ゲラードは十戒のグロキシニアと兄妹?右目の秘密や正体・過去をネタバレ考察

七つの大罪に登場するキャラクター、妖精族のゲラードは物語登場時に冷酷な印象を与えましたが、その悲しい過去と正体をご存知ですか?初代妖精王の代から補佐役を務めてきたゲラードと「十戒」安息のグロキシニアにはなにか特別な関係があるのではないかと長く推測されて来ました。この記事ではゲラードとグロキシニアの関係、常に隠されている右目の秘密、アニメ七つの大罪でゲラード役にキャスティングされた声優などをまとめて紹介します。

ゲラードは十戒のグロキシニアと兄妹?右目の秘密や正体・過去をネタバレ考察のイメージ

目次

  1. ゲラードが登場!七つの大罪とは?
  2. ゲラードと十戒のグロキシニア
  3. ゲラードの右目の秘密
  4. ゲラードの正体や過去
  5. ゲラードのアニメ声優
  6. ゲラードの種族・妖精族とは?
  7. ゲラードに関する感想や評価
  8. ゲラードの正体や過去まとめ

ゲラードが登場!七つの大罪とは?

七つの大罪の作品情報

七つの大罪とは週刊少年マガジンにて2012年から連載されているファンタジー漫画です。作者は鈴木央さんで、2018年時点で発行部数が累計3000万部を突破した人気作品であり、アニメやゲームなど広くメディアミックス展開されています。

七つの大罪のあらすじ

人間と人間以外の種族が存在するブリタニアの大地、その中に存在するリオネス王国にて物語は始まります。移動酒場・豚の帽子亭のマスターをしているメリオダスはある日、行き倒れた少女と出会います。少女はかつて王国から追放された最強最悪の騎士団「七つの大罪」を探して放浪しており、王国と国民を守るために彼らの力を借りたいのだと言います。

リオネス王国の聖騎士は謀反を起こして国王を拘束し、戦を起こそうとしていました。聖騎士たちの横暴を止められるのは「七つの大罪」しかいない、と少女は言います。メリオダスは「七つの大罪」が大罪人から組織されることを指摘しますが、少女は現実に人々を苦しめているのは聖騎士たちなのだ、と返します。

そんな少女の話を聞いているとき、酒場に王国の騎士が現れ、少女がリオネス王国の第三王女エリザベス・リオネスであることが明らかになります。エリザベスは酒場から逃げ出し、それを追いかけて攻撃する騎士をメリオダスは圧倒的な力で倒します。彼こそが「七つの大罪」団長・メリオダスでした。

エリザベスの国民を思う気持ちと覚悟に胸打たれたメリオダスはエリザベスに王国を守るため力を貸すことを約束します。そしてエリザベスとメリオダスは共に王国中に散り散りとなった七つの大罪のメンバーを集める旅に出るのでした。

七つの大罪のアニメ情報

七つの大罪はテレビアニメ化されています。第1期と第2期の制作はA-1Picturesが担当しTBS系列局で放送されました。第1期「七つの大罪」は2014年10月から2015年3月まで、第2期「七つの大罪 戒めの復活」は2017年12月から2018年6月まで放送されました。2019年10月からはテレビアニメ第3期「七つの大罪 神々の逆鱗」が放送されていますが、制作会社はスタジオディーンに、放送局はテレビ東京系列に変更されています。

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ゲラードと十戒のグロキシニア

ゲラードのプロフィール

ゲラードは妖精族の女性で、歴代の妖精王の補佐をしてきた人物です。ゲラードの年齢は4200歳で初代妖精王の頃から仕えており、ゲラードの知見の深さは妖精族の仲間から一目置かれています。3000年前の聖戦時にゲラードの右目と両足は失われ、普段は帽子を目深にかぶって隠しています。ゲラードは現妖精王のハーレクインのことを何よりも優先して守ることを使命にしています。

ゲラードの性格や容姿

物語の中盤で登場した時のゲラードの印象は冷たいものでした。他の妖精族から妖精王と崇められるバンに対して攻撃的な態度をとり、さらにはエレインの遺体を囮にしてバンを串刺しにし、妖精王の森の養分にしようと企みます。しかしゲラードの行き過ぎた行動は本来の妖精王であるキングへの忠誠心からくるものでした。その後森に現れた魔神からキングを救ったバンに謝罪もしており、根から冷酷な人物ではないことがわかります。

そんなゲラードの容姿は少し特徴的です。ゲラードは帽子を目深にかぶり、いつも右目を隠しています。ゲラードの両足は失われているため、他の妖精族と同じように背中に生えた羽で飛んで移動しています。ゲラードの頭の左側には大きな花、左耳にはピアスをつけ、暗い色のドレスに身を包んでいます。

ゲラードの能力

ゲラードの魔力は「守護(ガーディアン)」という名前で、植物を操作することができます。ゲラードはこの能力を使ってエレインの遺体が眠る広場の入り口を蔓で封鎖したり、硬化した植物の根を操作してバンの体を貫いたりしていました。

グロキシニアとは?

グロキシニアは妖精族の男性で、初代妖精王でありながら現在は十戒のメンバーとなったキャラクターです。十戒では「安息」の戒言を与えられています。一人称は「あたし」、語尾に「 〜っス」 とつけるのが癖で、背中にはアゲハ蝶のような羽が生えています。 3000年前の聖戦で封印された時点で1400歳でした。十戒になったのは「信じていた奴らに裏切られ、自分の命よりも大事なものを奪われた」ことが原因だと語られています。

ゲラードとグロキシニアの関係が注目されるようになったきっかけは、バイゼル喧嘩祭りでグロキシニアが自分の代理として人形を作ったことでした。人形はゲラードそっくりであり、それに話しかけるグロキシニアの様子がどこか特別だったことから、ゲラードとグロキシニアは特別な関係にあったのではないかと推測されました。また、人形のゲラードには現在では失われた右目と両足がついており、グロキシニアの知るゲラードは過去の姿だとも考えられました。

さらにその後、妖精王の森にグロキシニアが現れてゲラードと再会します。ゲラードとグロキシニアはダンスを踊り、グロキシニアはゲラードを慈しむように見つめて「生きていてくれたんスね」と微笑み、ゲラードも涙を流します。この回でゲラードとグロキシニアは恋人だったのでは?という推測の声が多くあがりました。

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ゲラードの右目の秘密

常に隠れている右目

常に帽子で隠されているゲラードの右目は、実は3000年前の聖戦時に失われていました。その経緯が判明したのは、キングとディアンヌが十戒グロキシニアとドロールに成長のための試練を与えられたときでした。 女神族の秘術で二人は3000年前の過去のブリタニアに時還りをし、キングはグロキシニア、ディアンヌはドロールとして3000年前の記憶を追体験します。

過去のブリタニアでグロキシニア・ドロールの体に入ったキング・ディアンヌの前に現れたのはメリオダスとエリザベスでした。現在のエリザベスとそっくりでしかも女神族だというエリザベスに驚愕しつつも、キングとディアンヌは過去のブリタニアの状況を把握します。女神族と魔神族の争いが激化しており、女神族は妖精族と巨人族の3種族による連合「光の聖痕(スティグマ)」を結成して魔神族に対抗していました。

メリオダスは魔神族を裏切って「光の聖痕」側につき、エリザベス、グロキシニア、ドロールとともに魔神族の攻撃から人間たちを守っていました。困惑しながらもキング・ディアンヌはその戦いに参戦し、魔神族に襲われていた人間を助けます。助けた人間の中にロウというバンによく似た青年がおり、「光の聖痕」に入れて欲しいというロウたち人間を加えて一行は妖精王の森へ向かいます。

妖精王の森に到着した一行は、巨大な白い塔を目の当たりにします。「光の聖痕」の拠点であるその塔でキングたちは3000年前のゲラード、そして四大天使のリュドシエルに出会います。リュドシエルは魔神族への嫌悪感をむき出しにし、魔神族の根絶による聖戦の終結を宣言します。リュドシエルは魔神族の捕虜を大勢結界に閉じ込め、それを囮により多くの魔神族を呼び寄せて一網打尽にすることを企んでいました。

そうとは知らない魔神族が罠にかかります。妖精王の森に大軍で押し寄せた十戒率いる魔神族は怒り、捕虜の元へ向かおうとしますが、リュドシエルの不穏な企みをなんとなく察知したエリザベスがその前に立ちはだかって危険を訴えます。メリオダスがそれに加勢し、キング・ディアンヌも共に加わろうとしますが、キングは森やゲラードを置いていくのを不安に感じます。

そこで人間のロウが「助けてもらった恩を返したい」と森を守ることを申し出ます。ロウを信用してその申し出に乗ることにしたキングは、ロウたちに森とゲラードを託し、十戒率いる魔神族の元へ急ぎます。

人間の反乱で負傷

しかし時が来て、味方であるように思われた人間は反乱を起こします。不測の事態で十戒に塔が占拠され、女神族がテレパシーで「光の聖痕」に応援を求めたことを合図に、ロウを含めた人間たちが周囲の妖精族・巨人族に襲いかかりました。そしてゲラードは、ロウが「光の聖痕」の抹殺という目的が魔神族と一致したと宣言するのを聞きます。

事態が混乱を極める中、ゲラードは傷つけ合うのはやめてと叫びます。女神族を殺し妖精族に向かっていったロウにゲラードは立ちはだかりますが、背後から別の人間に襲われ、右目と羽、そして足を奪われます。しかし死にかけたゲラードを敵のはずのロウが守ってその人間を殺します。

ロウはなぜ俺を殺さなかった、とゲラードに問いかけます。ゲラードは兄の話をしたときにロウの中に自分によく似た少女の姿をみたと言います。その少女はロウと同じ村の幼馴染であり、大切な存在だったその少女と村人は「光の聖痕」に皆殺しにされていました。「光の聖痕」への復讐を果たしたロウでしたが心の中では自分の行為は「光の聖痕」のやった虐殺と同じだと感じていました。

ロウの中に後悔を感じ取ったゲラードはロウに生きて欲しいと願います。しかしそのとき異変を察知して森へ急行していたキングが、瀕死のゲラードと彼女を抱きかかえるロウの姿を目にします。怒りに我を忘れたキングはロウに霊槍を向けますが、ギリギリの瀬戸際でバンのことを思い出し、踏みとどまるのでした。過去のグロキシニアと異なる選択をしたキングは過去の記憶から現在へと戻ります。

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ゲラードの正体や過去

正体はグロキシニアの妹

それまでになにか特別な関係にあるのではないかと考えられていたゲラードとグロキシニアですが、その正体は意外なものでした。ゲラードの正体が明らかになったのは、グロキシニアの過去の記憶をキングが追体験したときです。

3000年前のブリタニアで、「光の聖痕」の本拠地に現れたゲラードはグロキシニアの姿のキングに親しげに話しかけ、キングは困惑します。するとゲラードは、「妹が兄の心配をするのがそんなにおかしいですか?」という衝撃の発言をします。ここでゲラードの正体はグロキシニアの妹であったことが明らかになりました。ゲラードの正体はグロキシニアの恋人だったのではないかという読者の予想は大きく裏切られました。

かわいい妖精だった過去

人間への恨みで性格が変貌

3000年前のブリタニアでキングが目にしたゲラードは、キングの知る現在のゲラードとは全く性格が異なりました。3000年前のゲラードは明るく朗らかで人懐こく、かわいらしい印象の妖精でした。しかし、聖戦時に信じていた人間に裏切られて仲間を大勢殺され、自身も右目や両足、羽の一部を奪われたことから人間への恨みが募り、ゲラードは現在のような冷たい性格になってしまったと考えられます。

ゲラードのアニメ声優

ゲラードの声優は諸星すみれ

アニメ七つの大罪でゲラード役にキャスティングされたのは声優の諸星すみれさんです。諸星すみれさんは1994年4月23日に神奈川県で生まれました。生まれた時に右半身に麻痺を抱えており、諸星すみれさんのお母さんは障害が残った時のことを考え、自分で名前を書けるようにひらがなで「すみれ」と名付けました。

「千と千尋の神隠し」の湯婆婆に憧れ、3歳の時に劇団ひまわりに入団します。以降、女優業と声優業の活動を行ってきましたが、2009年以降からは声優業を軸としての活動が多くなっています。7歳のときに声優として出演した「RED GARDEN」では共演した声優の子安武人さんの演技に衝撃を受け、プロの声優としての自覚をもつようになったと言います。

諸星すみれさんの憧れの声優は白石涼子さんです。2009年には「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」にニーナ・タッカー役の声優として出演し、9歳の幼い声質ながら演技が巧みであると評価されています。

声優・諸星すみれの出演作品

声優の諸星すみれさんの主な出演作は「アイカツ!」「東京喰種」「文豪スレイドックス」「約束のネバーランド」などです。

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ゲラードの種族・妖精族とは?

妖精族の概要

七つの大罪に出てくる主な種族は5種族あり、そのうちの一つが妖精族です。妖精族の特徴は背中に生えた薄い羽、小柄な体です。妖精族は人間と比べて欲が少なく、温厚で競争や争いを好みません。妖精王の治める森に住んでおり、妖精王は妖精王は神樹から作られた霊槍を用いて妖精族と森、そして神樹から湧き出る生命の泉を守っています。

また、作者の鈴木央先生によると妖精族は花や木など自然の中から生まれるそうです。妖精王であるキングやその妹のエレインは神樹から生まれています。妖精族には親という存在がいないことがわかります。

妖精族のキャラクター

七つの大罪に登場した主な妖精族のキャラクターはキング(ハーレクイン)、エレイン、ヘルブラム、ゲラード、グロキシニアの5人です。

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ゲラードに関する感想や評価

ゲラードとグロキシニアが再会するシーンの感動が伝わってくるツイートです。お互いに死んだと思い込んでいた兄妹が3000年ぶりに相見えてダンスを踊る様子が、読者の心を打ったことがわかります。

七つの大罪に登場する妖精族は皆とても可愛く、中でも悲劇の別れをしたゲラードとグロキシニアの兄妹に感情移入する読者の気持ちがよくわかるツイートです。ゲラードとグロキシニア、そしてキングとエレインは妖精族の兄妹でありながら兄が妹を守ることができなかったという共通点があります。

守れなかった妹が生きていたとわかったときのグロキシニアの表情や、兄が消息を断ちそれから孤独に生きてきたゲラードが兄に会えたときの涙の切なさが伝わってくるツイートです。

ゲラードの正体がグロキシニアの妹であったという事実が明らかになったときのツイートです。幸せそうにダンスを踊り、恋人だと思われていたゲラードの正体が読者に与えた驚きが伝わります。

ゲラードの正体や過去まとめ

妖精族の長老的存在で謎に包まれたゲラードは、悲しい過去と正体を秘めていました。初登場時はバンに攻撃的な態度をとり冷酷だったゲラードですが、その過去や正体を知ると全く違う印象を持つ人が多いようです。2019年10月から七つの大罪アニメ3期が始まり、ゲラードの過去が明らかになるエピソードが放送されます。ゲラードに興味を持った方は視聴してみてはいかがでしょうか。

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