【銀魂】寺門通は江戸の人気アイドル！新八率いる親衛隊やスキャンダルも紹介

江戸のトップアイドル・寺門通は大人気漫画『銀魂』に登場するキャラクターです。まず始めに江戸でアイドルとして活躍する寺門通が登場する『銀魂』の作品情報やあらすじを踏まえ、寺門通の来歴や過去などの詳細なプロフィールをご紹介します。

『銀魂』は空知英秋（そらちひであき）先生によるSFコメディー漫画です。江戸時代の末期を時代背景に、並行世界「江戸」が描かれている『銀魂』はかつて攘夷志士として戦っていた男・坂田銀時を主人公に銀時の営む万事屋が巻き込まれる様々な出来事を綴った群像劇になっています。

『銀魂』は「週刊少年ジャンプ」で連載後、「ジャンプGIGA」に移行され、「銀魂公式アプリ」内で完結を迎えました。2004年から始まった連載は2019年の6月まで続き、単行本は全77巻が刊行され、全704話で構成されています。『銀魂』はテレビアニメ化に加え、小栗旬さん主演で実写映画化も果たし、大ヒット作品となっています。

『銀魂』のあらすじです。江戸時代末期に地球へ突然襲来した「天人（あまんと）」と呼ばれる異星人によって飛躍的に江戸の技術は進歩しました。しかし程なくして地球人と天人との間に攘夷戦争が勃発し、十数年にも渡って繰り広げられた戦争は天人の圧倒的な武力の前に江戸幕府が降参し、開国を余儀なくされました。そして幕府は天人が実権を握る傀儡政権となってしまいました。

開国から20年が経ち、剣術道場の跡取り息子の志村新八は剣術を生かす術もなくアルバイトに勤しむ毎日を送っていました。そんな中トラブルに巻き込まれていた所を、侍風の男・坂田銀時に救われます。銀時の姿に荒廃したはずの侍の姿を見出した新八は銀時に付いて行く事を決めました。そして銀時が営んでいる万事屋の手伝いとして働くようになりました。

次は『銀魂』に登場する江戸のトップアイドル・寺門通についてご紹介していきます。寺門通はトップアイドルですが、この栄光の座に辿り着くまでに血の滲むような努力をしていた事がわかりました。そんな寺門通の来歴や過去について詳しくご紹介していきます。

寺門通は幼い頃から歌う事が好きな女の子で、歌手になる事を夢に見てきました。寺門通の父親はお通が小さい時に人を殺めてしまった事で投獄され服役中で、その後は母親が女手一つで寺門通を育てていました。貧しい生活を送る中でも寺門通は歌手になる夢を諦めようとはしませんでした。そうして彼女はストリートミュージシャンとして活動を開始します。

ストリートミュージシャンとして活動を始めた駆け出しの頃は誰も寺門通の歌に足を止める者はいませんでした。しかし、そんな中で唯一拍手をしてくれたのが、後の「寺門通親衛隊」の隊長を務める志村新八でした。何をやっても上手くいかずに悩んでいた新八にとってお通の歌は心から励まされるもので、新八は寺門通のファン第一号になりました。

地道なストリートライブの活動が身を結び、寺門通はアイドルとしてデビューを果たします。母親でありマネージャーでもある寺門市の働きもあり、大規模な会場で寺門通はコンサートを開催します。念願のアイドル歌手としての第一歩を踏み出した寺門通は弾けるような満面の笑みで元気良く挨拶をし、歌い踊りました。

この時に発した寺門通の第一声はとても有名な言葉となり、CDジャケットを飾るなど後の後世にも語り継がれていく名言となりました。そしてこの頃から、ファン第一号の新八が組織する寺門通の私設ファンクラブ「寺門通親衛隊」は活動を開始しました。

江戸のトップアイドル・寺門通のプロフィールです。寺門通は2月20日生まれで身長165㎝の17歳です。寺門通は自身で作詞作曲も担当し、その独特な歌詞やタイトルは多くのファンを惹きつけています。自分で作詞作曲した「お前の母ちゃん何人だ！」は初のヒット作となり、2ndシングル「お前の父ちゃん××（ちょめちょめ）」、3rdシングル「お前の兄ちゃん引きこもり！」をリリースしています。

さらに4thシングル「ポリ公なんざクソくらえ！」などの過激なタイトルも多く、「放送コードがなんぼのもんじゃい」で放送禁止になりました。そんな寺門通はファンから「お通ちゃん」という呼び名で慕われています。

寺門通は万事屋の神楽とコンビを組んで「HDZ（ハナクソダイアモンズ）48」としてデビューしようとしていました。しかしこの「HDZ48」のデビューに「GKB（ギャラクシービッチ）48」が待ったを掛けました。「GKB48」は銀河を駆け巡って活躍しており、来訪する星で男性を虜にしてきたアイドル集団でした。しかし実際は怪しい電波で洗脳を施している事が判明します。

最後まで寺門通が一番である事を信じていた新八の熱い気持ちが「GKB48」の胡散臭い正体を見破り、一度は離れてしまった寺門通のファンは再び寺門通の元へ戻りました。そこで寺門通は「アイドルの勲章」という曲を歌い、一連の騒動は幕を閉じました。

江戸のトップアイドルである寺門通の私設ファンクラブとして有名なのが「寺門通親衛隊」です。この「寺門通親衛隊」は『銀魂』のメインキャストである志村新八が隊長を務め、新人アイドルだった寺門通を熱心に応援し、トップアイドルになるまで支え続けた存在です。次はそんな「寺門通親衛隊」について詳しくご紹介していきます。

「寺門通親衛隊」の概要です。「寺門通親衛隊」は志村新八が隊長を務めるアイドル・寺門通の私設ファンクラブの通称で、新八が創設者となっています。「寺門通親衛隊」の隊規は九十九条も設けられており、「お通ちゃんのライブには親の葬式の日でも必ず参加」などのハードな内容も多く、その厳しさ故に隊員達の士気も高まっていました。

その熱意は他のファンクラブの追随を許さず、「寺門通親衛隊」の名を世に轟かせる事になりましたが、同時に厳しすぎる隊規は諸刃の剣となって隊員達の首も絞めていました。隊規を守る自信がなく脱退する隊員も多く、「通選組」という新しいファンクラブが発足した際には「寺門通親衛隊」から「通選組」へかなりの隊員が流れたそうです。

「寺門通親衛隊」を創設し、隊長を務めている志村新八は「寺門通親衛隊」の鑑と言われており、その厳しい隊規に反する事もなく、自身の全てを寺門通の応援へ捧げる姿に、隊員達は胸を打たれています。誰よりも献身的に寺門通を支えている新八だからこそ、彼を慕って「寺門通親衛隊」に入隊する者までおり、隊員達に尊敬される隊長となっています。

新八が熱心に応援している江戸一番のアイドル・寺門通ですが、過去に一度だけスキャンダルによって転落の危機を迎えています。次はそんな寺門通のスキャンダルの真相についてご紹介していきます。

献身的に寺門通を応援していた新八率いる「寺門通親衛隊」の目に飛び込んできたのは寺門通とビジュアル系バンド「反侍（ハンサム）」のリーダーであるGOEMONとの熱愛というスキャンダルでした。新人アイドルとして売り出し中の大事な時期に大人気バンドマンのGOEMONとスキャンダルは大々的に報じられました。

しかし蓋を開けてみれば、新人アイドルだった寺門通は芸能界という厳しい世界で自分に優しくしてくれたGOEMONに対し好意を持ってしまったものの、GOEMON自体は寺門通との熱愛スキャンダルはただの遊びで早く別れるつもりだったという真実がありました。

寺門通のスキャンダルの相手であるGOEMONがロクでもない男だと知った新八は居ても立っても居られずに、GOEMONに怒りの一撃を喰らわせました。GOEMONに制裁を加えた新八は寺門通に「たとえファンが皆いなくなっても自分たち親衛隊は決して離れない」と寺門通への熱い想いを伝えました。

GOEMONとのスキャンダルがきっかけになり、寺門通は一度アイドル生命を絶たれてしまいます。しかし、ストリートライブから成り上がった寺門通はスキャンダルには負けませんでした。煌びやかなアイドルから一変し、イロモノのようなイベントに呼ばれるようにもなってきます。しかし寺門通は屈する事なく自ら意欲的に出演するようになります。

この寺門通の涙ぐましい努力の甲斐もあって、スキャンダルによってゼロになってしまったアイドルとしての人気を徐々に取り戻していきました。こうして寺門通はスキャンダルによるアイドル人生の転落の危機を、雑草根性で耐え抜き、見事表舞台へと返り咲きました。

寺門通は売れっ子の音楽プロデューサーであるつんぽにその才能を認められ、再びアイドルとして再起しました。そんな寺門通の再起一発目の仕事は、市民からのイメージアップを狙っていた「真選組」の1日局長を務めるというものでした。寺門通はこの仕事にやる気を見せ、自ら「誠（まこと）ちゃん」というマスコットキャラクターまで考えて臨みました。

この「誠ちゃん」は寺門通がポケットマネーで万事屋に依頼し、銀時が扮したマスコットキャラクターでした。この寺門通の記念すべき復帰１段目の仕事で、寺門通は攘夷志士に拉致されてしまいますが、万事屋と真選組の共闘によって見事助け出され、寺門通の門出を華々しく飾りました。

江戸一番のアイドルである寺門通のファンクラブと言えば新八が隊長を務めている「親衛隊」が有名ですが、寺門通の新たなファンとして「通選組」というファンクラブが発足しました。次はそんな寺門通の新参者のファンクラブである「通選組」についてご紹介していきます。

寺門通の新しい私設ファンクラブ「通選組」を率いているのは「トッシー」こと真選組の鬼の副長・土方十四郎（ひじかたとうしろう）です。「トッシー」は土方の別人格で、以前に妖刀に取り憑かれ人格を乗っ取られてしまった時に生まれた「ヘタレな別人格」です。「トッシー」はオタクとして寺門通の私設ファンクラブ「通選組」を組織しました。

「通選組」は全員破れたGジャンのベストを着て、赤いバンダナを頭に巻いています。そして「通選組」は主に「真選組」のメンバーで構成されており、「通選組」には「真選組」の主要メンバーである近藤や沖田も参加していました。

「トッシー」を自力でねじ伏せて人格を封じ込めた土方ですが、自分の奥底に眠っている「トッシー」をオタクの頂点を極める事で生きた証を証明して供養してやりたいと願うようになります。そこで、「トッシー」になった土方は江戸一番のアイドルである寺門通の有名なファンクラブで新八が隊長を務めている「寺門通親衛隊」に「どちらがファンクラブにふさわしいか」を賭けた勝負を挑みます。

寺門通オタクとして誇りのある新八率いる「寺門通親衛隊」は負ける訳にはいかず、寺門通の所属事務所が開催した「寺門通公式ファンクラブ」の座をかけた大会に出場する事に決めました。「トッシー」の供養をしてやりたい土方と寺門通への思いで負ける訳にはいかない新八の戦いが開幕し、賞金目当ての銀時と神楽も新八の「親衛隊」として参加する事になりました。

「通選組」と「寺門通親衛隊」はデッドヒートを繰り広げ、反則ギリギリの手を使いながらもマラソンやクイズなどを乗り越えていきました。勝負の中にはどちらがテンポよくお通とラブホに入れるかを競うバーチャル空間での即興ドラマ勝負などもあり、「トッシー」と新八は懸命に戦いました。両者引かぬまま、最終戦のカードバトルへ突入します。

新八と「トッシー」は見事な戦いを見せ、相討ちとなりました。しかしここで土方に「トッシー」が「もういいよ」と語りかけました。そして今までは土方が戦っていましたが、「トッシー」が新八と生身で戦う展開となります。戦いの行方は不明ですが、「トッシー」は全力で新八と戦った事で無事成仏できたのではと言われています。そして寺門通の公式ファンクラブの設立は見送りとなりました。

『銀魂』に登場する江戸の人気アイドル・寺門通はコンサートを開けばたくさんのファンが駆けつける江戸一番の人気者です。次はそんな寺門通のコンサートなどで定番となっている名言についてご紹介していきます。

こちらファンクラブを持たないという主義を貫いていた寺門通がファンを思って言った名言です。寺門通は江戸一番のアイドルでありながら、公式のファンクラブを持っていませんでした。その為、親衛隊などの私設のファンクラブがあった寺門通ですが、それにはある理由がありました。

寺門通は「ファンに階級をつけたくない」という気持ちから公式ファンクラブを持ちませんでした。しかし、私設のファンクラブ同士で抗争も起き始めていた事を聞いた寺門通は公式のファンクラブを作る事を決意し、上記の名言を宣言しました。

こちらは寺門通が初めて大きな会場でアイドルとして本格的なコンサートを開催した時の第一声の名言です。このセリフはCDジャケットになるなど取り上げられ、寺門通のセリフの中でも特に印象深いものとなっています。

こちらは寺門通がコンサートを開いた時に行う定番のコールアンドレスポンスの名言です。寺門通がこの呼びかけをファンに行うと、ファンからは「とうきびウンコー！」とレスポンスが返ってくる仕様になっており、コンサート会場の熱気を上げる重要な名言となっています。

『銀魂』に登場する大人気アイドル・寺門通はその可愛らしい容姿もさる事ながら可愛い歌声でも人気となっています。テレビアニメでは寺門通のイメージにぴったりの声優が起用され、話題となりました。次はそんな江戸一番のアイドル・寺門通を演じた声優・高橋美佳子（たかはしみかこ）さんについてご紹介していきます。

寺門通を演じた声優の高橋美佳子さんは1980年5月29日生まれで2019年10月現在で39歳です。高橋美佳子さんは高校生時代にダンス部に所属し、通っていた野球部が全国大会へ出場した際には阪神甲子園球場でチアリーダーとして応援していました。その後バンプレスト傘下であるタレント事務所に1期生として入校し、アイドル育成番組である『えびたい』にも出演しました。

アイドル活動と並行して高橋美佳子さんは声優のオーディションも受けており、文化放送の『声優の卵オーディション』で見事優勝しました。高橋美佳子さんは声優としてデビューする前に歌手としてデビューを果たしており、ゲームの主題歌を歌っています。さらに同ゲームへの声優としての出演も決まりましたが、主題歌CDのリリースの方が早かった為、歌手デビューが先行する形となりました。

声優・高橋美佳子さんの主な出演作品についてご紹介していきます。高橋美佳子さんは『HAND MAID メイ』の「谷かすみ」役や、『テニスの王子様』の「竜崎桜乃」役、『L/R-Licensed by Royal-』の「ノエル・アーデレード」役、『クラッシュギアNitro』の「前田なつみ」役、『PEACE MAKER鐵』の「沙夜」役があります。

その他には、『グレネーダー〜ほほえみの閃士〜』の「天道琉朱菜」役や、『魔法少女リリカルなのは』の「キャロ・ル・ルシエ」役、『エレメンタル ジェレイド』の「レヴェリー・メザーランス」役、『Canvas2〜虹色のスケッチ〜』の「藤浪朋子」役、『ハチミツとクローバー』の「山田あゆみ」役、『獣の奏者 エリン』の「セィミヤ」役などがあります。

こちらは「寺門通公式ファンクラブ」の座を賭けた「通選組」との戦いで「通選組」のトッシーと新八が殴り合う際に、新八が眼鏡を外し「かかってこい」と威嚇したシーンが心に残っているという方の投稿です。普段はヘタレで頼りない男の新八ですが、心から愛する寺門通が絡むと途端に気迫を見せ、多くのかっこいい名シーンが生まれています。

こちらは寺門通の誕生日を祝っている方の投稿です。この方は特に寺門通が「真選組」の一日局長を務めたエピソードが心に残っているそうです。スキャンダルからの復帰１段目の仕事で懸命にこなしている寺門通の姿に心打たれるファンも多く、さらにはイベントを成功させようとする「真選組」の涙ぐましい努力も印象に残るエピソードとなりました。

こちらは寺門通の「お前のばあちゃんお前のバッシュ履いてたぞ」という曲が気に入っているという方の投稿です。どこかクスリとさせてしまう寺門通の楽曲のタイトルや歌詞は、ギャグ漫画の『銀魂』らしい要素が満載になっており、ファンの中でもそんな寺門通の楽曲が好きという方が多いようです。

寺門通の親衛隊やスキャンダルに関するまとめいかがだったでしょうか？江戸のトップアイドルとして君臨し、人気者の寺門通ですが、そんな栄光を掴むまでに様々な障害を乗り越えて今の道を歩んでいる事が分かりました。無邪気な笑顔を見せ、元気一杯に歌って踊る寺門通ですが、過去の境遇はとても過酷なものでした。

そんな過去を持ちながらもアイドル歌手になる夢を諦めずに下積み生活を耐え抜いた彼女は、現在の輝かしい姿を手に入れました。そしてそんな華やかな寺門通の裏には、献身的に支えてくれる「寺門通親衛隊」の大きな存在がある事も分かりました。