【ハンターハンター】フロアマスターの強さを考察！ヒソカやクロロ以外の実力は？

大人気漫画「ハンターハンター」には天空闘技場というものが登場します。世界中から腕自慢が集まり闘う場所で勝ち進んでいくと賞金も貰えますが200階以上は賞金を貰うことができず、代わりにフロアマスターという称号を手にするチャンスがあります。ハンターハンター内でも圧倒的な強さのヒソカとクロロもフロアマスターとして知られています。今回は、クロロやヒソカの話も交えながらフロアマスターについて解説していきます。

1998年に少年ジャンプで連載がスタートした「ハンターハンター」は、冨樫義博さんの作品で「ハンター」を目指す少年の成長と仲間との絆が描かれており少年ジャンプでも長期連載中で人気タイトルとして知られています。たくさんの個性的なキャラクターも登場しており、キャラクターも敵味方関係なく人気があるようです。1999年にはアニメ版も放送がスタートし、日本国内だけではなく台湾など海外でも放送されていました。

主人公の少年「ゴン」はある日、死んだと思っていた父親が生きていることを聞かされます。父親であるジンがハンターとして活躍しているという事を知ったゴンは、その父親に会うために自分自身もハンターになること目指して故郷を旅立ちました。ミトさんや村の人達、仲良しだった動物たちに見送られながら出発したゴンでしたが、ハンター試験はとても厳しく時には別の参加者によって邪魔されたりもする過酷なものでした。

そんな中でもゴンは、本来持っている明るさや素直さで同じようにハンターを目指しているクラピカやレオリオ、キルア達と出会い4人は協力しながら合格を目指します。ゴン達はチームワークを活かしていくつもの難関をクリアしていき最終試験まで残ることができました。ゴンとレオリオとクラピカは無事に合格することができましたが、キルアはルール違反で不合格になってしまいます。

キルアは、暗殺一家であるゾルディック家に生まれ小さい頃から暗殺者としての英才教育を受けてきました。まともに友達を作る事も出来ずに育ってきたキルアにとって、初めての友達であるゴン達の存在はとても大きなものでした。しかし、キルアの兄でありゾルディック家の長男でもあるイルミはそのことを否定し半ば強引にキルアを家に呼び戻しました。

それを知ったゴン達は、キルアを連れ戻すためにゾルディック家に向いました。ですが、ゾルディック家にたどり着くまでにはたくさんの難関が待ち構えておりなかなかキルアに会うことが出来ません。それでも3人は協力し合うことで難関を突破し無事キルアに会うことが出来ました。

それからゴンとキルアは、クラピカやレオリオと別れお小遣い稼ぎのために天空闘技場へとやってきました。そこで、同い年くらいの少年「ズシ」と出会います。同じように順調に勝ち上がっていった彼らは、早い段階で対戦することになります。組み合わせによりズシと対戦したキルアは、手刀だけで倒してきたこれまでの対戦相手とは明らかに違う「打たれ強さ」に疑問をもちます。

キルアは、ズシが放つオーラのようなものが兄イルミから漂う嫌な感覚と似ていたためズシの師であるウィングに力の秘密を訪ねます。キルア達の疑問にウィングは当初全てを明かすことはしませんでした。ですが、200階でヒソカと出会ったことで得体のしれない力の正体が「念」というものだと知ったゴン達の願いにより限られた時間の中で本格的に念の修行を開始しました。

天空闘技場での闘いも終わったゴンとキルアは、久しぶりにクジラ島に帰りました。クジラ島でゆっくり過ごしていたゴン達はミトさんからゴンの父親であるジンが残していった箱を渡されました。その箱には、「グリードアイランド」というゲームソフトが入っており、ハンター専用のそのソフトはジンを探す手がかりでもありました。

キルアの兄であるイルミからの情報で、「グリードアイランド」がオークションに出されることを知り、レオリオ達との待ち合わせ場所でもあるヨークシンに向います。レオリオと合流したゴン達は、そこで資金集めをする為に色々な方法を試します。その頃、クロロ率いる幻影旅団のメンバーは、オークション品を全部奪うため全員が招集されていました。

大人気マンガ「ハンターハンター」は、1998年から週刊少年ジャンプで連載がスタートしました。同じく少年ジャンプで連載されていた「幽遊白書」の作者でもある冨樫義博さんの作品で、少年ジャンプの中でも「ONE PIECE」に続く長期連載作品となっています。少年漫画としてはグロテスクな場面が多く、過激に描かれていますが、物語の世界観やキャラクター設定などが細かく描かれている為、性別や年齢を問わず人気があります。

「ハンターハンター」は長い期間連載している作品ですが、その間には長い休載期間もあり、1999年以降は年に10回以上休載しています。この休載に関する情報も話題となっており、ネットニュースでも騒がれているようです。コミックとして発売されるときは完成した状態ですが、ジャンプに掲載される時も完成された状態ではなく、ネームのような状態で掲載されることが頻繁に起こり読者も驚いていたようです。

ハンターハンターに登場する「フロアマスター」とは、天空闘技場の最高位闘士のことを指しています。天空闘技場の230階から250階の各フロアは一人のフロアマスターが占有しているようで、そのフロアマスターに勝利することで新たにその階の支配者になることができるのです。フロアマスターに挑戦するには天空闘技場の200階クラスで10勝しなければならないので、簡単に挑戦できるわけではないようです。

また、フロアマスターになると、バトルオリンピアというものに参加することが出来ます。そこで優勝すると「天空闘技場の最上階に住むことができる」という特典もついてくるこの大会は2年に一度開催されます。フロアマスターになることは格闘家にとって名誉なことなので、まずはそこを目指すために天空闘技場には一日約4000人の格闘家がやってくるそうです。

本作で序盤から登場している「ヒソカ」。圧倒的な強さでゴンたちを翻弄しているシーンが多くかなりの実力者に位置づけされています。当初は「すでに実力はフロアマスタークラスか？」と言われており、フロアマスターなのかはっきりしていませんでしたが、現在ではフロアマスターのようです。あまりに強すぎる為、ヒソカの強さは天空闘技場にくる格闘家とは比較ができずこの段階では強さは未知数です。

幻影旅団の団長であるクロロは、圧倒的な強さを誇っています。その証拠としてベテランのプロハンターでも簡単に手を出すことができません。また、ハンターハンターでかなり強い位置にいるヒソカとも楽しそうに戦っているのでかなりの実力者だという事が分かります。フロアマスターとしてもかなり上位ランクと予想されていますが、それに関してはクロロ本人はあまり興味がないようです。

ハンターハンターでいなくてはならない存在のメインキャラクターである「キルア」。ハンター試験では、ルール違反で失格になってしまいましたがそこに至るまでは割と余裕で進んできました。そして、有名な暗殺一家に生まれ、幼いころから殺しの英才教育を受けていた彼の強さは物語の序盤からすでに他の登場人物とはレベルが違っていました。

天空闘技場での闘いでも実力を見せつけるシーンがいくつかあります。また、天空闘技場でヒソカと闘ったカストロからも実力とポテンシャルを認めるような発言がありました。キャラクターの人気投票でも上位にランクインするキルアですが、念を習得することにより、今まで以上に強くなっているキルアのこれからの活躍を期待しているファンも多いようです。

天空闘技場の50階クラスでゴンとキルアに出会ったズシは、心源流拳法の師範代であるウイングの弟子として知られています。ゴンたちが念を知ることになったのはズシとの出会いが大きいですが、元々習っていたズシよりもゴンとキルアは速いスピードで習得していきました。50階クラスでキルアと闘った時には、他の参加者と違い一撃で倒れることは無くキルアからは実力を認められており褒められるシーンもあります。

本編では描かれていませんが、劇場版ではズシもフロアマスターになっているので順調に勝ち進んでいるようです。天才的な強さのゴンやキルアとは違い少しづつ強くなっていくズシですが、努力することの天才なのでいつかはゴンたちと並ぶ強さになるのではないかと言われています。ズシは師であるウィングから、念の上達は「10万人に1人のレベル」と言われていますが、ゴンたちは「1000万人に1人のレベル」のようです。

気になるフロアマスターの実力ですが、「あまり強くないのではないか？」という声も出ています。ヒソカに大きなダメージを与えたカストロは特別強く、ヒソカやクロロは別格とされているようです。ある程度の念を覚えれば200階クラスにはいけるようですが、成長したゴンやキルアであれば割と簡単に倒しています。そのことからも200階クラス全員が特別強いわけではないと予想されています。

フロアマスターの強さはカストロと同じくらいではないかと言われています。キルアの素質を感じたり、相手の強さを図ることに長けていたカストロが「闘える」という評価したくらいなので同等の実力なのではないかと予想されています。ヒソカやクロロは、フロアマスターの中でもハンターハンター全体を通しても別格なので比べることは出来ませんが、ほかのフロアマスターは「闘えるレベル」だということが分かります。

天空闘技場では、ヒソカとクロロの戦いが行われました。その時の実況が読者にとっては気になる要素のひとつと言われています。それは、ヒソカが「フロアマスターになってからクロロに挑んだ」のか、「フロアマスターにはなっていないが挑戦権を獲得したのでクロロと闘うことになったのか」という事です。その後も真意が語られることはありませんでしたが、クロロ戦のヒソカがフロアマスターの強さとは言えないようです。

フロアマスターに挑戦するには200階クラスで10勝する必要があります。ヒソカはゴンに勝利して10勝しましたが、ヒソカクラスであれば何の問題もなく挑戦権を獲得することが出来ます。ここでまた疑問とされているのが、ヒソカがフロアマスターとして挑んだのか、フロアマスターにならずに挑戦権だけ手に入れて挑んだのかという事です。色々な見解があるようですが、いまだにはっきりと語られていません。

フロアマスターが登場する天空闘技場編は、ハンターハンターの中でもボリュームがあり人気が高いストーリーとなっています。「念」との出会いや、これからに続く話なので読み返す人も多いようです。ただ、設定が少し複雑になっているようで、説明文だけだとルールやシステムが分からないという意見もあるようです。

天空闘技場で一番注目する戦いは、フロアマスター同士であるヒソカ対クロロという意見がたくさん出ています。圧倒的な強さを誇るヒソカとクロロの戦いは天空闘技場編を語るうえでは欠かせない組み合わせのようです。ヒソカがどういう立場でクロロとの戦いに挑んだのかは疑問が残る内容となっていますが、注目カードなのは間違いないようです。

天空闘技場やフロアマスターの話題で良く出てくるのがカストロです。ヒソカとの戦いで殺されてしまうのでフロアマスターにはなれませんでしたが、キルアの実力を認めている人物でキルアのポテンシャルを感じており「バトルオリンピアで待ってるよ」と伝えていました。ヒソカとの戦いが無ければ間違いなくフロアマスターになっていたと言われています。

今回は、「【ハンターハンター】フロアマスターの強さを考察！ヒソカやクロロ以外の実力は？」を紹介しましたがいかがでしたか？同じフロアマスターでも実力には差があるようで実力に関しては一括りにできません。クロロやヒソカの場合は圧倒的に戦闘能力が上なので、なんとかフロアマスターになれたようなキャラクターとでは天と地ほどの差があるようです。

また、アニメ版の天空闘技場では戦闘シーンなどの描写が違うだけではなく、ゴン達が天空闘技場で知り合ったズシがフロアマスターになっていたりするので、まだご覧になっていない方は原作とアニメ版や映画版を見比べてみてはいかがでしょうか？