2019年11月14日公開
2019年11月14日更新
【ロード・エルメロイ2世の事件簿】グレイとアルトリアの関係を考察【Fate】
『Fateシリーズ』のスピンオフ作品である『ロード・エルメロイ2世の事件簿』。『Tate/Zero』に登場したウェイバー・ベルベットの存在に衝撃を受けたことが『ロード・エルメロイ2世の事件簿』を製作するきっかけとなり、彼の視点で物語が展開することとなりました。そんなウェイバーことロード・エルメロイ2世が事件簿の謎を解決するにあたり、内弟子として彼を支えるのがグレイです。ここでは、登場初期から謎に包まれた存在であるグレイの正体をアルトリアとの関係やブラックモアの墓地での過去を交えて紹介しています。
目次
ロード・エルメロイ2世の事件簿のグレイとは?
『Fateシリーズ』のスピンオフ作品である『ロード・エルメロイ2世の事件簿』。主人公であるロード・エルメロイ2世の視点で物語が展開されていますが、中でも内弟子であるグレイは登場初期から怪しい存在であり、師匠の身の回りを世話する女の子でした。ここでは、『Fateシリーズ』と『ロード・エルメロイ2世の事件簿』の概要をはじめ、グレイのプロフィールを紹介していきます。
ロード・エルメロイ2世の事件簿の作品情報
Fateシリーズの概要
『Fateシリーズ』とは、2006年にFateシリーズ初となる『Fate/stay night』が放送され、16本にも渡る作品の総称です。16本からなるFateシリーズですが、何本かのシリーズは物語の展開が繋がっており、放送順で視聴していくといった特徴があります。また、Fateシリーズの作品はスピンオフとメイン作品に分かれており、メインであれば一つの物語が別の誰かの視点で展開されていきます。
ロード・エルメロイ2世の事件簿の概要
『ロード・エルメロイ2世の事件簿』は、虚淵玄によるス小説『Fate/Zero』に登場したウェイバー・ベルベットの視点で物語が展開されており、それ以前に発表されていた『ロード・エルメロイⅡ世』が『Fate/Zero Material』でウェイバーの後身であることが明かされています。
2012年7月に開催された10周年記念イベントで上映された『Tate/Zero』を閲覧した三田がウェイバーの存在に衝撃を受けたことが『ロード・エルメロイ2世の事件簿』の製作のきっかけとなり、成田良悟から作品の構想を聞いた虚淵と奈須からも好評を得たことで、執筆する運びとなったようです。
ロード・エルメロイ2世の事件簿のあらすじ
ここでは『ロード・エルメロイ2世の事件簿』の簡単なあらすじを紹介します。舞台は、第四次聖杯戦争から10年が経ったイギリス。第四次聖杯戦争に参加したウェイバー・ベルベットは魔導士として大きな成長を遂げており、エルメロイ派のライオネス・エルメロイ・アーチゾルテの妖精によって当主の座を預かることとなり、ロード・エルメロイ2世と呼ばれるようになります。
そんな彼の元へ、ライネス「魔術絡みの厄介な事件簿」を度々持ち込むようになり、そこで起きた事件をグレイやエルメロイ教室にいる内弟子たちと共に謎に満ちた事件を解決することになりました。
グレイのプロフィール
- 地域:イギリス
- 性別:女性
- 身長:154㎝
- 体重:42㎏
- 属性:善、秩序、人
- 好きなもの:皆が話す賑やかな部屋、葉巻の香り、古い本の匂い、静かな部屋
- 嫌いなもの:自分の顔
グレイは、Fateシリーズのスピンオフ作品『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』の登場人物です。魔術協会の時計塔に所属する魔術師であり、ロード・エルメロイⅡ世の内弟子でもあります。当初は彼のことを疑っていたのですが、共に行動していくうちに信頼・尊敬するようになっていました。ロード・エルメロイⅡ世とイスカンダルとの関係を知った後は、2人の再会を願うようになっています。
普段は時計塔で学びながら彼の護衛や身の回りの世話をしており、Ⅱ世からは「レディ」と呼ばれ親しまれています。灰色の髪をした少女で、臆病で人見知りをする性格なのか常にフードを深く被って顔を隠しています。作中ではウェールズ訛りの古風な英語を話すと設定されているようです。
グレイのアッドや宝具
出典: https://thetv.jp
グレイには、マントの下に魔術礼装・アッドを所持しています。グレイが村を抜け出すまで長きに渡る期間を要しましたが、その時の彼女にとって救いの存在でした。グレイのことを「愚図」グレイと呼ぶなど口が悪いのですが、アッドだけが罵倒してくれる存在なので彼女にとっては友達として親しめるのです。
またグレイにはアーサー王のように宝具が存在しています。その宝具の名を「最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)」と呼びますが、これがグレイの持つ武器の真の姿になります。アーサー王がモードレッドを倒す際に使用した聖槍でもあります。
ロード・エルメロイ2世の事件簿のグレイの正体やアルトリアとの関係
出典: https://abema.tv
『ロード・エルメロイ2世の事件簿』のグレイの正体やアルトリアとの関係を紹介していきます。自分に自身がなく引っ込み思案な性格をしていながら、それでも信頼するロード・エルメロイ2世を守ろうとする姿が健気なグレイ。なぜ顔を隠すのか、彼女の過去から正体を解説していきますので、ぜひご覧ください。
グレイの正体①ブラックモアの墓地の出身
グレイの正体として挙げられるのが「ブラックモアの墓地の出身」ということです。故郷となるブラックモアの墓地は、最初にアーサー王の遺体が運び込まれた土地であり、「最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)を受け継いでいる村でもあります。しかし、それを使いこなせる人間はおらず、そこでブラックモアの墓地に住む村の人々は何百年にもわたってロンゴアミアドを操れるアーサー王を呼び起こそうと儀式を続けてきていました。
そのブラックモアの墓地でおこなわれる儀式に重要なのがグレイです。グレイはアーサー王の「肉体」の器となるために必要とされる一族だったというのが、彼女の正体でした。ただ、生まれたときはアーサー王とある程度は似ている顔をしていました。しかし、10年前にグレイの体が変化していくことに。第四次聖杯戦争でセイバー・アルトリアが召喚されたことがきっかけとなりました。
アルトリアが召喚されたと同時にグレイが共鳴したため、グレイの顔はアーサー王と瓜二つになります。そんなグレイを見てブラックモアの墓地に住む人々は歓喜しますが、グレイ本人は自分の顔が変貌を遂げ、自分自身が分からなくなるという恐怖に襲われていました。そんなとき、唯一グレイの顔を拒絶したのが、ロード・エルメロイ2世だったのです。彼は「英霊」に対する切り札を手に入れ、第五次聖杯戦争に参戦しようとしていました。
そこで訪れたのがブラックモアの墓地。彼がなぜグレイの顔を拒絶したのか?それは第四次聖杯戦争のときにアルトリアの真正面で宝具を受けていたからです。拒絶されたグレイは心底嬉しく、彼とは「拙の顔のことは、嫌ったままでいてください」と約束を交わします。グレイの気持ちを察したロード・エルメロイ2世は、彼女をブラックモアの墓地から連れ出しました。
それから、世間知らずの彼女の正体を隠して、生き抜くためにロードの身内としてグレイは彼の内弟子となったのです。そして彼女の正体がアーサー王の現身であったため、最果てにて輝ける槍を駆使できたということでした。
グレイの正体②アルトリアとの関係や顔の秘密
『ロード・エルメロイ2世の事件簿』の始まりで、ロード・エルメロイがグレイに「顔を見せるな」といっていました。その言葉に含まれた「顔」こそがアルトリアと深い関係があるのです。顔を隠しているのは正体を知られないためで、グレイ自身がアーサー王の一族であり、ブラックモアの墓地の儀式で作りだされた存在。そして第4次聖杯戦争におけるセイバー・アルトリアと容貌が酷似しているからです。
ロード・エルメロイ2世の事件簿のグレイのかわいいシーン
『ロード・エルメロイ2世の事件簿』のグレイは、ブラックモアの墓地出身であり、アルトリアのと似ている理由などから正体が判明しました。グレイの性格は、ブラックモアの墓地に住む村の人々から影響されたものであり、アルトリアの顔と酷似していることが原因のようです。ここでは、そんなグレイの性格が顕著に表れたかわいいシーンを紹介していきます。
かわいいシーン①猫をかわいがる
こちらの画像は、『ロード・エルメロイ2世の事件簿』でグレイが見せた猫をかわいがるシーンです。楽しそうにしている様子がかわいいと言われています。
かわいいシーン②師匠のお世話
こちらの画像は『ロード・エルメロイ2世』でグレイが寝ぼけたロード・エルメロイ2世の髪をとかしているシーンです。師匠の身の回りの世話をしている献身的なグレイ。細かい作業が好きなグレイなので、師匠の身の回りの世話をするのは苦手ではないようです。また、そういった作業が落ち着くようです。
かわいいシーン③フードを外す
こちらはグレイが『ロード・エルメロイ2世の事件簿』でフードを外したシーンとなってます。フードを外すと、やはり彼女がアルトリアの髪型からアホ毛まで似ているので、フードは正体を隠すための必需品だといえます。
かわいいシーン④着せ替え人形に
こちらの画像は『ロード・エルメロイ2世の事件簿』でライネスから聖杯戦争のことを聞くことになりますが、その対価として買い物に付き合わされ、着せ替え人形となってしまったグレイでした。照れ顔が非常にかわいいと言われています。
かわいいシーン⑤調律
こちらの画像は『ロード・エルメロイ2世の事件簿』で調律をしたグレイが頬を赤らめて恥ずかしがっているシーンです。息を荒げていたのもかわいらしいです。
かわいいシーン⑥自らの在り方を想う
ブラックモアの墓地での出来事からグレイはずっと自身が持てずにいました。しかし、宝具を解放されたとき、アッドとカラボーの助言によって自らの在り方を想います。背中を押してくれるアッドがいましたが、そのときグレイがトランス状態で「拙、は……拙、は、師匠を、みんなを、守り、たい。守れる、自分で、いたい」と意識がはっきりしない中でも、これだけは口にしなくてはならないという一心で、言葉を絞り出しています。
ロード・エルメロイ2世の事件簿のグレイのアニメ声優
『ロード・エルメロイ2世の事件簿』のグレイを担当したアニメ声優は「上田麗奈」です。ここでは、彼女が声優を目指すきっかけとなった出来事や声優デビューまでの経緯などのプロフィールをはじめ、主な出演作品までを紹介していきます。
上田麗奈のプロフィール
- 本名:上田麗奈(うえだれいな)
- 出生地:富山県富山市
- 生年月日:1994年1月17日
- 身長:157㎝
- 職業:声優、歌手
- 所属事務所:81プロデュース
グレイを担当した上田麗奈は、中学生のころに演劇部に所属していた友人が声優志望だということから声優を認識したようです。それからは尊敬していた彼女声優を志望していたということで、「素晴らしい職業に違いない」と考えるようになったことが声優を目指すきっかけのようです。その後、高校三年生の頃に、声優のオーディションに挑戦し、2011年には「第5回81オーディション」にて準グランプリを受賞しました。
上田麗奈の主な出演作品
- 2013年~:イナズマイレブンGO ギャラクシー(カトラ・ペイジ 役)
- 2014年~:ハナヤマタ(関谷なる 役)
- 2015年~:コトリサンバ(メローニャ 役)
- 2015年~:実は私は(朱美みかん 役)
- 2016年~:クロムクロ(ソフィー・ノエル 役)
- 2017年~:サクラクエスト(四ノ宮しおり 役)
- 2018年~:ロード・エルメロイII世の事件簿(グレイ 役)
- 2019年~:鬼滅の刃(栗花落カナヲ 役)
ロード・エルメロイ2世の事件簿のグレイに関する感想や評価
グレイちゃんの正体はそうなのか。強いわけだ。あとかわいい。主人公は結構、へっぽこなところもあるなあ、フェイトゼロの頃を思わせていいねw
— 栗橋 (@pzBK6p42vItwGH0) August 8, 2019
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note- 第5話「最果ての槍と妖精眼」 https://t.co/w9aZ7jrrZ3 #so35481702 #ニコニコ動画
『ロード・エルメロイ2世の事件簿』のグレイの正体を知って納得している声があります。彼女の正体がブラックモアの墓地の儀式によって、アーサー王の現身となったため最果ての槍を使うことができました。また、事件簿の主人公もへっぽこなところもあって、『Fateシリーズ』のZeroを思い出すともいわれています。
グレイの正体まじか。なかなか衝撃や
— せかじぃ (@sekajiii) August 6, 2019
展開に若干置いてけぼりを食らってしまうところどころあるけど、戦闘シーンはめちゃくちゃ良いし、なんだかんだで毎回満足... / ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Gr... 第5話 を見ました https://t.co/ZPKmwpxngu #事件簿アニメ
『ロード・エルメロイ2世の事件簿』のグレイの正体を知って衝撃を受けたようです。やはり、グレイの正体がアーサー王の現身だということなので、戦闘シーンが好評で毎回満足することが出来ると言われています。
ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note- 2話。お、やっぱりミステリだ。それも登場人物の構成が、なんというか英国黄金時代っぽい感じ。フーダニットの特定はわりとざっとしていたけれど、ミステリの味わいのある物語としてなかなか楽しめました。グレイさんはかわいいですし……。
— 平山白 (@hirayama46) July 16, 2019
こちらの感想は、『ロード・エルメロイII世の事件簿』の物語がミステリアだと言われており、グレイもまたミステリアスの要素となる人物といえるでしょう。グレイが可愛いといわれていました。
ロード・エルメロイ2世の事件簿のグレイまとめ
『ロード・エルメロイ2世の事件簿』のグレイは、ブラックモアの墓地出身であり、アルトリアと顔が酷似していることが分かりました。自らのアイデンティティを失ってしまった彼女を救ったのがロード・エルメロイ2世であり、それがきっかけで内弟子となっています。グレイのかわいいシーンでも見られたように、普段はロードの師匠の身の回り世話をする献身的な女の子。そしてロードの願いが叶うことを祈る姿もまたかわいらしいです。
原作小説では、グレイの視点で物語が進んでいきます。周りの魔導師たちは殺人事件が起こっても、眉1つ動かさないのですが、彼女だけは人間らしいリアクションをするなど癒しの存在となっています。師匠が大好きであることがモノローグで分かるので、もしアニメでも可愛いと思った人は原作も読んでみてはいかがでしょうか?