【ヘルシング】ハインケル・ウーフーの強さと性別は？使用する銃や腕前も考察

漫画ヘルシングの作中で二丁の拳銃を使い、由美江と共にナチスの残党である少佐が引きいる吸血鬼部隊「ミレニアム」と戦ったハインケル・ウーフー。ハインケル・ウーフーは頬と左手足に大きな傷を負うものの、数少ない生き残りとなりました。本記事ではそんな漫画ヘルシングに登場するハインケル・ウーフーについて性別や強さ、銃の腕前などをご紹介していきます。ではまず初めに漫画ヘルシングの概要やあらすじをご紹介します。

本記事で性別や強さなどをご紹介するハインケル・ウーフーが描かれたヘルシングとは1997年から2008年まで漫画雑誌「ヤングキングアワーズ」で連載されていた平野耕太の漫画作品です。漫画ヘルシングはイギリスを舞台にかつて吸血鬼ドラキュラを退治したヴァン・ヘルシングの子孫であるインテグラと500年という長い間生きている吸血鬼アーカードが人類に危害を加える吸血鬼と戦う姿を描いたSF漫画作品となっています。

そんな漫画ヘルシングは作者である平野耕太独特の台詞回しが非常に詰まった作品となっており、この平野耕太特有の魅力的な台詞回しから連載が始まってすぐに人気が爆発することになりました。この人気から漫画ヘルシングは2001年にテレビアニメ化され、2005年にはOVAアニメが制作されました。2019年11月現在まで漫画ヘルシングは連載が終了しても世界中で人気を博しており、日本を代表する漫画の1つに数えられています。

時は20世紀末の現代、イギリスでは突如吸血鬼による事件が多発し、イギリス国内は影で混乱に陥っていました。そんな吸血鬼事件を止めるため、主人公であるインテグラと吸血鬼のアーカードが所属する「ヘルシング機関」が立ち上がり、イギリス国民を襲う吸血鬼を退治します。その中で最強の強さを持った不死身の吸血鬼アーカードはセラスという婦警と出会い、彼女を吸血鬼として新たな仲間に加えることにしました。

しかし吸血鬼達は勢力を伸ばし続け、「ヘルシング機関」が攻撃されてしまう事態まで発展してしまいます。一方カトリックのキリスト教の聖地ヴァチカンに存在する機関「イスカリオテ」も吸血鬼対峙を行っており、アンデルセン神父という吸血鬼対峙のプロを「ヘルシング機関」の戦いに介入させます。当初最強の強さを持つアーカードとアンデルセンは対峙するものの、最終的に同盟を結んで吸血鬼事件の真相を調査することにします。

そしてインテグラとアーカード達は一連の吸血鬼事件が今は亡きナチスの残党兵が作り出した組織「ミレニアム」の仕業であることを突き止めます。実は第2次世界大戦で滅びたはずのナチスの兵士達は南米に逃れて生存しており、少佐と呼ばれる人物が「ミレニアム」という吸血鬼で組織された新たなナチスを作り上げていました。「ミレニアム」は戦争を求めイギリスに宣戦布告し、イギリスは壊滅状態に陥ってしまうことになります。

この混乱の中で婦警のセラスは真の吸血鬼に覚醒し、「ミレニアム」の部隊を壊滅させる活躍をします。一方調査でイギリスを離れていたアーカードは最終兵器を持ち出してイギリスに向かい、最強の強さを持つ神父アンデルセンもまたヴァチカンの1員としてイギリスの大地に立つことになりました。そしてここにイギリス・ヴァチカン・ナチスの3つ巴の戦いの幕が開くことになるのでした。

本記事で性別や強さなどをご紹介するハインケル・ウーフーとは吸血鬼対峙のプロアンデルセン神父が指揮を執る第13課イスカリオテに所属するメンバーの1人です。ハインケル・ウーフーは男性と女性両方の性別に見える容姿をしたキャラクターであり、狂信的ともいえるカトリック信者であることから異教徒を決して許さない狂気的な性格をしています。それでも熱狂的なカトリック信者であることからヴァチカンでは重用されています。

基本的にハインケル・ウーフーは日本刀を使用して戦う由美江という女性を相棒にイスカリオテの殺し屋として数々の功績を挙げているのですが、その暴力的な性格から由美江にゴルゴと評されてしまっています。漫画ヘルシングの作中においてハインケル・ウーフーはイギリスでの最終決戦でイスカリオテの一員としてアンデルセン神父の援軍として登場し、左手足を失いながらも最後まで生き残ることに成功しました。

実は漫画ヘルシングの外伝である「CROSS FIRE」という作品でハインケル・ウーフーは主人公として登場しています。漫画ヘルシングの作中であまり活躍が描かれることが無かったハインケル・ウーフーはこの外伝で以前の活躍が描かれており、その強さや実力を知ることが出来ます。

ここからは漫画ヘルシングに登場するハインケル・ウーフーの強さや性別、由美江との関係をまとめてご紹介していきます。ハインケル・ウーフーが所属する第13課イスカリオテとはヴァチカンで最強の強さを持つ精鋭部隊であり、このイスカリオテで部隊長を務めていることからハインケル・ウーフーの強さはかなりのものだと考えられます。おそらく普通の吸血鬼やグールなどが相手であれば、簡単に勝つことが出来るでしょう。

しかし漫画ヘルシングにアーカードやアンデルセン神父など規格外の強さを持つキャラクター達が多数登場しており、ハインケル・ウーフーの強さは残念ながら陰に埋もれてしまっています。また吸血鬼となったウォルターに左手足を切断され、ミレニアムの大尉には頬を撃ち抜かれるなどあまり目立った活躍をしていません。しかしハインケル・ウーフーは最終話まで生き残っており、この生命力は強さの証といえるでしょう。

上述でもご紹介した通り、ハインケル・ウーフーは男性と女性どちらの性別でもとれる容姿をしており、初めて漫画ヘルシングを読んだ方からはハインケル・ウーフーの本当の性別が気になるといった声がネット上に多数浮上しています。実はハインケル・ウーフーの性別は女性です。ではなぜハインケル・ウーフーは男性のような見た目をしているのでしょうか。カトリック教徒は基本的に違う性別の服装を着ることは禁止されています。

そんな厳しいルールを設けている中で違う性別の服装をしているハインケル・ウーフーは普通の人から見てもかなり異端であるといえます。この真相については不明となっているのですが、作者である平野耕太はハインケル・ウーフーを両性具有と評しています。実際漫画ヘルシングの作中でその真意が語られることは無かったものの、平野耕太が言う通り両性具有であれば、男性の服装を着用している理由も頷けます。

漫画ヘルシングは基本的に単独行動をするキャラクターが多く、共に行動しているハインケル・ウーフーと由美江のコンビはかなり珍しいキャラクターとなっています。ハインケル・ウーフーが由美江とコンビを組んでいるのは由美江の性格が大きく関係しています。由美江はイスカリオテの中でも非常に狂暴な性格をしていることからブレーキ役が必要であり、ブレーキ役をするためにハインケル・ウーフーは由美江と行動しているのです。

ここからは漫画ヘルシングの作中に登場したハインケル・ウーフーの銃の腕前やラストについてまとめてご紹介していきます。ハインケル・ウーフーは上述で少し触れた通り、漫画ヘルシングの作中で二丁の拳銃を使用して戦う戦闘スタイルをしています。残念ながらハインケル・ウーフーが使用する銃が何なのかは不明となっているのですが、第13課イスカリオテの中でもハインケル・ウーフーの銃の腕前は一級品といえるでしょう。

もしハインケル・ウーフーの銃の腕前が悪いとなると、最強の強さを持つアンデルセン神父から信頼されるはずが無く、ヴァチカンの中で最強の部隊である第13課イスカリオテに所属することも出来ません。漫画ヘルシングの作中に登場するキャラクター達は基本拳銃を使用して戦わず、威力の高いライフルなどを使用しており、二丁の拳銃を使用して戦うハインケル・ウーフーは漫画ヘルシングの中でも珍しいキャラクターといえます。

ハインケル・ウーフーは相棒である由美江と共に戦場に立ち、吸血鬼相手に二丁の拳銃をクロスさせて攻撃を行います。ハインケル・ウーフーが使用する銃で撃ち抜かれた吸血鬼は即死し、漫画ヘルシングの作中でその強さを披露しました。吸血鬼を即死させる様子を見るとハインケル・ウーフーの使用する二丁の銃はライフルに相当する威力のある銃といえ、おそらく最強の拳銃であるデザートイーグルがモデルとなったと考察出来ます。

おそらく漫画ヘルシングを最後まで読んだことが無い方はハインケル・ウーフーのラストについて気になることでしょう。ハインケル・ウーフーは第13課イスカリオテの武装神父隊を率い、由美江と共にイギリスでナチスと戦うアンデルセン神父の元へ駆けつけます。その後アンデルセン神父はアルカードとの戦いで死去し、物語は結末へと進みます。この時ハインケル・ウーフーは由美江と共にミレニアムの基地へ攻撃を仕掛けます。

しかしハインケル・ウーフーの相棒である由美江は吸血鬼となったウォルターに惨殺されてしまうことになります。相棒である由美江の死にハインケル・ウーフーは怒り、復讐しようとするものの大尉と呼ばれるミレニアムの狼男に頬を銃で撃ち抜かれてしまいます。頬を撃ち抜かれたハインケル・ウーフーは死ぬことが無かったのですが、狼男の大尉に応急医療キットを渡されて敵と見なされないという屈辱を受けてしまいます。

その後ハインケル・ウーフーは由美江の雪辱を晴らすために撤退し、アーカードと戦った由美江の仇であるウォルターを密かに狙撃して攻撃します。しかしこの狙撃はウォルターに通じず、逆に左手足を失う重傷を負うことになります。この戦いで大きな傷を負ったハインケル・ウーフーは死亡したものだと思われていました。しかしハインケル・ウーフーは死亡しておらず、戦いが終結した30年後に再び登場することになります。

物語の本編から30年の月日が経った2030年、ミレニアムとの戦いを生き残ったアーカード達の元に新たなイスカリオテの機関長である間久部が訪れます。その間久部の隣には包帯で顔を巻いたハインケル・ウーフーの姿がありました。なぜかハインケル・ウーフーは30年の時が経っても歳を取っていませんでした。おそらくこれは肉体を若返らせる何かの術が使用されているのではないかとファンの間で考察されています。

OVA版ヘルシングでハインケル・ウーフーの声優を担当したのは日本の女性声優である斎賀みつきです。斎賀みつきは1973年の6月12日に生まれた女性声優であり、2019年11月現在賢プロダクションに所属しています。そんなハインケル・ウーフーを演じた斎賀みつきは1993年から活動しているベテラン声優であり、低めのトーンを活かして少年役を中心に、2019年11月現在まで多数の人気アニメ作品に出演しています。

• 2002年のアニメ「ロックマンエグゼ」：伊集院炎山役
• 2004年のアニメ「今日からマ王！」：ファンビーレフェルト卿ヴォルフラム役
• 2007年のアニメ「天元突破グレンラガン」：ロシウ・アダイ役
• 2010年のアニメ「海月姫」：鯉淵蔵之介
• 2011年のアニメ「イナズマイレブンGO」：神童拓人役
• 2019年のアニメ「ブラッククローバー」：ヘンリー・レゴランド役

漫画ヘルシングに登場するハインケル・ウーフーに関する感想では性別が女性であることに驚く感想が非常に多く寄せられていました。ハインケル・ウーフーは男性のような容姿と服装をしたキャラクターであり、当初女性であるとは誰も考えていませんでした。そのため女性であることが公表された際、多くの読者を驚愕させることになりました。

漫画ヘルシングに登場するハインケル・ウーフーに関する感想ではハインケル・ウーフーが一番好きといった感想も寄せられていました。ハインケル・ウーフーは女性でありながら男性顔負けのかっこいい容姿をしたキャラクターであり、脇役ながら作中で大きな存在感を残しました。このハインケル・ウーフーのかっこよさは多くの読者から高い人気を博しています。

漫画ヘルシングに登場するハインケル・ウーフーに関する感想ではコスプレがしたいといった感想も多く見受けられました。ハインケル・ウーフーは上述でもご紹介した通り、かっこいい容姿から非常に高い人気を博しています。そのため読者のコスプレイヤーはネット上にハインケル・ウーフーのコスプレ画像を多数載せています。

本記事では漫画ヘルシングに登場するハインケル・ウーフーについて強さや性別などをまとめてご紹介しました。ハインケル・ウーフーは作中で脇役ではあるものの、その実力はさすがイスカリオテの一員ともあって非常に優れたものとなっていました。もしまだ漫画ヘルシングを読んだことが無い方は是非一度ご覧頂き、ハインケル・ウーフーの活躍をチェックしてみてください。