2019年10月27日公開
2019年10月27日更新
ドラえもん のび太と雲の王国はどんな映画?あらすじや登場キャラ・ひみつ道具も
世代を超えて愛されている国民的作品・ドラえもんの映画作品『ドラえもん のび太と雲の王国』のあらすじや登場キャラクターについてまとめました。雲の王国に出てくるキャラクターに、本編に出てきたキャラクターが映画の中にも登場していたのはご存知でしょうか?また、毎回映画に出てくるひみつ道具もドラえもん映画の見どころの一つです。のび太と雲の王国に出てきたひみつ道具にはどんなものがあったのかみていきましょう。さらに、オープニング主題歌とエンディング主題歌についても紹介します。
目次
ドラえもん のび太と雲の王国とは?
ドラえもん のび太と雲の王国の作品情報
雲の王国は、環境問題について大きく取り上げ、視聴者へ強く訴えかける内容となっております。本作品の中ではドラえもんが2度故障してしまう場面があり、ドラえもんのこれまでの映画の中でも一つのエピソードの中で2回故障したのはこの作品のみになり、ドラえもんが故障したシーンに涙する人も多かったようです。
雲の王国のあらすじの中には泣けるシーンがたくさん詰まっております。また、武田鉄矢さんが歌っている主題歌も本作品に合っていると話題になりました。多くの方に感動を与えた名作品・雲の王国のあらすじや魅力を伝えていきます。あらすじや登場キャラ、主題歌などを紹介していく前に、まずは概要をチェックしていきましょう。
ドラえもん のび太と雲の王国の概要
ドラえもん のび太と雲の王国は、1992年3月7日に公開され、ドラえもんの大長編シリーズは第12作目、映画シリーズは第13作目となっている作品です。また、『21えモン宇宙行け!裸足のプリンセス』と『トキメキソーラーくろまによん』が同時上映されました。環境問題を大々的に告発したドラえもん映画作品の中では、本作品の他に『のび太とアニマル惑星」が挙げられます。ぜひ、あらすじが気になった方はチェックしてみてください。
ドラえもん のび太と雲の王国の用語
雲の王国のあらすじの中に出てくる重要な用語についてまとめました。あらすじに入る前に押さえておきましょう。
天上人
天上連邦に住む人間を天上人と呼びます。天上人は、太古から絶滅危惧種の保護に力を入れており、環境を汚染し続ける地上人は悪だと、地上人に対し強い憎悪を抱いています。
天上連邦
天上連邦は12の雲から成り立つ連邦国家になります。大昔に、地上の戦乱を逃れた人々によって作られた国です。高い科学力を持っており、酵素・水等から合成した食料や太陽光によるクリーンエネルギーなど、技術が発展しています。天上連邦は、ドラえもんの道具・マジックドームの技術と同じく、宇宙の気象衛星やレーダーによって地上人に見つからない仕組みになっています。
ノア計画
天上人達が、環境汚染を続ける地上世界に大雨を降らせ、大洪水によって地上世界を洗い流してしまおうという計画です。世界中から木が浮いたり、洪水で島ごと流されたというニュースが地上で話題になってましたが、その原因は、ノア計画の実験によるものでした。
ドラえもん のび太と雲の王国のあらすじ
あらすじネタバレ①雲の王国
ここからは、雲の王国のあらすじネタバレになります。のび太が雲の王国を作ることになったきっかけは、学校の授業の中で起こりました。先生が雲に関する授業をしていた際にのび太が「天国の雲はどこにあるのか?」と先生に質問をすると、みんなの笑い者になってしまいます。それでものび太は「天国はある」と主張をし、放課後に図書室で天国に関する本を読み漁ると、伝説や作り話しかありません。
ドラえもんにもその話をした際に、天国はないという現実を突きつけられ、のび太はショックを受けタケコプターで空へ向かいます。しかし、タケコプターがまさかの電池切れで上空から真っ逆さまという最悪の展開になりますが、危機一髪ドラえもんのひみつ道具・くもかためガスで雲の上に乗ることができ助かります。すると、ドラえもんは天国を探すよりも自分達で国を作ろうと提案し、道具を使って雲の王国を作ることになりました。
やがては、しずかやスネ夫、ジャイアンを巻き込み、雲の王国が完成します。雲の王国には、山や川など自然に溢れ、ゲームセンター、飲食店、野球場などみんなの夢が詰まった理想的な王国となりました。そんな中、アマゾン川の奥地の開発中の森の木々が雲の中に消えていったというニュースが流れます。さらには、王国に大きな揺れが生じ、のび太達は雲の下の様子を見に向かいます。
すると、王国は気流で流され山に引っかかってました。山から王国を外そうとすると、巨大な亀のような見たことがない生物が歩いてきます。その生物の背中には気絶した少年が乗っており、ドラえもん達はその少年を助け出します。王国へ少年を連れて帰ると、命に別状はなく無事でした。夜になったので、のび太達は少年を寝かせたまま、家へ帰ることになりました。
ドラえもんは、謎の巨大な生物のことについて調べると、人間の乱獲によって絶滅した生物・グリプトドンであることが分かります。グリプトドンのことについて少年に聞こうと王国に行くと、少年はいなくなっていました。雲の王国の中を探しても見当たらず、雲の外へ出たのではないかと考え、雲の王国の外を出て最初に少年達と出会った周辺を探していると、王国は気流で流され、ドラえもん達は王国を見失ってしまいます。
あらすじネタバレ②天上人
王国をみんなで手分けして探していると、のび太の悲鳴が聞こえてきます。そこには、絶滅動物のドードーがいるのでした。驚いていると、ドラえもん達の所へマンモスの上に乗った女性が近づいてきます。その女性はパルパルと名乗り、のび太達を案内してくれます。彼女達、天上人は高度な科学技術で絶滅動物を保護したり、守っていたことを知り、ドラえもん達は天上連邦を見学することになりました。
夜になり、寝室に入ったドラえもん達は、壁が透き通り、空一面の星空を満喫しておりました。そんな時、大きな光が空を走り、光は止まり多くのUFOに分散します。そこへ、グリオがきてキツく注意を受けます。スネ夫は不審に思って部屋を出ようとすると鍵をかけられてしまい、ドラえもん達は通り抜けフープを使って抜け出します。
自分たちの雲の王国を探そうとしていると、雷雲に出くわします。ドラえもん達は雷を受けてしまい、それぞれ落ちてしまいます。外には夜行性の危険な動物がおり、ジャイアン、スネ夫は恐鳥類に遭遇し悲鳴を上げると、パルパルが助けに来てくれます。しずかもその場にやってきますが、ドラえもんとのび太だけは見つかりませんでした。とりあえず、ジャイアン達3人は安全のために宿舎へ戻ります。
あらすじネタバレ③ドラえもんの故障
翌朝になると、のび太は故障した状態のドラえもんを見つけます。雷が落ちてしまい、コンピューターが壊れ、誤作動を起こしてしまっていたのでした。途方に暮れていた時に、歌が聞こえてきたので行ってみると、以前のび太が助けた小人族のホイと再会をします。ホイ達、小人族はアマゾンの開発が進んでしまったことにより、天上人の助けによって天上連邦で暮らすことになったのです。
ホイの父親に、一緒に暮らそうと誘われますが、のび太は地上へ帰ると告げると、天上人の目をかい潜って抜け出すのは難しいと言われます。その時に、ホイが前にグリプトドンに乗って抜け出した少年の話をのび太に教えます。そして、ホイの案内のもと、のび太はその少年の家を目指し、ホイの助けもあり少年・タガロに出会います。タガロから、タガロとその家族に起きたことを聞かされ、脱出は困難であることを知ります。
のび太達がタガロ達と出会っている一方で、しずか達は天上連邦の入国手続きをするために、パルパルに中央州へ連れてこられていました。その後、しずか達はパルパルから天上世界は大気汚染という重大な問題に直面し、その原因は地上人にあり、”地上世界を洗い流してしまおう”というノア計画について聞かされます。ニュースでも流れていた木が浮いていたり、洪水で島が流されてしまった出来事は、すべて天上人達による実験だったのです。
ノア計画を遂行するに当たり、最終審判が開かれることになってますが、そこにしずか達が地上人を代表して出席することになりました。その頃、のび太達は、ホイが大きな鳥・ムカシダイダラアホウドリに乗って脱出することを提案してくれ、無事に脱出することに成功します。そして、雲の王国を見つけ出し、地上へ帰ります。
家に帰ろうとどこでもドアを通ると、家が大洪水で傾き、のび太達は家の中に侵入してきた水によって流されてしまいます。ドラえもんとはぐれてしまいますが、ドラえもんは電柱が倒れ、そのショックで意識を取り戻します。のび太はドラえもんによって助け出され、一旦雲の王国へ戻り情報を整理します。
そこで分かったことは、この大洪水は天上人達によるものであること。そして、のび太達が見た光景は、10日後の未来の世界だったことです。何故、10日後の未来だったのかというと、のび太達が家を出た後に、のび太のママがどこでもドアについていたダイヤルを回してしまっていたのです。ドラえもん達は、洪水を阻止しようと考えます。
結末ネタバレ:ノア計画
その一方で、天上連邦では最後の審判が開かれており、法廷では地上人がこれまで行ってきた環境破壊や動物の乱獲について議題が上がっていました。また、そこには天上連邦によって吸い上げられていた密漁者達もおりました。しずか達は天上人に証人として訴えかけますが、聞き入れてはもらえず、ノア計画は実行される方向へ流れは向いています。閉廷後、パルパルはしずか達とホテルへ戻り対策を考えることになります。
そんなとき、ジャイアンとスネ夫が脱走しますが、入国した際にもらった追跡機能付きの指輪によって捕まります。その一方、ドラえもんは雲戻しガスを天上人と対等に立つ為の脅しの切り札として使うことを提案します。その晩、雲の王国に脱走していた密漁者が迷い込み、ドラえもん達は助けますが、先ほどの雲戻しガスの話を密漁者達に話してしまいます。翌朝になると、雲には天上人が王国を監視するために円盤が舞っていました。
ドラえもん達は天上人にノア計画の中止を訴えます。そのニュースを見ていたパルパルとしずか達は急ぎ王国へ向かいます。そんな中、王国では密漁者達がのび太の王冠と雲戻しガスの発射装置を奪い、ドラえもん達や王国へきたパルパル達は密漁者に捕まり閉じ込められてしまいます。
密漁者達の手によってドラえもん達が閉じ込められている間、密漁者達は雲戻しガスのガス弾を躊躇なく発射させると、エネルギー州に直撃し、崩壊してしまいます。このママでは天上連邦が滅んでしまうと、ドラえもんは外にあるガスタンクに向かって飛び込み爆発します。すると、ガスタンクは爆発し、雲の王国は水蒸気へ戻ってしまいます。ドラえもんはガスタンクの爆発で再び故障してしまいます。
法廷でパルパルは、天上連邦を守ってくれたドラえもんやのび太達のことを説明し、ノア計画の考え直しを訴えます。また、ドラえもん達によって助けられたホイや絶滅動物達も証人として証言をします。そんな時に、植物性大使・キー坊が現れます。キー坊は過去にドラえもん達に助けられた恩がありました。キー坊の説得もあり、天上人達の心が動き、ノア計画の中止が決定となりました。
ドラえもん達は無事地上に戻ってくるとこができました。パルパルは、環境が改善されたら地球に戻ってくることをドラえもん達と約束し、ドラえもん達は自然環境を改善することを誓い、別れを告げ物語は幕を閉じました。以上が雲の王国のあらすじになります。
ドラえもん のび太と雲の王国の登場キャラ
ドラえもんの主要キャラ
ドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫の主要キャラが毎回映画の中にも登場しますが、雲の王国の中での活躍を含めながら簡単に紹介していきます。
ドラえもん
22世紀からきた猫型ロボットです。ドラえもんのポケットの中にあるひみつ道具を使ってのび太達と雲の王国を作ります。
のび太
マイペースですが人一倍優しさがある小学5年生の男の子です。雲の王国では、天国があると信じていて周りのお友達に大笑いされてしまいます。その出来事がきっかけで雲の王国を作ります。
しずか
のび太が好意を寄せる同級生の女の子です。雲の王国では、天上人であるパルパルと仲良くなりますが、ノア計画について話され裁判所へ地上人の代表として連れて行かれます。
ジャイアン
のび太の同級生で、のび太をいじめるガキ大将です。雲の王国では、ジャイアンは召使いのポジションで、国王としていばるのび太や大株主のスネ夫に反感を抱きます。そんなジャイアンですが、危機が迫った時には頼りになり、仲間思いな一面も持っています。
スネ夫
のび太の同級生で、いつもはジャイアンとつるんでのび太をいじめたり、仲間外れにするお金持ちのお坊ちゃんです。雲の王国では、300株を投資し、大株主になります。ノア計画について知ると、ジャイアンと共に地上に知らせようとします。
キャラ①パルパル
パルパルは、天上世界の絶滅動物保護州管理員をしている女性です。パルパルは他の天上人と同様、地上人に対し強い敵意を持っており、ノア計画が横暴であることを知りながらも、地上人は絶対的な悪だと認識し、世界を救うためと称し地上人に非常な態度をとります。
そんな地上人へ憎しみの感情を抱いていたパルパルですが、ドラえもん達と行動を共にするにつれて、すべての地球人が悪い人ばかりではないということに気づき、理解を示し出します。最後の方は、天上人を救ったのび太達と味方になる場面もありました。
キャラ②グリオ
グリオは、パルパルと同じく天上世界の絶滅動物保護州管理員をしています。地上人を敵視し、差別的な態度を隠さず、ドラえもん達がノア計画に気づいた時も、「地上人は狡猾で油断がならない」と発言するほどです。グリオは仮面を被っているため、素顔は分からないキャラクターです。
キャラ③ダガロ
ダガロは地上人で、漁をしている際に船が難破し、無人島におりましたが、ノア計画の実験に巻き込まれてしまい天上人によって吸い上げられた少年です。天上世界に吸い上げられたのは、ダガロの他に、父親や祖父もおりましたが、祖父はうもの上で暮らす天上人を神様だと信じ込み、地上での暮らしに未練はありません。しかし、ダガロは天上人に対し強い不信感を持っています。
キャラ④大統領
天上世界の大統領で、大統領にはある使命を背負っております。それは、ノア計画の実行が議会で可決されてしまった場合、地上に大雨を降らせるスイッチを押さなければなりません。
キャラ⑤ホイ
『ホイ』というキャラクターを見て気づいた方もいるかと思います。ホイは、てんとう虫コミック35巻に収録された『ドンジャラ村のホイ』に登場しているキャラクターです。雲の王国の中では、ドラえもんとのび太に移住させてもらったアマゾン奥地にも開発が進んでしまい、天上人によって天上世界の絶滅動物保護州で暮らすようになります。ノア計画を阻止しようとしたドラえもん達をを擁護してくれます。
キャラ⑥キー坊
ホイと同様、キー坊も既に本編で登場しているキャラクターです。キー坊は、てんとう虫コミックス33巻収録『さらばキー坊』で登場し、進化植物になります。従来、キー坊は宅地開発予定地に生えていた小さな苗木で、ドラえもんの道具『植物自動化液』によって知性を得てドラえもん達と話せるようになります。
映画の中でキー坊は、地球から植物星へ留学して大使となり、ノア計画の検討目的で天上世界へやってきます。本編に出てきた時のキー坊は子供でしたが、映画の中では立派な成木に育っています。密猟者達が天上界を破壊しようする計画をドラえもん達が阻止しますが、その際にドラえもんは故障してしまいます。故障したドラえもんを治し、キー坊の説得によってノア計画の中止を決定づけるという、この映画の重要な役どころです。
ドラえもん のび太と雲の王国に登場するひみつ道具
ひみつ道具①うき水ガス
雲の王国のあらすじの中で登場した道具を紹介していきます。まず、ひみつ道具一つ目は、うき水ガスです。うき水ガスを雲に吹きつけると、雲がその形を崩さずに空に浮かび液体の水になります。この道具の注意点は、溺れたものや水に沈むものは、雲のうえから地上に転落してしまう危険があります。また、雷雲に使うと感電死してしまうこともあるそうです。
ひみつ道具②宇宙完全大百科端末機
ドラえもんのひみつ道具2つ目は、宇宙完全大百科端末機です。こちらの道具は名前通りの見た目が百科事典のノートパソコンになります。宇宙完全とついているだけに、この端末を使えば調べて分からないことはないくらい万能な端末機になります。
ひみつ道具③ゴーゴーカザグルマ(雲進めプロペラ)
ドラえもんのひみつ道具3つ目は、ゴーゴーカザグルマです。名前の通りおもちゃの風車の形をした道具ですが、乗り物などに取り付けると、その乗り物のスピードが上がります。貧弱な見た目とは裏腹に、数時間で日本から赤道付近まで行けるという優れた道具です。
ひみつ道具④時差調整ダイヤル
ドラえもんのひみつ道具4つ目は、時間調整ダイヤルです。こちらの道具は、どこでもドアにつけるオプションです。「どこでもドアにオプションがあるなんて!」と驚きの声もあがっておりましたが、この道具の凄いところは、自由な時間の目的地へ行き来することができるという便利な道具です。
ひみつ道具⑤自動万能工事マシン
ドラえもんひみつ道具5つ目は、自動万能工事マシンです。設計図をこちらのマシンにセットすると、雲を吸い上げ、形を整えて飛ばし、設計図通りの建築物を放置していても自動で作り上げてしまう便利なマシンです。
ひみつ道具⑥雲かためガス
ドラえもんのひみつ道具6つ目は、雲かためガスです。これは名前の通り、雲に特殊なガスを吹きかけると、雲を固め、その雲に人が乗ることができてしまう夢のようなガスです。
ひみつ道具⑦雲の国王冠&飛行スカーフ
ドラえもんのひみつ道具7つ目は、雲の国王冠&飛行スカーフです。このアイテムは、二つがセットになっており、それぞれの効果について説明します。王冠の効果は、装着した者の命令には逆らえません。しかし、効果があるのは雲の王国限定で、それ以外の場所では使えません。また、飛行スカーフの効果は身に付けることで思いのまま空を飛べます。しかし、破損してしまうと飛行能力はなくなってしまうため、使用上注意が必要な道具です。
ひみつ道具⑧雲もどしガス
ドラえもんのひみつ道具8つ目は、雲もどしガスです。雲かためガスで固めた雲を元の水蒸気に戻すためのガスになります。また、このガスは非常用としてタンクにガスを貯めておきましたが、他の雲に目掛けて打ち出す「雲もどしガス砲」という使い方もできます。
ひみつ道具⑨雲よせ機
ドラえもんのひみつ道具9つ目は、雲よせ機です。空中で雲を掃除機のような機械で吸い寄せることができる道具です。映画の中では、うき水ガスや雲かためガスを使う際に、周りの雲を集めるために使っていました。
ひみつ道具⑩雲ローラー
ドラえもんのひみつ道具10つ目は、雲かためガスを使って固めた雲の表面を平らにならすためのロードローラーです。
ひみつ道具⑪まいごさがし機「ごはんだよー」
ドラえもんのひみつ道具11つ目は、まいごさがし機「ごはんだよー」です。見た目は小さな食堂のような道具で、屋根がついています。その屋根から美味しそうな匂いの煙を出してお腹を空かせた人や動物を呼び寄せます。ゆるい名前の通り、効き目はお腹の空き具合によって変わるというゆるい設定で、鼻が詰まっていたら効果はありません。
ひみつ道具⑫マジックドーム
ドラえもんのひみつ道具12つ目は、マジックドームです。缶詰のような道具で、使用すると薄い煙の幕が広がり、雲の王国全体を包みます。すると、内側からは外が透けて見えますが、外側からは雲の王国はただの雲にしか見えません。雲の王国を隠すのに最適な道具ですが、一度ドームの外へ出てしまうと自分たちがいた雲が分からなくなってしまうのが難点な道具です。
ひみつ道具⑬なぞの物体
ドラえもんのひみつ道具13つ目は、ひみつ道具にカウントできるのか正体不明のなぞの物体。ドラえもんが故障した際にびっくり箱のように四次元ポケットから飛び出します。他人がドラえもんのポケットに手を入れた際にも出現するそうです。
ドラえもん のび太と雲の王国の主題歌
主題歌(オープニング)ドラえもんのうた
オープニングの主題歌は、アニメでもお馴染みの山野さと子さんが歌う『ドラえもんのうた』です。オープニング主題歌が流れる前のプロローグにはのび太達は登場せず、どこからともなくのび太の「ドラえも〜ん」の叫びが聞こえてから主題歌へ移ります。
主題歌(エンディング)雲がゆくのは…
主題歌のエンディングは、武田鉄矢さんが歌と作詞をしており、同じ空の下にいる出会ったことのない、知らない誰かの幸せを願う気持ちが歌われた内容になっており、切ないギターの音色が印象的です。作品の感動的なシーンの中でもこの主題歌が流れ出すと、優しい歌詞と歌声に思わず涙がこぼれてしまう一曲です。
なお、エンディング主題歌を歌った武田鉄矢さんは、雲の王国の他にもドラえもんの映画作品の主題歌を担当しております。ぜひ気になったからは見てみてください。
ドラえもん のび太と雲の王国の名言・名シーン集
名言・名シーン①どうしてここがわかったのかな?
のび太は、壊れたドラえもんと一緒に昔ダイダラアホウドリに乗って、雲の王国を探します。そんな時に、序盤で設置していたドラえもんのひみつ道具・迷子探し機〜ご飯だよー〜のおかげでダイダラアホウドリはその匂いにつられて無事王国を見つけることができます。その時にのび太が「どうしてここがわかったのかな?」と言います。
この時に武田鉄矢さんが歌う主題歌が流れますが、その主題歌と場面がマッチしており、武田鉄矢さんの優しい歌声を聴きながら思わず泣いてしまったという方も多いほどの感動シーンになります。
名言・名シーン②いい質問だけど、説明すると…
この名言は、説明するのに困惑した時に使えてしまう台詞です。のび太が雲がためガスをドラえもんに紹介してもらった時に「雲が固まると雪になって落ちちゃうんじゃないの?」という質問に対し、「良い質問だけど、説明すると長くなるからやめとこう」と切り返します。その後、のび太も帰る時間が遅くなりママに怒られた際、ドラえもんの真似をして、同じ台詞をママに使っています。
名言・名シーン③君たちの先祖も、ほんの何万年か前まで…
ノア計画実行を決定する重要な議会の中で、ノア計画が実行されると、地球が水で流され何もないところで暮らさなければいけないことに対し訴えかけると、天上人の一人が「君たちの先祖も、ほんの何年か前まではそうして生活していたではないか」との一言。その後にジャイアンは「じゃあ俺たちにまた猿に戻れってのかよ!」と的確な返しがあります。天上人が地球人へどれほどの憎悪を抱いているのかがこの言葉からも読み取れます。
ドラえもん のび太と雲の王国に対する感想や評価
大山のぶ代ドラえもんの故障具合が本当にかわいい(笑)#ドラえもん雲の王国 pic.twitter.com/lV4mRm0Lxi
— ぴぃちご🍎 (@piimuyri125) April 22, 2016
ドラえもんが故障してしまうシーンへの反響が大きかったです。この当時の作品はドラえもんの声を大山のぶ代さんが担当されていましたが、久しぶりに本作品を観た方の中には、大山のぶ代さんの声を懐かしみながら見られる方も多かったです。
キーボー大きくなったね🤤✨#ドラえもん雲の王国 pic.twitter.com/hDmesTdECu
— たっつん@RINA軍団。 (@Tatsuyan8260) September 13, 2017
あんなに小柄で可愛らしかったキー坊が、雲の王国の中では立派に成長されており、アニメに登場していた時のキー坊を知っている方は、キー坊に対する眼差しが暖かいです。中でも、キー坊がドラえもんを治すところや、演説する姿には泣いてしまうという声が多かったです。
天気の子みてるとドラえもんの雲の王国思い出すな
— ボボ (@kumamon1546) October 14, 2019
今思うと社会風刺の利いてる内容でもある
新海誠監督の映画作品『天気の子』を見ると、ドラえもんの雲の王国を思い出すという意見が多く上がっていました。天気の子を観た後に、久しぶりに雲の王国を見たくなる方も多いようで、雲の王国を見る方が増えてきております。映画が公開されてから20年以上も経つ作品にも関わらず、多くの方の心に残っており、それだけ印象深い映画であることが分かります。
ドラえもん のび太と雲の王国の映画まとめ
ドラえもん のび太と雲の王国の映画について、あらすじや登場キャラ、ひみつ道具、さらには主題歌についてまとめていきましたがいかがでしたか?本編に出てきた時にはまだ幼かったキー坊が成長し、演説するシーンに涙したという声も多いほど、心に訴えかけられます。また、見た当時は子どもだったけど、大人になってもう一度見たときに環境のことについて深く考えさせられたという声も多く見られました。
ドラえもんの映画作品は、子どもだけではなく、大人にとっても考えさせられる内容です。いつまでも見た人々の心の中に留まり、忘れた頃に残りもう一度見返したくなる作品ばかりです。久しぶりにドラえもんの映画作品を観たいが何を見ようか迷った際には、ぜひ雲の王国を見てみてください。