【文スト】宮沢賢治は笑顔の最年少探偵！声優や性格・異能「雨ニモマケズ」とは？

今回は「文豪ストレイドッグス」略して「文スト」に登場する笑顔の最年少探偵・宮沢賢治に関して、そのプロフィールや人物像、性格を紹介し、宮沢賢治の異能「雨ニモマケズ」の能力の特徴や由来についてもみていきます。さらに、宮沢賢治が作中で発した名言やアニメ声優を務めた花倉洸幸さんのプロフィールや声優としての主な出演作品についてもみていきます。

「文豪ストレイドッグス」略して「文スト」は、朝霧カフカ先生原作、春河35先生作画により、2013年からKADOKAWAの「ヤングエース」で連載されている漫画作品です。

外伝やノベライズ版、アニメ化作品、映画化作品も制作されており、特にアニメ化は第1期全12話が2016年4月〜6月に放送され、第2期全13話が2016年10月〜12月に放送。さらに、第3期全12話が2019年4月〜6月に放送されました。そして、映画は「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」2018年3月に公開となりました。

舞台は、非合法組織やマフィアなどがはびこる架空の街「ヨコハマ」。孤児院を放り出され、飢え死に寸前となった主人公の中島敦は、成り行きから入水自殺しようとして鶴見川に漂っていた太宰治を助けます。

そのとき、太宰治の相棒の国木田独歩が現れ、2人が警察や軍では解決が不可能な危ない事件の依頼を専門に受ける特殊異能集団「武装探偵社」の社員であると言うのでした。この縁から中島敦も彼らの仲間になり、仲間とともに様々な危険な事件を解決するために奮闘するストーリーです。

「文スト」は歴史上、明治時代〜昭和中期に実在した文豪たちがビジュアル化され、異能という特殊な能力を持ち、マフィアなどがはびこる架空の街「ヨコハマ」を舞台に戦うストーリーです。実際の文豪たちと同じ名前のキャラクターが登場し、キャラクターたちの持つ異能力も文豪たちの実際の作品に由来にするものばかりなので「文学」好きにはたまらないと好評です。

ただ、キャラクターたちは美形にデフォルメされており、異能力バトルファンタジー作品なので、実際の文豪たちとは関係のないストーリーとなっています。また、マフィアをはじめ非合法組織との異能力バトルが描かれていますが、派手な効果やアクションばかりが目立つ他作品と違い、少し大人向けの暗く重たい雰囲気が強調された作品です。

そして、少し残酷なシーンも登場しますが、男性キャラも女性キャラも美形なのでそういった部分が緩和されているそうです。

主人公の中島敦は、白虎に変身することができる異能力「月下獣」を持っており、バトル向きの能力者です。武装探偵社の社員であり、強い能力と持っていますが、自尊感情が低く、自分に自信がありません。しかし、中島敦は困難にも果敢に立ち向かうことのできる芯の強さを持った少年でもあります。

異能力の元ネタは中島敦の小説「山月記」で、感情が極度に昂ぶったときや月の光を浴びたときに中島敦は大きな白虎に変身し、頑丈で脅威の回復力を持つ体と、鋭い五感、異能力自体を引き裂くことができる爪、俊敏な身体能力などを発揮します。当初は白虎に変身すると自分でその力をコントロール出来ませんでしたが、徐々にコントロールできるようになり、攻撃・防御の両方で役立つようになってきました。

2人目の太宰治は、主人公と同じく武装探偵社の社員で主人公よりも目立つ準主役です。他の人間の異能力を無効にすることができる異能力「人間失格」を持ち、戦闘力は低いながらも異能者との対戦では最強です。ただ、自殺を何度も試みる自殺愛好家で、美女と心中するという憧れを持っていますが、これまでの彼の自殺はすべて未遂に終わっています。

性格は非常にコミカルな一方で、敵に対しては情け容赦がなく冷徹な一面があります。異能力の元ネタは太宰治の小説「人間失格」で、触れることで発動された異能を無効にしたり、異能力者自身に触れて発動自体を阻むこともできます。

3人目の江戸川乱歩も、武装探偵社の社員であり、その中で最も探偵らしいと言われているキャラクターです。彼の能力はすべてを瞬時に見通す「超推理」です。この能力について、江戸川乱歩本人は異能力と自称していますが、実はこれは異能力ではなく彼自身の驚異的な推理力によるものとなっています。

その証拠に、江戸川乱歩の「超推理」は太宰治の異能「人間失格」を使って異能力を無効化しようとしても、全く効きませんでした。そして、性格はとても楽観的で、戦闘力はほとんどありませんが、とても目立つ活躍をみせています。

4人目の国木田独歩も、武装探偵社の社員で太宰治の相棒です。国木田独歩は、太宰治のマイペースなで人をからかうのが趣味な性格にいつも振り回され、常にイライラしています。しかし、実は国木田独歩はとても真面目かつ優しい性格で、熱いところがあり、信頼に値する義理堅いキャラクターです。

異能力は「独歩吟客」で、元ネタは国木田独歩のもう1つのペンネームです。手帳に書き込んだ文字の物を具現化させることができます。ただ、手帳に文字を書く時間が必要なので攻撃が遅れることと、手帳をなくすと異能を発揮することができないことが弱点となっています。

5人目の与謝野晶子は、武装探偵社の専属の医者であり社員です。ハキハキした物言いと勝ち気な性格で、男尊女卑の言動をする者が大嫌いです。

異能力の「君死給勿（きみしにたもうことなかれ）」は様々な怪我をした者を完全に回復させることができるとても強い能力で、元ネタは与謝野晶子の詠んだ詩「君死にたまふことなかれ」です。しかし、与謝野晶子の異能を発動するには一度、怪我人を瀕死の状態にまで持っていかなければならず、処置をされた谷崎のはなしでは彼女に4度解体されたそうです。

6人目の泉鏡花は、かつてはポートマフィアに所属する殺人犯でしたが、その後武装探偵社との関わりを持ち、現在では中島敦と同居しているヒロイン的な立ち位置のキャラクターです。結構な美少女ですが、暗殺技術ばかりを仕込まれて育ったので感情が乏しく、一般常識とはかけ離れた部分があります。

異能は「夜叉白雪」で、元ネタは泉鏡花の戯曲「夜叉ヶ池」です。殺傷能力がかなり高い異形を具現化させることができる能力となっています。

宮沢賢治のプロフィールをみていくと、誕生日8月27日、年齢は14歳、身長は158cm、体重は53kg、血液型はO型です。好きなものは天ぷらそば・三ツ矢サイダー・音楽、異能は「雨ニモマケズ」です。

宮沢賢治は武装探偵社に入ったばかりの新入りですが、社長の福沢諭吉が自ら勧誘して入社させたほどの実力者で、すでに数々の事件を解決に導いた優秀な人材です。また、宮沢賢治の調査方法はとても個性的となっています。宮沢賢治はどんな事件の聞き込みでもストレートかつ常に笑顔で挑んでいきます。そして、犯人が嘘をついても、純粋な宮沢賢治はそれを信じて出直します。

すると、犯人は宮沢賢治が事件の何らかの手がかりをすでに掴んでいると思い込み、真相を話して宮沢賢治を始末しようと襲いかかってきます。そこを宮沢賢治が異能「雨ニモマケズ」で制圧し、事件解決。こういった独特の流れなので、他の捜査員の参考には全然なりません。ちなみに、宮沢賢治は自分が事件を担当すると、みんな素直に自白してくれると思い込んでいます。

また、宮沢賢治は世の中は良い人ばかりだと信じており、彼が聞き込みをすれば、いかつい顔のヤクザたちでさえも積極的に様々な情報を提供してくれます。ここで、宮沢賢治はなぜ恐い人たちから情報を集めることができるのでしょうか？その理由は宮沢賢治自身がかなり強いからです。宮沢賢治は恐るべき怪力と他人を信じ切った無垢な笑顔を武器に、悪意を持った人間でさえも力づくで抑え込むができるのです。

宮沢賢治は東北出身で、故郷はその地域のどこかにあるとされるド田舎「イーハトーヴォ村」です。その村には電気が通っておらず、貨幣も電話もありません。奈良時代からずっと物々交換をして生活をしている集落です。そんな原始的な村で宮沢賢治は牛を追いかけて育ちました。

田舎育ちの彼が言うには、牛は機嫌が悪くなって人間の言うことを聞かなくなることが多々あり、宮沢家には「牛が逆らえば手近なもので殴る」という家訓があるそうです。そのため、宮沢賢治は敦と事件の捜査をしている最中にギャングに襲われたときも、手近なもの（怪力で引っこ抜いた標識）でギャングたちを次から次へと殴り出しました。彼にとっては牛も人間も同じで、見事宮沢家の家訓を遵守し、ヤクザを制圧したのでした。

ここまで「文スト」の作品情報やあらすじを紹介し、笑顔が魅力の最年少探偵・宮沢賢治のプロフィールや人物像についてみてきました。次に、アニメ「文スト」の宮沢賢治の声を担当した声優・花倉洸幸さんについて、そのプロフィールや主な出演作品をみていきます。

アニメ「文スト」で宮沢賢治の声を担当した声優の花倉洸幸さんは1989年12月24日生まれ、年齢は29歳（2019年11月現在の年齢）です。所属事務所はアイムエンタープライズで、2012年頃から声優として活動しています。趣味は写真を撮ること、ミニバスケ、半身浴、特技はキーボードだそうです。次に、宮沢賢治の担当声優・花倉洸幸さんの声優としての主な出演作品を紹介していきます。

• 2015〜年アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG」シリーズのクリストファー・ロウ役
• 2015年吹き替えドラマ「ゴーティマー・ギボン 〜ふしぎな日常〜」ゴーティマー（スローン・モーガン・シーゲル）役（上の画像）
• 2015〜年吹き替えドラマ「HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン」トミー・クラーク（ロビー・ケイ）役
• 2015年吹き替えドラマ「ガール・ミーツ・ワールド」ルーカス・フライアー（ペイトン・マイヤー）役
• 2016-2019年アニメ「モブサイコ」白鳥兄弟役
• 2016-2017年吹き替えアニメ「LEGO NEXO KNIGHTS」アーロン・フォックス役

• 2017年アニメ「ベイブレードバースト ゴッド」アズールアイ役
• 2017年アニメ「王様ゲーム The Animation」杉沢遼役
• 2017年吹き替え映画「レディ・バード」ダニー・オニール（ルーカス・ヘッジズ）役
• 2017年吹き替え映画「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」ワーム（ショーン・トーマス）役
• 2018年アニメ「サンリオ男子」西宮諒役（上の画像）
• 2018年アニメ「夢王国と眠れる100人の王子様」コライユ役
• 2019年吹き替えアニメ「101匹わんちゃんストリート」デルガド役
• 2019年吹き替えアニメ「エッグカー」ギララ役

ここまで「文スト」の作品情報やあらすじを紹介し、「文スト」に登場する宮沢賢治の声を担当声優・花倉洸幸さんについて、プロフィールや声優としての主な出演作品をみてきました。次に、いつも笑顔の最年少探偵・宮沢賢治の性格をみていきます。

宮沢賢治の性格1つ目はマイペースです。宮沢賢治はどんな事件の聞き込みでもいつも笑顔を絶やさずにいるマイペースな性格で知られています。

宮沢賢治の性格2つ目は楽天家です。宮沢賢治は裏社会で生きる人間に対しても物怖じしない性格で、他者の嘘もすっかり信じてしまう楽天的な性格です。また、宮沢賢治は与謝野晶子の異能「君死給勿（きみしにたもうことなかれ」により解体されることも怖がらないほどの楽天家で、ある意味「最強」のキャラかもしれないと言われています。

宮沢賢治の性格3つ目は能天気です。宮沢賢治の性格は能天気で軽いです。その軽さはわざと自分をお調子者に見せている太宰治とは違い、宮沢賢治の場合は本物の能天気です。

宮沢賢治の性格4つ目は抜群のコミュ力です。田舎育ちの宮沢賢治はコミュ力が高く、商店街にいるおばちゃんからヤクザまで非常に顔が広いです。しかも、その人々から好意を持たれており、敦とともに事件の捜査をしていたときには大勢から声をかけられていました。また、その中には「賢ちゃんのためなら何でもする」と言うヤクザもおり、宮沢賢治は「心を込めてきけば答えてくれる」と断言しています。

ここまで「文スト」の作品情報やあらすじ、宮沢賢治の担当声優や性格などを紹介し、いつも笑顔の最年少探偵の人物像に迫ってきました。次に、可愛らしい顔に似合わず頑丈で怪力を発揮する宮沢賢治の異能「雨ニモマケズ」について、その能力の特徴や由来をみていきます。

宮沢賢治の異能は「雨ニモマケズ」で、この能力により怪力と頑丈な体を発揮することができます。具体的には、宮沢賢治はこの異能「雨ニモマケズ」のおかげで、軽自動車を楽々持ち上げ、道端の標識を引っこ抜き、そして鉄パイプで殴られたときも平気でした。

この肉体強化の異能「雨ニモマケズ」は主人公・中島敦の異能「月下獣」と似ている部分もありますが、中島敦の異能は完全再生能力も備わっているので、宮沢賢治の異能「雨ニモマケズ」はそれの劣化版のような印象を受けます。ただ、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」も戦闘で大いに役に立つ能力で、手近な武器を振り回して敵を殴るなど、攻撃に最適です。

このように宮沢賢治の異能「雨ニモマケズ」は怪力と頑丈な体になれる能力ですが、弱点もあります。それは宮沢賢治自身が空腹のときしか能力を発揮できず、満腹になってしまうと眠気に襲われてしまうことです。

宮沢賢治の異能「雨ニモマケズ」の由来について、元ネタは文豪である宮沢賢治の有名な詩「雨ニモマケズ」です。実際の宮沢賢治は虚弱体質だったそうで、「文スト」に登場する宮沢賢治の異能は、まるで元ネタの詩「雨ニモマケズ」に出てくる理想を描いたようだと言われています。

ここまで「文スト」の作品情報やあらすじを紹介し、笑顔が魅力の最年少探偵・宮沢賢治の性格や担当声優、異能「雨ニモマケズ」の能力の特徴や由来についてみてきました。次に、宮沢賢治の名言についてみていきます。

宮沢賢治の名言1つ目は下の通りです。あるとき、瀕死の状態になった武装探偵社の社長・福沢諭吉は社員たちに「ポートマフィアと戦ってはいけない」と命じます。江戸川乱歩は福沢諭吉の命令に背く戦いをすべきかどうか考えますが、彼の頭脳であっても答えが出ません。

そこで、社員たち自身に選ばせることにします。ポートマフィアとの戦いを選ぼうか迷う社員たちに対して、宮沢賢治が発したセリフがこちらです。このセリフにより、社員たちはポートマフィアと戦う覚悟を決めました。こちらはそんな大事な場面で、皆の選択を後押しした宮沢賢治の名言として知られています。

宮沢賢治の名言2つ目は下の通りです。重力を操作する異能を持つ中原中也と対峙した宮沢賢治は、彼の異能「汚れつちまつた悲しみに」により、逆さになっても落ちない帽子を見て驚き、このセリフを発しました。

宮沢賢治の世間知らずで楽天的な性格がよく表れている名言と言われていますが、宮沢賢治が生まれ育った田舎では電気も電話も貨幣もなかったことを考えると、彼にとっては都会自体は驚きの連続だったことがわかります。そして、彼の楽天的な発言や性格は、暗く重たくなりがちな「文スト」の世界観の中で、明るく軽い要素を与えてくれると言われています。

宮沢賢治の名言3つ目は下の通りです。あるとき、「犯罪者」に仕立て上げられた武装探偵社に、軍警最強と名高い異能特殊部隊「猟犬」が迫ります。武装探偵社の社員は逃亡しますが、みんな絶望的な心境になります。そんなとき宮沢賢治は楽観的な表情で下のセリフを言いました。そのセリフにより、みんなの折れかけた心が持ち直すことになり、読者の心にも深く響いた名言として印象に残っている人も多いそうです。

こちらは「文スト」に登場する宮沢賢治に関するツイートです。名言のところで紹介した通り、宮沢賢治の武装探偵社がピンチになっても皆を励ませるところが好きだという感想です。

こちらも「文スト」に登場する宮沢賢治に関するツイートです。宮沢賢治の明るくて優しい、そして素直なところが好きだという感想で、今後の活躍に期待が寄せられています。

こちらも「文スト」に登場する宮沢賢治に関するツイートです。宮沢賢治が明るくて力持ちなところがかわいいという感想です。

こちらも「文スト」に登場する宮沢賢治に関するツイートです。当初は宮沢賢治の見た目に惹かれたそうですが、彼の性格や異能を知っていく中でもっと好きになっていったそうです。また、宮沢賢治がかわいいという感想です。

こちらも「文スト」に登場する宮沢賢治に関するツイートです。可愛いショタという見た目なのに、怪力により敵を笑顔で吹っ飛ばす様がギャップがあって、とても好きなのだそうです。

いかがでしたか？「文スト」に登場する、いつも笑顔の最年少探偵・宮沢賢治について、その性格や名言、アニメ声優を紹介し、異能「雨ニモマケズ」の特徴や由来をみてきました。宮沢賢治はマイペースで楽天家で田舎育ちのためかコミュ力が非常に高く、どんな嘘も無条件で信じてしまう純粋さがあります。

しかし、そんな性格や見た目に反して、頑丈な身体と怪力を発揮できる異能を持っており、そのギャップがとても人気であることが分かりました。そして、宮沢賢治の名言は多くの読者の心に深く響いたそうで、高く評価されていることも分かりました。今後も「文スト」宮沢賢治の活躍に期待していきましょう！