ベジータがスーパーサイヤ人になれたきっかけは？ブルマとの出会いでS細胞が増えた？

ベジータは大人気漫画「ドラゴンボール」に登場するサイヤ人の王子です。エリート意識が非常に強く、自尊心が高い性格で知られるベジータは、横暴な性格なのに、なぜスーパーサイヤ人になることが出来たのでしょうか？今回は、ベジータがスーパーサイヤ人になれたきっかけや、ブルマとの出会いによる、性格の変化に基づいたS細胞の変化についてをまとめて紹介していきます。

まずは、ベジータが登場する「ドラゴンボール（DRAGON BALL）」の基本的な作品情報についてまとめて紹介していきます。「ドラゴンボール」は、鳥山明原作で、1984年から1995年まで約10年半にわたって「週刊少年ジャンプ」で連載していた人気長編漫画です。

世界中に散らばった七つの球をすべて集めると、どんな願いも一つだけ叶う「ドラゴンボール」を集める為に、主人公の孫悟空（そん・ごくう）と仲間たちの「冒険」や「バトル」などのストーリーを描いていく物語です。1986年からは、テレビでも「ドラゴンボール」「ドラゴンボールZ」のアニメが放送されていました。「ドラゴンボール」は、2019年時点でも、アニメや漫画・ゲームなどで世界的な人気を誇っています。

次に、「ドラゴンボール」の簡単なあらすじを紹介していきます。「ドラゴンボール」は、大きく分けると「孫悟空少年編」「ピッコロ大魔王編」「サイヤ人編」「フリーザ編」「人造人間・セル編」「魔人ブウ編」の6つのストーリーに分かれています。「孫悟空少年編」は、悟空がブルマと一緒にドラゴンボール探しの旅に行くストーリーです。亀仙人の元で修行した悟空とレッドリボン軍との戦いが描かれています。

「ピッコロ大魔王編」では、復活したピッコロ大魔王に仲間を殺された悟空が、天界で修行し、天下一武道会で優勝するまでのストーリーです。「サイヤ人編」では、サイヤ人であると知らされた悟空が、天界で修行し、ベジータと戦います。「フリーザ編」では、地球のドラゴンボールを復活させた悟空と、それに激怒したフリーザが最終対決します。

「人造人間・セル編」では、トランクスと人造人間が初登場。「セルゲーム」に勝つために「精神と時の部屋」で修行した悟空は、戦いに敗れて死んでしまいますが、悟飯が仇をとって…。

「魔人ブウ編」では、悟飯と一緒に天下一武道会に出たかった悟空が一日だけあの世から帰ってきます。復活した魔人ブウに悟飯やベジータが倒され、残された悟飯とトランクスは、「フュージョン（融合）」してゴテンクスとなって戦います。

ナメック星でフリーザと戦った時には、どんなに頑張ってもスーパーサイヤ人に変身出来なかったベジータが、突然変身できるようになったのは何故でしょうか？ここからは、ベジータがスーパーサイヤ人になれたきっかけや性格の変化についてまとめて紹介していきます。

サイヤ人がスーパーサイヤ人になるには、高い戦闘能力と穏やかな性格、更には、体内のS細胞を増加させて怒りを爆発するきっかけが必要とされます。長い期間、多くのサイヤ人からスーパーサイヤ人が出なかったのは、サイヤ人が元々持ち合わせている性格の荒さが原因だったようです。

戦闘能力が高いベジータでしたが、横暴な性格の為、本来ならば他のサイヤ人同様にS細胞が増えにくいはずでした。しかし、スーパーサイヤ人に変身する事が出来るようになったのは、妻のブルマとの出会いがベジータに大きな影響を与えた結果であると言えます。ブルマと結婚して家族を愛する父となったベジータは、性格が穏やかに変化した事にともなって、体内のS細胞も増えました。

カプセルコーポレーションに住むようになっていたベジータは、いつしか「BAD MANシャツ」を着て、ヤムチャやブルマ達とバーベキューを楽しむほど地球に馴染んでいました。

サイヤ人は、生まれた時に戦闘力を測定されます。生まれながらに戦闘力の高いベジータは、父親であるベジータ王と共に上級戦士とされ、ナッパと悟空の兄のラディッツのいる部隊に入り、ナッパの部隊のリーダーとなっていました。ベジータは、ナッパに「惑星ベジータの名前をもらうほどの天才戦士」と評価されています。

最強ジャンプの付録で、新設定として登場した「S細胞」。S細胞は、サイヤ人がスーパーサイヤ人になるためには不可欠で、体内のS細胞が一定量に達したサイヤ人が、激しい怒りを爆発させた時にスーパーサイヤ人に変身する事が出来る仕組みとなっているようです。ここからは、ベジータとブルマの出会いから、S細胞の増加までをまとめて紹介していきます。

ベジータとブルマは、偶然にナメック星で出会いました。フリーザに殺され、復活後も意気消沈しているベジータを気の毒に思って、カプセルコーポレーションに居候させていたブルマ。いつしか地球の暮らしにも慣れたベジータは、傷つけられた救いをブルマに求めるようになり、ブルマに癒された事でだんだんと性格にも変化が訪れました。

穏やかになったベジータは、家族を守る為に自身を犠牲にしたり、トランクスをトレーニングするなど、家族愛溢れるシーンも見られました。

ヤムチャと喧嘩した後の寂しそうなベジータに同情して関係を持ったという設定にはなっていますが、「ドラゴンボール」のストーリーの中にはベジータの恋愛描写はなく、人造人間編になってから、突然トランクスが誕生しています。原作者の鳥山明によると、ベジータとブルマの恋愛はイメージが出来上がっていたけれど、恥ずかしいので描かなかったという事です。

ブルマは、ベジータの為ならなんでもやれるという強い愛を持っていました。そんなブルマに影響され、ベジータの性格もどんどん人間らしくなったようです。ベジータにとって、ブルマとの出会いによる影響が、間違いなくS細胞の増加をもたらしていると思われます。

「ドラゴンボール」の人気キャラクターであるベジータは、様々な種類のフィギュアも発売されて話題となっています。ここからは、ベジータのおすすめフィギュアをまとめて紹介していきます。

まずは、バンダイ製のS.H.FiguartsフィギュアのドラゴンボールZベジータについてご紹介していきます。こちらのフィギュアは、顎や頬のラインなどがシャープに製造されており、滑らかなラインと突起が、劇中のかっこいいベジータのイメージに近いです。上下に可動する肩パッドと、体毛が造形されるなど細部までこだわった尻尾のデザインがポイントです。

腕組パーツを使用すれば、腕組ポーズを再現する事も出来ます。クリア素材で造形されたスカウターのモニターは、彩色にもこだわって制作されており、データ表示が施されているなど、ファンに嬉しい精密な再現度のフィギュアになっています。交換用の尻尾の使用で、伸ばしたタイプも楽しめます。

軽めの塗装で、前作のフィギュアと比較すると、近年のベジータのイメージに近い仕上がりとなっています。

次にご紹介するのは、ベジータのプライズフィギュアです。こちらのフィギュアは、超サイヤ人ゴッドの特徴である赤髪を、控えめなパールを混ぜたマットな質感の素材で上手く表現しています。アイラインを追加した事により、映画に登場するベジータに近いイメージのフィギュアに仕上がっています。

ドラゴンボールプライズフィギュアの新シリーズである「超戦士列伝」も大人気です。第一章の「超サイヤ人孫悟空&超サイヤ人ベジータ」の他にも、「超ベジット&超サイヤ人3ゴテンクス」や「超サイヤ人3孫悟空&超サイヤ人青年孫悟飯」などの様々なシリーズが、バンダイから続々と発売されています。

ボリュームのある髪の毛や躍動感のあるかっこいい身体の反り具合、大きく口を開けたポージングが印象的なこちらのフィギュアは、戦闘中ならではの力強さが感じられる、超戦士列伝の名にふさわしい出来栄えの仕上がりとなっています。

ここからは、根強いファンが多い、ベジータについてのSNSでの感想や評価をまとめて紹介していきます。

プライドが高く、人に指図されるのを嫌がる横暴なベジータですが、大切な人の為に自身の命を投げうって戦うという、不器用だけどまっすぐな優しさが人気の秘訣のようです。

自由奔放なブルマと、俺様キャラクターのベジータのカップルは、「ドラゴンボール」内で最も子育てに不向きと思われていましたが、実際は、ベジータの性格変化により、愛に溢れる素敵な両親になりました。

ブルマを愛する穏やかな気持ちを持ったベジータのほうが、昔の尖っていた頃のベジータよりも好感度が高いようです。

今回は、ベジータがスーパーサイヤ人になれたきっかけや、ブルマとの出会いによるS細胞の増加についてまとめて紹介してきました。ブルマと結婚して穏やかになったベジータは、昔の横暴だった頃のベジータよりもファンからの好感度が高く、能力もアップしていました。悟空にも引けを取らない程根強いファンが多いベジータ。そんなベジータの活躍や「ドラゴンボール」の展開から、今後も目が離せません！