2019年09月29日公開
2019年09月29日更新
【ジョジョ】アヌビス神はどんなスタンド?承太郎も苦戦した能力・強さを解説
『ジョジョの奇妙な冒険』では、主人公達の敵としてアヌビス神という刀のスタンドが現れました。アヌビス神はポルナレフを狙って襲いかかってきます。しかし何度本体を倒しても別の本体を見つけて復活する不思議なスタンドでした。最終的にはポルナレフを操り、承太郎を追い詰めます。この記事では、『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するアヌビス神の能力や、本体のキャラバン・サライについて紹介します。
ジョジョのアヌビス神はどんなスタンド?
ジョジョの奇妙な冒険の概要
アヌビス神は『ジョジョの奇妙な冒険』でポルナレフを狙うスタンドです。アヌビス神は他のスタンドとは違い、本体が不明の謎のスタンドとして承太郎やポルナレフを困惑させました。そんなアヌビス神が登場する『ジョジョの奇妙な冒険』は荒木飛呂彦による少年・青年漫画です。ウルトラジャンプで連載されており、2019年時点で第8部まで続いている人気作品です。
アヌビス神は自我を備えたスタンド
アヌビス神は『ジョジョの奇妙な冒険』の第3部に登場するスタンドです。本来スタンドは、必ず持ち主である本体がいます。そして本体が死ぬとその瞬間にスタンドも消滅します。しかし、アヌビス神の本体であるエジプトの刀鍛冶キャラバン・サライは、500年前に死亡しています。本体が死亡してもなお、アヌビス神は刀に宿って存在していました。
ただしアヌビス神は、本体がなければ基本的に攻撃することができません。刀の柄もしくは刃が人間に触れることで、触った人間を支配して剣の達人にすることができます。つまり、新しい本体を得て攻撃することができるのです。恐ろしい刀ですが、見た目はただの立派な刀なので誰でも触ってしまうという危険性があります。
アヌビス神はDIOの部下
アヌビス神はDIOが送り込んだ部下で、ポルナレフの殺害を目論んでいました。キャラバン・サライの死後、博物館の倉庫に放置されたままだったアヌビス神を、DIOが持ち出して部下にしたのです。アヌビス神はDIOのスタンドには勝てないと悟り、DIOに従うことにしました。
ジョジョのアヌビス神の能力と強さ
能力と強さ①刀を抜いた生物を操る
刀に宿ったアヌビス神は、刀を抜いた者、もしくは柄や刃に触れた生物を操ることができます。元の本体はキャラバン・サライなのですが、作中では牛飼いの青年・チャカや床屋の主人カーンを新しい本体として操りました。また最後に刃が牛に刺さった時には、その牛の精神をも支配しようとしていました。しかし、精神の支配にはある程度の時間がかかります。
牛の精神支配は結局間に合わず、海の中に落ちた後は魚をも支配しようとしていました。刀の状態では基本的に自分から動くことはできないので、魚が触れない限りは支配することはできません。
能力と強さ②怨念の力で覚醒
『ジョジョの奇妙な冒険』の作中では、本体がなくてもアヌビス神が存在し続けていた理由については言及されていません。そのため、アヌビス神の存在は読者のなかで様々な考察がされています。考察の中には、元々アヌビス神の持ち主であるキャラバン・サライは、物質に融合することができるスタンド使いだったのではないかという考察があります。
元々狂人だったのか、もしくは刀に操られたのかさだかではありませんが、キャラバン・サライは人を斬ることに執着するようになります。そしてキャラバン・サライの執着心が怨念エネルギーになって刀に伝わり、そのエネルギーによって覚醒したのではないかと考察されています。
能力と強さ③ポルナレフを襲い承太郎を圧倒
『ジョジョの奇妙な冒険』では、はじめに牛飼いの青年・チャカの精神を支配してポルナレフを襲います。ポルナレフは奥の手を使い、アヌビス神の本体であるチャカを襲って戦闘不能にしました。しかし、今度はその刀が床屋の主人・カーンの元に渡ります。カーンとの乱闘でかけつけた警察とポルナレフが揉めてしまい、ポルナレフはつい刀に触ってしまいます。
その瞬間、ポルナレフは刀に操られてしまいました。操られたポルナレフは承太郎を襲います。アヌビス神は受けた能力や攻撃を記憶することができ、記憶した攻撃は効きません。これによりアヌビス神は承太郎をも圧倒しました。
能力と強さ④破壊力
アヌビス神の見た目は普通の剣の形をしていますが、鞘から抜くとまるで日本刀のような精度をもった刀が現れます。その破壊力は、ポルナレフのスタンド・シルバーチャリオッツを超えるB評価です。実際に作中では一太刀で大量出血させ、瀕死に追い込むほどのダメージを負わせるシーンもありました。
能力と強さ⑤速さ
アヌビス神の速さはBです。ポルナレフのスタンド・シルバーチャリオッツはA、承太郎のスタンド・スタープラチナは-Aと、2人に比べるとスピードに関しては劣りますが、それでもB評価を得ています。また、以前受けた攻撃を覚える能力を持っているので、どんなに速いスピードで攻撃してこようとも、以前見たことのある攻撃であれば回避することができます。
能力と強さ⑥射程
アヌビス神の射程距離はEです。そもそもアヌビス神は剣の中に入り込んでいるので、本体から離れることができません。作中でポルナレフの前に現れた時は、スタンドではなく本体がいきなり登場するのは珍しいとポルナレフも言っていました。しかもアヌビス神は本体がないと動けないので、これは弱点ともいえます。人目につくところであれば、すぐに拾われて新しい本体を手に入れることができます。
しかし人間の目に入らない場所に放置されてしまうと、攻撃することもできなくなります。剣から離れることもできないため、博物館の倉庫にいた時はDIOに持ち出されるまでその場にいることしかできませんでした。
能力と強さ⑦持続時間
スタンドのパラメーターの持続力の項目は、スタンドの能力の持続時間を表しています。アヌビス神の持続力はA、ポルナレフのスタンド・シルバーチャリオッツの持続力はB、承太郎のスタンド・スタープラチナの持続力は-Aなので、2人よりも能力の持続力は勝っています。
能力と強さ⑧繊細な動作
アヌビス神の機密動作性はEととても低いです。機密動作性では、スタンド自体の繊細な動作が求められるのですが、アヌビス神はそもそも刀の中に入っているので動作することができません。ただし、自分の能力を使って繊細な攻撃することは可能です。例えば牛ごと人を斬るとき、牛には傷を一つもつけずに人を斬ることができます。
能力と強さ⑨成長
アヌビス神の成長性はCです。スタンドの成長性は本体の精神力によって左右されるため、アヌビス神のように次々と新しい本体を手に入れるタイプは成長性が計り知れません。実際に、一般人がアヌビス神に操られた時と、ポルナレフが操られた時では攻撃力が格段に違っていました。
ジョジョのアヌビス神とキャラバン・サライの元ネタ
アヌビス神の元ネタ
『ジョジョの奇妙な冒険』のアヌビス神の元ネタは、エジプト神話に登場する冥界の神です。「死者の書」では、アルルの王が支配する以前の冥界をアヌビス神が管理しており、アルルの王の支配下となった現在では生前の罪を量る役目を担っていると書かれています。またその他にも、アヌビス神はミイラを作ったり、監視する役割を持っていたり、人の魂を運ぶ役割を持つともいわれています。
キャラバン・サライの元ネタ
『ジョジョの奇妙な冒険』のアヌビス神の本体だったキャラバン・サライの元ネタは、隊商の取引や宿泊施設です。キャラバン・サライの一般的な間取りは、中央に中庭があり、それを囲むようにして建物があります。一階は主に倉庫や使用人、管理人達の部屋があり、2階が客室となっています。
ジョジョのアヌビス神に関する感想や評価
アヌビス神の回めちゃくちゃ好きで
— はみるとん@爆アド.com (@ZenmaiShark) September 21, 2019
クソ強い剣のスタンドが現れる(ヤバそう)
⇒素人でさえ強いのに剣の達人のポルナレフが持つ(絶対ヤバい)
⇒チャリオッツの手で二刀流になる(いくら何でも強すぎる)
⇒アーマーオフにする(完全に終わり)
って感じで絶望度どんどん上がっていって好き
ファンの中には、アヌビス神の回がとても好きだという方がいました。最後にはアヌビス神に操られたポルナレフ対承太郎の戦いとなり、仲間を殺さなければ危ないと承太郎に思わせるほどの絶望感を与えました。ドキドキハラハラする戦いに、興奮したという感想もありました。
そもそもアヌビス神戦がめちゃくちゃ好き…承太郎が正統派スタンドに苦戦して+戦士としての経験があるポルナレフを相手に手加減なんてできない、強敵と見てるのが最高じゃない???
— 林道P (@enbun_67313) August 31, 2019
人気のアヌビス神戦では、アヌビス神がどんどん承太郎の技を見切るため、承太郎が焦りを見せるシーンがあります。少しでも手加減すると承太郎がやられてしまうほど、アヌビス神に取り憑かれたポルナレフは強敵でした。アヌビス神の最後はあっけないものでしたが、読者にはインパクトを与えた戦いでした。
3部アニメ見返すと毎回発見あるんだけど、アヌビス神戦でめちゃくちゃ消耗してお腹も刺されて地面にへたり込んでる承太郎に対して「ばんそうこう」を渡そうとしてるポルナレフが本当にバカ!!!!!!!!!って感じで好感しかない……めっちゃかわいい………何…………??? pic.twitter.com/tQq40zLxuI
— まめもち (@mamemotijojoaka) February 12, 2018
アヌビス神との戦いは承太郎もピンチに陥るほどの白熱した戦いでしたが、最後はギャグのような展開で終わりました。承太郎が負った大きな傷に対して小さな絆創膏でなんとかしようとしているシーンは、ポルナレフらしさが表れています。アヌビス神の支配から解放されて元に戻っているような演出でしたが、絆創膏を取り出すポルナレフに思わず「かわいい」と感じた視聴者もいました。
ジョジョのアヌビス神まとめ
『ジョジョの奇妙な冒険』でアヌビス神は思わぬ強敵として現れました。最後はポルナレフにまで取り付き、承太郎を圧倒します。アヌビス神の戦いは『ジョジョの奇妙な冒険』の第3部、またアニメでは『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース エジプト編』の28話から29話で描かれています。ギャグシーンもあり楽しめる回となっているので、ぜひ見てみてください。