エンヤ婆のスタンド・ジャスティス（正義）の能力は？元ネタや強さは？

エンヤ婆というキャラクターについて詳しく紹介していく前に、エンヤ婆が登場するジョジョの奇妙な冒険について概要を紹介します。ジョジョの奇妙な冒険とは、日本の漫画家荒木飛呂彦の作品です。荒木飛呂彦の作品としては、ジョジョの奇妙な冒険意外には「バオー来訪者」や「ゴージャス・アイリン」などが知られています。

1986年に週刊少年ジャンプにて連載を開始したジョジョの奇妙な冒険。現在も連載を続ける人気シリーズとなっています。ジョジョの奇妙な冒険は人間賛歌を描いた作品として多くのファンを獲得しています。シリーズは第8部にまで続いていますが、その主人公は基本的にジョースター家の血統を引き継いでいます。強力な敵となる宿敵DIOとの、世代を超えた戦いが描かれていきます。

ここで紹介するエンヤ婆というキャラクターは、ジョジョの奇妙な冒険第3部に登場しています。ジョジョの奇妙な冒険第3部では、主人公空条承太郎がスタンドの悪影響を受けて倒れた母・ホリィを助けるため、祖父ジョセフをはじめとする仲間たちと、DIOを倒すために旅立つことになります。エンヤ婆は、空条承太郎たちの前に立ちふさがる敵キャラクターとして登場してきます。

ジョジョの奇妙な冒険第3部に登場するエンヤ婆のプロフィールを紹介します。エンヤ婆とは、その名前の通り小柄な老婆で、承太郎一行を倒すため、宿屋の主人に扮して登場しました。その正体は、過去に承太郎一行に戦いを挑んだJ・ガイルの母親で、J・ガイルを倒したポルナレフに強い憎しみを抱いていました。そんなポルナレフは妹の敵であるJ・ガイルを「両手が右手の男」という手掛かりで探していました。

母親であるエンヤ婆も、両方の手が右手になっています。ジョジョの奇妙な冒険シリーズに登場する能力、スタンド能力について重要な役割を持っており、ジョジョの奇妙な冒険第3部以外のシリーズにも名前が登場しているキャラクターです。

ジョジョの奇妙な冒険第3部に登場するエンヤ婆は、ジョースター家の宿敵DIOにスタンド能力と言うものを教えた張本人です。スタンド能力の発現に必要な弓矢を持っており、DIO本人の能力の発現にも関わっています。エンヤ婆の持つスタンドの弓矢を手中に収めたDIOは、承太郎一行にとって手ごわい敵となるスタンド使いを自由に生み出し、刺客として送り込んできます。

エンヤ婆は強いカリスマ性を持つDIOに忠誠を誓っています。承太郎との戦いに敗れた時にも、最期までDIOへの忠誠心は変わることがなく、DIOの秘密を一切ばらすことはありませんでした。

エンヤ婆の操るスタンド能力、ジャスティスについて詳しく紹介します。エンヤ婆のスタンド能力ジャスティスとは、霧状のスタンドです。骸骨の姿をした霧状のスタンド能力で、頭に王冠のようなものを被っています。その威力は墓地中の死体の身体を操り、一つの大きな町に見せかけていたほどです。ジャスティスの能力は、敵の身体に傷をつけコイン大の穴をあけ、そこに霧の糸を通すことで自在に操るというものです。

生死を問わず操ることが出来るので、承太郎一行は訪れた街の人々がエンヤ婆に操られている死体だとは気づくことが出来ませんでした。エンヤ婆との戦闘で傷を負わされたポルナレフは、ジャスティスの能力によって体を操られてしまい、苦戦を強いられることになります。また、舌を刺されたことで便器を舐めさせられるという憂き目にもあっています。

ポルナレフを苦戦させたエンヤ婆のジャスティスでしたが、宿の台帳に偽名を書いていた承太郎を本名で読んでしまったために正体がばれてしまいます。承太郎のスタンド能力スタープラチナのパワーで、スタンドごと頭部を吸い込まれてしまい、息が出来ず窒息する事で倒されました。

ジョジョの奇妙な冒険第3部に登場する、インパクトの強いキャラクター・エンヤ婆の能力について紹介していきます。まず、エンヤ婆の身体能力についてです。か弱い老婆の姿をしたエンヤ婆ですが、その身長能力は驚くほどパワフルです。溺愛していた息子、J・ガイルをポルナレフに倒され、強い恨みを持っているエンヤ婆。

ポルナレフとの戦闘では最初こそ正体を隠していましたが、息子J・ガイルの敵を討てるとなると嬉々としてポルナレフに襲い掛かります。攻撃をかわして逃げるポルナレフを追いかけるエンヤ婆は、ポルナレフ曰く「ジョイナー以上」と言わしめています。

エンヤ婆の戦闘能力は非常に優れており、スタンド能力ジャスティスのパワーもかなり強力でした。墓地を一つの町に見せかける程のパワーでしたが、復讐心に囚われてしまったがために、承太郎たちと同時にホル・ホースとも戦闘する事になってしまいます。予期せぬタイミングで戦闘になってしまったがために、承太郎に追い詰められることになってしまいました。

息子J・ガイルを溺愛し、DIOへの忠誠心も強かったエンヤ婆。しかし、人望といった点で言えば、DIOには結局都合よく使われてしまっただけで、最期には肉の芽を暴走させられて死亡してしまいました。

エンヤ婆の頭脳は、DIOのカリスマ性や能力を見抜いていたという点では鋭かったと言えます。しかし、自身が承太郎一行のもとに送り込んだ刺客たちはすべて倒されてしまい、DIOに対して面目丸つぶれの状態になってしまいます。

ジョジョの奇妙な冒険に登場しているキャラクターには、元ネタが存在している事が多いです。その多くは洋楽の楽曲名であったり、アーティストの名前であったりしています。エンヤ婆の名前の元ネタも紹介します。エンヤ婆の名前の元ネタとなっているのは、アイルランド出身の有名な歌手エンヤです。

エンヤ婆のスタンド能力ジャスティスの元ネタも紹介します。ジャスティスの元ネタは洋楽ではなく、タロットカードから来ています。ジョジョの奇妙な冒険第3部に登場するスタンド能力は、タロットカードをモチーフにしているものが多いです。エンヤ婆のジャスティスの元ネタもタロットカードで、タロット大アルカナ11番目のカード、正義が元ネタになっています。

アニメ版ジョジョの奇妙な冒険で、エンヤ婆の声を務めた声優を紹介します。まず、深見梨加は、1963年8月8日生まれの声優・ナレーターです。美少女戦士セーラームーンの愛野美奈子役を務めたことでも有名です。

高木早苗も、エンヤ婆の声を務めた声優の一人です。高木早苗は1955年5月21日生まれの女性声優です。長年にわたり様々な作品でキャラクターの声を担当しているベテラン声優です。エンヤ婆の声は、ゲーム版で担当しています。

エンヤ婆の声と担当した声優に、三輪勝恵もいます。三輪勝恵は、『パーマン』の主人公パーマン1号の声優を長く務めていることでも有名な声優です。三輪勝恵は、ジョジョの奇妙な冒険のゲーム版、「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」でエンヤ婆の声を担当しています。

エンヤ婆の声優を務めた鈴木れい子は、1944年8月15日生まれのナレーター・女性声優です。鈴木れい子のキャリアとしては、人気のお菓子ねるねるねるねのCMに登場する魔女の声が有名です。鈴木れい子は、2014年に放送されたジョジョの奇妙な冒険第3部・スターダストクルセイダースのアニメにて、エンヤ婆を演じています。

ジョジョの奇妙な冒険第3部に登場するエンヤ婆についての感想をいくつか紹介します。様々なキャラクターの登場するジョジョの奇妙な冒険シリーズですが、エンヤ婆が一番好きだという意見もあります。手ごわい敵役として登場したエンヤ婆ですが、スタンド能力は強力で、魅力に溢れたキャラクターです。

エンヤ婆に関しての感想としては、老婆の姿と霧状のスタンドを持っているのに、意外に強いという感想も多いです。町一つを支配できると言われるエンヤ婆のスタンド能力ジャスティス。敵キャラクターの中でもかなり強い部類に入ると評価されています。

エンヤ婆というキャラクターは、スタンド能力を発現させる弓矢を所持しているという点で、かなり重要な存在となっています。ジョジョの奇妙な冒険シリーズにわたって、エンヤ婆は様々な影響を及ぼした人物であると言えます。

ここでは、ジョジョの奇妙な冒険第3部に登場する強烈な敵キャラクター・エンヤ婆について様々な情報をまとめました。重要な役どころでもあるエンヤ婆に興味が出たという人は、是非ジョジョの奇妙な冒険第3部をチェックしてみてください。