2019年10月03日公開
2022年11月10日更新
【ヒロアカ】荼毘の能力・個性と本名は?正体や轟焦凍と兄弟説をネタバレ考察
「ヒロアカ」と言う愛称で親しまれている「僕のヒーローアカデミア」は、週刊少年ジャンプで連載されている大人気少年漫画です。今回はそんな「ヒロアカ」で、ヴィランとして登場するキャラクター・荼毘を中心に解説をしていきます。荼毘は、轟焦凍の兄・轟燈矢なのではないかという考察もされているキャラクターです。そんな荼毘の個性や能力についてネタバレ解説していき。荼毘の本名が轟燈矢なのかどうか検証していきます。
荼毘とは?
「僕のヒーローアカデミア」はヒーローを目指す少年・緑谷を主人公にヒーローとヴィランの戦いを描いている少年漫画です。今回はそんな「ヒロアカ」に登場するキャラクター・荼毘について詳しく解説をしていきます。ヴィランとして登場した荼毘の本名について現在作中では明らかにされていません。読者の中には轟焦凍の兄・轟燈矢なのではないかと考察されていました。果たして荼毘の本名は一体どのような名前なのでしょうか。
ヒロアカの作品情報
轟焦凍の兄・轟燈矢なのではないかと言われているキャラクター・荼毘は「ヒロアカ」で活躍しているキャラクターです。ここからはそんな「ヒロアカ」こと「僕のヒーローアカデミア」の作品概要・あらすじを詳しく解説していきます。
ヒロアカの概要
「僕のヒーローアカデミア」は堀越耕平による漫画作品でした。2014年から「週刊少年ジャンプ」で連載されていて、現在単行本は32巻発売されています。読者からは、「ヒロアカ」と言う略称で親しまれています。個性という独特の能力を使いヒーローやヴィランが活躍している世界の中「無個性」である主人公がヒーローを目指していくという作品です。作者である堀越耕平にとっては「ヒロアカ」が三作目の連載作品でした。
2014年から少年ジャンプで連載されている「ヒロアカ」は2015年アニメとして放送されることが決定しました。さらに、「少年ジャンプ+」では、「ヒロアカ」のスピンオフ作品の連載が始まっています。2019年には舞台化もされ、様々なメディアミックスが行われる作品となりました。「ヒロアカ」は堀越耕平が「赤マルジャンプ」で発表した読み切り「僕のヒーロー」を元に制作され、堀越のヒーロー好きの趣味が活かされています。
ヒロアカのあらすじ
舞台は、人々の8割が個性を持っている超人社会。人々は、中国で発見された「発光する赤子」の事件をきっかけとして様々な超常能力を持つ個性を発揮していくようになりました。個性を活用し、人々を助けるヒーローになる者もいれば個性を悪用しヴィランになる者もいます。主人公・緑谷出久はヒーローに憧れている少年でした。中でも平和の象徴として活躍しているオールマイトのファンで自分もヒーローになりたいと夢見ます。
しかし、出久にはいつまで経っても個性が発現しませんでした。出久は超人社会の中では珍しい無個性の人間だったのです。出久はそれでもヒーローになりたいという夢を諦めることはできませんでした。クラスメイトに馬鹿にされながらも出久は数多くのヒーローを排出し、憧れのオールマイトの母校でもある雄英高校ヒーロー科を受験することを決意します。しかし無個性である出久が試験に合格するのは不可能に近いことでした。
出久の幼馴染であり、優秀な個性の持ち主である爆豪は出久が自分と同じ高校を受験することに苛立ちを隠せず出久の書いたノートを個性で燃やし捨ててしまいました。中学三年生となったある日、出久の住んでいる街で事件が起こります。出久はヘドロヴィランに襲われてしまったのです。しかしそこへオールマイトがやってきて出久を救出します。憧れのオールマイトの姿はそこにはなく出久はオールマイトの秘密を知ってしまいました。
オールマイトは、五年前に敵と戦った時の後遺症で個性の活動時間に制限があったのです。活動時間の限界を超えると鍛え上げられた肉体は萎み、トゥルーフォームへと戻ってしまいます。オールマイトは無個性でもヒーローになれるかどうかを聞いてきた出久に対し、命懸けの職業であるヒーローを諦めるよう諭しました。そんな中オールマイトが捕まえたはずのヘドロヴィランが、出久の幼馴染爆豪を襲います。
ヴィランは、優秀な個体である爆豪を人質にとりました。オールマイトは活動の限界時間を超えているため駆けつけることができません。さらにその場にいたプロヒーロー達も為す術もなく立ち尽くしていました。オールマイトの言葉でヒーローになることを諦め掛けていた出久ですが、爆豪の姿を見た瞬間なりふり構わずヴィランの元へ飛び出していきます。そんな出久の勇気ある姿を、オールマイトは見ていました。
一度はヒーローになることを諦めないさいと諭したオールマイトですが、出久が飛び出していくのを見て考えを変えます。そして「君はヒーローになる資格がある」とワン・フォー・オールの後継者に出久を指名しました。出久は雄英高校の試験までに個性を受け入れられる身体にすべく、オールマイトからの特訓を受けることになります。毎日必死で頑張った出久は個性を受け継ぎ、無事難関と言われるヒーロー科に合格しました。
荼毘のプロフィール
荼毘は、「ヒロアカ」でヴィランとして登場したキャラクターです。作中では本名について明らかにされておらず、謎に包まれたキャラクターでもありました。荼毘は、ヴィラン連合に所属しています。ヒーロー殺しとして出久達と対戦したステインが逮捕された後、ヴィラン連合に合流しました。本名については「出すべき時になったら出す」と言っていることから、荼毘の本名がストーリーに影響を与えるのではないかと考察されています。
荼毘は、ボサボサの黒髪が特徴的なキャラクターでした。荼毘の皮膚は、普通の人間とは違い焼け焦げたように所々変色しています。また、顔には皮膚と皮膚をつなぎ合わせたような縫い目がありました。繋ぎ目の部分には、耳と同じようにピアスがついています。皮膚を繋ぎ合わせたような跡は身体の至るとことにありますが、何故繋ぎ合わせているのか・変色しているのかということは明らかにされていません。
荼毘の性格
荼毘は、ステインの事件の後ヴィラン連合に合流しています。ステインの思想に強く影響を受けているようでステインが行なっていたヒーロー殺しの意志を自分が全うすると作中では言及しています。荼毘と同時期にヴィラン連合に合流したトガヒミコもステインのファンですが、荼毘の方がステインの思想を受け継ごうと心酔している様子が描かれていました。組織に向かって大義があるかどうか問いかけるなど強い意思がうかがえます。
「ヒロアカ」のヴィラン達は、人を殺すことに躊躇がない様子が描かれています。荼毘も例外ではありませんでした。他のヴィランと同じように殺人に対し躊躇がありません。たとえ対象者が子供であっても容赦はしないようです。さらに、同じヴィラン側のキャラクターであっても、思想が合わないなら躊躇なく殺すという姿が描かれていました。口も態度も悪いと言われていますが、ヴィラン連合の中では冷静なキャラクターです。
死柄木と初めて会った時は、「気色悪い」と言っていましたが現在では死柄木のことを認め「リーダー」と呼ぶようにまでなっています。統率力もあり、現場での指揮を荼毘が取っていることもありました。脳無を開発したドクターから気に入られているようで、高機能脳無の試運転を任されていました。警察の会話でヴィラン連合の多くの正体や本名が明らかになっていましたが、荼毘だけは明かされることはありませんでした。
荼毘の能力と個性は?
「ヒロアカ」のヴィラン・荼毘は焼け焦げた皮膚を繋ぎ合わせたような見た目が特徴的なキャラクターです。荼毘の見た目の原因について、作中では明らかにされていませんが荼毘の能力が関係しているのではないかと考えられていました。また荼毘の能力は荼毘の正体が轟焦凍の兄・轟燈矢なのではないかという考察にも繋がっているようでした。ここからは、そんなヴィラン・荼毘の能力について詳しくネタバレ解説をしていきます。
荼毘は青い炎を操る
荼毘の能力をネタバレ解説していきます。荼毘は、青い炎を操る能力があるということが作中ではネタバレされていました。しかしまだ荼毘の個性の名前などは明らかになっていません。原作では手から炎を出している描写が描かれていました。アニメ化前は荼毘の炎の色が黒・紫なのではないかという予想がされていたようです。しかし、アニメ版「ヒロアカ」に登場した際に荼毘の操る炎が青い炎であると明らかになりました。
荼毘の操る炎の威力はかなりの威力を誇っています。炎によって攻撃できる範囲も広く、攻撃力は非常に高いものとなっています。荼毘の炎によって、複数の人間を焼殺することも可能だと言われていました。炎は直線的に出せるだけではなく、相手の周りを取り囲むように曲線を描くことも出来ると作中ではネタバレされていました。爆轟や轟焦凍とは違い、炎は爆発的に出現するようで反動を受けている描写もありました。
個性の詳細は不明
荼毘の青い炎が個性に関係しているのではないかとネタバレしてきました。しかし個性の名前や詳細は明らかにされていません。炎を出すのに時間がいるようで、連続して放出している様子はありませんでした。さらに、動かずに攻撃するスタイルのようで炎の高火力だけで敵を攻撃しています。荼毘が炎を使用した際、隣にいたトゥワイスが冷たいと発言していることから荼毘の炎は熱いのではなく冷たい炎ではないかと言われています。
全てを焼き尽くす能力?
荼毘の青い炎の能力は、荼毘の個性と関係しているとネタバレ考察されています。そんな荼毘の青い炎ですが、攻撃できる範囲・威力はかなりのものでした。そのため全てを焼き尽くすことが出来る能力なのではないかと考察されているようです。また、荼毘というキャラクター名は、火葬の類語であり荼毘に付すといったように使用されていることがある単語です。このことも全てを焼き尽くす能力があると考えられている要因でした。
荼毘の正体・本名は轟燈矢?
ヴィラン連合で活動している荼毘ですが、その本名については明らかにされていません。作中では、「今は荼毘で通している」と発言しているシーンがあることから荼毘という名前が本名ではないということが明らかになっています。そんな荼毘の本名ですがネット上では轟焦凍の兄・轟燈矢なのではないかとネタバレ考察されていました。果たして荼毘は轟燈矢なのでしょうか。ここからは荼毘の本名についてネタバレ考察していきます。
荼毘は轟焦凍と面識があった?
荼毘が轟焦凍の兄・轟燈矢なのではないかと考察されている理由の一つとして、轟焦凍とのシーンが挙げられていました。ここからは荼毘と轟焦凍が対面したシーンについてネタバレ解説をしていきます。「ヒロアカ」82話で轟焦凍に荼毘が話しかけています。その時、「哀しいななぁ、轟焦凍」と発言していました。荼毘が轟焦凍のフルネームを知っていたという作中でのネタバレから、轟燈矢なのではないかと考えられたようです。
荼毘も炎を操る個性
荼毘の個性について詳しいことはまだ明らかにされていませんが、炎に関する個性だということはネタバレされています。轟燈矢、轟焦凍の父親であるエンデヴァーも炎を操る個性でした。子供である轟焦凍が炎を操っているシーンが作中では度々描かれています。このことから、同じように炎を操っている個性であるとネタバレされた荼毘が未だ登場していない轟焦凍の兄・轟燈矢なのではないかと考えられているようでした。
荼毘が兄の可能性は?
本名が判明していない荼毘ですが、轟焦凍の兄・轟燈矢であるという可能性はあるのでしょうか?ここからは荼毘が轟燈矢である可能性についてネタバレ考察していきます。轟焦凍の父・エンデヴァーのセリフや作中での描写から、轟焦凍には兄が二人いるということが現在明らかにされています。その内の一人夏雄は既に作中に登場していました。夏雄のセリフでは、荼毘ではないかと言われている轟燈矢にも触れられています。
夏雄は、「失敗作は放ったらかし、聞こえてくるお母さんの悲鳴、焦凍の泣き声、燈矢兄のこともさ」と発言していました。また、エンデヴァーが個性婚をしていたということも明かされていました。この二つのセリフ方轟燈矢が轟家の長男でありエンデヴァーに最も期待されていたのではないかと推測されています。エンデヴァーによる過酷な練習や、修行のせいで荼毘の身体が繋ぎ目だらけになったとも考えられていました。
焦凍と荼毘には個性以外にも共通点がありました。それは顔です。どちらも顔に大きな怪我を負っています。また瞳の色も注目されていました。荼毘の瞳の色はエメラルドグリーンです。そして、轟焦凍の炎の個性で形成されている側の瞳もエメラルドグリーンでした。さらに、作中に登場している轟焦凍の姉の瞳、そして父エンデヴァーもエメラルドグリーンであることから轟焦凍と荼毘は血の繋がりがあると言われているようです。
荼毘の声優を紹介
「僕のヒーローアカデミア」は「ヒロアカ」という名前で親しまれている少年漫画であり、今回紹介してきた荼毘はヴィランとしてヒーローを追い詰めていくキャラクターでした。荼毘については明かされていないことが多く、謎に包まれています。本名や轟焦凍・エンデヴァーとの関係などが注目されている荼毘ですが、アニメ版「ヒロアカ」でも活躍していました。ここからはアニメで荼毘を演じた声優をネタバレ解説していきます。
声優は下野絋
アニメ版「ヒロアカ」でヴィラン・荼毘を演じた声優は下野紘でした。アイムエンタープライズに所属している声優で、高校時代から演劇部に在籍していたようです。その後日本ナレーション演技研究所に在籍中現在の事務所のオーディションを受け合格しています。下野紘が声優としてデビューしたのは2001年でした。また、翌年「ラーゼフォン」というアニメ作品に出演したことでテレビアニメデビューも果たしました。
「うたのプリンスさま」内の音楽ユニット、ST☆RISH名義で第6回声優アワード歌唱賞も受賞しています。2012年には、6年連続となるベストカラアゲニストを受賞するなど幅広く活躍をしている声優でした。これまでキャラクターソングなどで歌も披露してきましたが、デビュー15周年をきっかけにソロ歌手としての活動もスタートさせています。2018年には、初めてのミニアルバムも発売されていました。
下野絋の主な出演作
下野紘の出演作品を解説していきます。出演作品の中には「ラーゼフォン」「おおきく振りかぶって」「イナズマイレブン」「かんなぎ」「うたのプリンスさま」「ぬらりひょんの孫」「エリアの騎士」「進撃の巨人」「ダイヤのA」「となりの関くん」「曇天に笑う」「ベイビーステップ」「雨色ココア」「DAYS」「弱虫ペダル」「サクラクエスト」「ポプテピピック」「鬼滅の刃」「異世界食堂」「DIVE!!」などがありました。
荼毘に関する感想や評価は?
荼毘の轟燈矢説もう説って言うか確実感しかない。でもあの身体中のやけど?となんか止めてあるのがいつからなのかとても知りたい。
— さとぅ˙꒳˙) (@rinto_tanaka) October 2, 2019
どういう経緯でああなってしまったのかとても知りたい
荼毘に関する感想の中にはこちらのような感想もありました。こちらの感想では、荼毘の正体が轟燈矢なのではないかという説に触れられています。作中での荼毘の行動や、キャラクターのセリフなどから荼毘が轟燈矢なのは確実だと考えられているようです。さらに、荼毘の特徴である身体の繋ぎ目にも注目されていました。荼毘の顔や身体にある繋ぎ目に関する情報は明かされておらず、経緯を知りたいという読者も多くいるようです。
(ネタバレ注意)
— SIN【シン】 (@SIN_Desu_) October 29, 2018
荼毘=轟 燈矢説
炎を使うこと、目の色がエンデヴァー、焦凍(左のみ)と同じであることなどが挙げられます。
では、なぜエンデヴァーが荼毘に会ったとき、息子と思わなかったのか?
火傷?の傷痕のみならず、髪色まで変えていたからではないだろうか?(画像の真ん中が燈矢?) pic.twitter.com/Gp7lqC8A4Y
荼毘に関する感想の中には、こちらのような感想もありました。こちらの感想では、轟焦凍・荼毘・エンデヴァーの瞳の色に注目した考察がされています。瞳の色が同じ、さらに炎の使い手であるといったことを轟燈矢説の要因に挙げていました。また、エンデヴァーと荼毘が対面した際、エンデヴァーが荼毘のことを轟燈矢だと気がつかなかったのは、焼けた肌を繋ぎ合わせたような顔や髪型に原因があるのでは考えられていました。
これで荼毘=轟燈矢は99.9%確定だろうけど、No.1の息子が敵連合の一員(ヴィラン堕ちした理由は父親にあり)と世間に知れ渡ったら平和の象徴どころかヒーローそのものの威信ガタ落ちだよな。
— ゆうか (@__yuuuuuka__) June 2, 2019
荼毘に関する感想の中には、こちらの方のように轟燈矢説を確信している感想もありました。荼毘が轟燈矢だった場合オールマイト引退後ナンバーワンヒーローとなったエンデヴァーの息子がヴィラン連合の一員であるということになってしまいます。さらに息子がヴィランになってしまったのはエンデヴァーの過激な教育のせいであるため、このことが発覚した場合エンデヴァーの信用がガタ落ちするのではないかと言われていました。
本誌追っかけれて無いけと今んとこ荼毘は
— イシュタル引きます (@okame_kusonemi) July 18, 2019
・轟燈矢(轟家長男)本人
・燈矢の皮を被った他人
・燈矢の個性を奪った他人
あたりが有力
轟燈矢説も浮上している荼毘ですが、そんな荼毘に関する感想の中にはこちらのような感想もありました。轟燈矢説が多くの読者の間で囁かれていましたが、荼毘が轟燈矢の皮を被った他人或いは轟燈矢の個性を荼毘が奪ったのではないかという可能性について考えている読者もいるようです。
荼毘の能力・個性と本名は?まとめ
今回は「ヒロアカ」こと「僕のヒーローアカデミア」に登場するキャラクター・荼毘について紹介をしてきました。荼毘は、ヒーロー殺し・ステインに影響を受けたヴィランでステインの思想を全うするためにヴィラン連合に合流します。仲間にも本名を明かさず、作中でも荼毘の本名については明かされていませんでした。そんな荼毘の個性は、青い炎を操るというものだと考えられています。荼毘の炎の威力は強力なものでした。
本名が明かされていないということに加え、個性や顔の特徴、作中での不可解なセリフなどから読者の間では荼毘の正体が轟焦凍の兄・轟燈矢なのではないかという考察もされていました。瞳の色や個性の系統などから荼毘と轟家には何らかの関係があると考えられます。今後、荼毘と轟家の因縁が描かれるのではないかという推測もありました。そんな荼毘も登場する「僕のヒーローアカデミア」一度ご覧になってはいかがでしょうか。