編とは?

ワンピースの概要

ワンピースは1997年より集英社の発行する漫画雑誌週刊少年ジャンプにて連載されている海洋冒険漫画です。その分かりやすいテーマと物語性、キャラクター性で高い人気を獲得し、2019年までに94巻を発行、国内外問わず高い人気を誇り、2015年には「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス記録に認定され、12月に発売が予定される95巻の予定部数も含めて4億6000万分もの発行部数を誇る漫画です。

ワンピースWCI編のあらすじ

ドレスローザでの戦いになんとか勝利したルフィ達はサニー号で先にゾウに向かったサンジ達を追いかけてゾウに向かいます。バルトロメオに送り届けられる形で辿り着いたゾウで仲間と合流を果たしますがそこにサンジの姿がありませんでした。なんとサンジはビックマム海賊団とジェルマの政略結婚の花婿として半ば強引に連れ去られてしまったのです。

ルフィはゾウで、ワノ国を支配するカイドウを倒す同盟を結成しますが、その準備段階としてサンジ奪還を目論見ます。こうしてルフィは少数の仲間と共にサンジが連れ去られ結婚式が行われると思われるビックマムのナワバリの中でも最深部にあるホールケーキアイランドを目指す事になります。

ONE PIECE.com(ワンピース ドットコム)

WCI編で回収された伏線や謎

回収された伏線や謎①サンジの出生

ワンピースでは度々それぞれのエピソードの中で麦わらの一味の仲間の過去が明らかになりますが、WCI編でスポットを浴びたのがサンジです。サンジは仲間に入る時点で大恩があるバラティエのオーナージェフとのエピソードが描かれていましたが、WCI編ではそれよりも前、サンジが海に出るきっかけになった物語が描かれる事になりました。

サンジはこれまでにも自分がノースブルーの出身である事をさらっと明かしていたりと伏線になるような発言をしていたり、仲間の中でも数少ないフルネームが明らかになっていないキャラクターであったりなど謎が多くありましたが、サンジの出生からの秘密が明らかになりWCI編でそれらの謎もすべて回収される事になりました。

回収された伏線や謎②プリンの存在

WCI編のヒロインとも言えるのがプリンですが、ワンピースのこれまでのヒロインと違いその目は完全にサンジに向いているのがこれまでのヒロインと違うポイントです。ヒロインとしての役割は完遂したと言ってもいいでしょう。最初はサンジを騙す目的でしたが、最後には数奇の運命を辿る形になりました。プリンはビックマム海賊団に残っているので今後再登場する事はあるかもしれませんが伏線らしい伏線は残っていません。

回収された伏線や謎③ローラのビブルカード

その他WCI編で分かりやすい伏線だったのがスリラーバーク編の最後にナミと仲良くなったローラが渡したビブルカードです。そのビブルカードはビックマムのビブルカードである事、誘惑の森でこそ絶大の力を発揮しますがビックマム自身はローラに対して今でも怒っている事などが明らかになりました。分かりやすい伏線だっただけにWCI編序盤から終盤まで役立つキーアイテムになった事でお役御免となった伏線と言えます。

回収された伏線や謎④玉手箱

さらにビックマムとルフィの直接的な因縁の1つになった玉手箱の伏線もしっかり回収されました。魚人島の至宝だった玉手箱でしたが、その中身は爆弾にすり替えられており、結果的にその爆弾によってビックマムの居城であるホールケーキ城を倒壊させるという大きな役割を担いました。ルフィとビックマムとの因縁作りに見えた玉手箱もしっかり伏線の1つとして回収されています。

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WCI編の結末で未回収の伏線

未回収の伏線①プリンの第3の目

プリンとサンジをめぐるエピソードは完結していますがプリン自身には謎も残っています。それがプリンの第3の目です。WCI編ではそれまでプリンにとってトラウマ的なものだった第3の目をサンジが美しいといったことでプリンがサンジに惚れるきっかけになりましたが、そのきっかけとするだけなら真の開眼のエピソードなどは不要であり、プリンの第3の目の開眼が今後何かの伏線になる可能性は大いにありえます。

未回収の伏線②ビックマムの元夫たち

ファンの間で様々な考察を読んでいるのがビックマムの夫達です。WCI編で登場した夫はパウンド1人ですが、残り42人の夫が誰なのかは結局WCI編で明かされる事はありませんでした。単純に人数が多いから登場しない説もありますが、部下やワンピースのキャラクターの中にはビックマムの夫なのではないかと考えられるキャラクターも複数おり、今後どこかのタイミングで明かされる可能性もあります。

未回収の伏線③ジンベエとタイヨウの海賊団は生きている?

WCI編の結末に至る際に重要な役割を果たしたのがジンベエとタイヨウの海賊団です。彼らが殿を務めた事でルフィ達はビックマムのナワバリから抜け出す事が出来ました。その後、ビックマムやビックマム海賊団はワノ国編にもワノ国に乱入する形で登場していますが、反面ジンベエやタイヨウの海賊団がどうなったかについては描かれておらず、殿の結末が気になるという声も多く謎になっています。

未回収の伏線④ペコムズの生きている?

WCI編で生死が不明になっているのはジンベエ達だけではありません。ペコムズもまた明確な生死が描かれていないキャラクターの1人です。ペコムズが最後に描かれたのはルフィを助け、鏡の世界から飛び出してスーロン化しようとするも兄弟達に止められ粛清されたシーンです。その後、その場にはジェルマなども現れている事からまだ生存できるルートもあり謎として残っています。

未回収の伏線⑤「ひきかえせ」の意味

WCI編の序盤、ルフィ達がホールケーキアイランドに向かう途中、ペコムズはベッジに誘拐されていますがその際にトイレに「ひきかえせ」と彫られていました。誘拐される前にペコムズが書いたものに思えますが結局このメッセージについてはその後触れられる事がないままWCI編が終了しており、メッセージを書いたのが誰だったのか、その意味も謎のまま残る結果となりました。

未回収の伏線⑥サンジの母

サンジの過去が明らかになった事で新たに謎も生まれています。それがサンジの母に関する謎です。サンジの母はソラという名前ですが、このソラという名前は世界経済新聞で連載している「ジェルマ66」を悪役にした英雄物語の主人公と同じ名前なのです。両者の関係性は不明のままですが、わざわざ同じ名前にするからには今後何かの形で登場する伏線になるのではないかと考えられています。

未回収の伏線⑦カタクリの口裂け

作中ではその容姿が1つのキーワードになっていたカタクリの口裂け。この口裂け実は生まれつきではなく後天的な物である事までは明かされていますが何故そうなったのかというエピソードは描かれていません。WCI編のボス的な立ち位置を務めたカタクリですが、現在も存命である為、今後再登場の際にこれらのエピソードが描かれるのではないかと考えられています。

未回収の伏線⑧ジェルマ王国

サンジの過去を描く上で登場したジェルマ王国。サンジの兄弟達や父親のジャッジはWCI編でもそれぞれに活躍しましたが、彼らが支配する国ジェルマ王国については実の所、あまり明らかになっていません。特にジェルマ王国が一時期はノースブルーを制しながらも僅か66日でその天下を失ったエピソードはファンの中でも詳細が知りたいという声が多くなっています。

未回収の伏線⑨ステューシー

お茶会の参加者であり実は世界政府の諜報機関CP0の諜報員であるステューシー。WCI編で登場した彼女ですが、何故登場したのかが不明であると言われているキャラクターの1人です。当初の狙いは玉手箱でしたがその玉手箱は爆弾であり爆発、結局ステューシー、及び世界政府はWCI編で何かを得たという事もなく終わりました。WCI編でわざわざステューシーを登場させた事が今後何かの伏線になる事はあるのでしょうか?

未回収の伏線⑩カカオ島を通過する策

ルフィと合流する為、カカオ島に接近する麦わらの一味。しかしその情報はビックマム海賊団に漏れており陸上も海上もガッチガチに防御を固められています。それを知ったサンジは「策を1つだけ考えてある」と発言していますがその策は具体的には描かれていません。その後にサンジがした事と言うとスカイウォークを使って1人島に侵入しルフィと合流しジェルマの援護を受けながら船に戻った事ですがそれが策だったのでしょうか?

未回収の伏線⑪サンジのケーキ

重要な要素のように描かれていたサンジがプリン、シフォンと協力して作り上げた巨大なウェディングケーキ。しかしそれを食べたビックマムは正気には戻ったものの自体は麦わらの一味に取って好転する事はありませんでした。サンジのケーキをビックマムが食べた意味はなんだったのかはWCI編が結末を迎えても不明のままです。

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WCI編が絶望的だといわれる理由

絶望的だといわれる理由①スイート三将星が強すぎ

WCI編までのルフィはいずれも最終的には敵のトップと戦う事になります。クロコダイル、エネル、ホーディ・ドフラミンゴなどいずれも敵組織の長です。しかしWCI編でルフィが戦ったのはクラッカー、カタクリとスイート三将星であり、しかもそのいずれもWCI編時点でルフィが見せている最高の技であるギア4を使ってようやく戦いになるレベルでした。

絶望的だといわれる理由②ビックマムが強すぎ

一応ルフィとビックマムは一撃だけですが拳をぶつけ合っています。しかしルフィは到底敵わず結局逃げ切るという結末が描かれる事になりました。流石四皇と言えばその通りですが、WCI編でビックマムを倒すビジョンが一切見えずその結末に驚いたという声が多くなっています。今後ルフィがどのような能力を身に着けたらビックマムと互角に渡り合えるのかが見えないのが絶望的だと言われています。

絶望的だといわれる理由③プリンの正体

WCI編のヒロインであるプリンですがその正体、本性に驚いたという声も非常に多くなっています。初登場時には気さくで優しい雰囲気を醸し出しながらもそれらはすべて演技であり、その悪魔の実の能力も加えて人を騙す為に行動しているようなキャラクターになっています。特にサンジにとってこれは絶望感以外のなにものでもありませんでした。

絶望的だといわれる理由④ジェルマとマム

WCI編でサンジは過去に向き合い、現在の仲間を守るために自分の未来を犠牲にするような決断を迫られる事になります。結末的にその未来は回避されたわけですがそんな過去と未来を作り上げたのがジェルマとビックマムの2人です。特にこれらのエピソードはWCI編前編における圧倒的な絶望感を象徴するエピソードになっています。

絶望的だといわれる理由⑤ルフィとサンジの決闘

ワンピースにおいてW7編でのウソップに続く仲間同士であるルフィとサンジの決闘も絶望的なエピソードだと言われています。ウソップの時もこれまで一緒に冒険してきたメリー号を巡っての決闘でしたが、サンジは仲間を守るために仲間を攻撃するという手段に出るしかありませんでした。この時のサンジの胸中を考えると絶望感しかないという声が多くなっています。

絶望的だといわれる理由⑥お茶会の乱戦

玉手箱という偶然がなければここでワンピースは終わっていたとさえ言えるのがお茶会での乱戦です。ルフィはベッジと同盟を組んでお茶会を襲撃するわけですが、その作戦の悉くは失敗し、挙げ句退路も失って襲撃側なのに防衛に回らなければいけない程に追い詰められました。このシーンはワンピース史上でも最も危なかったシーンと言われるに至っています。

絶望的だといわれる理由⑦ナワバリの脱出が困難

WCI編で驚かれたのがナワバリ脱出という結末が見えてから実際に脱出するまでの間に描かれたエピソードの数々です。ここまでに紹介したように最終的にはジンベエ達が殿を務める事で脱出しますがそれまでに描かれているエピソードだけでもベッジは船を失い、食い患い状態のビックマムとビックマム海賊団の艦隊に挟撃されるなど逃げるにしても簡単には逃してくれない絶望感がたっぷりと演出される結末になっています。

絶望的だといわれる理由⑧ビックマムの波

天候をも操るとさえ言われるビックマムですが、その中でもアクアラグナを超える大波がサニー号を襲った時には終わったと感じた人も多くなっています。結末を見ればジンベエの凄さが光る事になったエピソードに落ち着きましたが、その絶望感は圧倒的だったと言われます。

絶望的だといわれる理由⑨900話

WCI編の中でも屈指の絶望感を与えたと言われているのが900話の演出です。この話はビックマムがいよいよサンジ特性のケーキを食べるという場面であり、そのケーキの美味しさに「クイーン・ママ・シャンテ」と呼ばれるミュージカルのような現象が起こるのです。この900話の結末の最後のコマでは麦わらの一味の旗が海に浮かんでおりまさに絶望感しかない終わり方になっていました。

901話にてワダツミによってタイヨウの海賊団の船と入れ替える事で救われていた事が明らかになりましたが、900話の演出はマリンフォード頂上戦争でのエースの死に続くワンピース屈指の絶望的なシーンであると言われています。

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WCI編に関する感想や評価

ここからは既にワンピースのWCI編を視聴した人の感想を紹介していきます。ワンピースのエピソードでは仲間にまつわるエピソードが展開される事も少なくありませんが、WCI編はこれまで以上にサンジのエピソードが深堀りされた事でよりサンジの人気が高まるエピソードとなったという感想が非常に多くなっています。

これまで大きく描かれていた伏線も回収されたWCI編でしたが、今回紹介したようにWCI編で新たな伏線となった謎も多く残される結果となっており、これらの残った伏線的な要素がどこかで回収される事を望む声も非常に多くなっています。

WCI編はこれまでのエピソードと違い、ルフィ達はサンジの奪還という目的こそ果たしたものの勝ったとは言えない結末になっている事からも今後の展開が気になるという声が非常に多いエピソードになっています。続くワノ国編にてビックマムとビックマム海賊団がすぐに再登場した事もあり新たなエピソードの展開を期待する声も多くなっています。

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WCI編の考察まとめ

WCI編はワンピースで始めて描かれる麦わらの一味と四皇との直接対決エピソードであり、意外な結末で終わったと言われるエピソードです。またWCI編は別名サンジ奪還編とも言われるように麦わらの一味の中でも特にサンジに関わるエピソードが非常に多く展開されるエピソードであり人気を集める結果になっています。

ワンピースの伏線の多さを改めて実感するエピソードだったとも言われ、これまでの伏線が回収された一方で今後の伏線になりそうな謎も色々と残っています。今後のワンピースを楽しむ為にもまだWCI編を視聴していないという人はぜひ1度視聴してみてはいかがでしょうか?

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