【ドラえもん】出木杉英才（できすぎくん）はどんな人物？性格やのび太との関係は？

「ドラえもん」は藤子・F・不二雄先生により1969年〜1996年に連載されていたSFギャグ漫画が原作で、2019年現在もテレビ朝日系列でアニメが放送されています。さらに、アニメ「ドラえもん」は日本が誇る国民的アニメの1つで、映画化や舞台化もされており、東アジアを中心に国際的にも人気が高い作品です。

「ドラえもん」に登場する出木杉英才（できすぎくん）はのび太と同じクラスの友達で、誕生日は不明ですが4月生まれということが明らかになっています。学年について、原作漫画では小学4年制の10歳という設定ですが、アニメでは小学5年生の11歳という設定になっています。

ここまで「ドラえもん」の作品概要や出木杉英才のプロフィールをみてきました。次に、出木杉英才の性格やのび太・しずかちゃん・ドラえもんとのそれぞれの関係についてみていきます。

出木杉英才は見た目も良く、勉強・スポーツともに超優秀で、真面目で朗らかな性格。趣味もたくさんあり、名前の通り非の打ち所のない「出来すぎ」な小学生です。ただ、出木杉英才はお人好しな性格で、後で紹介する嫌がらせ電話の事件の際も犯人を簡単に許してしまいました。

小学校の頃ののび太は出木杉英才がしずかちゃんと仲が良いため、のび太の方が一方的に出木杉英才のことを嫌っていました。しかし、未来ではのび太と出木杉英才は親友になっています。未来でのび太としずかちゃんが結婚が決定したとき、のび太は友達を呼んで飲み会を開きました。そのときやって来たのがジャイアン、スネ夫、そして出木杉英才でした。

さらに、未来でエリートとなった出木杉英才は出張の際に自分の子どもをのび太に預けていました。このことから、のび太のことをかなり信頼していることが分かります。また、のび太がジャイアンの恐怖のディナーショーのチケットを売りさばかないと、のび太がジャイアンに殴られてしまうという状況で、出木杉英才だけがチケットを購入してくれました。

その後、ディナーショーが中止になったときには、出木杉英才はのび太と泣きながら喜んでいました。さらに、アニメではジャイアンに殴られそうなのび太のことを出木杉英才が庇ってくれるなど、小学校時代にはのび太の方は出木杉英才のことを嫌っていましたが、出木杉英才はのび太が本当に困り果てたとき助けてくれる存在だったのでした。

出木杉英才はしずかちゃんと2人で勉強したり一緒に下校したり、さらには交換日記を交わしていたこともあるほど仲良しです。そんな出木杉英才に対し、しずかちゃんのことが好きなのび太はヤキモチを焼いていました。つまりのび太から見て、出木杉英才はしずかちゃんをめぐる恋敵的な存在として描かれているのです。

そして、しずかちゃんのことを「大好き」と発言していた出木杉英才ですが、それが恋愛感情なのかどうかはハッキリとは描かれていませんでした。しかし、映画「のび太の結婚前夜」で出木杉英才は下のように発言しています。この発言から、やはり出木杉英才はしずかちゃんに恋愛感情を持っていいたようです。

友達が少ないと言われる出木杉英才ですが、ドラえもんと友達だと言われています。実はドラえもんはしずかちゃん、ジャイアン、スネ夫らと、のび太抜きの付き合いがほとんどありません。

しかし、ドラえもんは出木杉英才とだけは他のキャラにはない付き合いがあるようで、遊ぶ時にドラえもんから出木杉英才誘ってみたり、本の貸し借りをする様子も描かれています。そのため、出木杉英才はのび太抜きにドラえもんが交流を持つ数少ないキャラのうちの1人として知られています。

ここまで「ドラえもん」の作品概要や出木杉英才のプロフィールと性格を紹介し、出木杉英才とのび太、しずかちゃん、ドラえもんそれぞれの関係について考察してきました。次に、かっこいいと評判の出木杉英才の魅力をエピソードを交えて紹介していきます。

出木杉英才はいつもテストで100点満点をとる秀才で、当然通信簿はオール5です。また、学校で宿題がたくさん出されたときも、しずかちゃんが30分、スネ夫が3時間かかるのですが、出木杉英才は10分で終わってしまうそうです。そして、スネ夫の家庭は教育熱心なのでスネ夫は家庭教師をつけてもらい、テストで100点満点をとっていました。

一方の出木杉英才は授業を受けるだけで内容が頭に入ってしまうため、ノートを取らないほど優秀で、夜中に勉強に打ち込むことはありますが、同じ100点満点でも努力型のスネ夫に対し、出木杉英才は天才型である事が分かります。

出木杉英才は勉強だけでなくスポーツに関しても万能です。のび太とジャイアンとスネ夫は出木杉英才を疲れさせるため、野球に誘います。しかし、出木杉英才は攻撃ではホームランや安打を打ち、守備ではファインプレーなど大活躍をみせます。

また、アニメではサッカーをプレーして大活躍。実写版CMでは体操選手の内村航平さんがオリンピックで活躍する出木杉英才役を演じていました。このように、出木杉英才はどんなスポーツ・競技をやらせても万能なキャラクターとして描かれています。

あるとき、ジャイアンはディナーショーの開催を目論みます。そのディナーショーというのは、超音痴のジャイアンの歌を聞かされるだけでなく、彼の歌並みにひどい腕前の料理を食べさせられる恐怖体験なのでした。さらに、ジャイアンのディナーショーは有料で、のび太がチケットの販売を任されます。もし、チケットを売りさばけなければのび太はジャイアンに殴られてしまうことになっていました。

しかし、ジャイアンの歌や料理の恐ろしさがみんな分かっているので、しずかちゃんでさえも泣きそうな表情をするだけで、誰もチケットを買おうとしませんでした。そんなとき、のび太は出木杉英才にだけ声をかけていなかったことに気づきます。出木杉英才も不安な表情をみせますが、チケットを買ってくれました。

その後、ジャイアンが自分の料理を食べて倒れてしまったため、ディナーショーが中止となり、出木杉英才はのび太とともに泣きながら喜んだのでした。本当は嫌だったジャイアンのディナーショーの有料チケットを、出木杉英才だけがのび太のために購入してくれたのでした。このように、勉強もスポーツも万能な出木杉英才ですが、心も温かいことが分かっています。ただ、お人好しであるため損をしてしまう性格だとも言われています。

出木杉英才は勉強でもスポーツでも優秀ですが、趣味も非常に多いことでも知られています。絵を描かせれば、デザイナー志望のスネ夫よりも上手いとスネ夫本人が認めるほどの腕前で、特に人物画は写真のようなクオリティです。また、料理をやらせても、食べたクラスメイト皆が称賛する実力の持ち主。手品も上手く、ジャイアンとスネ夫にジオラマの撮影を行ったときには一緒に楽しむ様子が描かれていました。

また、特撮映画のストーリーの構想を趣味で練っていたことも分かり、粘土で宇宙戦艦を作ったときには「天才」とのび太に言われました。このように、出木杉英才は何をやらせてもハイレベルで、趣味も多いことが分かります。

出木杉英才はしずかちゃんと仲が良いですが、しずかちゃん以外の友達と一緒にいる描写があまりありません。ドラえもんの道具を使うときはのび太たちの仲間に入ることはありますが、基本的にのび太、ジャイアン、スネ夫から反感を持たれているため、友達に誘われる様子はあまり描かれていません。

ファンからは、出木杉英才は周囲から嫌われているのでは？と疑われていますが「ドラえもん」作中ではのび太やしずかちゃん、ジャイアン、スネ夫以外のクラスメイトがほとんど登場しないため、出木杉英才には他のクラスメイトの友達がいる可能性も考えられています。

勉強もスポーツもなんでも完璧にこなし苦手なことがなさそうな出木杉英才に対して、のび太はドラえもんの道具「苦手つくり機」を使い、彼の苦手を作ろうとしました。本来、この道具は悪い癖を直させるために使うものなのですが、出木杉英才にそれを使うと彼は勉強もスポーツも苦手になってしまいました。

しかし、出木杉英才は苦手になってしまった勉強やスポーツに真正面から挑み、最終的には苦手を克服してしまいました。やはり、彼には苦手なものがなく、苦手なことでも克服してしまう根気が出木杉英才のかっこいい魅力となっています。

大人になった未来の出木杉英才は火星に出張するほど超エリートになります。そんなますます「出来すぎ」になった将来の彼のお嫁さんは、外国人だそうです。作中で出木杉英才は外国人の「スミスくん」と文通するシーンも描かれているため、そういった縁で外国人の女性と知り合ったのだろうと推測されています。

そして、未来では出木杉英才の子孫が総理大臣になる描写も描かれており、やはり出木杉英才と彼の子孫は優秀であることが分かります。

出木杉英才の名前ですが、初期設定では「明智」という名前だったそうで、下の名前も「太郎」と紹介された頃がありました。その後、彼の名前が「出木杉英才」と紹介された後も下の名前の読み方が「えいさい」と「ひでとし」の両方が用いられるなど混乱し、彼の名前が「出木杉英才」という設定で確定するまでそれなりに時間がかかったようです。

見た目も性格も良く、勉強もスポーツも万能な出木杉英才は欠点のない完璧な人間のように思えます。しかし、あえて挙げるなら彼の欠点は「お人好しで真面目すぎな性格」だと言われています。さらに、出木杉英才は次に紹介する電話事件のとき、勉強に集中できないくらいひどく動揺し、騒音に弱くメンタルが脆い事が分かっています。

小学生なら仕方ない部分かもしれませんが、完璧な出木杉英才にしては騒音に弱く、繊細な性格であるためメンタルが弱いところも欠点と言えるようです。

出木杉英才は同級生から嫌がらせを受けたことがあり、それは「イタズラ電話事件」などと呼ばれています。エピソードをみていくと、あるとき、出木杉英才の部屋の電話に毎晩イタズラ電話がかかってきていて、出木杉英才がメンタルをやられ、成績を下げてしまっていることをのび太たちは知ります。のび太とドラえもんはそれを聞いて立ち上がり、出木杉英才を救うために未来の道具を使って犯人を捕まえました。

結局、犯人は出木杉英才に次いでクラスで2番目に成績の良い少年でした。彼は出木杉英才の優秀さに嫉妬し、連夜嫌がらせを行っていたのでした。犯人の少年が反省を口にすると、出木杉英才は他言しないことを約束して彼を許しました。散々悩まされた嫌がらせの犯人さえも簡単に許してしまう器の大きさも出木杉英才の魅力となっています。

出木杉英才は「ドラえもん」の映画での活躍が少なく、ファンからは「かわいそう」と言われています。映画に登場するのは主にのび太、ドラえもん、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫の5人で、彼らが力を合わせて冒険を乗り切っていくというストーリーが定番です。特に、映画「のび太の恐竜」では出木杉英才も当初は参加する予定だったそうですが、この映画に実際に出木杉英才が登場することはありませんでした。

その理由としては、出木杉英才が映画に登場すると、何でも1人で解決してしまうため、ドキドキワクワク感が半減してしまうからのようです。また、出木杉英才は映画「のび太の大魔境」で魔法の歴史や錬金術と化学、占星術と天文学それぞれの関係性について説明したときのように、主に物語の進行上に必要な設定や知識の説明役として映画に登場することが多いようです。

ただ、そうは言っても出木杉英才の映画での登場回が極端に少なく、登場しても基本的にのび太たちが巻き込まれる騒動に加わることはほとんどありません。しかし、まったく出木杉英才が騒動に巻き込まれないかというとそうではありません。例外もあり、映画「のび太の小宇宙戦争」で宇宙人の攻撃からスネ夫を庇い、攻撃をよけるという活躍をみせたこともありました。

ここまで「ドラえもん」の作品概要や出木杉英才のプロフィールと性格を紹介し、のび太・しずかちゃん・ドラえもんそれぞれの関係をみてきました。そして、かっこいいと評判の出木杉英才の魅力について紹介し、出木杉英才はその名前の通り、勉強もスポーツも万能で趣味も多才、見た目も性格も良くて将来有望な少年であることが分かりました。次に、出木杉英才のかっこよすぎる名言について、代表的なものをいくつかみていきます。

宿題をせずに遊ぼうとするのび太に対して、出木杉英才が注意したときのセリフです。まさしく「優等生」と言える出木杉英才の名言と言われています。

迷信を信じることで周囲に笑われてしまったのび太に対して、出木杉英才が言ったセリフです。出木杉英才は魔法に関しても「昔の学問」として肯定的に捉えている事が分かる名言と言われています。

予言に対して怯えるのび太たちに対し、出木杉英才が言った台詞です。彼の知識と理論に基づいた見事な名言として知られています。

出木杉英才が料理をする男性についての意見を言ったときのセリフです。出木杉英才が時代の流れを考慮し、当時としては先進的な考えが出来ていることが分かります。

ドラえもんの道具によって変になってしまったしずかちゃんに対して、出木杉英才が放った台詞です。出木杉英才はクールそうに見えますが、実は心優しい一面があることがよく分かる名言と言われています。

ここまで「ドラえもん」の作品概要や出木杉英才のプロフィールと性格を紹介し、のび太・しずかちゃん・ドラえもんそれぞれの関係についてみてきました。そして、出木杉英才のかっこいい魅力や名言を紹介してきました。次に、アニメ「ドラえもん」で出木杉英才役を演じた声優2人と実写版CMでのキャストを紹介していきます。

出木杉英才の声優は2人います。1人はアニメ初期から2005年3月まで出木杉英才の声を担当した白川澄子さん。もう1人は2005年3月から白川澄子さんの後任として出木杉英才役を引き継いだ、アナウンサーの萩野志保子さんです。次に、白川澄子さんと萩野志保子さんについて簡単に紹介していきます。

アニメ「ドラえもん」の出木杉英才の声優は、アニメ初期から2005年3月までは声優の白川澄子さんが務めていました。白川澄子さんのプロフィールをみていくと、1935年6月26日生まれ、東京府（現在の東京都）出身。1965年〜2015年まで声優や女優として活躍し、2015年11月に亡くなりました。代表作は「ドラえもん」の出木杉英才役の他に「サザエさん」の中島弘役、「ひみつのアッコちゃん」モコ役などです。

アニメ「ドラえもん」の出木杉英才の声を2005年3月から白川澄子さんの後任として担当することになったのが、テレビ朝日のアナウンサー・萩野志保子さんです。萩野志保子さんは1972年8月24日に高知県で生まれ、東京都で育ちました。現在はアナウンス部の主任を務めています。

ドラえもんのキャラクターたちが大人になった姿が「トヨタ自動車」のCMで描かれていました。その実写版CMで出木杉英才役を演じたのは、コナミ所属で世界大会・オリンピックでいつくも金メダルを獲得した体操選手・内村航平さんでした。実写版のび太がテレビの前から、オリンピックに出場する出木杉英才を見つめるシーンで。出木杉英才役として内村航平さんが登場し、意外なキャスティングが話題になりました。

こちらは「ドラえもん」に登場する出木杉英才に関するツイートです。出木杉英才の笑顔などがかわいいという感想です。

こちらは「ドラえもん」に登場する出木杉英才に関するツイートです。風をひいてのび太を出迎える出木杉英才がかわいいという感想です。

こちらも「ドラえもん」の登場キャラ、出木杉英才に関するツイートです。ハイスペックな出木杉英才のことが最近のラノベやアニメの主人公のように感じるそうで、他の人がかなり時間をかける宿題を10分で終わらせてしまう出木杉英才の実力が能力者の紹介のようで好きだという感想です。

こちらも「ドラえもん」の登場キャラ、出木杉英才に関するツイートです。出木杉英才がかわいいという感想で、映画で出木杉英才の活躍が観たいという声です。また、ドラえもんのエンディングで登場した出木杉英才も可愛すぎたという感想です。

こちらも「ドラえもん」に登場する出木杉英才に関するツイートです。出木杉英才が「ヘビースモーカーズフォレスト！」と大興奮で叫んでいるのを観て、なかなか映画に出られない出木杉英才を心配する声となっています。

いかがでしたか？「ドラえもん」に登場する出木杉英才の性格やかっこいい魅力・名言について紹介し、出木杉英才が勉強もスポーツも多くの趣味もすべて万能で、顔も性格も良く将来有望な少年であることが分かりました。

そして、万能すぎるがゆえにあまり映画に出してもらえず、出してもらえても騒動に巻き込まれず説明役のみで終わることが多いため、ファンから「かわいそう」という声が上がっていることが分かりました。ぜひ「ドラえもん」のを観るときは、かっこいいと評判の出木杉英才に注目してみてください！