【ヒロアカ】砂藤力道（シュガーマン）の強さを考察！個性シュガードープの能力は？

『僕のヒーローアカデミア』通称『ヒロアカ』は、堀越耕平によって連載されている少年漫画です。この『ヒロアカ』には主人公の同級生の砂藤力道というキャラクターが登場します。砂藤力道を詳しく紹介する前に、まずは『ヒロアカ』がどういう漫画なのか、概要やあらすじをまとめました。

『ヒロアカ』は、週刊少年ジャンプで2014年から連載されているヒーロー漫画です。作者の堀越耕平は、『逢魔ヶ刻動物園』や『戦星のバルジ』を連載していたことでも知られています。『ヒロアカ』は、2008年に赤マルジャンプで掲載された読み切り作品『僕のヒーロー』が元となっています。

『ヒロアカ』は、無個性の主人公・緑谷出久がヒーローを目指す物語です。緑谷出久はある事件をきっかけに、憧れのナンバーワンヒーロー・オールマイトから、ワンフォーオールという力を受け継ぎます。緑谷出久はワンフォーオールの力で、ヒーロー科の名門・雄英高校への受験に挑みます。

『ヒロアカ』に登場する砂藤力道は、ヒーローを目指す高校生の男の子です。雄英高校ヒーロー科1年A組に在籍しており、出席番号は10番です。主人公の緑谷出久とはクラスメイトでもあります。誕生日は6月19日で、身長は185cm、血液型はO型です。性格は明朗快活でクラスの盛り上げ担当でもあります。筋骨隆々で体格がいい巨漢で、さらに強面なのですが、実はお菓子作りが得意というギャップを持っています。

寮制度となった雄英高校でクラスメイトの前で自室の紹介をした時は、自作のシフォンケーキを皆に振る舞いました。砂藤力道が作ったシフォンケーキの出来栄えは、同じ1年A組の麗日お茶子が「フワッフワ」と絶賛するほどです。八百万百からは、自分が用意した紅茶と合わせてみないかと誘われていました。

男子にとってもこの特技は予想外だったようで、上鳴電気も「さっぱりした甘さだからいくらでもいける」と、その特技に嫉妬しつつも褒めていました。本人は趣味というよりも、個性の訓練としてお菓子を作っているだけです。しかし、それまでたくさんの男子部屋を見てきた中でも女子からの好感度は一番高く、投票ではナンバーワンに選ばれました。

砂藤力道にモデルがいるのかについては、公式では明らかにされていません。ただ、『ヒロアカ』のキャラクターは、週刊少年ジャンプの歴代ヒーローをモデルにしているのではないかという考察があります。砂藤力道は、顔の特徴から『キン肉マン』のキン肉スグルにそっくりだと話題になっています。『キン肉マン』が好きな方にとっては、一番愛着の湧くキャラクターともいわれています。

また、砂糖を摂取することで力が増幅されるという点は、ほうれん草を食べて力を得るヒーローのポパイにも似ています。ポパイは昔のアメリカの漫画ですが、日本でもアニメ放送された世界的に有名な作品です。シュガーマンの能力は、ポパイからインスパイアして作られたキャラクターかもしれません。

『ヒロアカ』に登場する砂藤力道の個性は、シュガードープです。シュガードープの個性から、ヒーロー名は「シュガーマン」という名前をつけました。名前の通り砂糖を使ってドーピングができるような個性です。元々ガタイが良く筋肉質でもあり、それに加えてパワーが増強するので超パワー型のヒーローでもあります。

シュガードープの能力を詳しく解説すると、糖分10gにつき3分間パワーが5倍に増強されます。ただし糖分を使いすぎると血糖値が下がり、ぼーっとしたり眠気が襲ってきたりします。これは弱点でもあり、長期戦では必ず糖分を持っておかないと不利になってしまいます。

砂藤力道のシュガードープの力はシンプルなパワー増強タイプです。緑谷出久も同じようなパワー増強タイプですが、緑谷出久のように突発的に膨大な力が発動するというわけではありません。砂糖を摂取した分だけパワーが身につくので、摂取した糖分が少ないと力を発揮できないという弱点もあります。

現在はパワー型の長所を伸ばし続けているので、糖分が切れたときにパワー以外の攻撃ができないのではないかといわれています。残念ながら作中では、まだシュガーマンの戦闘シーンは多く描かれていません。唯一しっかりとシュガーマンの戦闘シーンが描かれた『ヒロアカ』の208話では、わずか5分足らずで決着をつけています。つまり、糖分が切れた時どうなるのかが描かれていないのです。

もし、パワーが切れてしまって低血糖状態になってしまったら、パワーに頼らず状況を打開できる方法を編みだすか、短時間で勝利をつける戦術を身につけなければ、今後の戦いに苦戦するのではないかと心配の声もあります。砂藤力道は戦況を観察することはできますが、戦術を練ることができるかは不明です。ちなみに、208話で勝利した時の戦術を編み出したのは爆豪勝己でした。

雄英高校1年A組の生徒は全部で20人います。その中で、砂藤力道の対戦成績はどうなっているのかを紹介します。1学期期末テストの実技試験では、セメントス相手に敗れています。A組B組合同戦闘訓練では、取陰切奈達B組に勝利しました。砂藤力道の個人成績は、最初に行われた個性把握テストでクラス全体の12位、1学期期末前学力成績は12位、障害物競走は15位という結果でした。

『ヒロアカ』に登場している砂藤力道の技には「シュガーラッシュ」という技があります。これが必殺技なのかは分かっていません。しかし、砂糖で増強したパワーを使って相手を何度も殴りつける技なので、とても強力です。作中では対人には使用されなかったものの、身動きが取れなくなった爆豪勝己を固定していた柱を一瞬で砕きました。

砂藤力道の声優を担当しているのは、奈良徹です。奈良徹はケンユウオフィスに所属する男性声優です。ハスキーボイスが特徴的な声優です。

奈良徹の出演作品には、『NARUTO-ナルト-』の自来也の幼少時代の役や、『蒼穹のファフナーRIGHT OF LEFT』の立木惇役、『イナズマイレブン』の宍戸佐吉役と天城大地役、『ちはやふる』の西田優征役、『カードファイト!!ヴァンガードシリーズ』の石田ナオキ役、『テラフォーマーズ』のアレクサンドル・アシモフ役、『逆転裁判』の矢張政志役などがあります。

ワンフォーオールの力を継承しているキャラクターには、歴代の数字が隠されているという考察があります。7代目の志村菜奈は「7」、8代目の八木俊典は「8」、9代目の緑谷出久には「9」の数字が入っています。この法則に当てはめると、「10」の数字が入った名字を持つ砂藤力道が、ワンフォーオールの10代目になるのではないかと考察している方がいました。

砂藤力道は、お菓子作りが得意なところなどのプライベートな場面は作中で描かれるのですが、戦闘シーンはほとんど描かれていません。そのため、砂藤力道が気になっているという方の中には、もっと情報がほしいと切望している方もいました。

連載開始当初は、口田甲司や砂藤力道はフルネームが判明するのもかなり後になってからでした。それゆえに影が薄いキャラクターともいわれています。ただ、名前が明らかになった時は、多くの方が砂藤力道の個性を考察していました。中には、砂の能力なのではないかと考察していた方もいました。

砂藤力道はヒーローを目指す少年で、緑谷出久と同じような超パワー型の個性を持っていました。登場回数が少なく、人物像が謎だったのですが、雄英高校が寮制度になってからはお菓子づくりが得意であることが判明しました。お菓子の腕前はクラスメイトからも絶賛されています。ただ、戦闘シーンはあまり描かれていないので、これからの活躍に期待が持てるキャラクターです。