【ULTRAMAN】スクルーダ星人アダドの正体と元ネタを考察!敵・味方どっち?

清水栄一先生と下口智裕先生の豪華タッグ作品で知られる『ULTRAMAN』。そのパラレルなウルトラワールドに登場するスクルーダ星人のエージェント「アダド」について紹介していきます!『ULTRAMAN』の世界で暗躍する「アダド」は味方なのか?「アダド」は星団評議会とどう関わっているのか?スクルーダ星人と「ダダ」の関係は?など気になる疑問と「アダド」の魅力を一気に解説してきましょう。

【ULTRAMAN】スクルーダ星人アダドの正体と元ネタを考察!敵・味方どっち?のイメージ

目次

  1. アダドとは?
  2. アダドの正体は敵?味方?元ネタも紹介
  3. アダドの魅力
  4. アダドに関する感想や評価
  5. アダドの正体と元ネタまとめ

アダドとは?

「ダダとよく似ている」「敵か味方かわからない!」「かっこいい!」「お茶目!」など様々な感想が交錯している人気キャラクター「アダド」。『ULTRAMAN』に登場するアダドとはいったい何者なのか?本当に味方なのか?星団評議会とはなんなのか?など気になる疑問を解消しつつ、星団評議会のエージェント「アダド」の魅力について迫っていきましょう。

ULTRAMANの作品情報

まずはじめに、スクルーダ星人のアダドが登場する作品『ULTRAMAN』についてご説明しましょう。ネット配信やコミックスなど多方面で展開するドラマにご注目ください。

ULTRAMANの概要

『ULTRAMAN』は清水栄一先生原作、下口智裕先生作画のタッグでおくる『ウルトラマン』シリーズ(1966~)を下地に大胆なアレンジを加えたパラレルワールドものです。2001年からコミック版が刊行され、現在も「月刊ヒーローズ」で連載されています。2019年6月現在の最新刊は13巻までが発売されており、まだまだ先が気になる展開になっています。

また、アニメ版『ULTRAMAN』も2019年4月1日から「Netflix」にて全13話の独占配信がされました。神山健治監督と荒牧伸志監督、そしてアニメーション制作スタジオはProduction I.Gという『攻殻機動隊』チームによって制作がなされたことでも話題になっています。アニメ化はコミックス版の8巻までの内容を中心に構成されており、原作であるコミックス準拠ですがアレンジもなされています。

ULTRAMANのあらすじ

光の巨人「ウルトラマン」によって異星人による侵略や怪獣による幾多の破壊と混乱から地球が守られ、彼が故郷である「M78星雲」へと帰還してから40年後。かつてウルトラマンと同化して世界を救った「早田進」の息子「早田進次郎」は怪力など人とは違う能力を持ちその力の使い方に葛藤していました。

そんなある日、謎の敵「ベムラー」の襲撃を受けた進次郎を間一髪で助けてくれたのはパワードスーツである『ウルトラマンスーツ』に身を包んだ父でした。そんな父を守るため、あるいは己の持つ能力の正しい使い方を探すために、進次郎は解散したはずの科学特捜隊と協力し『ウルトラマンスーツ』を使って、「ベムラー」や異星人たちとの闘いや、星団評議会の思惑、異星人の社会問題などのに身を投じていくのです。

アダドはスクルーダ星人

『ULTRAMAN』の世界観には「異星人」というニンゲン以外の種族が登場し基本的には隠れて生活しており、そのなかでニンゲンに危害を加える種族の取り締まりを「科学特捜隊」が、異星人の管理と統括を「星団評議会」が行っています。今回の記事の主人公「アダド」はそはそういった勢力図のなかでも「スクルーダ星人」と呼ばれる「異星人」のひとりであり、「星団評議会」のエージェントにあたります。

「スクルーダ星人」は好戦的な種族ですが、アダドはそのなかでも遺伝子操作を行ったことでより強くなっているとされているため、スクルーダ星人自体はそこまで科学特捜隊や星団評議会が特別危険視するほど凶悪な種族ではないようです。また、アダドの劇中での食事シーンをみるに甲殻類のようなものを食べることから、スクルーダ星人は肉食ないしは雑食の種族であることが伺えます。

アダドの初登場シーン

アダドが登場したのはコミック版だと『ULTRAMAN』4巻、アニメ版だと『ULTRAMAN』7話の『佐山レナライブツアー2018』になります。アダドは「佐山レナ」の殺害を目論む異星人やニンゲンたちに対して囮捜査をしており、ここで進次郎と諸星弾のふたりを翻弄することになります。

武器はナイフなどの白兵武器と、遠隔使用の爆弾を組み合わせており、「ウルトラマンスーツ」を装備した進次郎と「ウルトラマンスーツver.7.1」を装備した諸星弾を1人で相手にするなどファンに強烈な印象を刻みつけました。

アダドの担当声優は津田健次郎

アニメ版『ULTRAMAN』のアダドの担当声優は『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』(2000~)の「海馬瀬人」や『テニスの王子様』(2001)の「乾貞治」、『ワンパンマン』(2015~)の「アトミック侍」、『ゴールデンカムイ』(2018)の「尾形百之助」、『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』(2019)の「葦名弦一郎」などでもおなじみの津田健次郎さんです。

アニメ版『ULTRAMAN』では、アダドの芝居掛かった言い回しから低く重い問題を問いかける演技などが人気となっています。

ULTRAMANアニメ公式サイト

アダドの正体は敵?味方?元ネタも紹介

アダドの正体は味方だった

ライブ会場に爆発物を設置しながら演技がかった口調で佐山レナを取り巻く真実や真犯人達を炙り出しながら会場の破壊を宣言するアダドに、進次郎と諸星は敵だと判断し応戦します。しかし、ふたりがピンチのなかでとった選択を見届けると、ここで自分が進次郎と諸星からすれば間接的な味方である「星団評議会」のエージェントであることを明かし犯人を誘き寄せて始末するのが目的であったと告げるのでした。

アダドの元ネタはダダ

アダドの元ネタは初代『ウルトラマン』から度々シリーズ内に登場する怪獣「ダダ」であることが考察出来ます。それは縞模様がはっきりとした身体的なデザインの特徴と「アダド(ADAD)」の綴りが「ダダ(DADA)」の逆から読んだアナグラムであることなどからほぼほぼ確定といっていいでしょう。

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アダドの魅力

アダドの魅力①本当は優しい

残忍な行動やトリックスター的な面が強いアダドですが、似た境遇の者への義理堅さや情に厚い性格すらうっすら見え隠れする優しさが彼の魅力を一層引き出しています。とくに不法移民への応対はどこか優しさや気品すら伺わせよりミステリアスな印象を与えてくれます。

アダドの魅力②星団評議会との関係

星団評議会のエージェントでありながらただの従僕ではないアダドの巧妙さが魅力に繋がっています。地球人との平和な協調を掲げる星団評議会ですが、どうやら一枚岩ではないらしく、その不安定ななかでアダドは「ベムラーと協力して星団評議会を裏切る」という大胆な手口にでます。この立ち回りの華麗さの真意をファンは注目して見守っているのです。

アダドの魅力③変身シーン

初登場時は細身の筋肉質な体を披露したアダドですが実はスクルーダ星人のなかでも遺伝子操作をおこなった個体ならではの変身した姿が存在します。

それは、『ULTRAMAN』12巻で獅子兄弟に対抗するために披露した遺伝子操作体としての姿であり、同胞を守るためにとった奥の手でした。この更に変化するという要素がまたアダドの魅力になっているのです。

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アダドに関する感想や評価

アダドのアクションシーンだけでなく、アニメ版声優である「津田健二郎」さんの演技もまたファンの心を掴む要因になっているようです。

星団評議会のエージェントでありながら絶妙な立ち位置で暗躍するスクルーダ星人のアダドを「かっこいい!」と評する感想は多々あります。味方なのか敵なのか考察する楽しみもあってダークヒーロー性が増しているのです。

ウルトラマンファンのなかでもトラウマとされることの多い「ダダ」。劇中のかっこよさに対して好感を持つ一方で、「ダダ」であるという衝撃が「つらい」、あるいは「ダダが出てくるのが面白い!」など様々な物議を醸しています。

アダドの敵なのか味方なのか一概には判断できないトリックスター性がたまらないという感想もたくさんあります。そのミステリアスな印象から繰り出される驚きの選択や言動がファンをワクワクさせているのです。

またかっこよくて残忍なアダドの日常シーンもまたファンの心に残っている「ツボ」のようです。異星人の街とはいえ「焼き鳥屋にいるダダ」っぽいアダドという図は微笑ましさがあります。

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アダドの正体と元ネタまとめ

スクルーダ星人である「アダド」の魅力にせまる紹介はいかがだったでしょうか?まだまだコミックスもアニメも新展開が予想される『ULTRAMAN』の気になる展開を追うとともに登場キャラクターたちについて調べてみても面白いかもしれません!

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