空挺ドラゴンズの見所・あらすじをネタバレ!登場人物一覧と相関図も紹介

『空挺ドラゴンズ』という漫画をご存知でしょうか?『空挺ドラゴンズ』は龍を捕まえて、食べてしまうという世界を描いた作品で、捕龍船”クィン・ザザ号”を舞台に乗組員達が命懸けの龍捕りを繰り広げる物語です。龍を食べてしまうという何とも奇抜な物語ですが、その壮大な世界観等が話題となり、人気が急上昇しています。今回はアニメ化も決定し、飛ぶ鳥を落とす勢いの『空挺ドラゴンズ』のあらすじをネタバレ紹介し、登場人物や相関図も解説していきます。

空挺ドラゴンズの見所・あらすじをネタバレ!登場人物一覧と相関図も紹介のイメージ

目次

  1. 空挺ドラゴンズとは?
  2. 空挺ドラゴンズのあらすじネタバレ
  3. 空挺ドラゴンズの登場人物一覧
  4. 空挺ドラゴンズの相関図
  5. 空挺ドラゴンズの原作者・桑原太矩
  6. 空挺ドラゴンズに関する感想や評価
  7. 空挺ドラゴンズのあらすじネタバレまとめ

空挺ドラゴンズとは?

『空挺ドラゴンズ』は桑原太矩(くわばら・たく)先生による龍の存在する世界を描いたファンタジー漫画です。空を飛ぶ龍を捕まえ、売る事で生計を立てている空挺”クィン・ザザ号”の乗組員達が命懸けで奮闘する物語です。空の上で繰り広げられる壮大な龍との格闘や捕縛の描写、美味しそうな料理の数々等が評価され、多くの読者の心を魅了しています。

宮崎駿へのリスペクト

『空挺ドラゴンズ』の原作者・桑原先生はインタビューでアニメーション映画の巨匠・宮﨑駿監督の影響を受けている事を明かしています。工業品の存在しない世界を描く為に定規を使わず、手癖の線が残る『風の谷のナウシカ』の様な作風を目指されたそうです。どこか”ジブリ”の世界観が漂う『空挺ドラゴンズ』は、宮﨑駿監督に対するリスペクトによりジブリの要素が組み込まれた作品となっています。

ドラゴンが登場

『空挺ドラゴンズ』で忘れてはならないのが”龍(ドラゴン)”の存在です。龍は空を飛ぶ生き物として登場します。龍が空を飛ぶ原理は翼で飛ぶのではなく、体内の臓器である「震臓」という器官を使用して空に浮いています。これは大きな体をして翼で飛ぶ事は出来ないと考えた桑原先生が考えた、大きな龍が空を飛ぶ原理でした。

海洋生物がモデル

龍のモデルは海洋生物であると桑原先生は明かしています。それは水中生物は宙に浮くように泳いでいる事から、空に浮いている龍と通ずるものがあると考え、デザインのモチーフにされているそうです。登場する龍の中には、クラゲやクジラのような姿形をした、海洋生物を匂わせる龍が登場しています。

食欲をそそる料理シーン

『空挺ドラゴンズ』で印象的なシーンに、食欲をそそる料理シーンが登場します。龍を捕まえ売って生活をしている乗組員にとって、龍は食材でもあります。龍という架空の生き物を食べているので、一見恐ろしいゲテモノ料理なのではと躊躇してしまいますが、『空挺ドラゴンズ』に登場する料理はとても美味しそうに描かれています。

それは原作者である桑原先生が”日常”を描く事を徹底しており、空想の食材でファンタジーな調理を行ってしまうと”地に足がつかなくなる”のではと考えたからだそうです。桑原先生自身も料理が趣味との事で、料理の腕を生かし、美味しそうな馴染みのある料理を描かれています。

アニメ化も決定

人気が上昇中の『空挺ドラゴンズ』は2020年1月にフジテレビ「+Ultra」にてアニメ化される事が決定しています。アニメの製作チームには、シリーズ構成・脚本に「暗殺教室」「アルスラーン戦記」等の人気作品を手掛ける上江洲誠さんを起用し、アニメーション制作は3DCG制作会社のポリゴン・ピクチュアズが手掛けます。

かつて大人気となったアニメである「シドニアの騎士」や「BLAME!」のス製作タッフが再集結し、『空挺ドラゴンズ』の圧倒的なファンタジー世界をアニメーションで表現します。

アニメ「空挺ドラゴンズ」公式サイト

空挺ドラゴンズのあらすじネタバレ

現在「good!アフタヌーン」にて連載中の『空挺ドラゴンズ』ですが、単行本も発売されています。そこで現在まで発売されている単行本のあらすじをネタバレし、『空挺ドラゴンズ』の物語をご紹介していきます。

1巻のあらすじネタバレ

まずは1巻のあらすじをネタバレしていきます。1巻では主人公・ミカを中心に”龍捕り(オロチとり)”の描写が多く描かれています。様々な龍に合わせて捕縛方法を変え、乗組員は奮闘します。また、それぞれの乗組員の紹介や、空挺に乗船した経緯等の紹介も行われます。今後の物語の大切な伏線もある為、とても重要な巻である事が分かります。

龍のエピソードとしては”光る龍”が登場します。乗組員のジローは「嵐から船を守ってくれる光る龍」の言い伝えを信じていました。迷信だと仲間に笑われますが、やがて”クィン・ザザ号”は嵐に巻き込まれます。そんな中、主人公・ミカとジローの前に輝く龍が現れます。果たして、”クィン・ザザ号”は無事嵐を抜ける事ができるのか目が離せない展開となっています。

2巻のあらすじネタバレ

次に2巻のあらすじをネタバレしていきます。2巻では”クィン・ザザ号”の補給の為、捕龍で栄えた港町・クオーン市に立ち寄ります。久しぶりの街に乗組員達は各々の休息を楽しんでいました。そんな中、他の捕龍船の乗組員と喧嘩をしてしまいます。ようやく騒動が収まった後、今度は騒動の捕龍船が捕まえていた龍が逃げ、街を破壊してしまいました。

”クィン・ザザ号”の乗組員達は騒動に紛れ、逃げた龍を捕縛しようと画策しますが、龍は光線を使い周囲を焼き払ってしまう厄介者でした。果たして”クィン・ザザ号”の乗組員は龍を捕まえる事ができたのでしょうか。

3巻のあらすじネタバレ

それでは3巻のあらすじをネタバレしていきます。3巻ではタキタがメインで物語が進みます。龍捕りの最中にタキタが空挺から落下してしまいます。乗組員達はタキタの生存は絶望的だと諦め掛けていましたが、タキタは偶然通りかかった猟師のアスケラによって助けられていました。落下した際に、タキタにもつれ合うように小さな龍がいたおかげでタキタは重傷を負わずに済みました。

その小さな龍はタキタを母親のように慕うようになりますが、地上で生きる事ができない龍はどんどん弱っていきます。龍の群れに返す為、タキタは単身で龍が出ると言われている山を登り、龍の群れに近付こうとします。果たしてタキタは無事龍を帰す事ができたのか、必見の内容になっています。

4巻のあらすじネタバレ

大波乱となる4巻のあらすじをネタバレしていきます。4巻では”クィン・ザザ号”が廃業の危機に陥ります。航行中に豪華な船と衝突し、船体を破損してしまいます。”クィン・ザザ号”の修理には莫大な金額がかかり、船がない為龍捕りもできず資金を用意する事ができません。そんな中、ヴァナベルが”クィン・ザザ号”に衝突した船を発見し潜り込む事に成功しました。

船の持ち主は大富豪の御曹司で、龍の写真を撮る事が趣味のブルノという男でした。ヴァナベルはブルノに”クィン・ザザ号”を近くの街まで運んでもらうように頼みますが、ブルノは聞き入れません。ヴァナベルを追い出そうとした時、彼女の見た龍の話を聞きブルノは目の色を変えました。果たして”クィン・ザザ号”は再び空へ飛び立つ事ができるのか、注目の展開となっています。

5巻のあらすじネタバレ

最後に5巻のあらすじをネタバレしていきます。5巻では”クィン・ザザ号”がある龍と対峙します。それは捕龍船を狙って襲う”船喰い”と呼ばれる龍で、高額な賞金のかかっている龍でした。捕縛しようと奮闘する”クィン・ザザ号”の乗組員ですが、ヴァナベルが”船喰い”に飲み込まれてしまいました。なんとか彼女を助け出す事に成功しましたが、ヴァナベルの顔や体は傷だらけになっていました。

危機を脱し、”クィン・ザザ号”は大都市・ハーレへ到着します。そこで薬等を手に入れる為、街へ繰り出したミカ達の前にある男が現れます。それはかつてミカと共に龍捕りをしていたクジョーという男でした。ミカと喧嘩をする等一見仲が悪いように見えた二人ですが、実はクジョーはミカの師匠でした。過去の二人の龍捕りが描かれており、ミカの過去に迫る目の離せない展開となっています。

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空挺ドラゴンズの登場人物一覧

個性的で、魅力的なキャラクターが多い『空挺ドラゴンズ』の”クィン・ザザ号”には総勢19人の乗組員が在籍しています。次は、そんな”クィン・ザザ号”の乗組員達を一人ずつご紹介していきます。

登場人物一覧①フェイ

フェイは1コマ目の一番背の高い金髪の男性です。髪の毛がツンツンと立っているところがチャームポイントで、同じく”クィン・ザザ号”の乗組員であるソラヤと仲良くしているシーンが多いです。

登場人物一覧②リー

リーは”クィン・ザザ号”の経理を担当している乗組員です。メガネにちょび髭を生やした男性で、「レイ・システム」という船員の報酬計算式を管理しています。”クィン・ザザ号”の金銭面は彼一人で担っています。

登場人物一覧③ソラヤ

ソラヤは前髪を真ん中で2つに分けた黒髪の男性で、同じ乗組員のフェイと仲が良いとされています。タキタをからかう等剽軽な性格で、食事の量に対して人一倍シビアな一面を持っています。

登場人物一覧④バーコ

バーコは上の画像でリーの前、ソラヤの左側にいる特徴的な髭をした男性です。バーコは登場回数も少なく、名前が明かされたのもかなり遅かったキャラクターです。セリフも少ない為、謎に包まれているキャラクターですが、同じ乗組員であるバダキンと仲が良いようです。

登場人物一覧⑤カペラ

カペラは1コマ目に登場している眼鏡をかけたショートカットの女性です。”クィン・ザザ号”に搭乗する数人の女性の内の一人で、とても長身なスタイルをしています。操縦士の彼女は、船長代理のクロッコと行動を共にする事が多いようです。

登場人物一覧⑥バダキン

バダキンはとても立派な口髭を生やした男性です。バーコと仲が良いようで、よく同じシーンに登場しています。街に出掛ける際も、バーコと一緒にショッピングを楽しむ様子が描かれています。

登場人物一覧⑦ヨシ

ヨシは黒髪を後ろに束ねた男性で、コック服を着ています。”クィン・ザザ号”の調理担当で、腹ペコな船員達の胃袋を満たしてくれる欠かせない存在です。グルメ漫画の要素が強い『空挺ドラゴンズ』では登場回数も多く、中心的な人物の一人となっています。

登場人物一覧⑧クロッコ

クロッコは”クィン・ザザ号”の船長代理という重要な人物です。ヘビースモーカーなようで、かなりの確率でくわえ煙草をして登場します。操縦士であるカペラと行動を共にする事が多いです。なぜ彼が”船長代理”なのかはまだ明かされていません。

登場人物一覧⑨ギブス

ギブスは口の周りに髭の生えた中年の男性です。立場的に”副船長”のような立ち位置で他の船員に指示を出す等の役割を担っています。船長代理・クロッコの右腕のように描かれているシーンもあり、”副船長”としての苦労が絶えない様子です。

登場人物一覧⑩ミカ

『空挺ドラゴンズ』の主人公・ミカは龍捕りの才能に優れた”クィン・ザザ号”のエースです。龍捕ることだけでなく、食べる事も大好きで、その為に”クィン・ザザ号”に乗っていると語っています。他の船員では分からないような距離からでも龍を探知し、時には龍に飛び乗って止めを刺す等、逸脱した龍捕りの技術を持っています。

登場人物一覧⑪ジロー

ジローはミカと仲が良く、船員の中では若い年代の少年です。天測の才能に優れ、その技術は他の船員の中でも一番と言える程の正確さを持っています。”クィン・ザザ号”がクオーン市を訪れた際に、船員に連れて来られた娼館で、カーチャという少女と恋に落ちます。カーチャが街に残る選択をした為、短い恋は終わりを告げる事になりました。

登場人物一覧⑫タキタ

タキタは”クィン・ザザ号”の船員の中で一番の下っ端です。龍捕りを行うようになってから日が浅く、まだまだ発展途上なタキタは、当初龍捕りを続けるべきか悩んだ時期もありました。龍捕りの魅力に気づき、吹っ切れた彼女は先輩船員達の指導の元、龍捕りの技術を向上する為日々努力しています。

登場人物一覧⑬ヴァナベル(ヴァニー)

ヴァナベルは女性ながら”クィン・ザザ号”の船員の中で一番の龍捕りの腕を持つと言われています。愛称はヴァニーで、ミカだけがヴァナベルと呼んでいます。身だしなみに気を遣う年頃の女性で、龍から採取した香油で髪の手入れをする等女子力の高い一面を持っています。かなりの酒豪で、酒には滅法強いという裏の顔を持っています。

登場人物一覧⑭ニコ

ニコは2コマ目の手前側に座る頭に黒いバンダナを巻いた男性です。喧嘩っ早い一面があり、街に着いた際にはオーケンを色街に誘う等少々やんちゃな性格です。なぜ頭にバンダナをしているかは謎で、まだ明かされていません。

登場人物一覧⑮ダグ

”クィン・ザザ号”の整備士で、長老のダグは右端の白い整備服を着たおじいさんです。船員の仲間達から「おやっさん」と呼ばれ、親しまれています。整備士見習いのヒーロとは仲が良いようで、船員の仲間達が街に繰り出す中、二人で船に残りのんびりとお茶を嗜むシーンが描かれています。船になくてはならない重要な人物です。

登場人物一覧⑯ガガ

ガガは坊主頭に出っ張ったおでこ、たらこ唇が特徴の男性です。温厚な性格のようで、同年代のオーケンやニコが酒を飲み色街に繰り出すと意気揚々としているのに対し、「画材屋へいく」と言ってニコにノリが悪いと絡まれていました。絵が得意で、ガガの絵により”クィン・ザザ号”の修理費をブルノに払ってもらう事ができました。同時にブルノに「自分の船に乗らないか」と誘われますが、ガガは返事を保留にしています。

登場人物一覧⑰ヒーロ

メインの後ろに映っている少年、ヒーロは”クィン・ザザ号”の整備士見習いで、『空挺ドラゴンズ』の中で最も影が薄いと言われているキャラクターです。船員達が街に繰り出す中、長老のダグと共に静かな船に残りゆっくりと休息を取っている姿から、若年寄りのようなイメージを持たれています。

登場人物一覧⑱メイン

メインは”クィン・ザザ号”の整備士で、数少ない女性乗組員です。黒髪のストレートボブが印象的な可愛らしい容姿をしており、同じ整備班のダグやヒーロに比べ、賑やかな性格の女の子です。

登場人物一覧⑲オーケン

オーケンは細目が特徴の男性で、同年代のニコと仲が良く、悪友のような関係性です。ニコ同様に喧嘩っ早い性格をしているようです。街に繰り出した際、美人な女性を見て「踏みつけられたい」と発言している事から、ややマゾヒストな一面を持っているようでした。

空挺ドラゴンズの相関図

こちらはライターのあひろてさんが作成した『空挺ドラゴンズ』登場キャラクターの相関図になります。未だ関係性に謎が多い”クィン・ザザ号”の乗組員達の相関図で、どのような関係なのか分かりやすく紹介してあり、非常に見やすい相関図となっています。この主人公・ミカを中心とした相関図を元に『空挺ドラゴンズ』のキャラクターの関係性を考察していきます。

相関図①恋愛要素は薄い?

総勢18名の”クィン・ザザ号”の乗組員ですが、上の相関図でピンク色に表してある女性キャラクターは4人しか在籍しません。そして、相関図を見て頂くと分かりますが、主人公・ミカとの恋愛要素が予測されるのはヴァナベルとタキタになります。

特にヴァナベルに関しては、ミカのみが本名で呼ぶ等”特別扱い”をしているような印象も受けます。作中でヴァナベルの胸元を見つめるミカが描かれる等、ミカがヴァナベルを”女性”として意識している描写もありましたが、これは後に桑原先生が「ミカが食欲ばかりのキャラクターでは嘘っぽくなってしまう」と取り入れた要素だったと語られています。そしてミカの性格上ヴァナベルを愛称で呼ばないのだそうです。

以上の事から、現段階でミカとヴァナベル、タキタの恋愛に繋がるような要素は皆無に等しいと言えます。ミカの怪我をしたヴァナベルを気遣う様子も、”クィン・ザザ号”の乗組員で仲間としての友好的な感情によるものと捉えられています。今後船員達の人間関係がどのようになっていくのか楽しみにしているファンも多いようです。

相関図②家族のような関係

一つの空挺の中で寝食を共にしている”クィン・ザザ号”の乗組員達はどこか家族のような関係だと言えます。相関図にあるように、それぞれの年代に近いもの同士仲が良かったり、それぞれの持ち場でつるんでいたりと非常に和気藹々とした雰囲気の中で生活しています。一つの鍋から料理を分け、力を合わせて命懸けの狩りをしている彼らは家族のような絆で結ばれていました。

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空挺ドラゴンズの原作者・桑原太矩

次に壮大な世界観を舞台に魅力的なキャラクターが登場する『空挺ドラゴンズ』の原作者である桑原太矩(くわばら・たく)先生のプロフィールや『空挺ドラゴンズ』の裏話満載のインタビューについてご紹介していきます。

桑原太矩のプロフィール

桑原先生は1985年5月20日生まれで、北海道札幌市出身です。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科を卒業され、2010年にアフタヌーン四季賞で『鷹の台フリークス』という作品で佳作に輝いています。そして、翌年には同じくアフタヌーン四季賞で『ミミクリ』という作品で準入選をされました。

2013年からは「good!アフタヌーン」で『とっかぶ』という作品の連載がスタートし、2015年に完結しています。『とっかぶ』は全4巻が発売されており、情に厚いヒーロー志望の少女と、自称アマチュアスパイの少年が特別課外活動部、通称「特課部」として人助けに励む青春漫画です。そして2016年から『空挺ドラゴンズ』の連載が開始されました。

桑原太矩のインタビュー

Webメディアサイト・コミスペ!で桑原先生のインタビューが掲載されました。それによると、『空挺ドラゴンズ』は”空から降りてくる巨大な生き物を解体する”絵から着想され、最終的に地上で待つのではなく能動的に空を飛ぶ事にしたのが『空挺ドラゴンズ』の始まりだったと桑原先生は語っています。

『空挺ドラゴンズ』は冒険ではなく、日常もの

そして、『空挺ドラゴンズ』は”日常もの”である事に重きを置いており、”日常”を表す要素として”龍を捕まえ、解体し、食べる”ところまで描く事にされたそうです。それによって、『空挺ドラゴンズ』は”グルメ漫画”要素が付け加えられました。

ミカを中心に捉えることで、周りの登場人物が成長しても日常が描けるんです。

敢えて若者であるジローやタキタを主人公にしない事で、”超えなければならない壁”が出て来るのを避けたそうです。あくまで”龍を狩る人々の日常”を描く為、敢えて主人公にしては高い年齢層のミカを中心にし、周りのキャラクターの成長を傍観者として見る事ができる立ち位置に置く事で、”日常”を描く事に成功されています。

このインタビューから、桑原先生が強く”日常”を描く事を意識されており、あくまで自然に”龍を狩る人々”の生活を描こうとされているのが分かります。龍捕りというファンタジーな物語の主軸がありながら、どこか懐かしく思える雰囲気は、私たちの身近にある日常と何ら変わらない、”クィン・ザザ号”の人々の”日常”を描いているからだと分かりました。

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空挺ドラゴンズに関する感想や評価

『空挺ドラゴンズ』がアニメ化される事を聞きテンションが上がったという方の声です。この方はアニメ化が決まる前1巻から読んでいる読者さんとの事で、『空挺ドラゴンズ』の龍が登場する描写を賞賛しています。世界観も素晴らしいですが、桑原先生の描く風景や描写にも賞賛の声は集まっています。

この方は落ち込んだり、辛い事があっても『空挺ドラゴンズ』を読むと、その世界に惹き込まれ元気付けられると仰っています。ミカの明るい性格や、強い意志、信念は読者の心を勇気付けている事が分かります。

この方は『空挺ドラゴンズ』の原作者である桑原先生を賞賛されています。物語の発想や表現力、描写の仕方や、キャラクターのデザイン等どれを取っても素晴らしく、魅了されるファンは多くいます。2020年のアニメ化ではそんな桑原先生の世界観を壊す事なく、『空挺ドラゴンズ』の素晴らしさが最大限引き出される作品となる事が期待されています。

空挺ドラゴンズのあらすじネタバレまとめ

今回は『空挺ドラゴンズ』のあらすじのネタバレやキャラクター紹介、相関図を用いた関係性の考察等を行いました。登場人物紹介等ではっきりとキャラクターの詳細を記していない『空挺ドラゴンズ』は、物語の中でキャラクターの関係性や、相関図、性格等を考察していく必要があります。

どんなキャラクターでどんな関係になるのか、相関図を予想していくのも読者の楽しみの一つになっています。19人の”クィン・ザザ号”乗組員達それぞれに物語があり、意志があります。そんな今後の展開とキャラクター相関図の変化は必見です。

2020年には待望のアニメが放映開始され、どのようなアニメ作品になるのかファンは待ちきれない様子でした。最高のアニメ制作スタッフが集結し、『空挺ドラゴンズ』の素晴らしい世界観を最大限アニメで表現できるように準備が進められています。アニメ化も控えている、今後ますます人気が上昇する事が間違いない『空挺ドラゴンズ』から目が離せません。

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