【ベルセルク】ルカは元娼婦のいい女！声優は？初登場・活躍シーンやその後も紹介

『ベルセルク』に登場するルカが初登場を果たした際は、モブキャラのような雰囲気をしていました。しかし、物語が展開していくうちに彼女は世界の秘密を知り、さらに転換点で生き残った唯一の人物となっています。ここでは、『ベルセルク』の簡単な作品情報をはじめ、ルカのプロフィールを紹介していきます。

『ベルセルク』は、三浦健太郎によるダークファンタジー作品です。「剣と魔法の世界」を舞台に、巨大な大剣を携えた黒の剣士ガッツが使徒への復讐のために旅を続ける物語となっています。作品の題名『ベルセルク』とは、北欧神話の狂戦士伝説に由来しており、作中でも狂戦士の甲冑を身に付けて戦うガッツの姿が描かれています。漫画誌『月刊アニマルハウス』にて1989年10月号から連載が開始され、20年以上にも渡る長期連載が続いています。

ただ、連載は年単位に渡って休載することも多く、連載期間中も過労に至るほどの作業を続けているようです。なお、単行本は白泉社から『ヤングアニマルコミックス』のレーベルで刊行されています。2002年に第6回手塚治虫文化賞漫画優秀賞を受賞後、現在(2019年11月)の単行本発行部数は累計4000万部を記録し、世界中でも支持を集めています。

『ベルセルク』のあらすじを簡単に紹介します。舞台は中世ヨーロッパ、身の丈を超える巨大な剣と義手に備えられた大砲を身に纏った黒い剣士・ガッツがいました。ガッツは旅の途中で出会った妖精・パックと共に、各地で人々を襲う使徒への復讐を胸に抱き、狂戦士のような戦いを繰り広げていきます。その後、『ベルセルク』のあらすじは時系列順に以下のような展開となっています。

• 黄金時代(3-14巻)
• 断罪編(14-21巻)
• 千年帝国の鷹（ミレニアム・ファルコン）篇（22 -5巻）
• 幻造世界（ファンタジア）篇（35巻 - ）
• 遠い日の春花(37巻)

映画「ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略」のDVD&ブルーレイ発売記念イベントが都内でおこなわれました。ベルセルクが好きなモデル・山本美月さんをはじめ、芸能人が一堂に会してのトークショーや、ベルセルクの映画のキャラクター・キャスカの衣装を着用した山本さんなど豪華イベントとなっていました。

山本はベルセルクの作品について「戦闘シーンもですが、人間関係も見どころが満載です」と言っており、その後ベルセルクの奥深さを語っています。ベルセルクに登場するキャラクターで好きなのがグリフィスのようで、ガッツにベヘリットを自慢するシーンがキュンときたと言っています。

『ベルセルク』に登場するルカは、聖地アルビオンから少し離れた難民が住む場所で淫業を職業とする茶髪の娼婦です。自分よりも若いニーナやフーケ、ペペ、リューシーも同様娼婦ですが、皆で稼いだお金で難民の皆に食料を提供するなど慈善活動をおこないながら、長きに渡ってその日暮らしの生活を続けていました。そして、ルカは『ベルセルク』の世界が次第に変わりつつあることを知ります。

『ベルセルク』のルカを担当した声優は「沢城みゆき」です。2017年に放送された『人気声優200人が本気で選んだ！声優総選挙！3時間SP』で4位に選出されるなど今後ますます期待される声優。ここでは、沢城みゆきのプロフィールと主な出演作品を紹介していきます。

• 本名：沢城みゆき
• 出生地：長野県
• 出身地：東京都
• 生年月日：1985年6月2日
• 身長：156㎝
• 職業：声優、女優、ナレーター
• 所属事務所：青二プロダクション
• 活動期間：1999年～

1999年5月2日に開催された新人声優オーディションに参加し、『デ・ジ・キャラット』で審査員特別賞を受賞しています。その後、声優として演技経験がないまま同作品のプチ・キャラット役に選ばれ、声優デビューを果たしました。そして、同作品の共演者である氷上恭子の推薦によって声優としてマウスプロモーションに所属し、事務所に付属した養成所にて改めて声優としての演技を学ぶことになります。

2011年に放送された『ルパン三世 血の刻印-永遠のMermaid-』の峰不二子役を演じていました。それから4年後の2015年には青二プロダクションへ移籍。2017年に『人気声優200人が本気で選んだ！声優総選挙！3時間SP』で4位に選出され、2018年4月1日から放送されている『ゲゲゲの鬼太郎』では鬼太郎役に抜擢されるなど順調な声優活動を続けているようです。

• 1999年～：デ・ジ・キャラット（プチ・キャラット 役） 
• 2004年～：ローゼンメイデン（真紅 役）
• 2005年～：おねがいマイメロディ（小暮駆 役)
• 2005年～：フルメタル・パニック! The Second Raid（夏玉蘭 役）
• 2006年～：ウィンターガーデン（プチ・キャラット 役）
• 2007年～：素敵探偵ラビリンス（日向マユキ 役）
• 2008年～：図書館戦争（柴崎麻子 役）
• 2008年～：夏目友人帳（笹田純 役)
• 2010年～：デュラララ!! シリーズ（セルティ・ストゥルルソン 役)
• 2012年～：BTOOOM!（吉良康介 役)

『ベルセルク』でルカが初登場を果たしたのは聖地アルビオンでした。初登場からキャスカとの出会いをきっかけにキーパーソンとなっていきます。ここでは、ルカの初登場や活躍シーン・その後を紹介していきますので、ぜひご覧ください。

ルカが初登場を果たしたのは少々エッチなシーンでした。騎士ジェロームが騎士としての仕事をサボってルカの元を訪れており、ルカが娼婦としての仕事をしているというシーンになります。ジェロームは貴族出身なのですが、ルカへの想いの深さから貴族と平民を越えた関係になろうと言っており、真珠をルカにプレゼントしていました。

ルカのその後は、断罪編のメインストーリーが終わったころになります。ルカは娼婦3人と共にジェロームに身を預ける形で聖地アルビオンを離れていました。貴族出身であるジェロームが娼婦を養うほどなので、本気でルカを愛していたのがうかがえます。ここで、ルカが特に心配していたニーナのその後ですが、彼女は青年と駆け落ちしていました。

しかし、ルカはその後のことを深く考え始めます。というのも、聖鉄鎖騎士団に所属するジェロームには本国に妻がいるのです。それを知ったルカは、旅に出る決意をしていました。ジェロームと別れたルカは、妹分3人と共に旅をして城塞都市ファルコニアに住むことになりました。そして、その後難民受け入れ宿の管理人として活動しています。

『ベルセルク』に登場するキャスカはある出来事によるショックから幼児退行してしまい、リッケルトにかくまわれて生活していました。しかし、リッケルトの元に住んでいた養女エリカと気分転換に外を散歩したところ、いつの間にか飛び出してしまいアルビオンへと向かっています。その時に幼児退行したキャスカをルカが見つけ、難民が住む場所で一緒に生活することになりました。

ルカは姉御肌で、ニーナやフーケ、ペペ、リューシーと同様にキャスカも自分が守ろうとし、たった一人でふらついているキャスカの身を案じて助けてくれたのです。ただ、その時のルカはキャスカの名前を知らなかったので、とりあえず「エレーン」と名付けていました。

『ベルセルク』のルカは誰もがモブキャラだと考えたかもしれません。しかし、キャスカを追って聖地アルビオンに赴いたガッツと行動を共にしていくうちに、『ベルセルク』の転換点である「蝕」に関与することになり、因果律から外れているガッツとキャスカとの関係性が深くなっていきます。ルカを含めたガッツ一行は、法王庁の聖鉄鎖騎士団に捕らえられたキャスカを取り戻すべく、キャスカが捕らわれている塔に向かいました。

一方、キャスカは捕らえられた塔で拷問を受けることになりますが、その瞬間、キャスカの胸にある刻印が反応し、数多くの魔物が飛び出してきてしまいました。聖鉄鎖騎士団はあまりにもおぞましい光景を見て全体が大混乱となります。そんな状況を察知したルカとガッツは一刻も早くキャスカを助ける必要がありましたが、キャスカを魔女だと言う異端審問官・モズクスが火あぶりの刑に処すべきだとしてキャスカを連れ去っていこうとしていました。

そんなキャスカの元にたどり着いたルカでしたが、「完璧な世界の卵」の力によって怪物と化したモズクスの所業で絶体絶命の危機にさらされ、ルカは塔の上から落ちてしまいました。しかし、塔から転落している途中で髑髏の騎士に助けられ、「完璧な世界の卵」と出会います。

そしてルカは卵から「人々が求める、あるもの」、聖地アルビオンの異変に関わる秘密について聞かされました。これによって、ルカは魔物や悪霊と深い関係を持ち、世界の秘密を知る人物となります。もしかすると、今後ストーリーで活躍する可能性が高いといえるでしょう。

『ベルセルク』のルカはジェロームと一緒に初登場を果たしましたが、その時にルカの美貌が披露されました。娼婦を生業とするルカですが、貴族出身であるジェロームが全てを投げ出すほどの魅力があります。塔への侵入に際してもジェロームが手助け(聖鉄鎖騎士団への裏切り)をしており、さらにジェロームは団長の前でも味方してしまうという行為までおこないました。

ジェロームにそれほどの覚悟を持たせるルカは、面倒見がよく、仲間を守るためなら命を投げ出すような包容力を持っており、娼婦たちの間でも中心的な存在です。

『ベルセルク』に登場した女性キャラの中で、ルカが一番好きだと言われています。かっこよく見ていて気持ちがいいキャラで、登場回数を増やしてほしいようです。またルカの次にファルネーゼだと言われていますが、彼女もまた初登場の印象はモブキャラのようでしたが、次第に努力家であり、自分が見る闇への恐怖を克服したいと成長していく様子が描かれていました。

『ベルセルク』でルカが言ったセリフが好きなようです。現実では、ルカのようにかっこよく生きるのは難しいと感じているようですが、それでもせめてこうありたいと思いながら生きていきたいと言われています。言い訳を言わないことを意識することが大切で、それによってこれまでに気付かなかったことに気付き始めるかもしれません。

『ベルセルク』に登場する髑髏の騎士は謎で異様なキャラクターでした。しかし、感想のようにルカをお姫様だっこをして助けたことから、次第にやさしさに満ち溢れたキャラクターだということが分かってきています。ルカは世界の奥深くを知ることになったり、髑髏の騎士に助けられたりと何か持っている人物のような感じた読者は他にもいるかもしれません。ちなみに、今のところ髑髏の騎士に助けられたのはルカ以外にガッツしかいません。

『ベルセルク』で初登場を果たしたルカの活躍からその後、そして彼女の魅力まで紹介してきましたが、いかがでしたか？初登場ではジェロームと一緒に登場しており、モブキャラという雰囲気だったのですが、初登場から予想もつかない活躍を見せることとなりました。もしかすると、ルカが初登場を果たした後にキャスカを拾った、ということから物語に深く関わってくる人物になっていたのかもしれません。

ルカは姉御肌で包容力があり、優しい性格など魅力が溢れるキャラクターなので、再登場を果たしたときは何か重要な役割を担っているのかもしれません。モブキャラのような最期を迎えるとは到底思えないルカ。今後の活躍に期待です！