【北斗の拳】炎のシュレンは炎燐拳の使い手で南斗五車星の一人！声優や最期は？

漫画北斗の拳においてユリアを守護する南斗五車星の中で炎燐拳を使用して戦う炎のシュレン。南斗五車のメンバーである炎のシュレンは炎を使用して相手を切り裂いて焼き殺す炎燐拳の使い手であり、朱の軍団という部隊の部隊長を務めています。本記事ではそんな炎燐拳の使い手である漫画北斗の拳の炎のシュレンについて作中での活躍や最期、声優などをまとめてご紹介します。ではまず初めに漫画北斗の拳の概要をご紹介していきます。

本記事で活躍や最期、声優などをご紹介させて頂く炎のシュレンが登場する北斗の拳とは武論尊と原哲夫が描く日本の漫画作品です。漫画北斗の拳は北斗神拳の使い手である主人公ケンシロウの戦いを描いた作品であり、1983年から1988年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載されていました。漫画北斗の拳は個性豊かな敵キャラや技名などで連載当初から爆発的な人気を博し、連載が終了した2019年10月現在も人気を集めています。

その高い人気から漫画北斗の拳はこれまで多数のアニメ作品が制作されており、数々の作品に大きな影響を与えました。また漫画北斗の拳はゲームやパチンコなどのジャンルにも進出しており、特にパチンコは数多くあるパチンコの中でも有名となっています。そんな漫画北斗の拳は2019年10月現在までに累計発行部数が1億部を突破する記録を樹立しており、日本以外に海外でも高い人気を博しています。

漫画北斗の拳の舞台となる世界は西暦199X年に核の炎で人類文明が崩壊しており、お金ではなく暴力が全てを支配していました。一般民衆は暴力の前に屈するしかなく、日々食べ物や水に困惑する毎日を送っていました。そんな中主人公であるケンシロウという男がとある村を訪れます。このケンシロウという男は北斗神拳という最強の拳法の使い手であり、ケンシロウは訪れた村で民衆を苦しめる悪党達を瞬殺します。

そこでケンシロウはバットとリンという1人の子供と出会い、ケンシロウはバットとリンを連れて旅を行うことになります。実はケンシロウには自分の他に3人の兄弟がおり、兄弟の長兄であるラオウは崩壊した世界で最強の強さを誇っていました。ケンシロウは力で全てを支配しようとするラオウに怒りを抱き、世界最強の存在である長兄ラオウに挑むことになっていきます。

本記事でご紹介する北斗の拳の炎のシュレンとは南斗五車星のメンバーの1人です。シュレンは炎を使って相手を倒す炎燐拳という拳法の使い手であり、炎を使用することから炎のシュレンとあだ名されています。炎のシュレンはその名の通り髪の毛や服装が炎のように赤く染まっており、まさに炎の化身とも呼べる存在です。そんな炎のシュレンは風のヒューイの兄星にあたり、作中で風のヒューイを殺害したラオウに戦いを挑みます。

炎のシュレンは激しい炎で相手を燃やし尽くす炎燐拳でラオウの衛兵を瞬殺する強さを見せつけます。しかし炎のシュレンはラオウとの一騎打ちに敗れ、壮絶な最期を遂げることになります。残念ながら炎のシュレンは雑魚キャラとして登場したキャラクターとなっており、漫画北斗の拳やアニメ版北斗の拳ではかなり登場シーンが少ないキャラクターとして有名となっています。

炎のシュレンは幼少期、炎燐拳を習得するために内弟子となり、修行を送っていました。そこで炎のシュレンは炎燐拳という拳法を会得します。炎燐拳とは自身の身体に炎を纏って敵と戦う拳法であり、炎燐拳と対峙した相手は身体が切り裂かれながら炎に包まれ絶命します。実際炎のシュレンが使う炎燐拳は漫画北斗の拳の作中に登場する炎系の戦い方の中ではトップクラスの強さを誇り、屈強なラオウの衛兵は瞬殺されてしまいました。

しかし炎が風に吹かれると消えるように、炎のシュレンの炎燐拳は風を起こす拳法には滅法弱いのが弱点となっています。実際漫画北斗の拳の外伝で炎のシュレンは風のヒューイの拳法で炎を消し飛ばされてしまっています。しかし風のヒューイと協力することで炎燐拳は更なる強さを発揮することが出来、ジュウザを描いた漫画北斗の拳の外伝で炎のシュレンは「五車火炎烈風拳」や「五車爆裂炎情拳」などを風のヒューイと披露しています。

漫画北斗の拳の作中において拳王ことラオウは南斗最後の将の元へ行くため、大軍を率いて進軍を開始します。南斗最後の将を守る南斗五車星はラオウの進軍を止めるために出撃することになります。しかし先鋒を務めた南斗五車星の1人である風のヒューイはラオウの前に敗れ、無残な最期を遂げてしまいます。弟星である風のヒューイを殺された炎のシュレンは激怒し、風のヒューイの仇を取るため朱の軍団を率いて出撃します。

アニメ版では自身の居城を燃やして風のヒューイを弔い、拳王軍の部隊を1つ壊滅させる活躍をします。炎のシュレンは朱の軍団を指揮して先制攻撃を行い、炎のシュレン自身はラオウの衛兵2人を焼き殺す功績を挙げます。しかしラオウの前に炎のシュレンの技は通じず、自らの身体を燃やして行う特攻攻撃も無力に等しいものでした。そして炎のシュレンはその覚悟をラオウに讃えられ、首を折られて最期を遂げました。

上述でも少し触れましたが、炎のシュレンは同じ南斗五車星の1人風のヒューイの兄星にあたるキャラクターとなっています。炎のシュレンの弟星である風のヒューイはその名の通り風を操って戦うキャラクターであり、真空を利用して相手を切り裂く五車風裂拳という拳法の使い手です。炎のシュレンは漫画北斗の拳の外伝で幼少期に風のヒューイと出会い、必殺技を披露するなど白熱した戦いを繰り広げます。

この戦いにより炎のシュレンは風のヒューイを認め、連携技を会得するほどの仲となりました。そんな風のヒューイは作中で進軍するラオウを止める先鋒を務め、風の旅人という軍団を率いて特攻します。しかし風のヒューイはラオウに一撃で倒され、拳で爆散する壮絶な最期を遂げてしまいます。これにより炎のシュレンはラオウに対して激しい怒りを抱くことになり、ラオウとの戦いの火蓋が切って落とされることになりました。

炎のシュレンが所属する南斗五車星とは上述でご紹介した通り、慈母星を司る南斗最後の将ユリアを守護する組織です。南斗五車星は軍師の役目を司る海のリハク、鬼の拳を司る山のフドウ、我流の拳を司る雲のジュウザ、火炎の拳を司る炎のシュレン、風の拳を司る風のヒューイの合計5人で構成されています。実は南斗五車星は南斗聖拳の派閥とは違う組織となっており、胸に南斗五車星を表す5つの星の刺繍が刻まれています。

南斗聖拳の1派とは違うことから南斗五車星は南斗六聖拳より階級が低く、シュウのことを様付けで呼ぶなど南斗六聖拳に対して臣下の礼を取っています。そんな南斗五車星は作中においてユリアを守るために進軍するラオウと激突します。しかし海のリハク以外のメンバーはラオウの前に敗れて戦死し、壊滅状態となります。それでも海のリハクは生き残り、ラオウが最期を遂げた後はケンシロウのサポートを務めることになりました。

ユリアを守護する南斗五車星のメンバー達は誰にも縛られない雲のジュウザ以外、自分の名前に合った特別な部隊を率いています。風のヒューイは疾風怒涛に戦場を駆け回る風の旅団という部隊を率い、山のフドウは若草色の軍団という部隊を率いています。また海を司る海のリハクはその名の通り海の兵団という部隊を統率しています。そんな南斗五車星において炎のシュレンは朱の軍団という部隊を率いて戦います。

朱の軍団は炎のシュレンにぴったりな真っ赤な色に染まった鎧を装着した部隊となっており、ラオウ軍に火矢で攻撃するなど炎を利用した攻撃を行います。漫画北斗の拳の作中で炎のシュレンは朱の軍団を率いてラオウ軍に火矢で攻撃し、ラオウ軍に大きな損害を与えました。また炎のシュレンはシュレンという名前の城を拠点としており、戦いの際はこの城から朱の軍団を率いて出撃します。

ここからはアニメ版北斗の拳で炎のシュレンを演じた声優についてご紹介します。アニメ北斗の拳で炎のシュレンの声優を担当したのは日本の男性声優である若本規夫です。若本規夫は若本規夫は1945年の10月18日に大阪府で生まれた声優であり、2019年10月現在シグマ・セブンに所属して活動しています。元々若本規夫は警察官をした後日本消費者連盟の事務局で仕事をしていたのですが、トラブルを起こしてクビになってしまいます。

クビになった若本規夫はある日、黒沢良の声優オーディションが載った広告を見て声優業にチャレンジすることになりました。そしてオーディションに受かった若本規夫は1972年に声優としてデビューを飾り、その渋さと鋭さが混ざった独特な声質で一躍ブレイクします。2019年10月現在若本規夫はアニメ以外にも多数のテレビのナレーターや吹き替えなどに起用されており、日本を代表する声優の1人に数えられています。

炎のシュレンの声優を担当した若本規夫の代表作となるのが「ドラゴンボール」のセル役と「サザエさん」のアナゴ役です。この2作品は2019年10月現在も現役であり、おそらく一度は聞いたことがあることでしょう。また他にも若本規夫は「銀河英雄伝説」のロイエンタール役や「コードギアス」のシャルル皇帝役、「人志松本のすべらない話」のナレーターなどの声優も担当しています。

ラオウが南斗最後の将であるユリアの元に行くため、拳王軍を率いて出撃した際、南斗五車星の1人である風のヒューイは先陣を切って拳王軍とぶつかりました。しかし風のヒューイはラオウの前に呆気なく敗れ、無残な最期を遂げてしまいます。弟星である風のヒューイの最期を知った炎のシュレンは復讐の炎を心に燃やし、自らの根城を炎上させて朱の軍団を率い出撃し、拳王軍に火矢で先制攻撃を行いました。

朱の軍団が拳王軍に火矢で攻撃している間、炎のシュレンはラオウ目掛けて拳王軍に突入します。すると突入する炎のシュレンの前にラオウ配下の精鋭が2人立ち塞がります。炎のシュレンはそこで炎燐拳の奥義である五車炎情拳を放ち、2人の衛兵を瞬殺します。そして2人の精鋭を倒した炎のシュレンはそのままラオウの前へ辿り着きます。ラオウは自身の前に現れた炎のシュレンと対峙し、2人は一騎打ちを行うことになりました。

炎のシュレンは風のヒューイの仇討を胸に秘め、ラオウの背後から炎燐拳で襲い掛かります。しかし拳王であるラオウには炎燐拳が一切効かず、逆に炎のシュレンは足と拳を握りつぶされてしまいます。そう炎のシュレンとラオウの力の差は圧倒的であり、勝ち目が全くありませんでした。しかし南斗五車星である炎のシュレンは諦めません。炎のシュレンはラオウを倒すため、乾坤一擲の攻撃を行おうとするのでした。

足を拳を潰され、絶体絶命のピンチに陥った炎のシュレン。炎のシュレンはそこで何としてでも南斗最後の将ユリアを守るため、自らの身体を炎で燃やします。そして炎のシュレンは炎に包まれた身体で特攻し、ラオウを道連れにしようとします。しかしラオウは炎のシュレンの捨て身の攻撃も一切通じず、炎のシュレンは首を曲げられて最期を遂げてしまいました。しかし漢の執念を見たラオウは炎のシュレンを高く評価するのでした。

漫画北斗の拳に登場する炎のシュレンは非常にインパクトの強い見た目をしたキャラクターとなっており、その名前と姿から当初多くの読者に注目を浴びていました。しかし炎のシュレンはラオウの前に瞬殺されてしまい、呆気ない最期を遂げてしまいました。そのため炎のシュレンは多くの読者からネタとして人気を集めるのですが、雑魚キャラであることからフィギュアなどのグッズは発売されていません。

漫画北斗の拳に登場する炎のシュレンに関する感想では炎のシュレンは強いのではないかといった感想も寄せられていました。確かに炎のシュレンはラオウに呆気なく倒され、作中から退場してしまいます。しかし炎のシュレンは誰よりも強い信念を持ったキャラクターであり、捨て身の攻撃を繰り出す強い覚悟を持った炎のシュレンの姿にラオウも賛美を送りました。

漫画北斗の拳に登場する炎のシュレンに関する感想では炎のシュレンが弱いといった感想も多く見受けられました。炎のシュレンは風のヒューイの仇を討つため出撃し、ラオウと対峙します。しかし炎のシュレンは身体を燃やして戦うも惨敗し、死亡してしまいます。この呆気ない最期から炎のシュレンは読者に雑魚キャラ扱いされることになりました。

本記事では漫画北斗の拳に登場する炎のシュレンについて、作中での活躍や最期などをまとめてご紹介しました。炎のシュレンは作中でラオウに一瞬で敗北し、南斗五車星の中でも風のヒューイと並んで雑魚キャラといわれていました。しかし炎のシュレンは風のヒューイと連携することで強力な技を出すことが出来、もし風のヒューイと協力してラオウと戦っておれば、ラオウを苦戦させるほどの強さを見せたかもしれません。