【幽遊白書】戸愚呂兄の強さは?仙水編での再登場シーンや最期を考察

幽遊白書に登場する戸愚呂兄は、弟の陰に隠れてあまり目立ちませんがとてもしぶとい敵キャラクターです。幽助たちを怒らせてはやられ、そして復活するということを繰り返してきました。弟ですら見限る戸愚呂兄の言動は幽遊白書のなかでもトップを争う卑劣さです。この記事ではそんな戸愚呂兄の強さや名言、蔵馬との戦いやその最期についてまとめます。幽遊白書のなかで戸愚呂兄に興味がある方はぜひご覧ください。

【幽遊白書】戸愚呂兄の強さは?仙水編での再登場シーンや最期を考察のイメージ

目次

  1. 戸愚呂兄とは?
  2. 戸愚呂兄の強さ
  3. 戸愚呂兄の仙水編での再登場シーンや最期・名言
  4. 戸愚呂兄に関する感想や評価
  5. 戸愚呂兄の強さまとめ

戸愚呂兄とは?

幽遊白書に登場する戸愚呂兄は、弟の陰には隠れていますがその驚異のしぶとさから何度も登場したキャラクターです。この記事ではそんな戸愚呂兄の強さや名言、最期などを紹介します。

幽遊白書の作品情報

幽遊白書の概要

幽遊白書は週刊少年ジャンプにて1990年から1994年にかけて連載された冨樫義博先生の漫画作品です。主人公の浦飯幽助が子供を助けて死亡し、生き返るために霊界探偵をすることから始まる物語です。全19巻が刊行され、発行部数は5000万部を突破する人気作品です。テレビアニメや舞台化もされています。

幽遊白書のあらすじ

札付きの不良中学生、浦飯幽助はある日交通事故に遭いそうになった子供を助け、死んでしまいます。霊体になった幽助の前に、霊界案内人と名乗る少女ぼたんが現れます。不良の幽助が子供を助けて死ぬことなど予想外であったため、幽助は生き返るチャンスを与えられます。霊界探偵となった幽助は人間界で問題を起こす妖怪と戦っていきます。

戸愚呂兄のプロフィール

戸愚呂兄は幽遊白書に登場する敵キャラクターです。常に戸愚呂弟と行動を共にしており、その外見の特徴は弟の肩に乗れるほどの背の低さと、長い黒髪です。戸愚呂兄の性格は残忍かつ下卑なものであり、弟が凶悪な力を持ちながらも品性までは捨てなかったのと比べてその卑劣さが際立ちます。

戸愚呂兄の卑劣さがわかる場面を紹介します。暗黒武術会に参加した戸愚呂兄はトーナメントで桑原に当たります。幻海が死んだことを知らない桑原に、戸愚呂兄はわざわざ自分の体で作った人形を使ってその死の場面を再現してみせ、高笑いをします。また敵にとどめを指す前、命乞いをしなかったものを生かすと言っておきながら直後に殺しています。弟とは違い、戸愚呂兄は約束を破ることをなんとも思っていません。

戸愚呂兄の存在感のなさ

幽遊白書における戸愚呂といえば戸愚呂弟を指すように、戸愚呂兄は弟と比べて存在感がないキャラクターです。戸愚呂兄の初登場は、監禁される氷女・雪菜を幽助たちが救出しにいくエピソードでのことでした。闇値で数億円はするという氷女の涙・氷泪石を手に入れようとする垂金は、雪菜を泣かせようと魔物の扱いを生業とする戸愚呂兄弟に仕事を依頼しました。

体を傷つけてももはや眉ひとつ動かさない雪菜を泣かせるため、弟の肩に乗る戸愚呂兄は雪菜の友達の小鳥を捕まえて「ひひひ」と笑い目の前で殺します。その笑い声が唯一、そのエピソード中に戸愚呂兄が発した言葉でした。また幽助と兄弟が戦った時も、弟にとどめが刺されたあと戸愚呂兄は無視されています。能力がサポート寄りなこともあり、圧倒的な存在感を放つ弟の前に戸愚呂兄の存在感は完全に霞んでしまっています。

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戸愚呂兄の強さ

戸愚呂兄の強さ①武態

戸愚呂兄の強さを紹介します。戸愚呂兄の強さのひとつはその武態能力です。武態とは体を自由に変形させ、武器のようにすることです。初めて幽助と戦った時は剣に変わり、筋肉操作をする弟に持たれることでその強さを最大限に発揮しました。「俺たち兄弟は二人でひとつ」と戸愚呂弟が言うように二人の能力の相性は最高で、幽助を苦しめました。変われるのは剣だけでなく、戦っている最中に盾に変身して弟を守ったりもします。

戸愚呂兄は弟の武器として戦うだけでなく、単身戦っても強さを発揮します。一人で戦う場合、戸愚呂兄は針のように硬化させた自分の体で敵を串刺しにして致命傷を与えます。その針は全身から複数だすことができ、暗黒武術大会で3人と戦った時は大量の針を出して倒しました。「俺はまとめて倒すのが得意なんだ」という捨て台詞からわかるように、戸愚呂兄は対複数の戦いに強いようです。

また戸愚呂兄の強さは攻撃だけでなく、自身の体を使った生き人形を作成して敵をだませることにもあります。ダミーとして作り上げた生き人形は痛みを感じはするもののそれほどではありません。また戸愚呂兄は自分の体を自由に変えられるため、内臓の位置を自由に変えることができます。内臓の位置がわからない敵にとっては厄介な相手です。

戸愚呂兄の強さ②再生能力と生命力

戸愚呂兄の強さを紹介します。戸愚呂兄がもっとも強く厄介なのは、その並外れた再生能力と生命力です。暗黒武術会のトーナメントで桑原と当たり、幻海の死をおちょくって相手を怒らせた戸愚呂兄は霊気の剣で全身を切り刻まれます。腕や胴体、足がそれぞれバラバラになった戸愚呂兄でしたが、切断された部分をつなぎ合わせてあっという間に元に戻ってしまいます。

急所である心臓の場所をも自由に動かせる戸愚呂兄にとっては全身がバラバラになることなどなんでもありません。ただ心臓の位置がわからないから大丈夫だと油断していた戸愚呂兄は、そのあと巨大な球形に変形させた霊気の剣で全身を粉砕されて負けます。しかしそれでも戸愚呂兄は死なず、再び全身を再生させます。そのうえ弟に殴り飛ばされ粉々になって海に落ちますが、漂流しながら頭の半分まで回復させます。

このように、戸愚呂兄は心臓や頭を粉砕されても死ぬことがない異常な再生能力と生命力を持っています。そのうえ、「美食家」という能力で体や能力が取り込まれたときは逆に相手を乗っ取り、体と意識を奪い取っています。戸愚呂兄は不死身に近く、通常の方法で殺すことは非常に難しいです。

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戸愚呂兄の仙水編での再登場シーンや最期・名言

戸愚呂兄の仙水編での再登場シーン

暗黒武術会において弟の拳で粉砕され死んだと思われた戸愚呂兄でしたが、実は生きのびていたことが判明します。魔界の扉を開けようと企む仙水の仲間と幽助たちが対面した時のことです。巻原と呼ばれる仙水の部下が現れ、蔵馬がその頭を半分に切断しました。すると巻原の下顎の断面から戸愚呂兄が生えてきます。

戸愚呂兄は弟に砕かれても死なず、海をさまよっている間に頭の半分を回復していました。そして強さと悪さを兼ね備えた者だけが受信できる特別な念波を発信し続けました。仙水はそれを受信し、陸へ漂着した戸愚呂兄と対面します。その後戸愚呂兄は、「美食家」の能力をもつ巻原に体ごと取り込まれますが、逆に乗っ取り返します。こうして「美食家」の能力を得た戸愚呂兄はどんな能力も吸収できるようになって再登場します。

戸愚呂兄の最期と蔵馬の名言

しぶとく再生し何度も生き長らえた戸愚呂兄の最期を紹介します。再び登場した戸愚呂兄は蔵馬と対決します。「美食家」の能力で「盗聴」の能力を得た戸愚呂は他人の心を読めるようになっており、無敵を自負します。戦いが始まると蔵馬が煙幕を張りますが、心の声が聞こえる戸愚呂は躊躇せず蔵馬を襲い、そして致命傷を与えます。しかし当の蔵馬は涼しい顔をしており、その後なんど攻撃を加えても全く死ぬ様子がありません。

何が起きているのか分からず戸愚呂兄は混乱します。実は戸愚呂兄はすでに幻覚に捕らわれていました。蔵馬が巻原の下顎を切断した時に「邪念樹」という植物の種を植え込んでいました。邪念樹はエサに幻覚を見せおびきよせて寄生する植物であり、エサが尽きるまで離しません。再生し続け死ぬことができない戸愚呂兄は、こうして永遠に邪念樹に囚われる最期を迎えます。また、以下は戸愚呂兄の最期に対する蔵馬の名言です。

お前は死にすら値しない

人々の命を奪い、心を踏みにじり続けた卑劣な戸愚呂兄には死という最期すらも与えないという蔵馬の強い気持ちが伝わってくる名言です。

戸愚呂兄の名言「オレはよく約束をやぶる」

戸愚呂兄の名言を紹介します。この名言が生まれたのは暗黒武術会にて戸愚呂兄が戦った時のことです。面倒だからという理由で1対3を望んだ戸愚呂兄に3人が襲いかかりました。全身から伸びた針に貫かれ、一人が死亡しますが二人がなんとか生き残ります。戸愚呂兄は生き残った褒美にどちらか一人だけ生かしてやると約束します。

その言葉に一人は命乞いをしますがもう一人は殺せと言います。すると戸愚呂兄は命乞いをしたほうを殺しました。戸愚呂兄弟は見苦しいものが嫌いで、好戦的な人が大好きだというのです。ただ、話はそれで終わりませんでした。戸愚呂兄は「ただ…オレと弟で決定的に違うところがある」と断り、そしてこう続けます。

オレはよく約束をやぶる

そしてそのまま硬化した指先で相手の頭を貫き殺しました。戸愚呂弟は強さに魂を売っても品性は売らなかったのに対し、戸愚呂兄は直前にした約束を破るのもなんとも思わないようなキャラクターだということがわかります。

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戸愚呂兄に関する感想や評価

強さも存在感も圧倒的な弟がいるために、決して弱くない戸愚呂兄の印象が薄くなっているのがよくわかるツイートです。戸愚呂という名前が戸愚呂弟だけを指すようになってしまっている現状をかわいそうに思う気持ちが伝わります。

戸愚呂弟が最後まで憎みきれないキャラクターだったのに対し、戸愚呂兄は同情する点が全く見つからないので、卑劣な印象が強く残ることがよくわかるツイートです。

幽遊白書における敵は最終的に仲間になったりかわいそうな過去などが描写されるのに対し、戸愚呂兄は最後まで卑劣なキャラクターを貫いたので、嫌われてしまうことがよくわかるツイートです。

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戸愚呂兄の強さまとめ

戸愚呂弟の陰に隠れてあまり注目されない戸愚呂兄の強さや名言、蔵馬との戦いや最期をまとめました。戸愚呂兄は憎めない敵キャラクターが多い幽遊白書の中で最後まで悪を貫き通しました。戸愚呂兄やその戦いを見たい方はぜひ幽遊白書を読んでみてください。

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