【ワールドトリガー】那須玲はかわいい腕利きシューター！強さや声優も紹介

葦原大介による少年漫画「ワールドトリガー」 (WORLD TRIGGER)。『週刊少年ジャンプ』2013年11号から2018年52号まで連載されました。その後、2019年には月刊誌『ジャンプスクエア』に移り同誌1月号より連載を再開しています。

葦原大介にとって2作目となる「ワールドトリガー」は、異世界からの侵略者・ネイバーと防衛組織・ボーダーの戦いを描くSFアクション漫画です。サブタイトルには登場人物名などが使われ、2回目以降は場合はタイトル語尾に何番目かを表わす枝番が付きます。

2016年作者の健康上の理由から一度は無期休載に追い込まれたワールドトリガーでしたが、2018年48号より連載を再開。2019年には作者の健康面への配慮から月刊誌「ジャンプスクエア」に連載誌を変更、現在も連載は継続されています。同年6月に発売された単行本20巻はコミックスランキングで3位に登場、連載再開後も相変わらずの高い人気が話題となりました。

次にワールドトリガーのあらすじを解説していきます。人口28万人の架空の都市・三門市が物語の舞台。ある日のこと、突如異世界につながる「門（ゲート）」が出現。門が開くと中から怪物が現れます。怪物は「近界民（ネイバー）」と呼ばれ、地球上のいかなる兵器も彼らには通用しないことが判明します。恐れおののく住民たち。

ところがそんな時、謎の一団が現れ近界民たちを撃退し始めます。界境防衛機関「ボーダー」と名乗るその一団は、近界民に対する防衛体制を完璧に整えていました。その後も門からは近界民が現れて来ましたが、ボーダーの活躍により三門市の住民は何事もなかったかのように普段通りの生活を送っていました。

界境防衛機関・ボーダーでC級隊員をしている15歳の男子中学生・三雲修。時はゲート開門から4年半の年月が経過していました。ある日のこと、修のクラスに転校生がやって来ます。転校生は名前を空閑遊真（くが ゆうま）と言い、亡き父親の友人を探すため門の向こうの世界からやって来た近界民でした。

2人は偶然相手の秘密を知ってしまいます。修はこちらの世界に慣れていない近界民・遊真に付き添い、おかしな行動を取らないよう監視します。そんな2人にその後ボーダーS級隊員の迅悠一（じん ゆういち）や修の幼なじみ、雨取千佳（あまとり ちか）が加わりました。

防衛任務に協力したことから、ボーダー本部に近界民という正体を知られてしまう空閑遊真。さっそく遊真を仕留めるため三輪隊が送り込まれてきました。それに対して遊真は、父の形見・兵装黒トリガーで撃退します。迅悠一が間に入ったことで一旦は収束しますが、ボーダー本部司令の最高司令官・城戸正宗は、遊真を亡き者にして彼の黒トリガーを押収するため動き出しました。

一方、ボーダーには隊員同士の戦闘を禁止する規定がありました。迅悠一はこの規定を利用して空閑遊真の身を守ろうと図り、遊真のボーダー入りを提案します。遊真は迅の案を聞いて二の足を踏んでしまいます。ところが、近界民に拉致された兄や友人を助けるためボーダー入隊を決意した千佳に触発される形で、最終的には迅の提案を受け入れることにしました。

その後、ボーダー本部から遊真の黒トリガーを奪取するため、城戸の精鋭部隊が派遣されてきます。迅は本部長の忍田真史や忍田派のA級部隊である嵐山隊の助けを受けながらも城戸部隊の撃退に成功。迅悠一は本部との取引に応じ、自分の黒トリガーを返す代わりに遊真の黒トリガーの押収を諦めさせました。さらに迅は遊真のボーダー入隊許可を取り付けることも忘れませんでした。

ボーダーへの入隊を果たした空閑遊真と雨取千佳。新入隊員の戦闘訓練では、さっそく周囲の注目を集める遊真。負けじと千佳も常人の域を超える戦闘能力を見せつけます。

異世界との門を持つ三門市に、さらに無数の門が開いていきます。そこから近界の軍事大国・アフトクラトルが侵攻を始めます。黒トリガーの使い手や新型トリオン兵主体の戦闘は、4年半前の悪夢を超える大規模侵攻の様相を呈してきました。

アフトクラトルによる大規模侵攻からを乗り超えた三雲修たちは、B級に昇格した遊真と千佳と共にB級部隊・三雲隊を結成します。そしてA級昇格と遠征部隊選抜を目指しB級ランク戦に挑みます。そんな折り、アフトクラトルの属国ガロプラが出現、ボーダー本部を襲います。

三雲隊を遠征部隊選抜に相応しい組織に引き上げる必要に迫られた三雲修。捕虜となっていたアフトクラトル国のヒュースに目を付けボーダー隊員に抜擢、三雲隊へスカウトします。

B級12位那須隊の隊長でシューターの那須玲（なすれい）。現在17歳で身長159ｃｍの彼女は、見た目にはごく普通の今どきの高校生です。ところがボーダーに入隊した彼女は、個人ポイント8000オーバーの強さを誇る立派な戦闘員へと生まれ変わりました。

そんな那須隊のエース那須玲ですが、ボーダー戦闘員としてはかなり異色の経歴を持っています。実は幼い頃から病弱だったのです。ベッドから立ち上がることもできず、座って上半身だけ起こしている初登場シーンが印象的でした。トリオン体により自由に動けるようになるのでは？と思ったことがボーダー入隊のきっかけとなったようです。

また、三輪隊の奈良坂とはいとこ同士の間柄。那須隊のスナイパー日浦茜が奈良坂の弟子であることも不思議な縁と言えそうです。那須玲は、そのかわいい容姿から人気は高く、ボーダーの中にもファンがいるほどでした。

那須玲が隊長を務めるB級12位那須隊。メンバーは次の4名です。

• 隊長（シューター）…那須玲
• 隊員（アタッカー）…熊谷友子
• 隊員（スナイパー）…日浦茜
• オペレーター…志岐小夜子

加古隊同様に女性だけで編成された那須隊。中距離戦を得意とする隊長・那須玲を遠距離・短距離の他の2人がサポートします。ただ隊長とエースを兼ねている那須の負担が大きく、指揮官として集中できないところがチームの弱点となっていました。

また、オペレーターの志岐小夜子は重度の引きこもりで、チームのミーティングにも家からチャットで参加するほど。実はこの志岐は、A級隊員に比肩するほど高いトリオン量を保有していました。戦闘員としても十分活躍できるはずですが、極度の人見知りという性格からオペレーターに甘んじているのかも知れません。

次に那須玲の強さについて検証してみましょう。バイパーを主力に戦う剛腕シューター那須玲。A級1位部隊の太刀川隊長いわく「リアルタイムにあれだけの弾道を引けるバイパー使いは、ウチの出水と那須だけ」。那須玲の強さはA級1位隊長の折り紙つきです。

さらにバイパーとメテオラの合成弾「トマホーク(変化炸裂弾)」をも自在に操り、中距離戦には絶対の自信を見せます。攻撃力不足が指摘されるシューターですが、那須玲の場合にはトマホークを正確に命中させることでランク戦の全得点を一人で叩き出すほど抜群の強さを誇っています。

凄腕シューター・那須玲のバイパー攻撃を前面に出し、他のメンバーがサポートに徹するのが那須隊の戦闘スタイルであり強さの秘密でもあります。相手の行動を読んで放つ合成弾・トマホークで勝負を決めたり、高い得点力もあります。

バイパーは普通あらかじめ弾道を設定した上で発射するものですが、リアルタイムで弾道を決定するのが那須玲の流儀。これが最大の強さとなっています。

テレビアニメシリーズ「ワールドトリガー」において、那須玲の声を担当したのは、声優の桑島法子です。

• 名前：桑島法子（くわしま ほうこ）
• 愛称：ほーちゃん、ほう様
• 性別：女性
• 出生地：岩手県胆沢郡金ケ崎町
• 生年月日：1975年12月12日
• 年齢：43歳（2019年10月現在）
• 身長：158cm
• 職業：声優、歌手、ナレーター
• 事務所：青二プロダクション

子供の頃、劇団四季のミュージカルやテレビドラマを見て演劇に興味を持つようになった桑島法子。地元・岩手に劇団四季が来るときには必ず親にチケット予約をしてもらい、家族そろって見に行くほど熱烈なファンでした。また、小学生になると、映画「風の谷のナウシカ」を観て声優に憧れを抱き、「宮崎アニメの主人公の男の子の声をやりたい」と卒業文集に思いを綴っていたほどでした。

中学生になると文化祭で舞台劇を披露。高校に進学すると声優への情熱はさらに高まり、勝田声優学院の通信講座を受講します。カセットテープに声を吹き込み、勝田校長に指導を受けていたそうです。高校卒業後は声優を目指して上京し、声優を育成する青二塾に入塾。同塾卒業時のオーディションに合格し、青二プロダクションに所属します。

1995年のテレビアニメ「美少女戦士セーラームーンSS」で声優デビュー。翌1996年には同じくテレビアニメ「機動戦艦ナデシコ」でヒロイン・ミスマル・ユリカ役を演じ注目を集めます。1998年のテレビアニメ「Bビーダマン爆外伝」で初主演、主人公のしろボン役を演じました。

桑島法子の主なアニメ出演作品を紹介します。幼女など女性役を演じることの多い桑島法子ですが、初主演作「Bビーダマン爆外伝シリーズ」のしろボン役のように少年役を担当することもあります。

• 1998年 Bビーダマン爆外伝（- 1999年、しろボン）
• 2001年 犬夜叉（-2010年、珊瑚）
• 2002年 機動戦士ガンダムSEED（ナタル・バジルールほか）
• 2004年 機動戦士ガンダムSEED DESTINY（ステラ・ルーシェほか）
• 2006年 彩雲国物語（紅秀麗）
• 2007年 ルパン三世 霧のエリューシヴ（イセカ）
• 2008年 マクロスF（松浦ナナセ）

• 2009年 戦場のヴァルキュリア（イサラ・ギュンター）
• 2012年 銀河へキックオフ!!（志水ミサキ）
• 2013年 ONE PIECE エピソードオブメリー （ゴーイングメリー号）
• 2014年 いなり、こんこん、恋いろは。（宇迦之御魂神）
• 2015年 放課後のプレアデス（みなと）
• 2017年 宇宙戦艦ヤマト２２０２　愛の戦士たち（森行）

かわいいことが魅力で人気者となった那須玲。そして彼女の人気を支えるもう１つの秘密が、那須隊の隊服でした。那須玲にとてもよく似合っていて、男性隊員からも好評を得ています。全身を純白で覆う、進歩的な雰囲気もある隊服はカッコかわいいと評判のようです。

病弱で普段はベットで寝ていることの多い那須玲。ところが戦闘になると、トリオン体のおかげで活発に動き回り点を稼ぎまくります。このギャップも那須玲の魅力の一つになっているようです。

ここまで那須玲の特集記事をお届けしてきましたが、最後に彼女に関する感想や評価を紹介します。

最初の感想・評価は、自身でワールドトリガー・キャラの絵を描く方です。那須玲の生い立ちから”薄幸系の美女”を意識して描き、満足な結果が得られたようです。

那須玲に関する感想や評価、続いては6月16日に那須玲の誕生日を祝っている方です。本記事でも触れたようにボーダー内にも隠れファンの男子が多い那須玲。どっさりプレゼントが届いているかも?とツイートをしていました。

次に紹介する那須玲に関する感想や評価は、那須玲を女神と呼ぶ方です。かわいいだけではなく、美しいやカッコいいが同居した稀有な存在だということでした。

那須玲に関する感想や評価、最後に紹介するのは那須隊のメンバーで小学生の頃からの友人、熊谷友子に注目したものです。那須玲に清純派女子的な服のセンスを求める熊谷がかわいいと言います。男子中学生が女子に対して抱く思いに近いものを、熊谷友子に見ているようです。

ここまで、『ワールドトリガー・那須隊隊長の那須玲はかわいい腕利きシューター！強さや声優も紹介』と題して、那須玲に関する様々な情報をお届けしてきました。B級12位那須隊の隊長でシューターを務める那須玲。幼い頃から病弱だった彼女は、トリオン体の力で自由に動けるようになることを願いボーダー入隊を決意します。

バイパーを主力に戦う剛腕シューターの那須は、A級1位部隊・太刀川隊長も認めるボーダー随一の実力の持ち主。あらかじめ弾道を設定するのではなく、リアルタイムで弾道を決定するのが那須玲の最大の強みとなっています。そんな那須玲のかわいい魅力は、カッコかわいい隊服が似合う事や病弱な普段の姿と勇ましい戦闘時とのギャップにありました。

この記事で那須玲に興味を持たれた方は、初登場の第94話「空閑 遊真⑪」からご覧になってはいかがでしょうか？本記事で紹介した那須玲の魅力をより実感できるかも知れません。