【ジョジョ】大柳賢（ジャンケン小僧）のスタンド能力は？声優や名セリフも紹介

大柳賢が登場するジョジョの奇妙な冒険とは1986年から2004年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていた荒木飛呂彦による日本の漫画作品です。漫画ジョジョの奇妙な冒険はジョースター家とディオとの世代を超えた因縁の対決を描いた王道的バトル漫画であり、第1部から第8部まで続いている長編漫画です。また2019年9月現在もジョジョの奇妙な冒険は「ウルトラジャンプ」で連載されており、未だ完結する気配はありません。

漫画ジョジョの奇妙な冒険が30年以上続いている理由となるのがその高い人気からです。漫画ジョジョの奇妙な冒険は誰もが知る少年漫画作品であり、文化庁が主催する「日本のメディア芸術100選」のマンガ部門で第2位を受賞するなど日本を代表する漫画作品となっています。このことから漫画ジョジョの奇妙な冒険はイタリアや台湾など世界中で刊行されており、2019年9月現在も世界中のファンから高い支持を集めています。

本記事でご紹介する大柳賢とは漫画ジョジョの奇妙な冒険第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場するキャラクターの1人です。ジョジョの奇妙な冒険に登場する大柳賢は小学5年生の11歳であり、川尻早人と同じく少年のキャラクターです。そんな大柳賢はある日突然吉良吉影の父である吉廣にスタンド能力を目覚めさせるエンヤ婆の弓矢で射貫かれてしまい、少年ながらスタンド使いへと生まれ変わってしまいます。

大柳賢はジャンケンで相手の心を負かすことで相手のスタンド能力を奪うことが出来る能力を持つスタンドを会得するのですが、スタンド使いになったことを最後まで自覚しません。このため、大柳賢は岸辺露伴のスタンドを使用してもスタンド使いであることが分かりませんでした。大柳賢は勝ち組である岸辺露伴を自分の力で負かしたいと考えており、自分が岸辺露伴を乗り越えるために岸辺露伴へジャンケン勝負を挑みます。

岸辺露伴にジャンケン勝負を挑んだ大柳賢は非常に肝が据わった負けず嫌いな性格をしており、命の危険があっても自分の勝ちを信じて岸辺露伴とジャンケン勝負を繰り広げました。この姿から大柳賢はジャンケン小僧とファンにあだ名され、その男らしいかっこよさで敵ながら高い人気を博しています。本記事ではそんな大柳賢についてスタンド能力や作中での名セリフ、アニメの声優情報などをまとめてご紹介していきます。

漫画ジョジョの奇妙な冒険第4部「ダイヤモンドは砕けない」の作中で大人気漫画化のスタンド使い岸辺露伴にジャンケンを挑んだ大柳賢は左頬にスタンド使いを生み出す弓矢を受けたことでボーイ・Ⅱ・マンというスタンド会得します。このボーイ・Ⅱ・マンというスタンドはジャンケンで負かした相手のスタンド能力を3分の1ずつ左頬から吸収するといった能力を持ち、3回勝つことで相手の能力を全て奪うことが出来ます。

またこのスタンド使いから吸収した能力は完全に吸収しなくても自分が使用できるという恐るべき能力を秘めています。もちろん吸収されたスタンド使いは一切能力が使用できなくなり、スタンド使いにとって最悪の相手となっています。大柳賢は尊敬する大人に勝って自分を乗り越えるという信念の元、戦いの中で最高の運を味方にさせてボーイ・Ⅱ・マンを使いこなし、岸辺露伴は少年に大苦戦を強いられることになってしまいます。

ボーイ・Ⅱ・マンというジャンケンに勝った相手のスタンド能力を奪う能力を持つスタンドを使いこなす大柳賢。この能力はスタンド使いにとって最悪の能力となっているのですが、このスタンド名であるボーイ・Ⅱ・マンには名前のモデルが存在するのでしょうか？実は大柳賢が作中で使用するボーイ・Ⅱ・マンはアメリカで活躍しているコーラスグループ「ボーイズⅡメン」をモデルにして命名されることになりました。

2013年に制作されたゲームジョジョの奇妙な冒険オールスターバトルで本記事の大柳賢を演じた声優は日本の女性声優である日野未歩です。ゲームで大柳賢の声優を担当した日野未歩は1982年の2月4日に東京で生まれた女性声優であり、2019年9月現在賢プロダクションで声優として活動しています。そんな日野未歩は元々2004年に声優としてデビューし、2008年にアニメ「イナズマイレブン」でその頭角を現していきました。

声優として知名度が上がった日野未歩は2008年以降、アニメ「暗殺教室」の原寿美鈴役やアニメ「キャプテン翼」の浦辺反次役、アニメ「怪盗ジョーカー」のエージェント・パープル役などに起用され、多数のアニメやゲーム作品に声優として出演するようになりました。そんな声優の日野未歩はジョジョの奇妙な冒険オールスターバトルの次に制作されたゲームジョジョの奇妙な冒険アイズオブヘブンでも大柳賢を演じています。

2016年に放送されたアニメジョジョの奇妙な冒険第4部「ダイヤモンドは砕けない」で大柳賢を演じた声優は日本の女性声優である坂本千夏です。アニメジョジョの奇妙な冒険第4部「ダイヤモンドは砕けない」で大柳賢の声優を担当した坂本千夏は1959年の8月17日に東京で生まれた声優であり、1981年に放送されたアニメ「ダッシュ勝平」の夏かおり役から2019年9月現在も活動しているベテラン女性声優です。

ベテラン女性声優である坂本千夏はこれまで子供に人気を集めるアニメ「アンパンマン」のてんどんまん役とちびぞうくん役や赤塚不二夫が描くギャグ漫画「平成天才バカボン」のハジメちゃん役、「デジモンアドベンチャー」に登場する主人公の相棒アグモン役を担当しています。また他にも「機動戦士ガンダムZZ」や「金田一少年の事件簿」などの国民的アニメに多数出演しており、古くから声優界に貢献し続けています。

ここからは大柳賢が漫画ジョジョの奇妙な冒険第4部「ダイヤモンドは砕けない」で発言した名セリフについてご紹介していきます。吉良吉影の父である吉良吉廣にスタンド使いを生み出す弓矢を左頬を撃たれた大柳賢は自分が気付かないうちにスタンド使いとなります。スタンド使いに目覚めた大柳賢は元々相手にジャンケンで勝つことは相手の心に勝ったということになるという強い信念を持っていました。

この強い信念とボーイ・Ⅱ・マンの力は呼応し、スタンド使いにとって最悪な存在となります。そんな大柳賢は自身が乗り越えたいという強い野心を抱いている大人気漫画家岸辺露伴とジャンケンをした際、自分の中に流れ込んでくる運と力を感じ、この名セリフを叫びました。そして大柳賢は作中最強の運とスタンドの力を使ってジャンケン勝負を行い、岸辺露伴を非常に苦しめることになりました。

上述でご紹介した通り、大柳賢はジャンケンで勝って岸辺露伴を乗り越えたいという強い野心を抱いていました。そして大柳賢はジャンケン勝負を行い、強い運と絶対に勝つという心で岸辺露伴を苦戦させます。大柳賢は勝ちたいという強い思いからジャンケンに絶対に勝つ運を自分に引き寄せこの名セリフを言い放ちます。大柳賢はこのセリフから読み取れる通り、ジャンケン勝負で岸辺露伴に勝つということを確信していました。

岸辺露伴相手に優位な立場を取った大柳賢はジャンケン勝負に勝利することを確信していました。しかし岸辺露伴には相手に文章を書くことで自在に操ったり、相手の行動を読み取ることが出来る能力を持つ「ヘブンズドアー」という恐るべきスタンドがありました。大柳賢は一瞬の隙を突かれ、岸辺露伴にスタンドでジャンケン勝負で一生勝てなくなってしまうという文章を書かれそうになってしまいます。

岸辺露伴が書く文章は必ずそうなることを大柳賢は知っていました。岸辺露伴の文章を拒んだ大柳賢は上記の名セリフを叫び、自らトラックの前に飛び出して自殺しようとします。するとその瞬間岸辺露伴はトラックの前に飛び出した大柳賢を助け、大柳賢は一命を取り留めます。そして岸辺露伴を苦戦させた一大ジャンケン勝負は大柳賢の敗北という結果に終わるのでした。

大柳賢が登場する前、吉良吉影という悪人がジョジョの奇妙な冒険第4部の主人公である東方仗助に敗北し、整形して日本のM県S市に存在する杜王町という町に逃亡していました。東方仗助の仲間である漫画家の岸辺露伴は整形した吉良吉影を探すために1人杜王町を調査していました。そんな中、岸辺露伴は会社員を撮影している時に突然上記の名セリフを話す大柳賢に喋りかけられることになります。

大柳賢にジャンケン勝負を挑まれた岸辺露伴は子供の遊びだと思い、拒否します。しかし大柳賢はしつこく岸辺露伴にジャンケン勝負をせがみ、岸辺露伴は否応なしに大柳賢とジャンケン勝負を行うことになってしまいます。そして岸辺露伴は恐るべきスタンドを持つ大柳賢に大苦戦します。しかし岸辺露伴は戦いの中で自分を乗り越える覚悟を身に着け、透明な赤ちゃんを使う作戦で見事大柳賢に逆転勝利を飾るのでした。

杜王町で1人整形した吉良吉影の行方を調査する岸辺露伴にジャンケン勝負を仕掛けた大柳賢。大柳賢は岸辺露伴のスタンド能力の3分の2を吸収し、岸辺露伴は逆境に立たされます。その時岸辺露伴は自分を乗り越える覚悟を目覚めさせ、ハッタリと透明の赤ちゃんを使って大柳賢に勝利します。強い覚悟を決めた岸辺露伴は大柳賢を超える圧倒的な運を味方に付け、大柳賢は再戦を挑んでも全く岸辺露伴に敵わなくなってしまいます。

そして岸辺露伴は決着をつけるためにスタンドを使い、大柳賢にジャンケンで二度とこれから勝てなくなり、スタンドボーイ・Ⅱ・マンがボロボロになってしまうという文章を書きこもうとします。その時岸辺露伴のスタンドを拒否した大柳賢は自らトラックに身を投げ出し、自殺しようとします。この劇画漫画のキャラクターのような姿に感銘を受けた岸辺露伴はトラックに身投げした大柳賢を救出します。

少しでも運が悪ければ死んでしまう状況でも助けに来てくれた岸辺露伴の姿に大柳賢は岸辺露伴の力を認め、ジャンケン勝負は自分の負けであることを自覚します。こうして岸辺露伴と大柳賢の対決は終結し、岸辺露伴は悪用しないようくぎを刺して大柳賢と別れます。その後大柳賢は登場しないものの結末まで生き残り、スタンドと共に人間として成長したことだろうとファンの間でいわれています。

相手を負かし続けることでスタンド使いの能力を奪うスタンドボーイ・Ⅱ・マンを持つ大柳賢。この大柳賢のスタンドは奪ったスタンド能力も使用出来るという能力も持っており、全スタンドの中でも最強といえる存在です。大柳賢のスタンドボーイ・Ⅱ・マンはいわばジャンケンに勝つだけでどのようなスタンド能力も使用できるというものであり、スタープラチナやクレイジー・ダイヤモンドなどの能力も勝てば使用出来ます。

吉良吉廣も岸辺露伴のスタンド能力を吸収したら無敵のスタンド使いになると大柳賢を評価しており、大柳賢はジョジョの奇妙な冒険の作中に隠れた最強のキャラクターといえるでしょう。そんな最強の力を持ったスタンド使いは普通、主人公達に敗北してスタンド能力を失ってしまいます。しかし大柳賢はスタンドこそボロボロになったものの、最後まで生き残っており、ジョジョの中でも大変珍しいキャラといわれています。

漫画ジョジョの奇妙な冒険に登場する大柳賢に関する感想ではスタンドを含む大柳賢の全てがかっこいいといった感想が多く寄せられていました。大柳賢は子供ながら岸辺露伴に何としてでも勝ちたいという強い心を持った人物であり、非常に男らしいイケメン少年です。また大柳賢のスタンドのデザインも非常にかっこよく、脇役ながら大柳賢は多くのジョジョファンから支持されています。

漫画ジョジョの奇妙な冒険に登場する大柳賢に関する感想では大柳賢のスタンドが強いという感想も多く寄せられていました。大柳賢は少年ながらどのようなスタンド能力も吸収すれば使用出来るという最強のスタンドを使いこなしています。上記の感想の通り、子供になったポルナレフはスタンドも弱くなっており、少年ながらスタンドを使いこなす大柳賢がもし大人であれば非常に驚異となる存在になったことでしょう。

漫画ジョジョの奇妙な冒険に登場する大柳賢に関する感想では大柳賢が可愛いという感想も多く見受けられました。大柳賢はスタンド使いであるものの、まだまだ少年の姿と性格を持ったかわいいキャラクターです。この可愛さも大柳賢が人気を集める大きな理由の1つとなっています。

本記事では漫画ジョジョの奇妙な冒険に登場する大柳賢についてスタンド能力や名セリフ、声優などをまとめてご紹介しました。大柳賢は11歳という子供ながら、作中最強のスタンド能力を持ったキャラクターであり、大人である岸辺露伴は大苦戦を強いられました。もし漫画ジョジョの奇妙な冒険第4部の続編で成長した大柳賢が登場しておれば、おそらくその部で最強のスタンド使いとなっていたことでしょう。