2018年06月06日公開
2018年06月06日更新
トランクスが未来から来た理由とは?かっこいいシーン・もう一つの年表を紹介
トランクスは、ドラゴンボールシリーズに登場するキャラクターです。ベジータとブルマの間に生まれたそのルックスは、整った顔立ちは父、髪は母に似たラベンダーで、とてもかっこいい仕上がりになっています。トランクスは、本編ドラゴンボールはもちろん、ドラゴンボールGTではメインキャラとして活躍しています。そんな彼には、未来からやってくるという重要なストーリーがあります。どのような理由でトランクスは未来から来たのでしょうか?かっこいいシーンや画像、そしてもう一つの歴史年表などと合わせて、紹介していきます。
目次
トランクスが未来からやって来た理由とは?
トランクスは、ドラゴンボールに登場するキャラクターで、そのかっこいい外見から、多くのファンを魅了しています。その容姿は、作者の鳥山明さんも「女性層を意識して描いた」ほどかっこいい仕上がりになっています。そんな彼は、未来からやって来るという、重要なエピソードを持っています。トランクスは、どんな理由で未来からやって来たのでしょうか?かっこいいシーンや画像、もう一つの彼の歴史とともに、紹介していきます。
トランクスの登場するドラゴンボール
ドラゴンボールとは?
まずは、トランクスの登場するドラゴンボールについて、紹介していきましょう。ドラゴンボールは、週刊少年ジャンプで連載されていた超人気長編漫画で、約10年半の連載により、単行本は全42巻にも及びます。その人気は日本国内だけでなく、世界的にも絶大な人気を集め、日本を代表する漫画およびアニメ作品となっています。単行本の累計発行部数は、全世界で2億5000万部以上を記録しています。
アニメ化は5シリーズにも渡り、現在は最新のドラゴンボール超が放送されています。劇場版は20作もあり、こちらも最新作は今年12月の公開を予定しています。ハリウッドでの実写映画化も話題となりました。さらにはテレビゲーム、カードゲーム、スマートフォンゲームも展開されており、中でもデジタルキッズカードゲームは、市場で累計利用者数第一位を維持し続けています。ドラゴンボールの根強い人気を物語っています。
ドラゴンボールの作者は鳥山明さん
ドラゴンボールの作者は、言わずと知れた鳥山明さんです。特徴的な作風と、圧倒的に描き込まれた画力は、見る者をワクワクとした気持ちにさせてくれます。ドラゴンボールのほかに、画像のDr.スランプアラレちゃんや、カジカ、SANDLANDなどがあります。また、デザイナーとしてのお仕事も多く、ドラゴンクエストシリーズのキャラクターデザインはあまりにも有名です。他にも、クロノトリガーや桃太郎電鉄シリーズがあります。
ドラゴンボールのあらすじ
ドラゴンボールの主人公孫悟空は、ある日、ドラゴンボールを集めている少女ブルマと出会います。ドラゴンボールは、世界中に散らばってしまった7個全てを集めると神龍が現われ、どんな願い事でも一つだけ叶えてくれる、というものでした。そのうちの一つ四星球を悟空が持っており、そのことから、ブルマとともにドラゴンボールを集める旅が始まります。画像のブルマが手にしているのは、ドラゴンレーダーです。
ドラゴンボール探しの旅の途中、ボールを狙うピラフ一味や、ウーロン、ヤムチャ、そして亀仙人との出会いがあります。亀仙人は武術の達人で、彼の下で悟空はクリリンとともに修行を積み、天下一武道会へ出場します。世界中の武術の達人が集まるその大会で、悟空は様々な強敵と出会います。大会のあとは、さらなる修行を詰む悟空が、宇宙最強を目指して、成長していくストーリーとなっていきます。
ドラゴンボール本編のストーリーは、「孫悟空少年編」、「ピッコロ大魔王編」、「サイヤ人編」、「フリーザ編」、「人造人間・セル編」、「魔人ブウ編」と多岐に渡っています。今回紹介していくトランクスを始め、他にもかっこいい、かわいいキャラクターが多数出演していますので、ぜひチェックしてみてください。
トランクスとは?
ドラゴンボールの世界を簡単に紹介したところで、本題のトランクスに迫っていきましょう。トランクスは、サイヤ人であるベジータと、地球人であるブルマの間に生まれた息子です。作者の鳥山さんが「女性層を狙って描いていた」と発言しているほど、作中ではかっこいい美少年に描かれています。さらにトランクスについては、キャラクターの中で最もファッションセンスがよく、「金持ちで、強くてもてそう」だとも発言しています。
画像のような、母親譲りの青い髪と青い瞳、そして父親から受け継いだ意思の強そうな瞳は、整った容姿となり「かっこいい」とファンを魅了しました。このあたりは、作者の鳥山さんの思い通りです。彼のモデルは、当時映画「ターミネーター2」に登場していた、ジョン・コナーだと言われています。髪型あたりにジョン・コナーの雰囲気を感じます。ちなみに、作者の鳥山さんは「ターミネーター」に強く影響を受けていたそうです。
トランクスと親しいその他のキャラクター
トランクスの父ベジータ
トランクスの父ベジータは、孫悟空と同じ戦闘民族であるサイヤ人で、惑星ベジータの王子でした。フリーザによって惑星ベジータが滅ぼされた後、フリーザの一味として地球を訪れた際に、悟空と戦うことになります。非常にストイックな性格で、悟空を超えることを目標とし、ブルマのいるカプセルコーポレーションに定住して特訓を続けます。その際、ブルマと恋仲になり、トランクスを授かっています。一人称は「オレ」です。
トランクスの母ブルマ
トランクスの母ブルマは、本編でドラゴンボール探しを始めた張本人であり、初期は悟空に次ぐメインキャラクターでした。カプセルコーポレーションを経営するブリーフ博士の娘で、頭脳明晰なうえに行動派、さらに男勝りな性格と気の強さを併せ持つため、誰も頭が上がりません。「ベジータに遠慮なく物事を言えるのはブルマだけ」、という理由でベジータとくっつけられ、トランクス、さらには妹のブラを授かることとなります。
トランクスの親友孫悟天
トランクスの親友である孫悟天は、悟空とその妻チチの次男、そして孫飯の弟です。トランクスの方が一つ年上で、2人でつるんでは悪戯をする仲良しコンビです。トランクスのいるカプセルコーポレーションに、悟天が遊びに来る様子がよく見られます。天下一武道会では、トランクスに場外負けを喫します。フュージョンを会得してゴテンクスとなることができますが、母チチの教育方針により、修行よりも勉強に重きをおいています。
ちなみに、こちらの画像がフュージョンにより、トランクスと悟天が合体し、ゴテンクスとなった姿です。まだ幼い二人が合体しているので、かっこいいというよりかわいらしい感じが残ります。髪型は二人を足して2で割ったような雰囲気です。顔つきには、完全に二人の悪いところだけが出てしまっています。この状態で、二人はあの魔人ブウと渡り合うことができるほどの、強さを持っています。
未来トランクスと少年トランクス
トランクスは二人いる?
画像のトランクス、どちらがどちらだか、分かりますか?左は通称「未来トランクス」、右は通称「少年トランクス」です。2人は確かに同一人物です。服装のセンスこそ異なっていますが、右のやんちゃそうな少年トランクスが成長すれば、左のかっこいい未来トランクスへと変貌を遂げます。しかし二人は、同一人物でありながら、別次元で違う歴史を歩む存在なのです。一体どういうことなのでしょうか。
やんちゃな少年トランクス
画像の少年トランクスは、人造人間との闘いが終わった、平和な世界で育ちました。ブルマの息子ということで、お金持ちのお坊ちゃまですから、かわいらしくベジータとブルマのことを「パパ」「ママ」と呼びます。親友の悟天とよくやんちゃをして育ち、何の苦労もなく超サイヤ人として覚醒します。悟天の兄悟飯にもよく懐いており、遊びに来た彼とじゃれる姿が、よく描かれています。彼は、本編の時間軸で歴史を刻みます。
苦労の青年未来トランクス
こちらの画像の未来トランクスは、人造人間による虐殺が行われている、未来からやって来ました。超サイヤ人として覚醒していますが、剣も扱います。悟飯を師として仰ぎ、その祖父師にはピッコロがいるため、魔閃光などの、魔族系の技も扱うことができます。その表情は険しく、正義感に溢れており、彼が送ってきた過酷な経験を物語っています。言葉遣いや態度も非常に礼儀正しいですが、敵には一切容赦しません。
トランクスが未来から来た理由
どうしてトランクスは未来からやって来たのか?
出典: https://anibu.jp
未来トランクスがやって来た理由は、「人造人間に勝利する歴史を作ること」、そして「ゴクウブラックから世界を救う歴史を作ること」です。未来トランクスの世界では、人造人間とゴクウブラックによる大虐殺が行われました。数少ない生き残りである未来トランクスは、強い正義感と使命感を持って、母ブルマの作ったタイムマシンで過去に登場するのです。トランクスがやって来た理由は、歴史を変えるという壮大な使命でした。
トランクスが未来で失ったもの
トランクスは、未来で多くの仲間を失いました。自身が生まれた年に、孫悟空、そして実の父親であるベジータを、人造人間との闘いで失います。その後、悟飯を師匠としてともに修行に励みますが、その悟飯も人造人間により命を絶たれます。また、人造人間を退けた後に現れたゴクウブラックには、最愛の母ブルマを殺され、マイもケガをさせられます。
未来トランクスが居た世界の歴史
未来トランクスが歩んできたもう一つの歴史
未来トランクスの、歴史年表をまとめていきましょう。エイジ764、孫悟空は心臓病で他界します。エイジ766、トランクスが誕生し、翌年エイジ767に2体の人造人間が完成します。2体は暴走し、多くの戦士が亡くなり地球は壊滅状態となります。エイジ780、孫悟飯が人造人間に敗れ死亡します。エイジ784、トランクスは完成したタイムマシンで過去に行き、持参した心臓病の特効薬で孫悟空の命を救い、未来へ帰還します。
エイジ785、トランクスは人造人間の弱点を探るため、再び過去に向かいます。それに合わせて修行を重ね、未来へ戻り人造人間を破壊します。エイジ788、人造人間セルが誕生しますが、過去で存在を知っていたトランクスに撃破されます。エイジ795、ゴクウブラックが襲来、人類抹殺を行います。エイジ796、トランクスは再三過去へ向かい、悟空とベジータを連れて未来に戻り、ゴクウブラックと対決します。
未来トランクスが倒した人造人間
未来トランクスが、過去へ向かわなくてはならなくなった一つ目の理由は、人造人間の暴走でした。画像の左側が18号、右側が17号です。彼らはレッドリボン軍のドクター・ゲロによって作られ、孫悟空殺害を目的としていました。しかし、人間をベースに自身を改造したゲロを恨んで殺害、その後暴走して人間を殺戮し始めます。永久エネルギー炉を持ち、尽きることのないスタミナが、一番の武器と言えるでしょう。
未来トランクス達が対峙したゴクウブラック
未来トランクスが再度、過去へ戻ったもう一つの理由が、ゴクウブラックでした。画像の通り、見た目は孫悟空そっくりですが、髪色が違い、耳にポタラを着けています。「これから正義のために地球人を全滅させる」と宣言し、未来トランクスの世界を、壊滅間近へと追い込んでいました。強さは、超サイヤ人3となった悟空と互角かそれ以上と言われています。その正体は、界王神見習いのザマスが、孫悟空と体を入れ替えた姿でした。
未来トランクスの強さ
未来トランクスは、超サイヤ人に変身でき、剣術にも長けています。初めて過去にやって来た際には、フリーザを瞬殺しているほどです。孫悟空と同様の強さを持つとされています。その強さには、未来世界で一人人造人間たちを相手にしていたという、確かな理由があります。その後、「精神と時の部屋」で修行を詰み、一度は圧倒されていた人造人間を、倒せるほどに成長しています。
未来トランクスの様々な戦い
未来トランクスが過ごしてきた歴史には、様々な辛い経験や戦いがありました。彼の戦いやかっこいいシーンを、画像とともに紹介していきます。
未来トランクスと人造人間17号
画像は、過去で修行を詰んだトランクスが、未来へ戻り人造人間を一蹴するシーンです。一度は全く歯が立たず重症を負わされた相手に、圧倒的な強さを見せつけています。17号、18号を倒した後、さらにセルもやってきますが、こちらも見事返り討ちにしています。
新たな脅威ゴクウブラック
ゴクウブラックの悪意ある圧倒的な強さが、画像からもひしひしと伝わってきます。トランクスは、壊滅させられていく世界を背にどう立ち向かっていくのでしょうか。物語の展開が気になる一枚です。
パワーアップした未来トランクス
ゴクウブラックとの決戦の時、超サイヤ人2に変身していたトランクスでしたが、ゴクウブラックに「罪人」と呼ばれ、怒りが爆発します。その時、画像のような、青い光と金色のオーラをまとった状態となりました。超サイヤ人ゴッドや、超サイヤ人ブルーを匂わせるような姿となり、その強さは神の次元にまで達していました。
未来から来たトランクスは歴史を変えてしまった?
未来の世界を救うため、トランクスが過去にやってきたことで、いくつかの歴史が変わってしまいました。重要なものを、簡単にまとめていきます。
悟空の心臓病が治り生存
未来トランクスが過去にやってきた理由は、未来世界に現れる人造人間に、対抗することでした。そのため、地球にいた戦士の中で、トップクラスであった孫悟空の死は、大きな痛手となります。そこで、トランクスは未来から心臓病の特効薬を過去に持ち込み、悟空の心臓病を治します。悟空は生存する、という歴史改変が行われました。
トランクスの知らない人造人間が増えた
画像は、ドクターゲロが自身を改造して、人造人間20号となった姿です。トランクスが未来から過去へ来てしまったことで、物事が起こるタイミングがズレてしまったり、トランクスの知らない新たな人物が、増えてしまうこととなりました。
セルが地球に危機をもたらした
トランクスは、母ブルマの作ったタイムマシンに乗って、過去へとやってきました。しかしその際、ドクターゲロの生み出した最強の人造人間セルが、トランクスのタイムマシンへ紛れ込みました。過去の地球へやってきたセルは、悟空やベジータ、ピッコロの能力を持ち、セルゲームという天下一武道会と似た大会を始め、戦士達を苦しめます。
未来トランクス死す?
実は本編にて、未来トランクスが死んでしまうシーンが描かれています。それは、セルがタイムマシンで過去に襲来し、セルゲームを始めた時のことでした。自爆から復活したセルは、悟空の能力から得た瞬間移動を使い、トランクスの不意を突いてビームで胸を貫きます。しかしその後、トランクスはドラゴンボールの力で、無事命を取り戻しています。
トランクスは未来を変えられたのか?
未来世界を救うことを理由に過去にやってきたトランクスですが、彼の行動により、歴史に様々なズレや改変が生じました。しかし、数ある強敵を過去の戦士達と倒し、未来へ戻ったトランクスは、人造人間を消滅させ、悟空やベジータとともにゴクウブラックとザマスを退けました。いくつかの災難や試練はあったものの、結果的には、無事平和な未来を取り戻すことのできた、トランクスでした。
未来トランクスとマイ
未来トランクスのパートナーマイとは?
マイは、未来トランクスのパートナーで、ゴクウブラックを脅威としている世界で、レジスタンスの中心人物を務めています。ショットガンを所持しており、一般的な地球人でありながらも、果敢にゴクウブラックに立ち向かっていきます。作中では、敬語で話すトランクスがため口で話す唯一の相手がマイとなっており、公私ともにパートナーであるような様子がうかがわれます。
マイは現代でもかわいい脇役
マイは、じつは本編や現代にも、かわいい脇役として登場します。本編の初期から、ピラフ一味の一員として、ドラゴンボールを探し、世界征服を企んでいます。現代でも、若返った姿で、カプセルコーポレーションのブルマにお世話になっています。ピラフ一味はほかに、リーダーのピラフ、忍者の恰好をしたシュウが居ますが、未来編では登場していません。
未来トランクスとマイの今後
未来トランクスとマイは、ゴクウブラックとザマスとの闘いを終えて、目的を果たしました。しかし、ザマスを無き者にするため、全王が2人の元居た世界を消滅させてしまったため、帰る場所を失いました。そこで、ウイスの提案により、また別次元の未来で生きていくことを選択します。未来トランクスとマイは、仲良く二人でタイムマシンに乗り、未来へ帰っていくのでした。
現代のトランクスとマイは、未来の二人の姿を見て、少ながらず影響を受けたようです。マイは、ドラゴンボールの力で見た目は子供ですが、中身は41歳のため、未来トランクスに心惹かれていました。しかし、それが叶わないことが分かったため、現代のトランクスに期待を寄せています。一方トランクスも、マイのことを意識し始め、未来の自分と同じように、マイに寄り添いたいと考えているようです。
未来トランクスと現在の少年トランクスの違い
未来トランクスと少年トランクスは、見た目の違いはほとんどありません。しかし、その強さには明確な違いがあると言われています。青年トランクスは、フリーザは瞬殺できたものの、人造人間には圧倒され敗北しています。しかし、少年トランクスは、わずか8歳で超サイヤ人となり、ゴテンクスとなれば魔人ブウとも渡り合っていました。どうして、同一人物であるのに、その強さに差が出てしまったのでしょうか。
その理由の一つは、生活環境だと言われています。少年トランクスは、戦いのない平和な世界に生まれましたが、母ブルマの元には修行をする施設が整っています。さらに、もう一つの理由として、少年トランクスの師匠が、父ベジータであったことです。純粋な戦闘民族サイヤ人である、ベジータの教えを請うことができたことは、トランクスにとって、大きな財産であったでしょう。ちなみに未来トランクスの師匠は悟飯です。
トランクスは未来も現在もかっこいい!
トランクスが未来から来た理由や、かっこいいシーン、もう一つの年表についていかがでしたか?未来トランクスがやってきた理由は過酷で、ドラゴンボールの主要キャラクターの中では、別次元とは言え、悲しい境遇ばかりが迫ってきていました。ですがそんな歴史が、トランクスを強くかっこいい戦士として育て上げてきたのでしょう。過酷な理由と歴史を背負った、かっこいい未来トランクスを、ぜひチェックしてみてください。