2019年09月29日公開
2019年09月29日更新
【ヒロアカ】八木俊典はオールマイトの本名!名前の意味とヒーロー名の理由は?
週刊少年ジャンプで連載されている『ヒロアカ』には、主人公の緑谷出久が憧れるオールマイトが登場します。オールマイトの本名は八木俊典といいます。八木俊典は志村菜奈からワンフォーオールを受け継ぎ、そして緑谷出久へと託しました。この記事では、八木俊典の基本的な情報や、本名・ヒーロー名の意味の考察などをまとめています。また、オールマイト時代の八木俊典の活躍も紹介します。
八木俊典はオールマイトの本名
ヒロアカの作品情報
『ヒロアカ(僕のヒーローアカデミア)』に登場するナンバーワンヒーロー・オールマイトの本名は八木俊典といいます。『ヒロアカ』ではコミックス1巻から登場し、憧れる緑谷出久の前でその正体を明かしています。八木俊典が登場する『ヒロアカ』とはどんな作品なのか、ここでは作品情報を紹介します。
ヒロアカの概要
『ヒロアカ』は2014年から週刊少年ジャンプで連載されている少年漫画です。ヒーローアクションを描いた作品で、アニメ化・映画化・舞台化されるほどの人気を誇っています。また、週刊少年ジャンプで連載されている作品の他に、ジャンプ+では『僕のヒーローアカデミアすまっしゅ!!』というスピンオフ漫画も連載されています。このように、あらゆるコンテンツで親しまれています。
ヒロアカのあらすじ
ある時から人には「個性」といわれる力が発生するようになりました。やがて超人能力が当たり前となり、そこに新しい職業であるヒーローが誕生しました。『ヒロアカ』の主人公である緑谷出久は、ナンバーワンヒーローのオールマイトに憧れてヒーローを目指す中学生です。しかし、緑谷出久は個性を持っていない無個性でした。それでもヒーローを諦めず、無個性でもヒーローになれる方法を模索していました。
そんなある時、憧れのオールマイトと出会います。緑谷出久は、オールマイトに無個性でもヒーローになれるか聞きました。しかし、オールマイトの回答は残酷なものでした。落ち込みながら帰っていると、同級生の爆豪勝己がヴィランから襲われている現場に遭遇します。周りにヒーローがいるものの、ヴィランと相性が悪く誰も助けようとしません。
そんな中、緑谷出久は本能的に爆豪勝己を助けるためにとヴィランに立ち向かったのです。それを見ていたオールマイトは、先程緑谷出久に言ったことを撤回し、自分の能力の継承者に選びました。これにより緑谷出久はワンフォーオールの力を手に入れ、本格的にヒーローを目指すようになります。
八木俊典はオールマイト
『ヒロアカ』に登場するオールマイトの本名は、八木俊典です。現役時代は緑谷出久を含め、限られた人物しか本来の姿や名前を知りませんでした。ちなみに八木俊典として普段過ごしている時の姿と、オールマイトとしてヒーロー活動している時の姿は全く違います。オールマイトの時は、腹筋を力むような感覚でマッスルフォームになります。
一方で普段は、筋肉質というよりもほっそりとした体型で、オールマイトの時とはイメージもまるで違います。通常時の八木俊典ではオールマイトと気づかれないほどです。『ヒロアカ』の物語開始時点では、オールフォーワンから受けた傷が元でヒーローとして活動できる時間が少なくなっていました。そのため、雄英高校の教諭に就任した時は、授業の時だけオールマイトの姿で登場していました。
緑谷出久にワンフォーオールの力を与え、オールフォーワンとの戦いで自分の中に残っていたワンフォーオールの力を使い切ってしまいます。その後、会見でオールマイトとしてのヒーロー活動を引退することを伝え、世の中に本来の八木俊典の姿を公開しました。その後は長時間のマッスルフォームはできないものの、数秒ならマッスルフォームになることができます。そのため、現在では挨拶時のお約束としてマッスルフォームになります。
八木俊典のプロフィール
八木俊典は6月10日生まれで、オールマイトというヒーロー名で活動していたヒーローです。オールマイトとして活動する時は身長220cm、体重274kgになります。現在は引退していますが、現役時代は絶対的な人気を誇るナンバーワンヒーローとして、人々を守るだけでなく犯罪への抑止力にもなっていました。
ヒーローとして登場する時は「私が来た」という決め台詞を言います。オールマイトがデビューした頃、世の中は超人社会として成立しておりらず、混迷していました。犯罪も激化する中で、「平和の象徴」として現れたのがオールマイトでした。そしてオールマイトの存在は、緑谷出久達のようなヒーローを目指す次世代の子供たちに大きな影響を与えました。
八木俊典の名前の意味
本名に隠されたメッセージとは?
オールマイトの本名である八木俊典の名前にはどのような意味があるのか、ここでは名前の意味に関する考察をまとめました。まず、オールマイトの本名が八木俊典であることが判明したのは、グラントリノが志村菜奈について思い出す回想シーンです。その八木俊典というオールマイトの本名には、実はあるメッセージが隠されているといわれています。
まず、「八木」という名字ですが、この漢字をあわせると「米」という文字になります。そして名前の「俊」には才能などを表す意味があり、これは「英雄」を表現しているといわれています。最後の「典」は書物という意味があります。
全部合わせると、アメリカのヒーローコミックを思わせるような意味になっている事がわかります。これはオールマイトが、アメコミヒーローをモチーフにして作られたキャラクターだと考察されているため、このような名前がつけられたのではないかといわれています。
ワンフォーオールの8代目を意味する本名
オールマイトの本名である八木俊典の名前の意味には、ワンフォーオールの8代目を意味しているという考察もあります。確かに八木俊典の名前には「8」という数字が入っています。
7代目と9代目の名前にも意味がある
実はワンフォーオールの歴代の数字を表しているのではないかという考察は、現在名前が明らかになっているワンフォーオールの7代目や9代目にも当てはまるのです。ワンフォーオールの7代目である志村菜奈の名前には、「7」の数字が入っています。そして『ヒロアカ』の主人公であり、ワンフォーオールの9代目を継いだ緑谷出久の名前には「9」の数字が入っています。
このように3人も名前に数字が入っていると、ワンフォーオールの継承と名前に何らかの関係性があると考えられます。そして、この法則で次の10代目に当てはまる既存のキャラクターは死柄木弔です。死柄木弔の本名は志村転弧といいます。実は本名には「10」の数字が入っているのです。そのため、現在は敵同士としてぶつかり合っている緑谷出久と死柄木弔ですが、終盤には仲間になるのではないかと考察されています。
八木俊典のヒーロー名の理由は?
オールマイトの意味
八木俊典のヒーロー名であるオールマイトにも、ヒーローとして活動する上で何か意味があるのではないかといわれています。実は初期設定の段階では、ヒーロー名はオールマイトではありませんでした。オールマイトは逆だった髪の毛はその頃の名残で、ヴィクトリーの「V」をイメージした髪型だと作者は語っています。もし初期設定のままであれば、ヴィクトリーというヒーロー名だったかもしれません。
ヴィクトリーには「勝者」という意味があるので、絶対的なヒーローであるオールマイトにもぴったりです。ただ、その後オールマイトというヒーロー名に変更された理由は、作者の口からは明かされていません。
オールマイティーの別表記
八木俊典のヒーロー名であるオールマイトは、almighty(オールマイティー)の別名表記です。英語で表すとalmightになります。このオールマイティーの意味は、「全能」という意味があります。本来の言葉の意味からも分かるように、オールマイトというヒーロー名は、完璧なヒーローであることを意味していることが分かります。
正式にヒーロー名の意味は明かされていませんが、言葉の意味そのままを取っても絶対的ヒーローの姿を連想させます。
八木俊典とオールフォーワンの因縁
志村奈々を殺したオールフォーワン
志村菜奈の名前が初めて分かったのは、『ヒロアカ』6巻で緑谷出久がグラントリノの元へとインターンに訪れた時のことです。グラントリノから志村菜奈のことについて聞き、緑谷出久はその時初めて先代のワンフォーオールが亡くなっていることを知ります。そして志村菜奈を殺害したのが、オールフォーワンといわれているヴィランです。
グラントリノは志村菜奈亡き後、八木俊典の教育を任されて1年だけ雄英高校に務め、八木俊典を鍛え上げます。
志村奈々は八木俊典の師匠
志村菜奈は7代目ワンフォーオールの継承者であり、八木俊典の師匠でもありました。作中ではほとんど詳しく書かれていませんが、志村菜奈には一人息子がいることが分かっています。しかし、危険なヒーローという仕事から遠ざけるために里子へと出しました。
しかし志村菜奈の息子の志村弧太朗は、養子に出されたことに傷ついており、ヒーローは他人の幸せのために自分の家族を不幸にするものだと考えていました。そんな志村弧太朗には一人息子がいました。それが後の死柄木弔となる志村転弧です。つまり、志村菜奈は八木俊典の師匠であり、死柄木弔の祖母でもあるのです。
1度は勝利したオールマイト
実はオールマイトは、オールフォーワンに1度勝利していました。しかし、オールフォーワンとの戦いでオールマイトは脇腹に重症を負ってしまいます。これはヒーロー活動に支障をきたすほどの傷でした。しかしオールマイトもまた、死亡が確実だと思われるほどのダメージをオールフォーワンに与えていました。
この戦いは本編が始まる5年前の戦いで、死柄木弔が登場するまでオールフォーワンは全く姿を見せていませんでした。そのため、1度目の戦いで師の仇を討ったかに思われていましたが、実はオールフォーワンは生きていたのです。再び敵としてオールマイトの前に現れたオールフォーワンには顔がなく、延命チューブのようなものが取り付けられていました。
オールマイトと最後の決戦をした時はチューブは付けておらず、ドクロのような形をしたマスクを被っていました。最後はオールマイトと死闘を繰り広げ、オールフォーワンは敗北してしまいます。再びオールマイトは勝利したものの、もうオールマイトとしてヒーロー活動できる力は残っておらず、そのまま引退を決意しました。
戦いは続いている
オールフォーワンはオールマイトに倒されましたが、戦いはまだ続いています。オールマイトが後世を育てているように、オールフォーワンもまた自分の後継者を育てていました。それが死柄木弔です。死柄木弔は侵入が困難な雄英高校に入りこみ、雄英生徒を襲ったりと数々の事件を引き起こします。なぜ後継者に死柄木弔を選んだのかというと、オールマイトに対しての嫌がらせのためです。
死柄木弔が志村菜奈の孫だということを知っていて、わざと死柄木弔を後継者に選んだのです。オールフォーワンは、負けたことへの悔しさからオールマイトに執着し、後継者の死柄木弔を使って嫌がらせを続けていました。現在オールフォーワンは捕まって動けない状態にいるものの、着実に死柄木弔はオールフォーワンの意思を継いで成長しています。
八木俊典に関する感想や評価は?
アニアカ見直してるけど何度見てもオルマイかっこいいってなる
— 🎀えぬこ🍰🍯スウィハニ あ53🎀 (@tdrk_n) June 17, 2018
一、八木俊典を誰よりも「ヒーロー」として支えてくれたのって実はグラントリノなんだよな〜ってあの勝利ポーズを営業中だって止めてくれた会話から感じるというか泣きたい
ななさんとの頑張ろうな俊典ってとこの手を握るとこで涙腺崩壊
『ヒロアカ』は何度見てももオールマイトがかっこいいと評判です。早くに師匠である志村奈々を亡くしてしまい、その後はずっとグラントリノにヒーロー活動を支えてもらっていました。志村奈々やグラントリノとのやり取りで、思わず泣いてしまったという方もいました。
今更だけどヒロアカのキャラって割と個性的な名前というか、個性にちなんだような名前のキャラクターが多いと思うんだけど、オールマイトはNo.1ヒーローでありながら、パワー系とか、個性継承を彷彿とさせるような感じの名前じゃなくて、八木俊典っていうとても平凡な名前なのとてもエモいなと思う
— 万次 (@hero_99xxx) January 16, 2019
『ヒロアカ』の多くのキャラクターの名前は個性にちなんでいるのに対して、八木俊典はごく一般的な名前だということに注目している方がいました。ただ、一見普通に見える名前にも意味があるのではないかと、ファンの間ではたくさんの考察がされていました。
推しが前触れなく突然亡くなることは今までたくさんあったんですけど、既に腹に大穴が空いていて臓器半壊、胃に至っては無く、未来予知により亡くなる未来がほぼ確定している推しって割と初めてでどうしていいか分からないんですよね 八木俊典っていうんですけど
— 古都🐰🐤 (@full1_245) December 19, 2017
八木俊典は初登場時から、オールフォーワンから受けた重症の傷を負いながらもヒーローとして活動していました。更にはサイドキックであり、未来を予知することができるサーからは、死亡するという未来予知をされています。そのため、八木俊典は死亡してしまう可能性が高いといわれています。八木俊典が好きなファンは、今にも死んでしまわないかとハラハラしているようです。
八木俊典はオールマイトの本名まとめ
八木俊典の本名に関しては、様々な考察がされていました。オールフォーワンの歴代の数字を意味しているという説は、志村菜奈や緑谷出久にも当てはまっているため、可能性が高いと思われます。また、ヒーロー名のオールマイト意味は英語で直訳すると「全能」という、オールマイトそのものを表しているような意味でした。
現在八木俊典はヒーロー活動を引退していますが、雄英高校の教師としてヒーローの教育に取り組んでいます。また、まだまだオールフォーワンとの戦いも終わっていません。今後八木俊典がどのような活躍を見せるのか、『ヒロアカ』のストーリーに注目です。