ドラえもん映画のトラウマシーンランキング！怖い劇場版作品・怖いシーンを紹介

ドラえもんは、1969年より連載が開始された漫画が原作の作品です。原作者は藤子不二雄です。現在では藤子・F・不二雄と藤子不二雄Aの2人の『藤子不二雄』がいることが知られていますが、ドラえもんが連載を開始した当時は2人とも『藤子不二雄』名義で活動していました。ドラえもんの原作者は藤子・F・不二雄です。

1973年からアニメの放送が開始され、一時は制作会社の倒産により打ち切りとなりましたが1979年に再びアニメの放送が始まりました。以降、2019年10月現在に至るまで放送され続けています。また、1980年からはアニメ映画作品の上映も開始されています。このアニメ映画作品の原作は通常のドラえもんとは分けて連載されており、『大長編ドラえもん』としてコミックス化もしています。

1996年に藤子・F・不二雄さんが亡くなった後も、藤子・F・不二雄プロのスタッフが藤子・F・不二雄さんの遺志を継いで2004年まで『大長編ドラえもん』を執筆し続けました。2005年からは声優陣やキャラクターデザインなどを一新したこともあり、映画も過去作品をリメイクして公開しています。

ドラえもんのあらすじを紹介します。主人公の野比のび太は、勉強も運動もいまいちで喧嘩も弱く、いつもジャイアンやスネ夫に馬鹿にされていました。そんなのび太の前に、未来からやってきたネコ型ロボットの『ドラえもん』が現れます。ドラえもんは、未来ののび太の子孫「セワシ」にこの時代ののび太を何とかしてほしいと言われてやってきたのでした。

未来の最新技術を用いた便利な道具をお腹につけたポケットから取り出し、のび太のピンチを救うドラえもん。各話のオチには調子に乗りすぎたのび太が痛い目を見て改心するというものです。映画作品は通常のアニメとは少し違い、いつもはのび太をいじめにくるジャイアンやスネ夫と力を合わせて敵を倒し目的を達成するという構成になっています。

ドラえもん映画・劇場版作品のトラウマシーンランキング10位は『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』です。ドラえもんやのび太たちは絵本の中に入れるひみつ道具を使い、「アラビアンナイト」の世界を楽しんでいました。ところが、しずかちゃんだけ絵本の中に残されてしまったのです。絵本の中にしずかちゃんの履いていた靴だけが残っていることに気づき、みんなでしずかちゃんを救いに再び絵本の中に入っていきます。

『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』のトラウマシーンは、しずかちゃんが奴隷として働かされているシーンです。「子供の頃は特に何も思わなかったけど、大人になって改めて見ると奴隷って怖い」や、「鞭で叩かれるシーンなんて今は放送できない」などの感想が見られました。

ドラえもん映画・劇場版作品のトラウマシーンランキング9位は『ドラえもん のび太の創世日記』です。ドラえもんやのび太たちは、夏休みの自由研究にひみつ道具を使い地球によく似た惑星を作り、観察日記をつけることにしました。その惑星にはのび太やスネ夫、ジャイアンに似た人物が登場し、地球と似たような歴史をたどっていきます。惑星の歴史が現代に近づいた頃、昆虫人という昆虫が進化した生物が存在することがわかったのです。

『ドラえもん のび太の創世日記』のトラウマは、昆虫人たちが存在したその惑星を作ったのが小学生であるのび太だという点です。「小学生ののび太が作った惑星という存在自体が怖い」や「のび太の気まぐれでいつでも消されてしまうのが怖い」という感想も見られました。また、「自分たちの今いる世界も誰かが作った世界なのかな？」と思った視聴者も少なくないようです。

ドラえもん映画・劇場版作品のトラウマシーンランキング8位は『ドラえもん のび太の宇宙漂流記』です。宇宙旅行に行きたいのび太たちは、ドラえもんに何とかならないか相談し、「スタークラッシュゲーム」という宇宙探検ゲームを取り出します。ドラえもん、のび太、しずかちゃんはゲームをクリアしますが、ジャイアンとスネ夫は取り残されてしまい、ちょうど地球にやってきた宇宙人の宇宙船にさらわれてしまうのです。

『ドラえもん のび太の宇宙漂流記』のトラウマシーンは、舞台となる宇宙が地球から20光年以上も離れているためどこでもドアが機能しないところです。知らない人はいないほど有名なひみつ道具が使えない不安さは、当時視聴していた子供たちにも伝わっていたようです。また、ドラえもんたちに幻覚を見せる顔の付いた木もトラウマだと言われています。

ドラえもん映画・劇場版作品のトラウマシーンランキング7位は『ドラえもん のび太の日本誕生』です。いつものように、家でも学校でもしかられてばかりののび太は家出をしようと決意します。ジャイアンやスネ夫、ドラえもんまでもが嫌なことがありのび太と共に家出しますが、どこにも行く当てがありません。そこでドラえもん達は、太古の昔にタイムスリップして家出しようと思いつくのです。

『ドラえもん のび太の日本誕生』のトラウマシーンは、ドラえもんが神隠しについて説明するシーン自体や雰囲気、音楽や、壊されても何度でも蘇る土偶のシーンが挙げるファンが多く見られました。

ドラえもん映画・劇場版作品のトラウマシーンランキング6位は『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』です。夢の中で三蔵法師になっていたのび太は、夢から覚めると新入生歓迎会の劇で「西遊記」をすることを提案します。しかし、提案者ののび太は三蔵法師の役を取れず、セリフが1つしかない村人役になってしまうのです。三蔵法師に似ている人が三蔵法師役をするべきだ！と主張するのび太は、実際に三蔵法師を探しに行くことにします。

『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』はホラー要素の強い映画なためトラウマシーンが多い作品です。一見普通の世界のように見えるのに実は過去が変わってしまっており、学校の先生や出木杉くん、のび太のママの正体が人間ではないところが特に怖いと言われています。のび太のママがトカゲが丸々1匹入ったスープを夕飯に出したり、階段を上っているシーンが怖いと有名な作品です。

ドラえもん映画・劇場版作品のトラウマシーンランキング5位は『ドラえもん のび太とアニマル惑星』です。のび太はある日の夜、ピンクのモヤの中に入る体験をします。翌日その話をドラえもんやジャイアンたちに話しますが、夢だろうと信じてもらえません。次の日の夜、再びピンクのもやを見かけたのび太はドラえもんと共に入って行くと、そこには犬を擬人化したような姿の少年がいたのです。

『ドラえもん のび太とアニマル惑星』のトラウマシーンは、作中に何度も登場するピンクのもやです。暗闇に現れる怪しげな雰囲気を醸し出すピンクのもやは、見ているだけで恐怖心をあおられると大人になった今見ても怖いという感想が非常に多く見られました。

ドラえもん映画・劇場版作品のトラウマシーンランキング4位は『ドラえもん のび太とブリキの迷宮』です。真夜中、酔っ払って寝てしまったのび太のパパは、つけっぱなしで砂嵐状態になっていたテレビから流れてきた声に従って「ブリキンホテル」を予約します。のび太はその話に喜びますが、パパの夢だったという言葉で落胆。しかし、玄関に届いたトランクケースを開けると中から門が出てきます。その門は、ブリキンホテルへと繋がっていたのです。

『ドラえもん のび太とブリキの迷宮』のトラウマシーンは、「ブリキの迷宮」の入り口です。見た目が怖い上にここが開くときの声も怖く、泣き出してしまう子供もいたそうです。また、物語序盤からドラえもんが登場せず、またドラえもんが途中で壊れて捨てられてしまうシーンも多くの子供にトラウマを植え付けたようです。

ドラえもん映画・劇場版作品のトラウマシーンランキング3位は『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』です。夢の中で活躍したのび太は、自分の好きな夢を見ることのできるひみつ道具を出してもらいます。翌日、不思議な老人から「「夢幻三剣士」の中で凄い力が手に入る」と言われ「知恵の木の実」を手渡されたのび太は、ドラえもんに「夢幻三剣士」のカセットを買ってもらうことにします。

『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』のトラウマシーン1つ目は、のび太に「知恵の木の実」を渡した老人、トリホーです。本来の姿は鳥で、オドロームの側近をしています。トリホーの声や見た目が怖いという感想が多く見られます。2つ目のトラウマシーンは、のび太が死亡してしまうシーンです。溶けて消えてしまう描写もそうですが、のび太が死んでしまうというシーンは当時の子供たちに大きな衝撃を与えました。

3つ目のトラウマシーンは、最後のシーンです。全てが終わり元の世界に戻ったかと思われましたが、明らかに今までとは違う世界が描かれてエンディングを迎えています。この終わり方には賛否両論があり、またドラえもんの世界のルールでもある「日常性という世界観を絶対壊してはならない」を破っています。

ドラえもん映画・劇場版作品のトラウマシーンランキング2位は『ドラえもん のび太の魔界大冒険』です。魔法の世界に憧れたのび太は、「もしもボックス」を使って元の世界からするとパラレルワールドとなる世界を作ります。魔法を使う世界でも落ちこぼれののび太は落ち込みますが、この世界で魔法の1つでも覚えてから元の世界に戻そうと決意します。しかし、魔法の世界では地震や巨大台風が頻発していたのです。

『ドラえもん のび太の魔界大冒険』のトラウマシーンは、メデューサです。まず見た目が恐ろしく、大人になった今でも目に焼き付いているという感想が見られます。またメデューサはタイムマシンで逃げたのび太たちを追ってのび太の部屋までやってくるのです。通常ならタイムマシンから出て一安心という展開ですが、そうはいかずに引き出しが開いてメデューサが登場した際には多くの視聴者を驚かせたそうです。

また、ドラえもんとのび太の石化した姿もトラウマものだという感想も多く見られます。「夜中、雷が鳴り響き石像の影がちらつくシーンが怖い」や「ポーズが変わるのが怖かった」という声の多い作品です。

ドラえもん映画・劇場版作品のトラウマシーンランキング1位は『ドラえもん のび太と雲の王国』です。ドラえもんたちは、雲を固めるスプレーを使い雲を繋げ王国を作っていきます。山や川などの自然はもちろん、レストランや図書館などの施設も充実した雲の王国で楽しく過ごしていたドラえもんやのび太たちは、雲が移動していくうちに天上人パルパルと出会い、本物の雲の王国が存在することを知ります。

『ドラえもん のび太と雲の王国』のトラウマシーンは、ドラえもんが故障して死んでしまうシーンが二度もあるところです。一度故障する描写はこれまでにも紹介してきましたが、二度の故障で視聴者に絶望を味合わせています。故障の原因となったドラえもんの捨て身の行動で天井人の世界は守られノア計画は中止となりますが、このノア計画も恐ろしい計画だと言われています。

ノア計画とは、地上に洪水を起こすことです。のび太は故障したドラえもんを抱えてどこでもドアで自宅に戻ったところ、自宅が流されている現場に出くわします。環境破壊から繋がるこのシーンも多くの子供にトラウマを与えました。

ドラえもんは映画・劇場版以外にもトラウマになる伝説回が存在します。そのタイトルが「タレント」です。のび太がドラえもんに「地下世界に行きたい」と頼み、通り抜けフープのようなひみつ道具で地下へと行きます。しかしそこは明るく地下ではないような雰囲気です。そこへベレー帽を被った女の子がやってきて、ドラえもんたちにインクなどを渡し去っていきます。

女の子を追うと警察官のような人が現れて「撮影ならあちらへ」と誘導されます。その先へ行くと地球のミニチュアのようなものがあり、真っ二つに割れ、中から黒い液体がこぼれ出てくるのです。ドラえもんとのび太が驚いたところで物語は終わります。

タレントが都市伝説と言われる理由は、放送されたのが1984年7月20日（金）と言われているのですが、この日の放送記録では「のび太の童話旅行」と「四次元ポケットのスペア」が放送されていたと書かれているのです。また、通常タイトルは話と関係するタイトルが付けられるため、「タレント」のみのタイトルということが考えられないのだそうです。

ドラえもんは1984年に一度だけ製作が間に合わなかった回があったそうで、この「タレント」がそうなのではないか？と言われています。しかし、真相がわからないことから都市伝説とされています。

ドラえもん映画のトラウマシーンについてSNS上で調べてみると、ランクインしている作品をトラウマとして挙げている方が多数見られました。この方は、ドラえもんのトラウマシーンの話をしていても、そもそもトラウマシーンが多いため詳しく話さないとどれかわからないという感想を持たれています。

こちらの方も「ドラえもんのトラウマと言ったらこれ」と、4つのトラウマシーンを挙げていますが、まだあるとの感想を持たれています。旧ドラえもんの映画にはトラウマシーンが多いことがよくわかるツイートです。

こちらの方は、トラウマシーンがあることが「ドラえもんの映画あるある」だという感想を持たれています。「旧ドラえもん映画ではトラウマシーンが無い作品の方が珍しいとも言われるほどトラウマシーン満載だ」という感想も同様に見られました。

ここまでドラえもん映画・劇場版作品のトラウマシーンをランキングで紹介してきましたが、いかがでしょうか？ランキングで紹介した作品以外にもトラウマシーンがある作品は多く存在しますが、もし見たことの無い作品がありましたら、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか？