【ドラえもん】ジャイ子の本名・ペンネームは?のび太との関係や性格は?

国民的漫画『ドラえもん』に登場する「ジャイ子」と言えば、のび太をいじめるガキ大将のジャイアンの妹として有名なキャラクターです。脇役ながら登場回数の多いジャイ子ですが、実はそんなジャイ子の本名などの詳細なプロフィールはあまり知られていません。今回はそんなジャイ子の本名や性格、のび太との知られざる深い関係や、ジャイ子が漫画家として使用しているペンネームなどをご紹介していきます。さらにテレビアニメ『ドラえもん』でジャイ子を演じた歴代の声優についても詳しくご紹介していきます。

【ドラえもん】ジャイ子の本名・ペンネームは?のび太との関係や性格は?のイメージ

目次

  1. ジャイ子とは?
  2. ジャイ子の本名や名前・ペンネーム
  3. ジャイ子とのび太との関係
  4. ジャイ子のかわいい性格と魅力
  5. ジャイ子のかわいい名言集
  6. ジャイ子の声優と実写版CMのキャスト
  7. ジャイ子に関する感想や評価
  8. ジャイ子の本名やペンネームまとめ

ジャイ子とは?

ジャイ子とは国民的漫画『ドラえもん』に登場するガキ大将のジャイアンの妹として登場するキャラクターです。『ドラえもん』の脇役であるジャイ子の素性はあまり知られていません。まず始めにそんなジャイ子について『ドラえもん』の作品の概要も含めてご紹介していきます。

ドラえもんの概要

『ドラえもん』は藤子・F・不二雄先生による国民的漫画です。未来からやってきた猫型ロボットの「ドラえもん」が勉強も運動できない主人公の野比のび太の元へやって来た事から物語が始まりました。『ドラえもん』は1969年から1996年まで小学館のコミックで連載され、全45巻の単行本が刊行されています。

全1345話から構成される『ドラえもん』はテレビアニメ化を果たし、第1作目が1973年に放送された後も、第2作目が1979年に放送され、その後2005年のリニューアルを経て第3作目が2019年10月現在も放送されている国民的アニメとなっています。そして『ドラえもん』の人気は日本国内に留まらず、東アジアを中心とした海外でも大人気となっており、世界的に有名な作品となりました。

ジャイ子のプロフィール

ジャイ子は『ドラえもん』に登場するガキ大将のジャイアンの妹として登場します。ジャイ子は5月生まれと言われており、テレビアニメ第1作目では生まれていなかった為登場していませんでした。ジャイ子は当初ジャイアン同様に粗雑で乱暴な性格をしていましたが、徐々に穏やかな心優しい女の子に変化しました。ジャイ子は絵がとても上手く、将来は漫画家になるのを夢に見る純粋な女の子です。

ジャイ子はとても真面目で優しい性格の為、無茶苦茶な行動をとっているジャイアンを止めに入るなど果敢な行動も見せています。そしてジャイ子が泣き出すとジャイアンすらも降参してしまう程の大声を出し、ジャイ子は優等生の為ジャイアンのように母親から叱られる事は滅多にありません。

ドラえもん公式サイト|ドラえもんチャンネル

ジャイ子の本名や名前・ペンネーム

『ドラえもん』のガキ大将・ジャイアンの妹として登場するジャイ子ですが、ジャイ子の本名はあまり知られていません。次はそんなジャイ子の本名の謎と、名前についての裏話、さらにはジャイ子が漫画家になる為新人賞などに応募している漫画家としてのジャイ子のペンネームについてご紹介していきます。

ジャイ子の本名に関する謎

『ドラえもん』に登場する脇役ながら、登場回数が多いジャイアンの妹のジャイ子ですが、ジャイ子の本名はあまり知られていません。『ドラえもん』に登場するキャラクターはそのどれもが全てフルネームの本名を持っています。しかしジャイ子の本名はなかなか明かされていませんでした。

ジャイ子の本名がなかなか明かされていない事については、原作者である藤子・F・不二雄先生のある思いによるものであった事が分かりました。そこで次はそんなジャイ子の本名に関する謎と、本名が明かされていない理由、さらには本名と噂されている名前についてご紹介していきます。

本名が明かされていない理由

ジャイ子の本名が明かされていない理由としてある裏話がありました。当初ジャイ子には本名の設定があったようですが、藤子・F・不二雄先生はある理由からジャイ子の本名を明かしませんでした。その理由というのが、ジャイ子の本名を明かしてしまうとジャイ子の本名と同じ名前の子が学校などでいじめられてしまうと考えたからだそうです。

ジャイ子は『ドラえもん』の作中でジャイアンの妹として登場し、登場しただけでのび太達が飛び上がって逃げ出してしまうような存在でした。ジャイ子はとても優しい性格の女の子ですが、当初はかなり嫌われていたキャラクターでもあります。そんなジャイ子と同じ本名の子がいた時に、いじめられてしまう事があるのではと心配した藤子・F・不二雄先生はジャイ子の本名を明かさない事に決めました。

本名は「香」説

ジャイ子の本名に関しては様々な噂が飛び交っていました。その噂の一つに有名なものがあり、ジャイ子の本名が「香」ではないかというものがあります。これはジャイ子の持っていたスケッチブックが登場するシーンで、そのスケッチブックに「香」と名前が書いてあったという話が広まった為に生まれた噂です。

「香」が「かおる」と読むのか「かおり」と読むのかは定かではありませんがこの噂が本当であればジャイ子の本名は「剛田香」という事になるそうです。しかし、ジャイ子の本名が「香」というのは公式には一切発表されておらず、藤子・F・不二雄先生が亡くなられた今では噂の真偽は不明のままになっています。

ジャイアンというあだ名の理由

ジャイ子の本名の噂の他に、ジャイアンのあだ名の由来にもある噂がありました。その噂と言うのが、ジャイアンは「ジャイ子のお兄ちゃん(あんちゃん)」だからジャイアンと呼ばれていると言うものでした。ジャイアンと言えば『ドラえもん』のメインキャラクターで誰もが知っているキャラクターですが、そのジャイアンの由来がジャイ子に纏わるという所で、ファンからは驚きの声が上がっていました。

しかし、このジャイアンというあだ名の由来が「ジャイ子のあんちゃんだからジャイアン」という噂に関しては後に漫画の出版社でもある小学館が公式に否定していたという話もあり、噂の真偽は不明となっていました。

ジャイ子のペンネーム

ジャイアンの妹であるジャイ子は漫画家になる為、日々努力をしてました。新人賞に応募するなどの活動をしていたジャイ子にはペンネームがありました。そんなジャイ子のペンネームは「クリスチーネ剛田」です。「クリスチーネ剛田」というペンネームで活動していたジャイ子は当初ギャグ漫画を執筆していました。そのギャグ漫画にはのび太もモデルとして登場していたそうです。

しかし「クリスチーネ剛田」というペンネームでギャグ漫画家として活動していたものの、なかなかジャイ子は芽が出ず、後にストーリー漫画を執筆するようになりました。そんなジャイ子のペンネーム「クリスチーネ剛田」の漫画はのび太が当初けなしていたそうですが、後にジャイ子のペンネーム「クリスチーネ剛田」の漫画をのび太は褒めていました。

ジャイ子のペンネーム「クリスチーネ剛田」の代表作には以下のようなものがありました。ジャイ子のペンネーム「クリスチーネ剛田」の作品は「ショコラでトレビアン」、「アンコロモチストーリーズ」、「日出処は天気」、「ペロペロキャンディキャンディ」、「愛フォルテシモ」などがあります。そしてジャイ子のペンネーム「クリスチーネ剛田」の「愛フォルテシモ」は雑誌の新人賞に応募して惜しくも落選しました。
 

しかしジャイ子のペンネーム「クリスチーネ剛田」の「愛フォルテシモ」は後に編集長から電話をもらい、さらにはその後ペンネームの「クリスチーネ剛田」名義で自費出版した「虹のビオレッタ」という作品は後に漫画コレクターの間でプレミア価値が付くとまで言われる程高評価をされた作品となりました。

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ジャイ子とのび太との関係

ジャイ子の事を怖がっていたのび太ですが、実はジャイ子とのび太には衝撃の未来の姿がありました。ドラえもんがのび太の元へやってきた事で、のび太は片思いをしていたしずかちゃんと結ばれる事ができましたが、実はドラえもんがやって来る前の未来は意外な結末になっていました。そんなジャイ子とのび太の衝撃的な関係をご紹介していきます。

のび太との関係①ドラえもんが来る前の未来

『ドラえもん』の第1話でのび太の未来が明かされていました。のび太はドラえもんと出会う前の未来ではジャイ子と結婚していました。そしてなんと6人もの子宝にも恵まれています。しかし、のび太はその後事業に失敗し、借金まみれとなってしまいます。そして玄孫のセワシの代に至るまで、のび太の一族は借金に苦しむ事になっていたそうです。

そんな最悪な未来を変える為にドラえもんは未来からのび太の元へ送られてきました。ドラえもんと出会った事でのび太の未来は大きく変わり、さらにはジャイ子の未来も変えていました。

のび太との関係②ドラえもんが来た後の未来

ドラえもんがのび太の元へ来た事で、のび太と結婚し子宝に恵まれる未来が変わってしまったジャイ子ですが、そんなジャイ子の未来もとても明るいものになっていました。のび太と結婚するはずだったジャイ子は漫画家になる夢を叶え、「ウェディングメロン」という作品で500万部を突破する大ヒットを記録します。そして記念パーティーを開くなど華々しい漫画家生活を送っていました。

さらにのび太と結婚できなかったジャイ子は、新たなボーイフレンドと出会いました。それはジャイ子のスケッチブックを拾ってジャイ子の漫画を賞賛してくれた「茂手もて夫」という男の子です。茂手もて夫はその名の通りとてもモテる男の子で、バレンタインデーには100個のチョコを貰う程だそうです。

ジャイ子の漫画を賞賛してくれた茂手もて夫はジャイ子と同じく漫画を描く事が趣味の男の子で、同じ漫画好きのジャイ子とは意気投合し、共同で同人誌も出版していたそうです。のび太と結ばれなくなってしまったジャイ子にもしっかりと幸せな未来が用意されており、ほっと胸を撫で下ろしたファンも多いようでした。

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ジャイ子のかわいい性格と魅力

ジャイアンの妹として登場するジャイ子はジャイアンに瓜二つな顔立ちをしており、『ドラえもん』のヒロイン・しずかちゃんと比較されてしまう事も多い為、あまりかわいいと言われる事は少ないキャラクターです。しかし、そんなジャイ子ですが、実はとても魅力的でかわいいキャラクターである事が分かりました。次はそんなジャイ子のかわいい魅力についてご紹介していきます。

かわいい魅力①初期設定は今と性格が違う?

『ドラえもん』の連載開始当初はジャイ子はとても意地悪な性格の女の子でした。いじめっ子のジャイアンの遺伝子を受け継いだ粗雑で乱暴な性格で、のび太に対しても馬鹿にして笑うような性格の女の子でした。その為、セワシからジャイ子と結婚する未来を聞かされたのび太はとてもショックを受けました。

ジャイアンと同じような性格で人の不幸を面白がる性格だったジャイ子は徐々に性格が変化していきます。ジャイ子の性格は物語が進むにつれて、温和で優しい性格へと変わっていきます。そしてロマンスにときめいたり、夢を見るような純朴な性格の女の子へと変わっていきました。

ジャイアン同様にいじめっ子な性格をしていたジャイ子は最終的には心優しく人を思いやる事ができる性格の女の子へ成長し、後に茂手もて夫という素敵なボーイフレンドに出会う事ができました。このジャイ子の性格の変化は、ドラえもんが未来からやってきた事で、のび太の未来が変化し、それに伴ってジャイ子の未来も変化した事に起因するというファンの声も上がっていました。

かわいい魅力②将来は漫画家

ジャイ子の未来はのび太と結婚し、6人の子供を育てるお母さんになっていました。子育てをしている姿からジャイ子は漫画家になるという夢は諦めているようでした。しかし、ドラえもんが未来からやって来た事でジャイ子の将来は大きく変化します。ドラえもんが来た後の未来では、ジャイ子は将来の夢を叶え、漫画家になっていました。

漫画家として成功を収めたジャイ子は、かつて自費出版をしていた「虹のビオレッタ」という作品が「古本屋で10万円になる」と言われる程有名な漫画家になりました。そして「ウェディングメロン」という作品が500万部を突破する大ヒット作となり、一躍有名漫画家になったジャイ子は出版記念パーティーを開くまで出世する事になりました。

かわいい魅力③料理の腕

ジャイ子はジャイアンと瓜二つの顔立ちをしています。しかし2人は趣味や嗜好、才能などは全く違っていました。ジャイアンは破滅的な音痴という設定ですが、ジャイ子はそんな事はなくまともな音楽センスを持っている描写がされています。そしてジャイアンは歌だけでなく、料理の才能も破滅的なものでした。その料理の腕前は「ジャイアンシチュー」という作品で、ジャイアンの歌程の破壊力を持っていると紹介されています。

しかし、ジャイ子の料理の腕前はジャイアンとは違ってかなりの料理上手である事が分かっています。「恐怖のジャイ子カレー」というエピソードでジャイ子はカレーを作りました。様々なスパイスを勘を頼りに使いこなし、その出来栄えは専門家をも唸らせる程の出来でした。勘で料理をするという女子力を発揮したジャイ子はとても料理上手な女の子である事が分かりました。

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ジャイ子のかわいい名言集

『ドラえもん』に登場するガキ大将のジャイアンの妹として登場するジャイ子ですが、ジャイ子は脇役ながら才能に満ち溢れたキャラクターです。次はそんなジャイ子の言った数々の名言をご紹介していきます。漫画家になる為、日々努力を重ねているジャイ子らしいセリフの数々が『ドラえもん』には登場していました。

ジャイ子の名言①「やあ、首つりだ…」

やあ、首つりだ、ガハハ

こちらは『ドラえもん』1巻でジャイ子が言ったセリフです。ジャイ子は当初ジャイアンのような性格でとても意地悪な女の子として登場しました。ジャイ子が記念すべき第1話で見せたこの危険なセリフはジャイ子がまだ小さなジャイアンとして存在していた時の貴重なセリフになっています。

ジャイ子の名言②「まあ、たいへん…」

まあ、たいへん!ねつが800度もある

こちらは『ドラえもん』4巻でジャイ子が言ったセリフです。ジャイ子は近所に住んでいる仲良しの友達・ガン子がいました。そのガン子と一緒にお医者さんごっこをしていたジャイ子が放ったセリフが上記の言葉になっています。”800度”と言うありえない温度設定が、無邪気な子供らしい発言になっています。そしてジャイ子の親友のガン子は『パーマン』からゲスト出演しているキャラクターです。

ジャイ子の名言③「どれもこれも、プロのまね…」

どれもこれも、プロのまねじゃないの。

あたしのかきたかったまんがは、こんなものじゃないんだわ

こちらは『ドラえもん』29巻でジャイ子が言ったセリフです。ジャイ子は漫画家になる為新人賞にいくつも応募しますが、落選してしまいます。そこで改めて自分の作品を振り返り、上記のセリフを言いました。ジャイ子は自分の作品を冷静に分析する事で視野を狭くする事なく、客観的に自身の作品を批評していました。

こうして反省点を見出す事ができるのも、ジャイ子がプロ根性を持っている証拠で、これによってジャイ子は落選続きの不調を乗り越え、プロの漫画家になる夢を改めて前進する事ができました。このジャイ子のプロ意識が後に未来で輝かしく夢を叶える事ができる要因の一つになったと言われています。

ジャイ子の名言④「今度かくギャグまんがの…」

今度かくギャグまんがの主人公のモデルにしたいの

こちらは『ドラえもん』35巻でジャイ子が言ったセリフです。ジャイ子のトレードマークのベレー帽を被って言った言葉になります。これはジャイ子が身近なアイテムからインスピレーションを得て、作品を作り上げていくと言う向上心の現れとも取れるセリフになっています。そしてこの時、ジャイ子はのび太をモデルにしたギャグ漫画の構想を思い付き、練っていました。

ジャイ子の名言⑤「はっきりいってくれて…」

はっきりいってくれてよかった。これで目がさめたわ

こちらは『ドラえもん』29巻でジャイ子が言ったセリフです。ジャイ子は自分の漫画に対して高いプロ意識を持っており、それはセリフの節々で感じる事が出来ました。自身の作品をスネ夫に批評された時に、ジャイ子は上記のセリフを返します。自分の作品に対する他者の意見を真摯に受け止め、作品に活かす事ができると言うのはジャイ子に備わっている才能であると言われています。

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ジャイ子の声優と実写版CMのキャスト

テレビアニメ『ドラえもん』でも度々登場し、その憎めないキャラクターから人気のジャイ子ですが、ジャイ子の声優は度々交代されていました。次はそんな歴代のジャイ子を演じた声優についてご紹介していきます。また、近年ではCMで『ドラえもん』が実写化されており、妻夫木聡さんなどが出演して話題となりました。その実写化CMでジャイ子を演じた人物についてもご紹介していきます。

ジャイ子の声優

まず始めにテレビアニメ『ドラえもん』でジャイアンの妹・ジャイ子を演じていた声優について詳しくご紹介していきます。ジャイ子を演じた声優は2019年10月までに4人いた事が分かりました。

ジャイ子の声優①太田淑子

1979年4月から1980年12月まで放送された第1作目の『ドラえもん』のジャイ子を演じたのは太田淑子(おおたよしこ)さんです。太田淑子さんは当初「日本テレビ」で放送された『ドラえもん』ののび太役を演じていましたが、その後「テレビ朝日」で放送された『ドラえもん』でジャイ子とセワシ役を演じています。

太田淑子さんの代表作には『ヤッターマン』の「ガンちゃん(ヤッターマン1号)」役や、『リボンの騎士」の「サファイア」役、『ひみつのアッコちゃん』第1作目の「加賀美あつ子(アッコちゃん)」役、『ジャングル大帝』の「レオ」役などがあり、数々の歴史的人気アニメでメインキャストを務めている日本を代表する声優です。

ジャイ子の声優②青木和代

1980年1月から2005年3月まで放送された第2作目の『ドラえもん』でジャイ子を演じたのは青木和代(あおきかずよ)さんです。青木和代さんは歴代のジャイ子の声優の中でも一番長くジャイ子を担当された声優です。また『ドラえもん』の作中でジャイ子の他にもジャイアンの母親も演じていました。

青木和代さんの代表作には『めぞん一刻』の「一ノ瀬花枝」役や、『未来少年コナン』の「ジムシイ」役、『トム・ソーヤの冒険』の「ハックルベリー・フィン(ハック)」役、『おぼっちゃまくん』の「袋小路金満」役、『鶴姫じゃ〜〜っ!!』の「イネさん」役、『俺物語!!』の「剛田ゆり子」役、『おかあさんといっしょ「ドレミファ・どーなっつ!」』の「青井空男」役などがあります。

また、お母さん役や少年役まで幅広く活躍される声優の青木和代さんは女優としても活躍されており、『ガリレオ』の「証言者のおばちゃん」や『未来講師めぐる』の「スーパーの女性」、『特命係長只野仁』の「掃除のおばちゃん」、『JIN-仁-』の「長屋のおばちゃん」など主に”おばちゃん役”でテレビにも出演されているそうです。

ジャイ子の声優③山崎バニラ

2005年にリニューアルを迎えたテレビアニメ『ドラえもん』の第3作目からジャイ子を演じていた声優は山崎バニラ(やまざきばにら)さんです。山崎バニラさんは声優業の他にも活動弁士や振付師、テレビ番組のナレーターなどでも活躍されています。そんな山崎バニラさんは『ドラえもん』の声優オーディションでしずかちゃん役を志望していましたが、ジャイ子役を務める事になりました。

山崎バニラさんの代表作には『しあわせソウのオコジョさん』の「ちょろり」役や、『月詠-MOON PHASE-』の「ハイジ」役、『ぱにぼにだっしゅ!』の「メソウサ」役、『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ』の「シェイミ」役などがあります。

ジャイ子の声優④山田ふしぎ

2012年2月に放送された「ジャイアンシチュー」のエピソードからジャイ子を担当されている声優は山田ふしぎ(やまだふしぎ)さんです。山崎バニラさんから何の発表もなく山田ふしぎさんへジャイ子の声優が変更された為、視聴者からは困惑の声が寄せられました。ジャイ子の声優の交代の理由としては、契約上の問題や、所属事務所の独立による影響など様々な憶測が飛び交っていますが、正式な理由は明かされていないようです。

山田ふしぎさんの代表作には『ウルトラマンキッズのことわざ物語』の「マー」役や、『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』の「マサト」役、『サルゲッチュ』の「ピポサル」役、『アニメちゃん』の「宇良々アニメ」役などがあります。さらに山田ふしぎさんは声優の他に、サイエンスライターとしても活躍されており『ビックリ実験あそべる科学』などの著書を執筆出版されています。

ジャイ子の実写版CMキャストは前田敦子

トヨタ自動車のCMとして『実写版ドラえもん』シリーズというものが放送されました。野比のび太を妻夫木聡さんが演じ、ドラえもんをジャン・レノさんが演じた事でその豪華な配役に大きな話題となりました。その『実写版ドラえもん』シリーズの第4話で「のび太のもしもな世界編」というエピソードが放送され、実写版のジャイ子が登場しました。その実写版のジャイ子を演じたのが元AKB48の前田敦子(まえだあつこ)さんでした。

なかなか免許を取らずに怠けるのび太を見かねてドラえもんが出した「もしもボックス」というひみつ道具で、のび太は免許を取ったもしもの世界へ旅立ちます。車を運転しているのび太の元へ、「乗ってもいい?」とドライブに誘ってくる可愛らしい女の子が登場します。可愛らしい女の子を見て免許取得にやる気になったのび太が、水川あさみさんが演じるしずかちゃんにビンタされるというオチのCMになっています。

のび太はその可愛らしい女の子に見覚えがなく、女の子に「君は誰?」と問いました。すると赤いベレー帽を被った女の子は「忘れちゃった?私、ジャイ子よ」と正体を明かしました。言われてみればジャイ子のトレードマークであるベレー帽を被ってはいますが、演じている前田敦子さんの可愛さにまさかジャイ子だと思う人も少なく、視聴者は驚きを隠せない様子でした。

この『実写版ドラえもん』シリーズのCMにはその他にもジャイアン役で小川直也(おがわなおや)さん、スネ夫役に山下智久(やましたともひさ)さん、出木杉くん役に体操男子日本代表の内村航平(うちむらこうへい)選手などが出演されており、そのあまりの豪華さに注目が高くなってるCMとなっています。

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ジャイ子に関する感想や評価

こちらは『ドラえもん』に登場するジャイアンの妹であるジャイ子の可愛さが国宝級だという方の投稿です。この方によると、ジャイ子はひたすらに可愛いキャラクターなようです。ジャイ子は当初嫌われている女の子のキャラクターでしたが、徐々に心優しい性格で純朴でロマンチストな性格となり、テレビアニメで放送されているジャイ子は非常に乙女らしい可愛いキャラクターで人気も高くなっています。

こちらはジャイアンの妹・ジャイ子を『実写版ドラえもん』で前田敦子さんが演じた事でキャラクターとして”アリ”になったのではなく元々女子力が高くて女の子として魅力的なキャラクターだったと主張する方の投稿です。ジャイ子は一見あまり可愛らしい容姿もしておらず、しずかちゃんの影に隠れてしまうような女の子でした。

しかし、蓋を開けてみると若くして漫画家の才能があり、努力家でもある真面目な性格の女の子で、さらには料理の腕前もかなり上級者という”女子力の高い”キャラクターである事が分かっています。前田敦子さんが演じたから”可愛い”のではなく、元々”可愛い”キャラクターだったというジャイ子のファンの方も少なくはありません。

こちらは自身の娘さんがイラストレーターや漫画家などで活躍されている為、ジャイ子の若い才能に驚きが隠せないという方の投稿です。ジャイ子は小学生ながら数々の漫画を出版社に応募しており、かなりの行動力を持っています。さらにその努力に伴う高い画力も持ち合わせ、若い時に書いた自費出版の作品にプレミア価値が付く程の実力を持っています。

真面目で努力家な上に、さらに底知れない才能を秘め、将来大物の漫画家へと成長したジャイ子の素晴らしい人柄と才能は改めて見返すと、『ドラえもん』のキャラクターの中でもかなり魅力的なキャラクターである事が分かっています。

ジャイ子の本名やペンネームまとめ

ジャイ子のペンネームや本名に関するまとめいかがだったでしょうか?ジャイ子は「クリスチーネ剛田」というペンネームで将来漫画家になりました。のび太と結婚する未来は変更されてしまいましたが、のび太と結婚する未来よりも幸せな未来をジャイ子を掴んでいます。ペンネームの「クリスチーネ剛田」として煌びやかな出版パーティーを開く程の大物漫画家となり、同じく漫画が好きなボーイフレンドとも幸せな未来を歩んでいます。

ジャイ子は当初あまり愛されるキャラクターではなく、ジャイアン同様にどちらかと言えば嫌われ者のキャラクターでした。のび太に対し、不幸を嘲笑うようなシーンも描かれており、ジャイ子に対して良い印象を持っている方も少なかったようです。しかし、ジャイ子は物語が進むにつれて徐々に魅力的な女の子へと変化していきました。元々努力家で、真面目な性格だったジャイ子は心優しく温和なキャラクターへと変化していきます。

自分の漫画に対しても厳しく、冷静に判断し次のチャンスに繋げていく前向きな姿勢も人気の要因となり、さらには『実写版ドラえもん』で元AKB48の前田敦子さんが演じた事でジャイ子の隠されていた魅力に気付いた方も多いようです。嫌われ者から一転して愛される女の子へと成長したジャイ子は今後も目が離せないキャラクターとなっています。

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