若狭留美の声優はラムちゃんの平野文！高橋留美子との関係や経歴・代表作は？

今回のまとめでは、大人気アニメ「名探偵コナン」に登場するキャラクター・若狭留美や若狭留美の声優を務める声優・平野文さんについてまとめていきます。若狭留美についてまとめていく前に、「名探偵コナン」についての概要やあらすじを見ていきましょう。

テレビアニメ「名探偵コナン」は、言わずと知れた大人気漫画『名探偵コナン』のテレビアニメ化シリーズです。原作となる『名探偵コナン』は、1994年から『週刊少年サンデー』にて現在も連載中となる青山剛昌さん原作の漫画です。単行本は96巻まで発売されています。また、テレビアニメ以外にも1997年から劇場版が毎年公開されていることでも知られており、2019年時点では23作品が公開されています。

また、劇場版の他、全身黒タイツの犯沢さんを主人公としたかんばまゆこさんによるコメディ漫画『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』や、安室透を主人公にしたスピンオフで新井隆広さん作画による『名探偵コナン ゼロの日常』が発売されています。犯沢さんは『週刊少年サンデーS』で連載されており、単行本は4巻まで発売されています。ゼロの日常は現在、『週刊少年サンデー』にて本編休載時のみの連載で単行本は3巻まであります。

「名探偵コナン」は、高校生探偵・工藤新一が幼馴染の毛利蘭と遊びに行った遊園地でたまたま黒の組織が取引をしている現場を目撃してしまうところから物語はスタートします。取引現場を目撃してしまった工藤新一に気が付いた黒の組織のジンによって、APTX4869という毒薬を飲まされてしまい、工藤新一は小学1年生くらいの姿になってしまいました。

組織に生きていることを知られまいと、小さい姿では江戸川コナンと名乗ることにした工藤新一は、阿笠博士の協力を得てバレないように組織を探っていくことになるというストーリーになっています。江戸川コナンの正体を知っているのは阿笠博士の他、小説家の父親・工藤優作、元女優で母親・工藤有希子、灰原哀、服部平次などです。

それでは早速、若狭留美のプロフィールから見ていきましょう。若狭留美は、帝丹小学校で教師をしている37歳の女性です。初登場は単行本91巻、テレビアニメでは2018年1月20日及び27日に放送された889話・890話の「新任教師の骸骨事件」です。若狭留美は、コナンや歩美ちゃんなど少年探偵団のクラスでもある1年B組の副担任として来ました。タレ目に眼鏡、ロングヘアーが特徴的で、おっとりとした優しい性格をしています。

ですが、そんな性格とは裏腹に時々殺気を見せたり、普段は言わないような暴力的な発言や犯人に対して恐怖に満ちた表情をさせるなど、素顔ともとれる行動を取ることがあるのです。また、単行本92巻、テレビアニメでは2018年3月17日及び24日に放送された896話・897話の「白い手の女」にて、若狭留美がコナン一行をわざと事件に遭遇させたかのような演出があり、その疑惑はますます色濃くなっていっています。

そんな疑惑が浮上している若狭留美は、黒の組織と関係があるのではないか？という考察が度々されています。また、若狭留美は黒の組織のラム（RUM）ではないか？とも言われています。ラム（RUM）とは、黒の組織のトップで”あの方”と言われている人物の側近とされる人物のことです。その理由というのも、「WAKASA RUMI」と若狭留美の名前をローマ字にするとラム（RUM）の字が入っていることです。

この他にも、度々頭をぶつけたり、右目が見えていないのでは？と思われる行動を取っていることです。灰原哀が証言するラム（RUM）の特徴の中に、左右どちらかが義眼というものがあったのです。これらのことから考えても、少なからず黒の組織と関係があると考えられます。

続いては、若狭留美の声優を務める声優・平野文さんの経歴などについてまとめていきます。それでは早速、プロフィールから見ていきましょう。声優・平野文さんは、1955年4月23日生まれの東京都出身、2019年10月時点では64歳です。血液型はO型です。事務所は青二プロダクションに所属しており、声優の他、ナレーター、ラジオパーソナリティ、エッセイストとしても活動しています。

ナレーターとしても活動している声優・平野文さんは、現在バラエティー番組「有田哲平の夢なら醒めないで」などでナレーションしています。また、吹き替え洋画では、映画「夜霧のマンハッタン」チェルシー・ディアドン、「メイフィールドの怪人たち」ボニー・ラムズフィールドなどがあります。エッセイストとしては、『ファーストラヴを抱きしめて』、『市場の美味しい魚』、『築地魚河岸 嫁ヨメ日記』などがあります。

シリーズ10作目となる2006年公開の映画「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌」では、映画オリジナルキャラクターとなる清水麗子の声優を担当しました。「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌」は、第30回日本アカデミー賞にて優秀アニメーション作品賞を受賞しています。また、劇場版「名探偵コナン」では10周年記念作品としても話題となり、興行収入30億3000万を超える大ヒット作としても知られています。

次に、若狭留美とラムちゃんで知られる「うる星やつら」の作者・高橋留美子さんとの関係についても紹介していきます。若狭留美の声優を務める平野文さんは1981年から1986年の間、テレビアニメ「うる星やつら」で主演のラムを演じました。また、平野文さんにとっては「うる星やつら」が声優デビュー作です。「うる星やつら」の作者は女流漫画家としても知られる高橋留美子さんなのですが、一体どんな関係があるのでしょうか？

高橋留美子さんと若狭留美の関係を説明する前に、高橋留美子さんのプロフィールや経歴を少し見ていきましょう。高橋留美子さんは、1957年10月10日生まれの新潟県新潟市出身、血液型はA型です。幼少の頃から漫画家になることが夢で、中学生になると『週刊少年サンデー』や『月刊漫画ガロ』に漫画投稿を始めます。

その後も地道に漫画を送り続け、大学在学中に『週刊少年サンデー』にて『勝手なやつら』が第2回小学館新人コミック大賞少年部門佳作を受賞し、漫画家デビューすることになりました。その後は様々な賞を受賞し、日本を代表する漫画家として名を馳せました。主な作品は『めぞん一刻』、『らんま1/2』、『1ポンドの福音』、『犬夜叉』などがあります。以上、高橋留美子さんの経歴・プロフィールでした。

早速、正体についてまとめていきます。若狭留美の正体を考察していくと、「留美」という名前に接点があるのと考えられるのです。「名探偵コナン」の作者である青山剛昌先生は、数々のキャラクターを声優と他のアニメ作品と関連付けた名前を付けているのです。例えば、ポアロの店員で公安では降谷零と呼ばれる安室透の声優は「ガンダム」でアムロレイの声優を務める古谷徹さんです。

このことから考えていくと、高橋留美子さんの「うる星やつら」でラムを演じた平野文さんが若狭留美の声優を務めていることや、若狭”留美”と高橋留美子の”留美子”のローマ字にもあるラム（RUM）と強い関連性があると考えられますし、若狭留美がラム（RUM）である可能性が高くなるのです。

続いては、若狭留美の声優を務めている声優・平野文さんの経歴についてまとめていきます。平野文さんは、1958年の年齢は3歳で舞台などに出演し、幼い頃から芸能活動をしていました。

続いて経歴②は、女優デビューです。13歳になると、NHKで放送されていたテレビドラマ「名探偵カッチン」でチコタン役として女優デビューをしました。その後も、テレビドラマ「飛び出せ!青春」で島崎あけみ役を演じました。

続いての経歴はDJとしてのお仕事についてです。平野文さんは、仕事と学業を並行しながら、平野文さんは東京都立富士高等学校に入学します。1972年、17歳になるとNHKラジオ「若いこだま」や他にも3番組でラジオDJとして活躍していました。ラジオDJをしながら玉川大学文学部芸術学科演劇専攻を卒業し、その後も文化放送「走れ歌謡曲」のDJを務めます。

女優やDJとして活動していた平野文さんですが、DJ活動をしていく中で声優となるキッカケがありました。それは、大学卒業後にDJを務めていた文化放送「走れ歌謡曲」内で、リスナーから「声優になったら？」というメッセージをいくつか貰ったことだといいます。

そんな経緯もあり、1981年に放送の高橋留美子さん原作のテレビアニメ「うる星やつら」でラムを演じ、声優としてデビューをしました。その後は、DJもしながら声優業を中心に活動していくようになりました。以上、声優・平野文さんの経歴まとめでした。

続いて、声優・平野文さんがこれまで演じてきたアニメとキャラクターを紹介していきます。まず1つ目は、1981年から1986年の間放送されていたテレビアニメ「うる星やつら」です。「うる星やつら」は、高橋留美子さんによる漫画を原作としており、第26回小学館漫画賞では少年少女部門を受賞しました。制作会社はスタジオぴえろ、ディーンが担当し、監督は押井守さん、やまざきかずおさんが務めていました。

アニメは全218話放送され、関連グッズやVHS・DVDの総売上は100億円を超えたといいます。原作は全34巻あり、テレビアニメは原作1巻から29巻までが映像されています。高校生の諸星あたるとあたるを好きな美少女な宇宙人・ラムのSFラブコメディは話題を呼び、現在もラムをモチーフにしたCMなどが作られています。平野文さんはラムを演じています。

「うる星やつら」は、テレビアニメの他、ゲームやパチンコなど様々なメディアミックスがされた大人気作です。

続いて声優・平野文さんが演じたキャラクターは、大人気アニメ「ONE PIECE」に登場するマザー・カルメルです。アニメ「ONE PIECE」は、1997年から『週刊少年ジャンプ』にて現在も連載されている尾田栄一郎による大人気漫画『ONE PIECE』を原作としています。現在、単行本は93巻まで発売されています。

「ONE PIECE」は、麦わら帽子を被った少年・モンキー・D・ルフィが海賊王を目指し、仲間たちと冒険をするファンタジーバトル漫画です。平野文さんが演じたマザー・カルメルが登場するのは86巻です。巨人族が住んでいるエルバフの孤児院でシスターをしていました。マザー・カルメルは、裏社会では「山姥」という異名があります。アニメでは836話にて初登場となっていますので、ぜひご覧ください。

続いて声優・平野文さんが演じたキャラクターは、テレビアニメ「テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス」に登場するグリモワールです。「テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス」は、2015年にバンダイナムコから発売されたPlayStation 3対象のRPGゲームを原作としています。1995年に発売された「テイルズ オブ ファンタジア」から始まる「テイルズ オブ」シリーズとして知られており、今作は15作目となります。

ゲームは「テイルズ・オブ・ベルセリア」というタイトルですが、テレビアニメは「テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス」というタイトルで2016年・2017年に全26話で放送されました。制作はufotableが担当しました。「天族の杜・イズチの住人」に大切に育てられた少年・スレイが、古代遺跡を探検中に様々な出来事に遭遇していくというストーリーになっています。

平野文さんが演じたグリモワールは、廃墟の氷雪の街・メイルシオに1人で住むノルミン族で、自称”大魔法使い”のマギルゥにとっては魔女修行の先輩となります。

続いて声優・平野文さんが演じたキャラクターは、1987年に放送されたテレビアニメ「アニメ三銃士」に登場するミレディーです。アニメ「アニメ三銃士」は、フランスの小説家・アレクサンドル・デュマ・ペールの小説シリーズの1つであり『ダルタニャン物語』の第1部『三銃士』が原作となっています。『三銃士』は17世紀のフランスやイギリスが舞台となった物語です。「アニメ三銃士」は日韓合同制作された事でも知られます。

制作はスタジオぎゃろっぷが担当しました。低年齢層をターゲットとして制作された為、アニメオリジナルの設定や原作と多少の変更点があります。平野文さんが演じたのは、悪役として登場するミレディーです。ミレディーは笛を利用して動物を操ったり、催眠術を用いたりしてダルタニャンたちを追い込んでいきました。

続いて声優・平野文さんが演じたキャラクターは、2015年に放送されたテレビアニメ「境界のRINNE」に登場する真宮桜の母を演じています。アニメ「境界のRINNE」は、2015年・2016年・2017年と各全25話、3シリーズ構成で放送されていました。制作はブレインズ・ベースが担当しました。「境界のRINNE」は、2009年から2018年に『週刊少年サンデー』で連載されていた高橋留美子さんによる漫画です。

単行本は全40巻発売されています。過去に神隠しに遭ったことで霊が見えるようになってしまった女子高校生・真宮桜が、黄泉の羽織を着た同じクラスの六道りんねと出会ったことで様々な出来事に遭遇していくという物語になっています。平野文さんが演じたのは、主人公・真宮桜の母を演じました。桜の母は39歳の専業主婦、穏やかな性格をしています。

続いて声優・平野文さんが演じたキャラクターは、2010年に放送されたテレビアニメ「バクマン。」に登場する郷田多可実です。アニメ「バクマン。」は、2008年から2012年に『週刊少年ジャンプ』で連載されていた大場つぐみさんと小畑健さんによる漫画『バクマン。』を原作としています。単行本は全20巻が発売されています。テレビアニメは2010年から2012年の間に3期構成、各話全25話で放送されていました。

「バクマン。」は、画力の高い真城最高と文才とアイディア力に長けている高木秋人の2人が主人公となり、2人コンビの漫画家を目指していく道のりがストーリーになっています。平野文さんが演じた郷田多可実は、「バクマン。」内で披露されるアニメ「REVERSI」のヒロイン役オーディション時に登場するベテラン声優で郷田夫人の異名を持つ女性です。キツそうな見た目とは裏腹に、優しい声が特徴的です。

続いて声優・平野文さんが演じたキャラクターは、2013年に放送されたテレビアニメ「東京レイヴンズ」に登場する倉橋美代です。アニメ「東京レイヴンズ」は、『富士見ファンタジア文庫』より2010年から刊行されているあざの耕平さんのライトノベル『東京レイヴンズ』を原作としています。『東京レイヴンズ』は現在も続刊しており、現在、長編・短編併せて計20巻が発売されています。テレビアニメは24話で放送されました。

「東京レイヴンズ」は、「霊災」と呼ばれる霊的災害と対峙するために、陰陽師を目指す少年たちの陰陽ファンタジーです。平野文さんが声優を務めた倉橋美代は、陰陽塾の塾長として登場します。倉橋美代は、星詠みという術で未来を視ることができる能力を持っています。

続いて声優・平野文さんが演じたキャラクターは、2013年に公開されたアニメ映画「言の葉の庭」に登場する主人公・秋月孝雄の母親を演じています。映画「言の葉の庭」は、監督・脚本・原作を手掛け、2016年に公開された映画「君の名は。」でも知られている新海誠さんによる5作目の映画になります。雨と初恋がテーマとして掲げられ、万葉集を引用したセリフもあることで当時話題になりました。

主人公・秋月孝雄は、靴職人を目指す男子高校生なのですが、雨の日は1限の授業をさぼって新宿御苑の東屋でで靴のデザインを考えたり雨音に浸ることが日課となっていました。そんなある日、いつもの東屋には先約がいたのです。その女性こそが秋月孝雄の初恋となる古典教師の雪野百香里でした。

平野文さんが演じた孝雄の母親は、47歳の大学職員として登場しますが、劇中は大学職員の描写はなく僅か2シーンのみの出演となっています。また、小説版では秋月怜美という名前で登場していますので、ぜひ映画と小説両方ともご覧になってみてください。

高橋留美子さん原作の「うる星やつら」でラムの声優を担当していた平野文さんは現在、高齢キャラクターの声優を演じる機会が多いことから、若いキャラクターの声優を演じる平野文さんに対し、まだまだ若いキャラクターの声優もできることに驚いている方ツイートでした。

声優・平野文さんは、キャラクターごとに声色を変えるというよりかは、どんなキャラクターでも”平野文さんの声”で様々なキャラクターを演じることで知られています。

テレビアニメ「境界のRINNE」は、「名探偵コナン」とお馴染みの声優・山口勝平さんや声優・林原めぐみさんも出演していますので、ぜひこちらのアニメもチェックしてみてください。

以上、テレビアニメ「名探偵コナン」で若狭留美の声優を務めた声優・平野文さんの経歴や出演作まとめでした。平野文さんが声優を務めたテレビアニメ「うる星やつら」のラムと作者の高橋留美子さん、そして「名探偵コナン」の若狭留美とラム（RUM）の関係も見えてきたことでしょう。サイト内には、若狭留美以外のキャラクターや、「名探偵コナン」に関するまとめが他にもありますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。