【盾の勇者の成り上がり】漆黒の異邦者グラスの正体ネタバレ！強さや仲間を考察

大人気ライトノベル盾の勇者の成り上がりの作中で主人公である尚文達の前に立ちふさがった異世界の少女グラス。グラスは尚文達を圧倒する強さの持ち主であり、突如として尚文達がいる世界に出現しました。その正体は謎に包まれており、読者からはその正体に関する考察が多数ネット上に浮上しています。本記事ではそんなグラスについて、謎に包まれた正体のネタバレや強さのネタバレ、引き連れる仲間などをご紹介していきます。

ではグラスの正体や強さ、仲間などをネタバレ紹介する前に、グラスが登場する盾の勇者の成り上がりの作品情報についてネタバレ紹介していきます。グラスが登場する盾の勇者の成り上がりとはウェブ小説投稿サイトである「小説家になろう」で2012年から連載されているアネコユサギのライトノベル作品です。盾の勇者の成り上がりは修正を加えて2013年に単行本が刊行され、2019年11月現在22巻もの単行本が発売されています。

盾の勇者の成り上がりは近年流行している異世界もの小説の中でも非常にシリアスでダークな作風が描かれた作品となっており、その大人向けな内容から2019年6月時点で累計発行部数780万部を突破するほどの人気を博しています。この人気から盾の勇者の成り上がりは「コミックフラッパー」で漫画版が連載されることになり、2019年の1月から6月に渡って合計25話構成でアニメが全国で放送されることになりました。

盾の勇者の成り上がりの主人公である普通の大学生岩谷尚文はある日、図書館で4人の勇者を題材にして描かれた本を手に取ってしまいます。すると突然岩谷尚文はメルマルク王国という異世界にある国へ転生してしまいます。実は異世界には波といわれる魔物が大量発生する異変が生じており、国王はこれを防ぐために岩谷尚文を召喚したのです。しかしメルマルク王国という異世界に転生されたのは岩谷尚文だけではありませんでした。

岩谷尚文の他に槍・剣・弓の名を冠する勇者たちが現実世界から召喚されており、岩谷尚文はその中で盾の勇者という名を冠していました。しかし異世界ではある理由で盾の勇者が忌み嫌われており、岩谷尚文は王女と国王の策略に嵌って全てを失い、路頭に迷ってしまいます。岩谷尚文は意味の分からない理由で自分から全てを奪った者たちを憎み、ラフタリアという亜人の少女を仲間とし、共に復讐の旅に出るのでした。

本記事で正体や強さなどをネタバレ紹介するグラスとは盾の勇者の成り上がりに登場するキャラクターの1人です。盾の勇者の成り上がりに登場するグラスは着物を着た日本人に近い雰囲気を醸し出す少女であり、黒い扇を常に持っているのが大きな特徴となっています。そんなグラスは盾の勇者の成り上がりの作中において、尚文達が波と戦っている最中に突如として登場し、主人公である尚文達と戦いを繰り広げることになりました。

波の襲来の最中に登場したグラスは尚文達が苦戦していたソウルイーターをいとも簡単に倒し、圧倒的強さを見せつけ、異世界に転生した4人の勇者達をその強さで圧倒しました。後述でご紹介するのですが、実はグラスは尚文とは違う異世界の住民であり、ある理由から尚文含む勇者たちを倒すため行動しています。ちなみにモデルとなったのは函庭硝子という小説「ディメンションウェーブ」のキャラクターであるといわれています。

異世界からの来訪者であるグラスはアニメ盾の勇者の成り上がり第10話の最後に初登場を飾りました。書籍版同様アニメ盾の勇者の成り上がり第10話は第3の波に挑む尚文達の姿を描いた話となっており、グラスは正体を隠すかのように不適な笑みを浮かべながら登場しました。グラスが初登場した次に話であるアニメ盾の勇者の成り上がり第11話で尚文は他の勇者と協力して第3の波の魔物であるソウルイーターを倒します。

しかしソウルイーターの2体目が登場してしまい、尚文含む4人の勇者たちは絶望してしまいます。その時全く違う世界からの来訪者であるグラスが姿を現し、その圧倒的強さでソウルイーターを瞬殺しました。グラスは尚文以外の勇者を偽物を評し、尚文を倒すために攻撃を開始します。この戦いは尚文が会得した憤怒の盾の技を発動したことによってグラスは撤退するのですが、この一戦をきっかけに幾度となく尚文と戦うことになります。

ここからは本記事の本題である盾の勇者の成り上がりに登場するグラスの正体や強さをネタバレ紹介していきます。尚文達と波の戦いに突然乱入し、4人の勇者たちに攻撃を仕掛けた謎の少女グラス。実は盾の勇者の成り上がりに登場するグラスの正体は尚文が飛ばされた異世界とは違う「絆たちの世界」から来た人物です。絆たちの世界は尚文達がいる世界と同じく魔物が襲来しており、世界を守る勇者が存在しています。

しかしこの絆たちの世界にはスピリット（魂人）という尚文達の世界とは異なる種族が存在しています。グラスの正体はこのスピリットと呼ばれる種族であり、人間とはまた違う存在となっています。正体であるスピリット（魂人）はエネルギーの量で強さが決まる幽霊のような種族となっており、エネルギーを使用することで弱体化します。そのためグラスは「魂癒水」を飲んでエネルギーを回復し、弱点を補っています。

グラスが存在する絆たちの世界には扇・刀・楽器・銛・鎌・鏡・本・船の合計8個の聖武器があり、その聖武器は眷属器と名付けられています。ちなみに尚文が飛ばされた異世界にも眷属器といわれる聖武器が存在しており、実は尚文を陥れようとしたメルマルクの王様であるオルトクレイは杖の眷属器となっています。ではそんな眷属器が存在する世界から来たグラスはいったいどのような聖武器を手にしているのでしょうか。

上述のネタバレでご紹介したグラスの持つ黒い扇こそグラスの聖武器であり、グラスは扇の眷属器と呼ばれています。グラスは戦いの際、この眷属器である黒い扇を使用して攻撃を繰り出します。その強さは非常に驚異的であり、盾の勇者である尚文さえも傷を負ってしまいました。またグラスはこの眷属器である扇を持っていなくても、スピリット（魂人）であることから単体でも作中トップクラスの強さを誇っています。

ここまでグラスの正体についてネタバレ紹介させて頂きましたが、ではいったいなぜ異世界の来訪者であるグラスは盾の勇者の成り上がりの作中で尚文含む4人の勇者たちを倒そうとしたのでしょうか。グラスが盾の勇者の成り上がりの作中で尚文達を襲撃した理由は自分達が住む絆たちの世界を守るためです。元々グラスがいる絆たちの世界にも、尚文含む4人の勇者たちが飛ばされた異世界同様4人の勇者たちが存在していました。

しかしこの4人の勇者達は絆たちの世界に訪れた波と碌に戦わず、挙句の果てには逃亡してしまいました。眷属器を持つ者達は自分達の世界を守るため、絆以外の4人の勇者を殺害してしまいます。しかしこの波の原因は異世界同士が融合することで起きたものとなっていました。これを知ったグラスはもし世界が融合すると4人の勇者と戦うことになると考え、自分達の世界を守るため、世界が融合する前に4人の勇者を倒そうとしたのです。

第3の波で尚文達と交戦して以降、グラスは度々尚文と戦いを繰り広げることになります。その戦いの中で、本の眷属器である勇者の1人キョウが魔物などを作ることが出来る霊亀を操り、多数の人間を殺害しようとする暴挙に出ます。これを知った尚文とグラスは自分達の世界を守るため、共闘するという道を選ぶことになります。そうアニメ盾の勇者の成り上がりの後、尚文とグラスは味方同士となるのです。

そして尚文はグラスが住む絆たちの世界へ行くのですが、そこで謎の迷宮に飛ばされてしまうことになります。そこで尚文はグラスのいる世界の勇者である狩猟具の眷属器風山絆と出会います。グラスは風山絆のことを慕っており、風山絆を助けた尚文に感謝し、敵ではなく味方として考えるようになります。そしてグラスは尚文達と協力して本の眷属器であるキョウを倒すことに成功し、完全に和解を果たしました。

盾の勇者の成り上がりに登場するグラスには2人の仲間がいます。まず1人のグラスの仲間はラルクベルクです。ラルクベルクは非常に明るい性格をした好青年であり、カルミア島を訪れた尚文と共に、襲来する波と戦います。しかしラルクベルクの正体はグラスが住む異世界の住民であり、鎌の眷属器です。またラルクベルクはシクールという国の王様であり、4人の勇者を殺害して世界を守ろうと尚文達の世界へ来ることになりました。

当初ラルクベルクは尚文のことを盾の勇者と思わず、共に共闘します。しかし波との戦いが終わった後、ラルクベルクは尚文が盾の勇者と知って尚文に牙を剥くことになります。その後、ラルクベルクは暴走したキョウを倒すべく、再度尚文と共に戦うことになります。そして尚文がキョウを倒したことでラルクベルクは尚文と和解することになり、2人は友好関係を築き上げることになりました。

2人目のグラスの仲間はテリス＝アレキサンドライトという女性キャラクターです。テリス＝アレキサンドライトはグラスの世界に存在する宝石を額に埋めたジュエル（晶人）という種族であり、宝石が魔法を使用する源であることから宝石やアクセサリーに対して非常に強い興味を抱いています。そんなテリス＝アレキサンドライトはグラス同様自分たちの世界を守るため、自らの種族を隠してラルクベルクと共に異世界へ向かいました。

そこでテリス＝アレキサンドライトは盾の勇者である尚文と出会います。当初テリス＝アレキサンドライトは尚文が盾の勇者であることを知らず、アクセサリー作りが得意な尚文と非常に親しい関係を築くことになります。しかし尚文が盾の勇者であると知ったテリス＝アレキサンドライトはラルクベルク同様敵対します。その後テリス＝アレキサンドライトは尚文達と共にキョウと戦い、2人はグラスと同じく和解することになります。

アニメ盾の勇者の成り上がりでグラスを演じた声優は日本の女優兼声優の潘めぐみです。潘めぐみは1989年の6月3日に東京都で生まれ、2008年に映画「櫻の園」で女優デビューを果たしました。女優としてデビューした潘めぐみは2011年に「ハンターハンター」のゴン役として声優デビューを果たし、一躍注目を集めました。2019年10月現在潘めぐみは声優業と女優業を両立し、様々な作品に出演しながら活動を続けています。

• 2011年のアニメ「ハンターハンター」：ゴン＝フリークス役
• 2012年のアニメ「めだかボックスアブノーマル」：蒼井三世子役
• 2013年のアニメ「ムシブギョー」：蟲奉行役
• 2014年のアニメ「七つの大罪」：フリージア役
• 2015年のアニメ「俺物語！！」：大和凛子役
• 2016年のアニメ「双星の陰陽師」：化野紅緒役

• 2017年のアニメ「リトルウィッチアカデミア」：アッコ役
• 2017年のアニメ「魔法使いの嫁」：セルキー役
• 2018年のアニメ「シュタインズ・ゲートゼロ」：椎名かがり役
• 2019年のアニメ「賭ケグルイ」：等々喰定楽乃役
• 2014年の映画「ハピネスチャージプリキュア！」：白雪ひめ（キュアプリンセス）役
• 2019年の映画「ぼくらの7日間戦争」：山咲香織役

盾の勇者の成り上がりに登場するグラスに関する感想ではグラスが一番好きといった感想が非常に多く寄せられていました。盾の勇者の成り上がりに登場するグラスは多くの謎に満ちた美女であり、非常に多くの魅力が詰まったキャラクターとなっています。そのためグラスはアニメに中々登場しないものの、盾の勇者の成り上がりの作中の中でも特に高い人気を博しています。

盾の勇者の成り上がりに登場するグラスに関する感想ではグラスが登場することでアニメに興味を抱いたといった原作ファンの感想も多く寄せられていました。盾の勇者の成り上がりの原作は2019年10月現在22巻もの単行本が発売されており、多くの読者から愛されている作品です。原作者にもグラスは非常に高い支持を誇っており、グラスが登場するということでアニメ盾の勇者の成り上がりは原作ファンも取り込むことに成功しました。

盾の勇者の成り上がりに登場するグラスに関する感想ではグラスが可愛いといった感想も多く見受けられました。上述の感想でご紹介した通り、グラスは非常に可愛い容姿をしたキャラクターです。アニメで初めてグラスを知った多くの視聴者はその美貌の虜となりました。

本記事では盾の勇者の成り上がりに登場するグラスについてアニメで語られなかった正体や強さ、仲間などをまとめてネタバレ紹介しました。グラスはアニメ以降尚文達の味方となり、メインキャラクターとして登場していきます。もしアニメしか盾の勇者の成り上がりを見たことが無い方は、是非一度原作をご覧頂き、謎に満ちた可愛いグラスの姿をチェックしてみてください。