二口堅治はかっこいいイケメンキャラ！性格・名言や及川徹とのダブルピース組も紹介

『ハイキュー!!』には二口堅治というかっこいいキャラが登場します。二口堅治がイケメンなのは非公式なのですが、ファンからはイケメンだといわれています。なぜイケメンだといわれるのかを紹介する前に、まずは二口堅治について描かれている『ハイキュー!!』の作品情報を紹介します。

『ハイキュー!!』は週刊少年ジャンプで連載されているスポーツ漫画です。バレーボールを題材にした青春漫画で、アニメ化や舞台化などもされています。『ハイキュー!!』連載開始後には、高校のバレーボール部の部員が男子を中心に増加したほど人気があります。作中でも描かれる春高バレー(全日本バレーボール高等学校選手権大会)とはコラボしており、毎年『ハイキュー!!』の春高バレーのポスターが描かれます。

ここでは『ハイキュー‼』のあらすじを紹介します。日向翔陽は幼い頃に、烏野高校の試合を見て「小さな巨人」といわれる背の低いエースに憧れるようになりました。しかし、日向翔陽が通っていた小学校も中学校も男子バレー部がありませんでした。それでも一人で練習していました。そして中学校3年生になった時、初めて後輩の部員ができ、友達に助っ人を頼んで試合に出る事ができました。

しかし、1回戦の対戦相手は優勝候補の北川第一高校でした。その北川第一高校には、「コート上の王様」といわれる天才セッターの影山飛雄がいました。影山飛雄は才能があるにも関わらず、全くバレーの技術を磨いていない日向翔陽に苛立ちました。日向翔陽もまた、自分の実力が足りずに負けてしまったことにショックを受け、次は絶対に負けないと影山飛雄に宣言します。

日向翔陽は憧れの「小さな巨人」が通っていた烏野高校への進学を目指しながら、バレーの練習を重ねます。そして春、烏野高校のバレー部に入部します。早速体育館に向かうと、なんとそこにはリベンジを誓った影山飛雄がいたのです。2人はすぐに喧嘩になります。そこで3年生がやってきますが、影山飛雄と日向翔陽の喧嘩がトラブルを招きます。

これに激怒した主将の澤村大地は、影山飛雄と日向翔陽の入部を拒否して体育館から追い出しました。2人はどうやったら許してもらえるか考えます。澤村大地は2人に、新入部員の月島蛍と山口忠と試合をするように命じ、その試合で勝てたら入部を許可すると言いました。喧嘩し合う影山飛雄と日向翔陽は、先輩の田中龍之介の助けを借りて練習を始めます。

『ハイキュー!!』に登場する二口堅治は、伊達工業高校2年A組に所属しています。誕生日は11月10日生まれで、身長は184.2cm、体重は71.5kgです。伊達工業高校は背が高くガタイのいい選手が揃っているところから、鉄壁といわれるブロックを誇っています。二口堅治もファンからはかっこいいと評判の爽やかなイケメンキャラですが、意外にも背が高くバネもあるパワー型です。

二口堅治の能力パラメーターでは、パワー4、スピード4、バネ4、テクニック3、頭脳3、スピード3です。パラメーターを見るとパワー型でありつつも、それ以外は平均的なスキルを持っていることが分かります。

爽やかなイケメンキャラの二口堅治ですが、プレイスタイルもかっこいいといわれています。そもそも伊達工業高校はブロックに、特化したプレイが得意な高校です。二口堅治は高身長とガタイの良さを活かし、191.8cmあるMB(ミドルブロッカー)の青根高伸と強固な壁を作ってブロックします。3年生が引退してからは191.5cmある後輩の黄金川貫至も加えて3枚の壁を作り、青葉城西高校との試合では及川のボールをブロックしました。

とはいえ、1年生の黄金川貫至はまだバレーを始めた日は浅く、タックルのようなブロックをしてきます。そのたびに一番端にいる二口堅治は2人分の体重がかかってきます。それでもブロックで守りきった姿はかっこいいと評判です。

二口堅治が最初に登場したのは、『ハイキュー!!』の5巻です。かつて烏野高校は、伊達工業高校に惨敗してしまったことで、チーム内で大きな溝ができてしまいました。特に東峰旭にとってはトラウマとなっていたのが、青根高伸と二口堅治の鉄壁でした。たまたま試合前に東峰旭と会った時も、二口堅治はしっかりとプレッシャーを与えていました。

烏野高校との試合では、青根高伸と一緒にリードブロックを烏野高校に見せつけました。リードブロックとは、トスを見てから飛ぶブロックのことです。トスがどこに上がるかを確認してから飛ぶので、速さは劣りますが正確にブロックすることができます。一方で烏野高校は、日向翔陽を使った囮作戦を戦術として組み込んでいたので、囮が使いにくい相手として二口堅治達は警戒されていました。

烏野高校のエースである東峰旭の強力なバックアタックも、二口堅治達が鉄壁で守ります。東峰旭はアタックが決まらなかったものの、すぐに切り替えて西谷夕を励ましました。そんな姿を見て、二口堅治は「あれ？なんだよ〜もっと心折れろよ〜」と文句を言い、主将の茂庭要から注意を受けます。そんな二口堅治は、スパイクを打ちますがワンタッチで決まりません。

ここでタイミングを見計らった日向翔陽と影山飛雄は変人速攻を仕掛けます。変人速攻はボールに触っている時間が短いため、リードブロックでは追いつけません。伊達工業高校はタイムアウトを取り、対策を練ります。二口堅治は「とりあえず10番止めれば良いってハナシで」と、まんまと烏野高校の囮に引っかかってしまいます。そして試合再開してすぐに変人速攻に対応しようとして、普通の速攻を見逃してしまいました。

伊達工業高校が烏野高校に呑まれそうになる中、茂庭要は「お前達は今まで色んなスパイカーをねじ伏せて来た!」と励まします。その言葉に、二口堅治は「お前達じゃなく俺達って言ってくださいよっ」と反論します。いつも生意気な二口堅治のその言葉に、茂庭要は思わず涙ぐみます。そして烏野高校18点、伊達工業高校15点という劣勢のなかで、二口堅治はしっかりとサーブを決めます。

最後は青根高伸がブロックしたボールが伊達工業高校側にネットインしてしまい、二口堅治のレシーブが間に合わず、烏野高校に負けてしまいます。二口堅治は「春高予選で絶対リベンジしましょう！」と意気込みます。しかし茂庭要達3年生はインターハイで引退することを決めていました。その言葉に、二口堅治は「何でですか!俺達が面倒くさいからですか!!」と歯向かいます。

そこで二口堅治は茂庭要から3年生の想いを告げられます。それでも3年生に残ってほしかった二口堅治は不服そうに声を小さくして返事しました。それを鎌先靖志に茶化され、「オス!!!」と気合を入れて返事をしました。次に二口堅治が活躍を見せたのは、春高予選で青葉城西高校と試合をした時です。春高予選での伊達工業高校は3年生が引退し、二口堅治が主将として率いていました。

青葉城西高校は及川徹が率いており、3年生はまだ引退していませんでした。しかし、及川徹の強力なサーブを二口堅治がカバーし、金田一勇太郎がダイレクトで打ったボールは青根高伸がブロックして、青葉城西高校相手に接戦していました。しかし二口堅治は、まだバレーを初めて間もない黄金川貫至の未熟なトスに悩まされます。

二口堅治はトスを高く上げすぎた黄金川貫至のミスは叱らず、「も…もう少し低くだ黄金川!」と言います。黄金川貫至は元気に返事をしますが、二口堅治は不安になります。そして「低過ぎずだぞ!?中くらいだ中くらい!」とさらに具体的に指示します。その後二口堅治は真面目すぎる黄金川貫至を見て、わず愚痴を言います。

しかし黄金川貫至は大型セッターとして、期待の新人でした。これまで鉄壁と言われていた二口堅治と青根高伸のブロックに黄金川貫至というセッターもブロックに加わり、3枚の壁で及川徹のスパイクを止めます。しかしブロックの技術もまだ未熟の黄金川貫至の勢いに、二口堅治は突き飛ばされてしまいます。

そして青葉城西高校のマッチポイントになった時、伊達工業高校には緊張感が走ります。二口堅治は「落ち着いてまずは一本切ってこー」とチームメイトをまとめます。そしてボールが二口堅治のところにきます。二口堅治はプレッシャーのかかる状況で1点を返す事ができました。しかし最後は、黄金川貫至のブロックの甘さをつかれて最後の1点を取られてしまいます。

伊達工業高校は引退した3年生達から叱咤激励を受けます。そんな3年生達に、「こんな所来てるって事は時間あるんですよね?」と脅すように練習相手になってほしいと迫りました。

『ハイキュー!!』38話「ウォームアップ」のシーンでは、烏野高校と伊達工業高校が廊下で鉢合わせしてしまいます。東峰旭を見た瞬間、青根高伸は無言で指差します。それを当時の主将の茂庭要が止めます。それでも青根高伸は動きません。そこで茂庭要は二口堅治に手伝いを求めます。二口堅治は東峰旭に青根高伸の無礼を謝りながらも「今回も覚悟しといてくださいね」とプレッシャーをかけました。

『ハイキュー!!』127話「金の赤子」のシーンでは、伊達工業高校対青葉城西高校戦で、黄金川貫至はツーアタックを決めようとしますが、なかなか決まりません。二口堅治は失敗した伊達工業高校に怒りますが、黄金川貫至はかっこいいからツーアタックをやりたいと言います。そんな黄金川貫至に、二口堅治は「つーかお前ツーの時フェイントじゃなくていいだろ、ブッ叩け」とアドバイスしました。

フェイントをかけるような難しいことをしなくても、黄金川貫至の身長ならツーアタックの状態からボールを強打することができるのです。試合中に的確なアドバイスをする、主将らしい二口堅治といつもの生意気さが描かれている名シーンでした。

『ハイキュー!!』126話「"3枚目"」で二口堅治は、1年生の黄金川貫至の扱いに苦戦していました。青葉城西高校対伊達工業高校戦で、青葉城西高校からのフェイントをカバーしようと黄金川貫至が二口堅治にトスをします。しかし黄金川貫至が上げたボールは、二口堅治が苦手としている高いボールでした。二口堅治はなんとかスパイクを打ちますが、ネットを超えませんでした。

それから黄金川貫至は何回もトスを失敗します。そして青根高伸に上げたボールが青根高伸の頭上を通り越し、ちょうど座っていた監督のところにいってしまいました。黄金川貫至はついに涙目になって「校庭100周してお詫びしますっ!!!」と言います。それに対して二口堅治は「そこはトス練しろよ!!!」とツッコみました。

二口堅治は、そんな黄金川貫至の様子を見て「まじめすぎんのもどうかと思うわ…」と呆れていました。まだ3年生がいたころとは違い、主将として1年生に振り回されている二口堅治が描かれている人気のシーンです。

二口堅治はお調子者の性格をしています。対戦相手の選手だけでなく、3年生に対しても生意気な態度を取っていました。自分の生意気な性格は自覚しており、3年生がインターハイで引退すると聞いた時は、自分の生意気な態度のせいかとまでと言っていました。二口堅治は本当に性格が悪いというよりも、かまってくれたり注意してくれたりする3年生がいたからこそ面白がって言っていたようです。

ファンからは、普段はお調子者の二口堅治が試合になると真剣になるギャップがかっこいいと評判です。最初はこのお調子者な性格は誰が見ても印象が悪かったものの、現在ではギャップのあるイケメンキャラとして定着しています。

二口堅治は生意気な性格をしていますが、実は優しさも持っています。本当に生意気で不真面目な性格なら、まず時期主将には選ばれません。主将に選ばれてからは後輩の面倒を見ることになります。黄金川貫至という真面目すぎる後輩に振り回されるものの、決して見捨てることはありません。

そして的確なアドバイスをする優しさを持っています。このような優しい一面も持ち合わせているところがイケメンだといわれています。

二口堅治は生意気でお調子者の性格をしていますが、主将という立場になってからは精神面が成長していきました。後輩に振り回されながらもチームをまとめる姿を見ると、3年生がいた頃とは違い主将としての自覚を持っているようにも見えます。春高予選を観戦していた3年生からは、良い意味で変わった二口堅治を見て「あの二口が後輩に手を焼いている」と面白がっていました。

とはいえ、しっかりとその3年生の想いは背負っています。春高予選で青葉城西高校に敗北した時は、及川に来年あるから気張んないでと言われて「関係無ぇっスよ、立場とかそういうの」と本気で悔しがっていました。まだ次があるからといって手を抜かず、真剣に新しいチームを引っ張っていこうとしている気持ちがあることが伝わるシーンです。

二口堅治と及川徹は、ダブルピース組といわれています。なぜダブルピース組といわれているのかというと、とある共通点があるからです。

ダブルピース組の1つ目の共通点は、2人がダブルピースをしている姿が描かれているからです。及川徹は『ハイキュー!!』の2巻のプロフィール画像で、二口堅治は5巻発売記念の描き下ろし絵でダブルピースをしています。ダブルピース組の2つ目の共通点はイケメンであることです。しかし、及川徹は公式でイケメン設定ですが、二口堅治のイケメン設定は非公式です。

そしてダブルピース組の3つ目の共通点は性格が悪いこと、4つ目の共通点は罵り方の口調が似ていることです。ダブルピース組の及川徹も二口堅治も、「叩く」「折れる」といった言葉を使い、相手を挑発したり罵ったりします。ダブルピース組の5つ目の共通点は、2人とも身長が184cmであることです。ただ、0.1cmの差異はあります。

そして最後のダブルピース組の共通点は主将であることです。春高予選で二口堅治が主将になってから、及川徹とはさらに主将という共通点が増えました。これらの共通点から、二口堅治と及川徹は2人合わせてファンからダブルピース組といわれるようになりました。

ただ、公式では春高予選までは2人ともほとんど接点がありませんでした。しかし、春高予選では及川徹が主将を務める青葉城西高校と二口堅治が主将を務める伊達工業高校が対決することになります。これはファンの間ではダブルピース組の夢の対決だといわれています。

また、80話の巻頭カラーでは音駒高校のメンバーの後ろでダブルピースをする及川徹と、青根高伸の後ろでダブルピースをする二口堅治が描かれています。及川徹と二口堅治のダブルピース組は非公式のコンビ名ですが、公式ではなにかと共通点が多い2人組です。

『ハイキュー!!』のアニメで二口堅治の声優を担当しているのは、中澤まさともです。中澤まさともは、1983年2月14日生まれで東京俳優生活協同組合に所属している声優・俳優です。「第2回声優アワード新人発掘オーディション」では、11社から指名されたという経歴を持っています。

中澤まさともの出演作品には、『ギヴン』の中山春樹役、『DRAMAtical Murder』のクリア役、『銀の匙 Silver Spoon』の豊田直樹役、『英国探偵ミステリア The Crown』のジャック・ミラーズ役、『図書室のネヴァジスタ』の御影清志郎役などがあります。

ファンの間では、二口堅治の「二口」から「にろ」と呼ばれており、2月6日は「にろの日」といわれています。爽やかなイケメンだとファンからは認識されており、特に及川徹とのダブルピース組は非公式であるものの、イケメンだと人気です。

二口堅治は、爽やかイケメンでかっこいいのに生意気な性格というギャップが人気です。そして主将になると、真面目な一面も見せています。一年生に振り回されている姿はかっこいいというよりも「面白い」「かわいい」といわれています。一年生に対しては文句をいいつつも、なんだかんだで後輩思いなところも人気です。

二口堅治が最初に登場した時は、烏野高校に対して性格の悪さが目立っていました。しかし、生意気ながらも試合で見せる一生懸命なところがかっこいいと評判です。烏野高校との試合では、試合が終わる頃には二口堅治が好きになっていたというファンもいました。

二口堅治は非公式ではありますが、イケメンキャラとして知られていました。性格は生意気ですが、バレーに対しては真剣です。そんな真剣な姿を見て好きになったという『ハイキュー!!』ファンが多いようです。さらに春高予選では、主将として後輩想いの新しい一面も見せています。二口堅治は性格に少々難があるものの魅力的なキャラクターです。今後も新しい伊達工業高校を引っ張っていく二口堅治に注目です。