サンジの兄弟で最強はだれ？イチジやニジなど名前と能力・強さ一覧

ワンピースとは週刊少年ジャンプで1997年から連載されている超人気海洋冒険ロマン漫画です。そんなワンピースは特殊な能力を得られる悪魔の実やそれらを食して強さを手に入れた様々なキャラクターとのバトルや仲間のエピソード、心の強さや成長の描写が人気で世界中でも4億部を突破するほど発行されています。

ジェルマ王国の王子として生まれ、見習いコックや副料理長を経験し、今では麦わら一味のメンバーになりました。超新星編では19歳で、新世界編では21歳になっています。身長は超新星編では177cmで、新世界編では180cmになっています。血液型はS型Rh-で星座はうお座、出身地は北の海のジェルマ王国です。懸賞金は7700万ベリーから1億7700万ベリーの生け捕りのみになっています。

好きな食べ物は、辛口海鮮パスタと紅茶に合うもので、嫌いな食べ物は、こんにゃく。理由は栄養がないからだそうです。得意料理は全般ですが、特にシーフード系が得意です。イメージ動物はアヒルで、イメージナンバーは05・32(サンジ)・59(コック)。イメージカラーはブルーで、イメージの花はデルフィニューム。イメージの県は京都府で、イメージの国はフランス。イメージの職業は美容師で、家族に例えると不良の次男だそうです。

ニオイは、タバコと海の幸のニオイで、入浴の頻度は毎日。就寝時間はAM0:00で起床時間はAM5:00です。そして、過去に行われた人気投票では、第1回と第5回では4位、第2回~第4回、第6回では3位ととても人気の高いキャラクターです。

スタイリッシュな黒のスーツに、斜め分けした金髪とカールした眉毛が特徴。常にタバコを咥えているヘビースモーカーで、タバコを吸い出したきっかけは少年時代にゼフに一人前として認められたい一心で、ゼフに注意されながらも吸い始めました。超新星編まで常に左目を髪で隠していましたが、新世界編では分け目を逆にして右目を隠すようになり、口髭を生やしています。コックの命である手を傷付けないために足技で戦います。

海賊｢麦わらの一味｣のコックで、異名は｢黒足のサンジ｣と呼ばれています。出身は北の海(ノースブルー)のジェルマ王国の王族｢ヴィンスモーク家｣の三男で、本名はヴィンスモーク・サンジといいます。ワンピース主人公のルフィの4人目の仲間で、伝説の海｢オールブルー｣を見つけることを夢見てルフィたちと共に旅をしています。

男メンバーの多い麦わらの一味が満足するボリューム満点の料理から、女性クルー達の繊細な舌に合う料理まで、多様な味を表現して料理を作り分ける調理術の持ち主です。一味たちのお腹を満たし、必要不可欠な栄養管理ができる｢海のコック｣として、船旅のなか仲間の栄養管理を担っています。また、取り扱ったことのない未知の生物(空魚)をすぐさま捌いたり、風味だけで隠し味を言い当てたりと、食材の扱いにも長けていると有名です。

また、大の昆虫嫌いで、アリ・ムカデ・クモなどといった、虫のなかでもとりわけ節足動物が苦手でサンジ曰く｢気味悪い系の虫｣と評しています。サンジには兄弟がおり、長男の名前がイチジということから名前も三男だからと言われています。

自他共に認める無類の女好きで、美女に出くわすと、条件反射と言っていいほど口説いています。幼少期の頃、ゼフから｢男は女を蹴ってはいけない｣と教えられて以降は、騎士道精神を信念にしていて、命や仲間に危険が迫った戦いでも敵が女性の場合、年齢・容姿関係なく攻撃することは絶対にありません。そのせいで窮地に陥ったり、自分の実力が敵より高くても攻撃をしないせいで敗北したこともあります。

普段から女性クルーのナミやロビンには優しく、アラバスタ編で一時的に乗船していたビビにも、紳士的な態度をとっていました。食後には男性クルーよりも気を遣い、進んでデザートやコーヒーを出したり、年下のナミから｢君｣づけで呼ばれたりといいように使われていますが、むしろ喜んでいます。美女には年上でも｢ちゃん｣付けで呼びますが、ナミのことは｢さん｣付けで呼んでいます。

口調は粗暴で荒々しくて、口癖は幼少期から使っている｢クソ○○｣となかなかに上品とは言えない口癖ではありますが、｢女好きで口説き癖があること｣と｢口調が荒く柄が悪い｣という2点の悪癖を除くと、麦わらの一味の男性クルーの中では一番の常識的な人物と言え、船内で悪ふざけが過ぎたルフィやウソップに制裁を加えることも多々あります。

普段はあまり表に出しませんが、仲間思いの優しい人物でもあります。自分の目の前で仲間が危機にさらされた時には自己犠牲的な行動に出ることが多いです。粗暴な口調ながらも、面倒見の良い兄貴分な気質から荒くれた粗野な男たちに慕われることが多く、田舎マフィアのデュバルからは｢若旦那｣と呼ばれ、海軍G5には｢兄貴｣と呼ばれています。

また、皮肉屋なゾロに対しては、｢マリモ｣や｢迷子｣などとあだ名で呼んでいて、名前で呼ぶことはほとんどありません。普段はケンカばかりしていて言い争うシーンも多く見られますが、根底では仲間として信頼しあっていて、機会は少ないですがバトルシーンでは絶妙なコンビネーションを見せることもあり、お互いの実力も認めあっています。

少年時代に、他のシェフが節約のために客の残り物を食べる中、自分は手を付けようとしないなど、現在のサンジからは考えられないほど食べ物を粗末に扱っていました。ですがその矢先に、ゼフと共に壮絶な｢空腹生活｣を余儀なくされる漂流生活を経験します。それ以来｢腹を空かしている奴なら、たとえ敵でも無償で食わせる｣という信条を持つようになり、食物を粗末にすることを許さない、食事を人一倍大切にするようになりました。

料理人としてのプライド・情熱は強く、敵に食べさせる料理であろうと、料理に毒や爆薬などを仕込むことは絶対に許しません。航海先で遭遇した未知の食材に対しては、非常に好奇心旺盛になります。航海先で島に寄り、各地の町に立ち寄る機会があると、よく市場で特産の食材を買い付けたり、レシピを手に入れたりしています。

戦闘面での実力はとても高く、最前線で戦うことはもちろんその際に大物を倒したこともあることから、海軍から麦わらの一味の主力として認識されています。持ち前の脚技に加えて、柔軟な思考力と判断力を備えていて、機転の利く策略家としての一面も持っています。敵との対抗時には秘密裏に単独行動を取り、戦況を打開することも多いです。

策略家の一面として、リトルガーデンで電話をしてきたMr.0にMr.プリンスと名乗り、麦わらの一味が死んだという虚偽の情報を伝えたことで追手を止めたり、空島編ではマクシムの機能を破壊してエネルを妨害したり、エニエス・ロビーでは単身で正義の門を作動させて逃走ルートを確保したり、ゾウへ向かう際は、一味の指揮を取りビッグ・マム海賊団との戦闘での判断なども的確に行っていました。

冷静で策を張り巡らせる知能派である一方、感情的で熱くなる一面もあり、仲間や自身の騎士道精神に対して侮辱などをされ激怒した際には、怒りに身を任せて相手に容赦の無い攻撃をすることもあります。また、サンジ自身も｢怒りでヒートアップするクチ｣と自覚しています。

サンジは料理人のため、手を一切使わず戦闘は蹴り技のみで戦います。一味の中で武器や悪魔の実の能力を持たないのはサンジだけで、凄まじい脚力から繰り出される蹴りは自身の何倍もの巨体すらも吹き飛ばす力があります。サンジの使う技の名前にはコリエやセルなどのフランス語の名前が多く、技の名前も料理名や攻撃部位に由来します。

ホールケーキアイランド編にて、サンジの過去と世界でも恐れられているヴィンスモーク家の三男で、他にも兄弟がいることが明かされました。しかし、サンジはヴィンスモーク家や兄弟たちに幼少期に暴行を受け続け嫌悪感を抱います。新編ではなぜサンジが虐げられていたのか、強さや能力を施す血統因子を始めとするジェルマ王国の科学力について明かされました。

サンジは父親から血統因子によって改造を施され強化された兄弟たちとは違い、母が劇薬を飲んだことで唯一血統因子の影響を受けず、感情を持つ普通の人間として生まれてきました。ですが、ジェルマの兵として子供に改造を施した父からは失敗作と見下され、ほかの兄弟たちからも暴行を受けていました。兄弟から受けた暴力はサンジに恐怖心を植え付けています。

サンジの生まれた国として新たにワンピースに登場したジェルマ王国。ジェルマ王国とは、世界でも唯一無二の国土を持たないヴィンスモーク家が治める海遊国家で、世界政府加盟国でもあります。ジェルマ王国が海遊国家になった経緯は不明ですが、代々続く｢科学の国｣とされています。何十隻もの巨大な電伝虫の船がそれぞれ移動し、船同士を連結させることで国の形を成している奇妙な王国です。

また、今なお世界中で恐れられるほどの強さを誇る軍隊｢ジェルマ66(ダブルシックス)｣を有していて、ジェルマ王国の国民の大半は兵士で成り立っていて、その兵士のほとんども男性です。

ジェルマ王国が有する軍隊で、一般的には絵物語｢海の戦士ソラ｣に登場する架空の悪の存在として知られています。別名｢戦闘屋｣とも呼ばれ、科学戦闘部隊とも呼ばれていています。また、空に浮くことが出来る靴を作り出す高い科学力を持っています。イチジを始めとする兄弟たちも所属していて、戦闘時にはジェルマ王国の高い科学力の結晶とも言える強さや能力を秘めた｢レイドスーツ｣を身に纏って戦います。

ジェルマの兵士たちは、ジャッジが｢血統因子｣の研究の果てに造り出した、優れた兵士をコピーした｢複製兵｣です。兵士本人たちは自分がクローンであることを知りません。また、大人の兵士を1人造り出すのに5年を要するそうで、地下には兵士たちをストックをしているストック倉庫があります。兵士たちは死を恐れず裏切らないようにプログラムされていて、王族の命令には命を投げ出すことも辞さないようになっています。

ジェルマ66の兵士たちやサンジやイチジたち兄弟を生み出した血統因子とは、海軍科学班のトップの科学者Dr.ベガパンクが発見した｢生命の設計図｣のことです。シーザー・クラウンはこれを応用して、人造悪魔の実｢SMILE｣の原料の｢SAD｣を製造しました。ヴィンスモーク・ジャッジはこの｢血統因子｣を独自に研究し、自分たちの命令に忠実に従うクローン兵を生み出し、自らの子であるサンジやイチジたち兄弟にも改造を施しています。

ヴィンスモーク家とは、国土を持たない海遊国家のジェルマ王国の王族一家のことで現在の王はサンジの父、ヴィンスモーク・ジャッジです。サンジもこのヴィンスモーク家の生まれなのですが幼少期からの扱いなどからヴィンスモーク家とジェルマの名前を忌み嫌っています。

サンジの父親にしてジェルマ王国の国王、戦争屋と呼ばれる闇世界の組織｢ジェルマ66｣の総帥です。異名は｢怪鳥(ガルーダ)｣。兜を被り、尖った長い髭と二つに割れた顎が特徴の男です。闇の世界では有名な人物として知られています。北の海をジェルマの名で再び征服し、復讐するという野望を抱いていて、北の海の4人の王を討ち取った大事件｢四国斬り｣を起こしています。

自分が王族であることを鼻にかけた傲慢な性格で、家族に対する愛情はそれなりにありますが、極度の実力主義者でエゴイストです。息子たちが幼い頃、4人の息子の中で唯一血統因子を継げずに普通の人間として生まれたサンジを一族の恥として見下し、イチジたちと同様にサンジを虐げていました。その後もまた、サンジを自分の息子として認識せず、それどころかビッグ・マムとの計画を達成するための単なる駒としか見ていません。

ジャッジは、傲慢な性格から｢王族は奉仕されるもの｣という考えを持っていて、サンジが料理をしているのを発見した際に王族は料理などする必要はないと言い切っています。料理人であり料理人として誇りを持っているサンジとはあらゆる価値観が正反対なため、サンジもジャッジのことを忌み嫌っていて、親とすら認めていません。

過去にはベガパンクと共に兵器の研究をしていたほどの優秀な科学者でしたが、所属していた研究チームはベガパンクが発見した｢血統因子｣の危険性から政府に買収されてしまいます。ジャッジは政府の手から逃れ、1人ジェルマ帝国復興のため血統因子の研究を続けていました。ジェルマ帝国の復活と北の海の国々への復讐に人生の全て捧げ、研究の末には己の命令に忠実に従うクローン兵を造り出しました。

血統因子の研究により、自身の命令に忠実に従うクローン兵を造り出すことに成功したジャッジは、妻のソラ必死の反対も押し切って自分の子ども達にも改造を施しました。さらに、将来ジェルマ66を率いるのに相応しい兵士としてヴィンスモーク家に恥じない人間にするべく、幼い頃から子供たちに厳しい訓練を与えていました。

血統因子の改造を子供達にも施し、厳しい訓練を与えるジャッジでしたが、妻のソラが血統因子に対する劇薬を飲むという抵抗をしたため｢感情を持つ普通の人間｣として生まれたサンジを息子として認めませんでした。ソラの死後はすべての責任をサンジに押し付け、折檻や厳しく当たるようになります。他の4人の兄弟と違い1人成果が全く見られないサンジを｢無駄な存在｣と判断し、サンジを地下牢に監禁しました。

監禁していたものの、食事などは与えていて、直接殺そうとはしていませんでした。そして13年前、東の海への侵攻中、レイジュの手助けによって牢から抜け出し一族からの脱走を決意したサンジを止めようとはせず、人前で自分が父であることを口外しないことを引き換えに脱走を見逃しました。しかしレイジュによると、出奔したサンジの行方を探し続け、似顔絵の手配書に対し海軍本部にデュバルを追わせました。

2年後には、政府からサンジの写真を入手したとの連絡を受けたジャッジは、サンジの手配書を懸賞金の上乗せをして｢ONLY ALIVE(生け捕りのみ)｣に変更させています。レヴェリーへの参加権を剥奪されることを覚悟の上で、四皇ビッグ・マムの力を借り復讐と帝国の復活を実現させるために、シャーロット家との縁談を成立させる生贄としてサンジを利用することにしました。

ホールケーキアイランド編で13年ぶりに再会したサンジと思想の違いから決闘を行います。政略結婚の事情を明かすと、島から出ると爆発するブレスレットをサンジの腕に嵌め、さらにサンジの恩人であるゼフを人質に取り政略結婚の承諾を強要します。ですがこの爆発するブレスレットは後に、兄弟の中の紅一点、長女のレイジュによって偽物にすり替えられていました。

政略結婚の裏ではビッグ・マムがジェルマ王国の高い科学力を奪うため、ヴィンスモーク家皆殺し作戦していたことに気付いておらず、当日に敵の能力で拘束されると涙を流し、己の野心を訴えました。そこから家族を捨てきれなかったサンジによって助け出されるとレイドスーツを纏い、ペロスペローらを退けベッジの体内に避難します。サンジに自分を助けた理由を問うと、それに答えたサンジに訣別を言い渡されることになります。

武器は槍を使用していて、戦闘では噴射や電気を発生させる靴を用いています。勝利のためならジェルマの兵士を躊躇いなく自身の壁や目くらましとして利用します。ジャッジは、｢電磁クラック｣と呼ばれる靴から電気を発生させ相手を蹴りつけたり、靴からの噴射を利用して吹き飛ばす技と｢電磁シャフト｣と呼ばれる電気を発生させた槍で相手を突き飛ばす技を持っています。

元ジェルマ王国王妃にしてサンジの母親です。既に故人となっています。レイジュと似た美しい顔立ちの女性で、幼い頃のサンジが持ってきた失敗作の弁当を顔色も変えずに喜んで食べるなど、ジャッジとは対照的に子供思いで優しい感情豊かな性格。誕生日は7月9日。｢海の戦士ソラ｣の主人公と同じ名前ですが、その関係性は謎です。

子どもたちへの血統因子による改造に反対するも聞き入れないジャッジに、ソラは劇薬を飲むという命懸けの抵抗をします。その抵抗のおかげで兄弟の4人の中でサンジだけが感情を持つ人間として生まれます。ですがその後、後遺症で伏せるようになり、サンジがジェルマにいた頃に亡くなりました。自分の命を蝕む劇薬を飲んだことは一切後悔しておらず日々衰弱していきますが、自分を気遣ってくれるサンジの優しさに喜んでいました。

なぜこのような優しい女性がジャッジの妻なったのかは不明ですが、彼女も何かしらの強さや能力があったのかもしれないと言われています。

ヴィンスモーク家の長男でジェルマ66｢スパーキングレッド｣の異名で呼ばれています。レイドスーツを着用し、1と書かれたマントを羽織っています。サンジと同じように女好きですが、ヴィンスモーク家を否定するサンジに対し｢王には王たる条理がある｣と述べるなど、長男らしく荘厳な振る舞っていて、幼少の頃から冷酷な物言いでサンジを侮蔑します。また、血統因子の影響で優しさや慈悲といった感情は持っていません。

自分の死にも驚くほど無感情で、敵に拘束され殺されそうになった際でも全く動揺しませんでした。レイジュからは我が弟達ながら人間とは思えないと酷評されています。イチジら4兄弟は同じ日に生まれた一卵性多胎児ですが、血統因子の影響を受けず落ちこぼれたサンジを出来損ないとして見下し、ニジやヨンジと一緒にサンジを虐げ恐怖心を植え付けています。

サンジの結婚式の三日前、ニジと共にブロックコリー島の戦争を終結させました。その2日後、ホールケーキアイランドに到着します。コゼットへの扱いでニジと衝突したサンジに対し、｢お前には東の海に人質がいる｣と脅し、幼い頃と同じように3人がかりで暴行を加えます。翌日の結婚式ではビッグ・マム海賊団に拘束され一切の抵抗を見せませんでしたが、サンジに救出されます。

ジャッジとあわせてサンジに救出された後は、ベッジの護衛に付き、カタクリに圧倒されながらもホールケーキ城が崩壊した混乱に乗じて結婚式会場から脱出します。そして、ジェルマに攻め込んできたヌストルテ率いる軍隊を返り討ちにし、その後サンジ達麦わらの一味が出航したことを知ると、艦を出すように命令を下します。

イチジは兄弟の中でも目に見えて強いことがわかっていますが、全力がどうなのかはわかっていません。ですが作中で｢混色バグ｣と呼ばれる、イチジとニジ、ヨンジの合体攻撃と｢火花フィガー｣と呼ばれる火花が飛び出るパンチを放つ技があることがわかっています。

とても安直でソラとジャッジのどちらが名前を付けたのかはわかりませんが、4兄弟の中で出産時に1番目に出てきたことからイチジという名前なのだろうと言われています。

ヴィンスモーク家次男でジェルマ66｢デンゲキブルー｣。リーゼントの青髪でゴーグルを掛けています。レイドスーツは2の字が刻まれたマントがついています。サンジ同様女好きではありますが、女性に平気で手を上げたり、料理長のコゼットをメシ炊き女と見下しています。些細なことで逆上し、幼少期には竹刀の試合で負け気絶したサンジを叩きつけるなど兄弟の中でも特に粗暴で短気さが目立ちます。

ニジは式の前日の食事を、見た目が気に入らないという理由から食べようとせず、料理の皿をコゼットに投げつけようとしてサンジと激しく衝突します。食後にコゼットをひどく殴り重傷を負わせたことでサンジの怒りを買いますが、人質を利用してサンジを返り討ちにしました。翌日の結婚式会場からの脱出後、ジェルマを攻め込んできたヌストルテになりすまして｢ジェルマを壊滅させた｣と虚偽の報告をしました。

ニジは手足から打撃と同時に電撃を撃てるほか、自らの姿を消す能力を持っています。そんな能力を持つニジは、｢ステルス｣と呼ばれる自身の姿を消して相手の背後に回り込む技と｢起電ニードル｣と呼ばれる電撃を纏った足で膝蹴りを繰り出す技を持っています。

ニジの名前の由来も、4兄弟の出産時のなかで2番目に生まれ出てきたことからニジという名前が付いたのだと言われています。

ヴィンスモーク家の四男でサンジの弟であり、ジェルマ66の｢ウインチグリーン｣。緑色の髪をオールバックにし後ろ髪が大きく跳ね上がっている髪型がとても特徴的です。レイドスーツは4の字が刻まれたマントをまとっています。他の兄弟と同じように女好きですが、冷酷な性格で、ナミからは｢サンジ君と似ても似つかない｣と評され、身内のレイジュからも｢人情の欠片もない人でなし｣と言われています。

ホールケーキアイランド編ではレイジュと行動を共にし、ホールケーキアイランドに向かう途中でルフィ達と遭遇します。島への到着後、幼少期と同じようにサンジに絡みますが、2年の修業を経て強さを手に入れたサンジに返り討ちに遭います。式前日の朝食後に、サンジを地下にあるジェルマの兵士のストック倉庫に案内し、ジェルマ66の全容をサンジに教えました。

またもや同じ説明になってしまいますが、4兄弟の出産時にイチジ、ニジ、サンジと生まれ最後の4番目に生まれたことからヨンジという名前なのだろうと言われています。

ヴィンスモーク家長女でサンジの姉にあたり、ジェルマ66の｢ポイズンピンク｣です。前髪で顔の右側が隠れているピンク髪の美女で、両太ももに6の刺青があります。レイドスーツは蝶の羽を象ったような衣装です。お淑やで穏健な性格ですが、感情が高ぶると口調が荒くなり罵声を浴びせながらヨンジを背後から海に蹴り落とすといった苛烈さも併せ持っています。名前の由来は男児を除いて最初に生まれたことからと言われています。

他の兄弟と同様に血統因子の改造を施されていますが、幼少期からサンジを見下すことしかしないイチジを始めとする兄弟と違い｢感情｣を持っていて、暴行を受けて傷を負ったサンジに手当てをするなど、ヴィンスモーク家の兄弟の中で唯一まともな感性を持っています。レイジュはヴィンスモークの名を恨み恥じていて、戦争屋であるジェルマを滅ぶべきと考えています。弟達からはタメ口で、名前を呼び捨てで呼ばれています。

父や弟達に暴行を受けていたサンジに影ながら手当てなどをしていましたが、表立って庇うと自分にも危害が加わることを恐れ、弟達の前では周りに合わせて一緒にサンジを馬鹿にするなどをしていました。13年前、ジェルマから抜け出したいというサンジの願いを受け入れて、牢をこじ開けサンジを逃がし、サンジの脱走の手引きをします。この経緯からレイジュは、サンジに他の家族と違って唯一恨みを抱かれていません。

レイジュは毒物を口から吸い取ったり、蹴りなどで触れた相手に毒を与えるなどの毒に関する能力を持っています。悪魔の実の能力なのかは不明です。また、兄弟のなかで唯一の女性ではありますが、イチジ達と同様に血統因子による改造を受けているためワンピースに登場する女性キャラの中では屈指の強さを持っていると言われています。

ホールケーキアイランドに向かう最中のルフィ達と遭遇し、毒に苦しんでいたルフィを、自分の能力で助け、ヴィンスモーク家の実態やサンジの手配書の変更についての経緯をルフィたちに伝えました。経緯を聞いたルフィから｢サンジは仲間｣という宣言を聞き、レイジュは反応を示しませんでしたが、まだサンジの政略結婚が成立していない為、事を荒立てないように、とそのまま彼らの元を立ち去りました。

サンジがイチジ達兄弟から暴行を受けた後、顔の腫れを抑えるパックで応急処置を施しました。その後、プリンを怪しみ密かに調べていましたが、逆にプリンに拘束されてしまい、そこでプリンの本性を知り、ヴィンスモーク家皆殺し計画を聞かされますが、プリンの能力で記憶を改竄されます。その様子を見ていたサンジに本当の事を聞くと、ビッグ・マムのヴィンスモーク家皆殺し計画を利用してジェルマを滅ぼすことを受け入れます。

レイジュはサンジがなぜ血統因子を継がなかったのかと母の死の真相を話し、一味に戻り逃げるように促します。サンジが出払った後、脱走して暴れていたルフィを保護しサンジの現在置かれている状況を話します。翌日の結婚式ではビッグ・マム海賊団に包囲されましたが、ビッグ・マムが発作を起こし暴れまわる中、サンジ達に救出され、レイジュはスムージーに捕まっていたナミを救出しました。

ジェルマ王国の料理長を務める、そばかすがあり長い髪を縛った若い女性です。料理の技術はサンジが絶賛するほどです。ホールケーキアイランド編でサンジと揉め事を起こして、腹を立てたニジに顔が腫れ上がれ顔の原形が分からなくなってしまうほどの暴行を受けてしまいます。

ホールケーキアイランド編で登場したジェルマ王国やサンジの兄弟たちのヴィンスモーク家。ジャッジは一切関わらないと宣言していますが、最新話ではサンジ用のレイドスーツがルフィのポケットの中に仕込まれていたり、これから更にサンジが強くなるためにはレイドスーツを着用しなければならないとも言われています。恨んでいても殺されかけた家族を救うなど完全に断ち切れないサンジは一体どうなるのかぜひチェックしてください。