怪盗キッドの声優は工藤新一と同じ山口勝平?理由や変更は?他の代表作も紹介!

原作・アニメ共に国民的人気を誇る『名探偵コナン』。その中に登場するライバルキャラクターの怪盗キッドと、主人公・江戸川コナンの真の姿である工藤新一は、同じ声優の方が演じています。見た目もそっくりと言われる怪盗キッドと工藤新一を演じるのは、ベテランの山口勝平さんです。代表作が非常に多い声優さんです。この記事では怪盗キッドと工藤新一が同じキャストになった理由、またキッドのガールフレンド・中森青子のキャスト変更についてなども、画像を交えて紹介していきます。

怪盗キッドの声優は工藤新一と同じ山口勝平?理由や変更は?他の代表作も紹介!のイメージ

目次

  1. 怪盗キッドとは?
  2. 怪盗キッドの声優は工藤新一と同じ山口勝平?
  3. 怪盗キッドの声優が工藤新一と同じ理由や変更
  4. 怪盗キッドの声優の他の代表作一覧
  5. 怪盗キッドの声優に関する感想や評価
  6. 怪盗キッドの声優まとめ

怪盗キッドとは?

怪盗キッドは『名探偵コナン』に登場するライバルキャラクターです。そして同作者の作品『まじっく快斗』の主人公でもあります。2010年にはTVアニメ『まじっく快斗』、2014年にはTVアニメ『まじっく快斗1412』が放送されました。

名探偵コナンの概要

『名探偵コナン』は週刊少年サンデーで長期連載されている推理漫画です。1994年から漫画が連載開始して、1996年からはTVアニメが放送開始しました。『名探偵コナン』は2019年現在、週刊少年サンデー最長の連載漫画です。またTVアニメも毎年新作映画を公開するほど人気があり、漫画、アニメ共に世界各国に広まっている作品です。

怪盗キッドのプロフィール

怪盗キッドは『名探偵コナン』に登場するライバルキャラクターです。クールでミステリアスな大怪盗で、正体は高校2年生の『黒羽快斗(くろば かいと)』です。名探偵コナンでは『コナンvs怪盗キッド』(漫画では第16巻収録・TVアニメでは第76話のエピソード)で初登場しました。作品内でも人気が高いキャラクターのひとりです。

怪盗キッドは2019年劇場版名探偵コナン『紺青の拳(こんじょうのフィスト)』でも、レギュラーとして活躍しました。このように登場回数が多い怪盗キッドですが、原作者の青山剛昌さんは、当初は1話限りのゲストとして考えていたそうです。怪盗キッドは元々、青山剛昌さんが1987年から描いていた『まじっく快斗』の主人公キャラクターです。『名探偵コナン』連載開始より、7年前に誕生しているキャラクターという訳です。

『平成のルパン』『月下の奇術師』と称される怪盗キッドの正体は、黒羽快斗という高校2年生の男子生徒です。身長174cm、体重58kg。お調子者で手品好きの少年です。黒羽快斗には中森青子というガールフレンドがいます。快斗と青子はお互い好きなのに、素直になれないという関係です。この快斗と青子のカップルが好きだという声も多いです。青子は怪盗キッドの正体が快斗とは知りません。

黒羽快斗は天才マジシャンであった父親の跡を継いで、怪盗キッドとなっています。世間を騒がせる怪盗キッドの真の目的は、父の死の真相追求と、敵討ちです。怪盗キッドはIQ400の頭脳と高い身体能力を使って怪盗稼業をしながら、父の敵に立ち向かうキャラクターです。

そして怪盗キッドは『名探偵コナン』の主人公・江戸川コナンの正体が工藤新一であると知るキャラクターのひとりです。コナンは2019年現在では、怪盗キッドの正体を知りません。怪盗キッドは1999年劇場版名探偵コナン『世紀末の魔術師』にて、江戸川コナンの正体が工藤新一であると知ります。コナンの正体がばれそうになった際は、自身が工藤新一に変装してコナンを救っています。

怪盗キッドと似ている工藤新一が疑われない理由

怪盗キッドは変装が得意なキャラクターで、老若男女問わず変装しています。しかし工藤新一に変装する際は、髪形を変えるだけのようです。工藤新一のガールフレンドの毛利蘭は、劇場版『天空の難破船』の作中で、キッドの正体が新一だと思い込んだことがあります。それほどふたりの外見は瓜ふたつのようです。

さてキッドこと黒羽快斗は、素顔に片眼鏡をかけただけで怪盗をしています。キッドと顔も声も同じ黒羽快斗、また瓜ふたつの工藤新一が怪盗キッドでは?と疑われても、おかしくはありません。しかし作中ではなぜか警察に疑われることはありません。

この理由は『物語のお約束』であるから、といえます。コナンの作中では毛利小五郎が麻酔銃で眠らされていると見抜く大人はおらず、小五郎の口が動いていないのに『小五郎が喋っている』と思い込む大人ばかりです。何度も同じ小学生に殺人現場に踏み込まれる警察は、現実世界にはいないと考えられます。ある面が抜けているキャラクターたちなので、怪盗キッドと工藤新一が似ていると考えるのも、毛利蘭だけだったようです。

もしくは作中で明記されていないだけで、怪盗キッドが『素顔がばれないようにする』道具を、こっそり使用している可能性もあります。怪盗キッドはIQ400の天才で、さまざまな道具を開発しています。声や姿を錯覚させる仕組みを用意している可能性が考えられます。

名探偵コナン

怪盗キッドの声優は工藤新一と同じ山口勝平?

怪盗キッドの声優は山口勝平

怪盗キッドを演じているのは、声優の山口勝平さんです。また山口勝平さんは『名探偵コナン』の工藤新一役も演じておられます。

山口勝平のプロフィール

山口勝平さんは1965年5月23日生まれで、福岡県出身の方です。趣味はイラスト、ギター、殺陣だそうです。山口勝平さんは1980年頃から舞台俳優、声優として活躍されているベテランです。現在は芸能プロダクション会社『悟空』の社長も務めています。

山口勝平の経歴

山口勝平さんは1984年の19歳のときに、専門学校東京アナウンス学院に進むために上京されました。卒業後は劇団21世紀FOXに入団して、舞台俳優としてキャリアを積んでいきます。23歳から声優としても活動されています。活発な少年から物静かな青年まで演じる山口勝平さんには、長年、多くのファンがついています。

山口勝平は工藤新一役も担当

怪盗キッドを演じる山口勝平さんですが、名探偵コナンでは工藤新一役も務めています。そのほかにも山口勝平さんは『DEATH NOTE』のL役、また『金田一少年の事件簿』の金田一一(きんだいちはじめ)役も演じたことがあります。このように山口勝平さんは、三大少年誌の看板作品アニメにすべて、探偵役で出演したという経歴があります。

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怪盗キッドの声優が工藤新一と同じ理由や変更

怪盗キッドの声優が工藤新一と同じ理由

さて工藤新一役の山口勝平さんが、怪盗キッドに起用された背景には、ちょっとした裏事情があったようです。山口勝平さんは工藤新一の出番が少ないことに、不満を漏らしたことがあるそうです。このことからスタッフが「では顔も似ている怪盗キッド役を」と、オファーする流れになったようです。

怪盗キッドの声優が変更したことはあった?

結論からいうと、怪盗キッドの声優さんが変更したことはありません。『名探偵コナン』は長寿アニメ作品ゆえに、かなりの声優さんが変更しています。レギュラーキャラクターでは毛利小五郎役の声優さんが、神谷明さんから小山力也さんに変更しています。これらから怪盗キッド役、また工藤新一役の声優さんが変更したのでは?という噂が流れたようです。しかしキッド役も新一役も、ずっと山口勝平さんが演じています。

ただし『名探偵コナン』は20年を超えて放送されているアニメなので、山口勝平さんの声にも変更があったかと考えられます。毎週ではなく年に一度の劇場版などで『名探偵コナン』を見ている、数年ぶりにTVで見たという視聴者にとっては、まるで声優が変更したように聞こえると考察できます。

怪盗キッドと工藤新一の声の演じ分け

怪盗キッドのオファー当時は、山口勝平さんには戸惑いもあったそうです。しかし現在は新一とキッド、両方を楽しんでいるとコメントされていました。怪盗キッドは山口勝平さん本人に近い声で、コナンはコナン役を演じる高山みなみさんの声を意識して、演じているとのことです。また怪盗キッドが新一に化ける場面もあるので、演じ分けには気を使っているそうです。

なお『名探偵コナン』において、新一とキッドがアニメで共演したことはありません。山口勝平さんは「できればキッドと新一には共演してほしくない」とコメントされていますが、ファンの間では「見たい!」という声があがっています。

怪盗キッドのガールフレンド・中森青子の声優

怪盗キッドの声優さんが変更したことはありませんでしたが、怪盗キッドのガールフレンド・中森青子の声優さんは変更したことがあります。それも1度の変更ではなく、青子がTVアニメに登場するたびに、変更していたようです。このようになった理由は、青子は『名探偵コナン』では担当の声優さんを決めるまでもない、いわゆるモブキャラだからです。しかし青子は『まじっく快斗』ではメインヒロインです。

中森青子の声優さんは『名探偵コナン』第76話では岩居由希子さん、第219話では高山みなみさん、2010年に放送された『まじっく快斗』では藤村歩さんが担当しています。2014年に放送された『まじっく快斗1412』では青子役はM・A・Oさんが担当されました。

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怪盗キッドの声優の他の代表作一覧

怪盗キッドを演じる声優の山口勝平さんは、数多くの作品に出演されています。その中のいくつかを、代表作として紹介していきます。

代表作①早乙女乱馬役/らんま1/2

まずは高橋留美子さん原作のアニメ『らんま1/2』の主人公・早乙女乱馬役から。早乙女乱馬は水を被ると性別が変わって女になる、特異体質を持った少年です。お湯を被ると男に戻ります。山口勝平さんはこの役で声優主演デビューを果たし、同作者のアニメ『犬夜叉』の主人公・犬夜叉の声優も務めました。

代表作②犬夜叉役/犬夜叉

山口勝平さんの声優代表作その②は、高橋留美子さん原作のアニメ『犬夜叉』の犬夜叉役です。犬夜叉役は、原作者直々で山口勝平さんにオファーが来たそうです。山口勝平さんが演じる犬夜叉は、戦国時代を生きる妖怪です。そして人間と妖怪の間に生まれた存在です。犬夜叉は、妖怪の血に支配されて暴走状態になるときがあるのですが、そのときの山口勝平さんの演技も素晴らしいと評判です。

また山口勝平さんは『犬夜叉』のあとの高橋留美子さんの作品『境界のRINNE』にも、出演されています。山口勝平さんが演じるのは、主人公の六道りんねの父・六道鯖人(ろくどう・さばと)です。

代表作③ウソップ役/ONE PIECE

国民的人気アニメ『ONE PIECE』のウソップ役も、山口勝平さんの代表作としてはずせません。ウソップは嘘をつくことが多く臆病な面がありますが、仲間思いの青年なので人気が高いキャラクターです。なお山口勝平さんは『ONE PIECE』のオーディションに、主人公のルフィ役で参加されたそうです。しかしルフィ役は落選して、ウソップ役のオファーが来たそうです。

代表作④L役/DEATH NOTE

週刊少年ジャンプ漫画原作のアニメ『DEATH NOTE』のL役も、山口勝平さんが演じられました。「名前を書いた人物が死ぬ」というデスノートを手に入れた主人公を、追い詰める名探偵役です。Lは作中で世界最強の名探偵と称されており、ファンからの人気も高いキャラクターです。

代表作⑤トオル役/ポケットモンスター

また山口勝平さんはポケットモンスターシリーズにおいても、ゲストキャラやポケモンを多く演じておられます。その中でも代表にあげられるのは第1シリーズのゲストだった『トオル』です。トオルはアニメではゲストですが、任天堂が発売したカメラアクションゲーム『ポケモンスナップ』の主人公キャラクターです。

代表作⑥フラッピ役/ふたりはプリキュア Splash Star

プリキュアシリーズ3作目『ふたりはプリキュア Splash Star』では、山口勝平さんはフラッピ役を務めます。フラッピは主人公・咲のパートナーの妖精です。主人公の咲を演じられたのは樹元オリエさんで、山口勝平さんが代表を務める声優事務所『悟空』所属の声優さんです。劇団の後輩でもあった樹元オリエさんを、山口勝平さんがサポートすることもあったそうです。

代表作⑦雷門太郎役/アイシールド21

2005年頃に放送していた『アイシールド21』では、雷門太郎(らいもん・たろう)役としてレギュラーを務めていました。『アイシールド21』は週刊少年ジャンプ原作のアニメで、アメリカンフットボールを題材にした作品です。雷門太郎は主人公チームの名プレイヤーで、キャッチの能力に優れたキャラクターです。

代表作⑧一反もめん役/ゲゲゲの鬼太郎(第6作)

第6作目の『ゲゲゲの鬼太郎』では一反もめん役としてレギュラー出演されています。一反もめんは空を飛ぶ布の妖怪で『ゲゲゲの鬼太郎』第1作目から登場しています。一反もめんは、ややひょうきんなキャラクターですが、山口勝平さんが演じる第6作目から、女の子が好きという設定が付け加えられました。山口勝平さんは定評があるアドリブを入れながら、一反もめん役を楽しんでいる模様です。

代表作⑨トンボ役/魔女の宅急便

ジブリアニメの代表作のひとつ『魔女の宅急便』には、飛ぶことを夢見る少年トンボを演じておられます。明るく活発な少年で、80年代の山口勝平さんらしい役柄ともいえます。なお『魔女の宅急便』の主人公キキは、江戸川コナン役の高山みなみさんが勤めました。山口勝平さんと高山みなみさんは共演することが多く、ご本人たちも「なにかと会いますよね」と笑って話されています。

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怪盗キッドの声優に関する感想や評価

怪盗キッドを演じる山口勝平さんへの感想や評価を、いくつか紹介します。まずは怪盗キッドと『ONE PIECE』のウソップが同じ声優と知って驚いた、という感想です。二枚目キャラクターである怪盗キッドと、人気者ながらも三枚目キャラクターなウソップは、かなり違いがあるといえます。

こちらは『DEATH NOTE』のL役についての感想です。『名探偵コナン』の工藤新一と同じ探偵役という点が被る、というものです。

こちらはウソップ、新一、キッドはそれぞれのキャラクターの声に聞こえる、という感想です。キャラクターに合わせて、声質や演じ方を変える声優さんには、称賛の声が多く集まります。

怪盗キッドの声優まとめ

怪盗キッドを演じる山口勝平さんは、キッドと同様にさまざまなキャラクターを演じ分ける声優さんです。主人公である工藤新一の出番が少なかったことから、怪盗キッドに抜擢されたという逸話があります。怪盗キッドは準レギュラーで、劇場版での登場回数も多いです。2019年版劇場版名探偵コナン『紺青の拳』でもレギュラーを務めました。

怪盗キッドとコナン(工藤新一)はライバル関係にありますが、ときには共闘する不思議な間柄です。怪盗キッドと工藤新一、両方を演じる山口勝平さんは「出来れば共演してほしくないふたり」とコメントされています。しかしいつか共演するかもしれません。そのときを期待しながら怪盗キッドが活躍する劇場版名探偵コナンを見返すのも、おすすめです。

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