【ダンまち】フレイヤは妖艶な美の神！シルとの関係は？ 目的や声優まとめ

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」（略称・ダンまち）に登場するフレイヤは美の神です。フレイヤ・ファミリアの主神であるフレイヤは、その妖しい美貌で男性やモンスターを魅了します。そして魅了した相手を思うままに操ることができます。今回は、そんな妖艶な美の神・フレイヤについてと、ダンまちのフレイヤの声優を紹介します。それでは、ダンまちの作品情報、概要から紹介していきます。

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」（略称・ダンまち）は、作者・大森藤ノ、作画・ヤスダスズヒトによるライトノベルです。ダンまちは2013年からSBクリエイティブのGA文庫より刊行されており、現在第15巻まで発売中です。2015年の4月からダンまちのアニメ化放送が始まり、TOKYO MXほかで第1期が2015年、第2期が2019年でした。そして、ダンまちの第3期が2020年に予定されています。

また、ダンまちの外伝として「ソード・オラトリア」（2014年～）と「ファミリアクロニクル」（2017年～）がGA文庫から刊行されています。ダンまちの外伝「ソード・オラトリア」は2017年にアニメ化されました。さらに、2019年の2月にダンまちの劇場版「オリオンの矢」が公開されました。

「ダンジョンで出会いを求めるのは間違っているだろうか」（略称・ダンまち）は、作者・大森藤ノのデビュー作です。この作品で第4回の「GA文庫大賞」を受賞し、書籍化されました。ダンまちは、主人公の少年が冒険者となって仲間と共にダンジョン攻略を目指す冒険・ファンタジー小説で、ダンまち本編・外伝合わせたシリーズの累計発行部数は、2019年現在1200万部となっています。

ダンまちの主人公・ベル・クラネルは祖父に育てられました。幼い頃から祖父に冒険者の話を聴かされてきたベルは、いつしか自分も話しに出てきた英雄のようになり、運命の女性に出会うことを夢に見るようになりました。地下迷宮（ダンジョン）が広がる都市オラリオにやって来たベルが、誰にも相手にされず街をさまよっていた時、女神ヘスティアと出会い、彼女のファミリアに入団することになりました。

ヘスティア・ファミリアのたった一人の団員であるベルは、一人でダンジョンに挑みます。自己流の戦い方でモンスターと戦うベルは、格上のモンスターと遭遇します。苦戦を強いられたベルを救ったのはロキ・ファミリアのアイズ・ヴァレンシュタインという女性でした。しかし、ベルは何も言わず逃げ出してしまいました。実はベルはアイズを一目見て好きになってしまったのでした。

アイズにふさわしい冒険者になろうと決意したベルは、驚異的な速さで成長していきます。しかし、ベルはアイズの前で侮辱されます。自分の弱さを思い知らされ、もっと強くなりたいと願うベル。そんなベルのためにヘスティアが神のナイフ（ヘスティアナイフ）を贈ります。ある日、ベルは美の神フレイヤに目を付けられます。フレイヤは、ある目的のためベルに試練を与えるのでした。

ここまで、ダンまちのあらすじを紹介しました。今回はダンまちに登場するフレイヤと、フレイヤ・ファミリアについて紹介し、フレイヤとシルの関係を考察します。また、美の神としては最高と言われるフレイヤは、ある目的でベルに干渉します。その目的とは？について見ていきます。

ダンまちのキャラクター、フレイヤはフレイヤ・ファミリアの主神です。フレイヤは美の女神で、複数いる美の神の中でもトップと言われる美貌の持ち主です。その美貌は男性のみならず、モンスターも虜にするような魅力だと言われています。フレイヤはベルを初めて見たときから何かと干渉したり、ベルと女性が親し気にしているとやきもちを焼いたりします。

ダンまちのフレイヤが主神のフレイヤ・ファミリアは「戦いの野（フォールクヴァング）」が本拠地。このフレイヤ・ファミリアの団長はオッタルで、彼はオラリオで最強レベルと言われるレベル7の冒険者です。ファミリアはオッタルをはじめ、レベル6のアレン・フローメルなど、高いレベルの幹部たちで構成されています。

フレイヤ・ファミリアは、多数の強者がいるロキ・ファミリアと互角、またはそれ以上の強さだと言われ、フレイヤ・ファミリアとロキ・ファミリアはオラリオの二大勢力とされています。フレイヤ・ファミリアの団員は、主神フレイヤ、レベル7の団長オッタル（猪人）、レベル6のアレン・フローメル（猫人）、レベル6のヘグニ（ダークエルフ）、レベル6のヘディン（エルフ）、レベル5のガリバー兄弟（4人兄弟・小人族）です。

また、元団長で今はファミリアに籍だけを置いている、酒場「豊饒の女主人」の女主人ミア・グラント（ドワーフでレベルは6）。アレン・フローメルの妹・アーニャも団員でしたが、今はファミリアから離れています。団員たちは皆、オラリオで最高の美の神と言われるフレイヤを崇拝し、忠誠を誓っています。

ここまで、ダンまちに登場する美の神・フレイヤとフレイヤ・ファミリアについて紹介しました。ここからは、フレイヤとシル・フローヴァの関係を考察していきます。シルは、酒場「豊饒の女主人」でウェイトレスをしているオラリオの市民です。そんなシルですが、フレイヤと何か関係があるのでは？と言われています。それでは、フレイヤとシルの関係を見ていきます。

オラリオ最高の美の神として妖しいオーラを放つフレイヤが、実はシル・フローヴァと同一人物なのではないか？という声がネットで上がっているそうです。ダンまちの漫画でもそのような関係を匂わすような描写があると言われています。そこで、二人の共通点を見ていきます。

フレイヤとシルはほとんど同じ髪の色をしていること、二人が一緒に登場するシーンがないこと、ベルを気に入っていることなどが共通点として挙げられます。また、ベルが強い視線を感じるとシルが現れたり、その強い視線がフレイヤの視線と似ていたりと、フレイヤとシルにはいくつかの共通点が見られます。

フレイヤとシルの共通点をいくつか見てきましたが、ここで二人が同一人物と思われるエピソードを見ていきます。ヘスティア・ファミリアでベルのサポーターをしているリリルカが、ベルのヘスティアナイフを盗んで逃げた際、逃亡するリリルカとすれ違ったシルとリューが、その一瞬でベルのヘスティアナイフだと見抜きました。リリルカを捕まえたシルが「あまりおいたしちゃだめよ」と、恐ろしい表情でリリルカだけに言いました。

この時の表情はアニメよりも漫画版の方が恐ろしかったということです。日頃優しい人柄のシルとは思えない表情を見せたのでした。また、シルは勤めている「豊饒の女主人」を休んだことを、女主人のミア・グラントに叱られ、多量の洗い物をさせられたことがあります。このように、シルには謎の部分があります。

ここまで、ダンまちのフレイヤとシルの関係について考察してきました。ここからは、フレイヤとベルの関係について紹介します。フレイヤはベルに執着し、何かと干渉するのですが、その目的とは？について見ていきます。

フレイヤは何かとベルに干渉しますが、その目的は、新人冒険者でまだまだレベルも低いベルを自分にふさわしい強者にするため、わざと厳しい試練を与えるのでした。ベルが試練を乗り越え、成長する姿を見ることがフレイヤの目的なのです。フレイヤがベルに与えた試練を見ていくと、フレイヤはオッタルにモンスター・ミノタウロスを、普通のモンスターから強いモンスターに仕立てさせました。

その目的は、強くなったミノタウロスとベルを戦わせて、ベルを成長させるためです。ベルが苦戦しているところをアイズが助けに行こうとしましたが、フレイヤは妨害し、ベルの戦う姿を見て「美しい光景」と喜び、興奮しました。この時のベルの戦いぶりを見てフレイヤはそれまでよりももっと強くベルに執着するようになりました。日頃冷静なフレイヤですが、ベルに対しては異常なほどの執着心を見せます。

フレイヤのベルに対する執着心はかなり強く、もしベルが死んでしまったら、たとえ地位を捨てることになっても天界に戻り、ベルの魂を捕らえると語っています。ここまでベルに執着しているフレイヤですが、ベルに対してだけは自身の魅力でベルを操ろうとしません。それが何故なのかは分かっていませんが、ベルの魂があまりにも美しいので、そのまま成長させようとしているのかもしれないと言われています。

フレイヤがベルに干渉するのは、ベルの成長を見守ることが目的でした。それでは、フレイヤとベルとの出会いについて見ていきます。フレイヤとベルとの出会いは、たまたまフレイヤの視界にベルが飛び込んできたのでした。出会った頃のフレイヤから見たベルの印象は、ちょっとしたことですぐに泣く子で、頼りない弱い子というものでした。

しかし、フレイヤはベルの透き通るような魂の色に気づきます。ベルは、これまでフレイヤが出会ったことのない魂の持ち主だと思い、ベルを気に入ったのでした。そこからフレイヤはベルに厳しい試練を与えることにしました。フレイヤはこれまでにもお気に入りの子どもができると、周りの迷惑も顧みず様々な問題を起こしてきました。フレイヤの今度のお気に入りとなったベルも、フレイヤが仕掛けた問題に巻き込まれました。

それは、ベルが走っているのを見かけた時に思いついたことでした。「怪物祭（モンスターフィリア）」で、ガネーシャ・ファミリアがダンジョンで捕らえたモンスターを解き放ちました。フレイヤは、ベルと親しいヘスティアを狙うようにモンスター・シルバーバックを魅了し、ヘスティアを襲わせます。ベルが何とか撃退しましたが、フレイヤは嫉妬心からベルの周りにいる女性にこのような攻撃を仕掛けます。

さらにフレイヤは「魔道書（グリモア）」でベルに魔法を会得させました。ベルを成長させるという目的で試練を与えるフレイヤですが、ベルと遊んでいるのは自分だけだとライバルたちに見せつけたいという気持ちもあるようです。

オラリオの歓楽街を仕切るイシュタル・ファミリアの主神イシュタルは美の神です。イシュタルもフレイヤ同様男を魅了するのですが、フレイヤの魅力の前にはかないません。そのためイシュタルはフレイヤに対してライバル心を持ち、フレイヤを蹴落としたくて仕方がない様子です。イシュタルは自身のファミリアの春姫を使い、フレイヤを追い落とすための材料を探らせています。

そんな中、イシュタルが営む娼館でヘスティアの友人である春姫が働かされていることを知ったベルが、春姫の救出に乗り出します。イシュタルはフレイヤがベルに執心していることを知り、フレイヤが大切にしているものを奪ってしまおうと、ベルを誘惑します。イシュタルが、自分の所有物だと思っているベルに手出しをしたと知ったフレイヤは激怒。フレイヤ・ファミリアの団員を引き連れ、歓楽街へ向かいました。

オラリオ最強のファミリアとされるフレイヤ・ファミリアの前に、イシュタル・ファミリアは壊滅。フレイヤは「これに懲りて、もういたずらはしないことね、イシュタル」と、声を掛けました。フレイヤの嫉妬心によって、イシュタルは自身のファミリアを滅ぼされました。イシュタルはフレイヤに謝罪しますが、フレイヤの怒りは収まることなく、イシュタルはフレイヤの一撃によって宮殿から落下、天界へと送還されてしまいました。

フレイヤとベルが対面したのは、フレイヤがイシュタル・ファミリアを滅ぼした時でした。それまでは見つめているだけだったベルとようやく対面したフレイヤは、「愛している」と言いました。その声はベルには聞き取れなかったのですが、ベルは口の形で言葉を理解できたようです。

ベルはフレイヤからの視線にずっと気づいていたのでした。ところが、ベルに抱きかかえられていた春姫の意識が戻り、目を覚ますと、フレイヤはベルの目の前から去って行きました。フレイヤのこのような行動は、これまでのフレイヤとは思えませんが、自分の想いを言葉にできただけで満足できたのではないかと言われています。

ここまで、ダンまちのフレイヤについて紹介してきました。フレイヤとシルの関係や、フレイヤがベルに干渉する目的などを見てきました。ここで、ダンまちのフレイヤの声を担当している声優を紹介します。フレイヤの声は、声優の日笠陽子が担当しています。それでは、声優・日笠陽子のプロフィールと主な出演作を紹介します。

ダンまちのフレイヤの声優・日笠陽子は、1985年の7月16日生まれ、神奈川県出身です。声優の三石琴乃が「美少女戦士セーラームーン」の月野うさぎと「新世紀エヴァンゲリオン」では全く違う役柄の葛城ミサトを演じたことに憧れ、声優を志し「日本ナレーション演技研究所」に入所、声優について学びました。そして2007年の「スケッチブック～full color's〜」の根岸みなも役が声優デビュー作です。

ダンまちのフレイヤの声優・日笠陽子の主な出演作を紹介します。2009年「けいおん！」秋山澪、2011年「もしドラ」川島みなみ、2012年「ハイスクールD×D」リアス・グレモリー、「キングダム」羌瘣、「CØDE:BREAKER」桜小路桜、2013年「惡の華」佐伯奈々子、「戦姫絶唱シンフォギアシリーズ」マリア・カデンツァヴナ・イヴ、「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation」霧切響子。

2014年「ノーゲーム・ノーライフ」ステファニー・ドーラ、「彼女がフラグをおられたら」英雄崎凜、「トリニティセブン」山奈ミラ、2015年「六花の勇者」ナッシェタニア、2016年「ベルセルク」ファルネーゼ、「不機嫌なモノノケ庵」コウラ、2018年「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」ピトフーイ・神崎エルザ。

2019年「ドメスティックな彼女」橘陽菜、「W'z（ウィズ）」ユキネ ・ 荒城幸音、「アイカツフレンズ！～かがやきのジュエル～」天翔ひびき、「かつて神だった獣たちへ」ライザ、「ありふれた職業で世界最強」ティオ・クラルス、などです。ここまで、ダンまちのフレイヤの声優・日笠陽子について紹介しました。

ダンまちのフレイヤの声優・日笠陽子のプロフィールと主な出演作を紹介しました。ここで、ダンまちのフレイヤの魅力をまとめてみました。

フレイヤ・ファミリアの主神で、最高の美の神とされるフレイヤは、その妖しい魅力で男性やモンスターを魅了します。フレイヤ・ファミリアの団員たちは、フレイヤの美貌に魅了され、フレイヤに忠誠を誓っています。特に団長のオッタルはフレイヤに対して侮辱する者、貶めようとする者を敵とみなします。このようにフレイヤを崇拝するオッタルですが、ベルには嫉妬することなくフレイヤの想いを尊重しています。

オラリオの歓楽街を仕切るイシュタル・ファミリアの主神イシュタルは、フレイヤと同様美の神とされていますがフレイヤにはかないません。そのためフレイヤに対して敵対心を抱いており、いつかフレイヤを陥れようと考え、ファミリアの団員の春姫を使って探らせていました。そして春姫救出のためやってきたベルがフレイヤのお気に入りだと知ったイシュタルは、フレイヤからベルを奪おうとします。

イシュタルがベルを誘惑したことを知ったフレイヤは嫉妬のあまり激怒します。そしてイシュタルを倒すためフレイヤはファミリアを率いて歓楽街へ向かいます。フレイヤとイシュタルの関係は、美を競うライバルだったのが、ベルを巡ってお互いのファミリアを巻き込んでの戦いへと発展していったのでした。

ここまで、ベルを想うフレイヤの様々なエピソードを紹介してきました。ヘスティアや、ベルの周りにいる女性たちはフレイヤの嫉妬によって予期せぬ攻撃を受けるのでした。このようにフレイヤの嫉妬心に周りの者が巻き込まれ、イシュタルに至ってはファミリアも、仕切っていた歓楽街も滅ぼされてしまいました。イシュタルはフレイヤに謝罪しますが、フレイヤは受け入れません。それほどフレイヤの嫉妬は恐ろしいものでした。

ダンまちのイシュタル・ファミリアに捕らわれている春姫を、救出するために娼館にやってきたベルたち。ベルに救出された春姫はヘスティア・ファミリアに入団するというハッピーエンドでした。ベルを誘惑したイシュタルをフレイヤが追い詰めていくシーンの描写が良かったという感想です。

ダンまちの春姫がかわいいという感想です。イシュタル・ファミリアに捕らわれていた春姫。ベルに救出された後はヘスティア・ファミリアに入団しました。また、美の神・フレイヤが綺麗で、そんなキャラクターが登場するダンまちは最高だという感想です。

ダンまちのフレイヤとシルにはいくつかの共通点があり、同一人物かもしれないという説を考察しました。その説もあるかもしれないという感想です。

いかがでしたか？ダンまちのフレイヤについて紹介しました。フレイヤはその妖しい美貌で男性のみならず、モンスターでさえも魅了する最高の美の神でした。そんなフレイヤがダンまちの主人公・ベルに執着し、何かと干渉する目的はベルの成長を見守りたいためでした。ベルの成長を目的に、強いモンスターを仕向けたり、魔法を会得させたりしました。

フレイヤがベルを想う気持ちは強く、ベルの周りにいる女性をその嫉妬心から攻撃します。また、フレイヤがシルと同一人物ではないかということを考察しましたが、謎も多く、確かなことは分かりませんでした。さらにアニメ「ダンまち」のフレイヤの声優、日笠陽子についても紹介しました。妖しい美貌で男性を魅了するフレイヤ。そんな美の神・フレイヤに注目してダンまちをお楽しみください。