2019年06月26日公開
2019年06月26日更新
【Fate/Zero】イスカンダルの名言集!かっこいいセリフや魅力も紹介
大人気シリーズ『Fate』のなかでもファンの多い『Fate/Zero』。今回はその『Fate/Zero』のライダー陣営「征服王イスカンダル」の,名言やセリフ、声優などについてご紹介します。『Fate』シリーズでの醍醐味でもあるギルガメッシュなどほかの英霊との名言セリフの掛け合いや『Fate/Zero』ライダー陣営のマスター「ウェイバー・ベルベット」と「征服王イスカンダル」との関係など、名言とともにその魅力を振り返ります。
目次
イスカンダルが登場!Fate/Zeroとは?
『Fate/stay night』からはじまる『Fate』シリーズの一角『Fate/Zero』。その壮大な物語のなかでも人気が高いライダー陣営のサーヴァント「征服王イスカンダル」についてみなさんご存知でしょうか?今回はその「征服王イスカンダル」に焦点を当てて、名言やそのほか魅力ある宝具セリフ、ギルガメッシュとの名シーンや声優、マスターとの関係などまとめてご紹介します。
Tips:Fate
『Fate』シリーズとは、TYPE-MOONによって2004年発売されたPCゲーム『Fate/stay night』からはじまるシリーズ作品の総称です。あらゆる願いの叶う万能器「聖杯」を巡って魔術師(マスター)と召喚された歴史上の英霊である「サーヴァント」がそれぞれの思惑のなかで絡み合い、最後の一陣営までデスゲーム「聖杯戦争」を繰り広げます。
『Fate/stay night』『Fate/hollow ataraxia』『Fate/EXTRA』『Fate/Apocrypha』など、『Fate/Zero』以外にもたくさんの媒体と作品群があり、楽しみ方は人それぞれとなっています。史実上の人物であるサーヴァントやマスターなどのキャラクターの好き好みで触れてみても面白いですし、時系列順に触れるのもいいでしょう。
2019年1月12日には『Fate/stay night』の間桐桜ルートの映画版2作目である『劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel II. lost butterfly』が公開されたことでも話題になりました。
『Fate/Zero』は1作目である『Fate/stay night』よりも過去の時間軸で語られる作品になっており、単体でも楽しめますが『Fate/stay night』のネタバレが含まれるため、一般的に『Fate/stay night』に触れてから鑑賞するといいとされています。
Fate/Zeroの作品情報
『Fate/Zero』は2006年から虚淵玄先生によって執筆されたTYPE-MOONの伝奇小説(ライトノベル)です。TYPE-MOONの奈須きのこ先生作の『Fate/stay night』のスピンオフものにあたり、『Fate/stay night』の舞台である「第五次聖杯戦争」の10年前におきたとされる「大四次聖杯戦争」の行われた冬木市を舞台にしています。小説からドラマCD、コミックス、そしてアニメへと媒体は広がり、現在でも多くの方々に愛されています。
Fate/Zeroのあらすじ
1990年代のある年の秋、日本の地方都市「冬木市」で7人の魔術師(マスター)が、伝説上の偉人である英霊(サーヴァント)を召喚して「聖杯」を巡り戦う「聖杯戦争」が勃発します。「聖杯」は「勝利者のあらゆる願いを叶える願望器」であり、脈々とこの地で聖杯と魔術を巡って啀み合っていた「アインツベルン」「遠坂」「間桐」の三家が中心となってこの「大四次聖杯戦争」を進めることになります。
「アインツベルン」家の委嘱を受けた主人公「衛宮切嗣」は、「セイバー」のサーヴァントを召喚し、妻の「アイリスフィール・フォン・アインツベルン」、従者の「久宇舞弥」とともにこの「大四次聖杯戦争」に挑むことになります。「セイバー」の求める戦い方とは違う切嗣なりの正義の執行の仕方と戦い方などすれ違いをしつつ、それでも前を向きつつ「聖杯戦争」に挑む「セイバー」陣営。
そこに待ち構えていたのは、「セイバー」以外にも陰謀や夢そして渇望する願いなど「ランサー」「アーチャー」「ライダー」「キャスター」「アサシン」「バーサーカー」の7つの陣営それぞれが抱える強い想いの絡み合うものだったのです。
Fate/Zeroのアニメ情報
アニメ版『Fate/Zero』はufotableによって2011年から制作されたアニメ作品で、全25話に渡り豪華な声優と名言溢れる掛け合い、そして映像美溢れるダイナミックな作品として大変話題になりました。監督はあおきえい監督がつとめ、アニプレックス、星海社、ノーツ、ニトロプラス、ufotableの5社が合同で製作にあたったのも特徴です。
Fate/Zeroは登場人物が魅力的
『Fate/Zero』は『Fate/Stay night』のスピンオフということもあり、『Fate/Stay night』に繋がる一世代前の人物たちや前作から続投されるキャラクターなどを豪華声優が演じあげています。
Fate/ZeroにはFate/Stay Nightのセイバーとアーチャーなども登場
例えば、『Fate/Stay night』の主人公である「衛宮士郎」のサーヴァントである「セイバー」アルトリア・ペンドラゴン(声優:川澄綾子)も彼を救った「衛宮切嗣」(声優:小山力也)のもとに召喚されるというアツい演出がなされています。
また、『Fate/Stay night』で強大な力とカリスマ性を発揮した「アーチャー」ギルガメッシュ(声優:関智一)が登場したり、前作でも怪しい動きをしていた「言峰綺礼」(声優:中田譲治)がなぜ10年後にあんなことをしたのかなどにも繋がる伏線回収がなされているので『Fate/Stay night』のファンの方からの評価はより高くなっているのです。
Fate/Zeroのライダー陣営
『Fate/Zero』の魅力ある陣営のなかでも感動と熱狂をもって支持される陣営が今回の記事の主人公でもある「ライダー」陣営です。マスターはロンドンの「時計塔」と呼ばれる魔術師養育機関の生徒である「ウェイバー・ベルベット」、そして彼の召喚に応じた大男こそが「ライダー」クラスのサーヴェントである「アレキサンダー大王」ことアレクサンドロス3世。またの名を「征服王イスカンダル」と呼ばれる豪傑の英霊なのです。
Tips:アレキサンダー大王(イスカンダル)
アレクサンドロス3世はギリシア北部の国マケドニアの王で、ヨーロッパのみならずはるか東のアジアまで東方遠征を行いヘレニズム文化を生むことになった偉大なる大王です。
ペルシア王ダレイオス3世との熾烈な戦争や、途方もない距離の旅を経て、インダス川を越え、東西の様々な国でその名を呼ばれたなかにアラビア語の「イスカンダル」があるのです。余談ながら「イスカンダル」の名はシルクロードを渡り中国を経て「韋駄天」という語に変わっていくなど面白い文化の架け橋にもなっています。
イスカンダルの名言・名セリフ集
ここからはそんな「征服王イスカンダル」の気になる名言や宝具セリフなどを振り返っていきましょう。名セリフとして挙がることの多い「征服王イスカンダル」の登場シーンからいくつかご紹介します。
名言・名セリフ①「無欲な王など…」
『Fate/Zero』の11話でセイバーとアーチャーとライダーが盃を酌み交わしつつ王について語り合うシーンのセリフは『Fate/Zero』のアルトリアの危うさやテーマ性を語る上でも欠かせません。
「無欲な王なぞ飾り物にも劣るわい!」
自らを「法」と語るアーチャーギルガメッシュを前にして、「正しき治世」と「理想」を「騎士道」とするセイバーアルトリア。そしてそのセイバーをライダーイスカンダルが一喝したのが上記のセリフです。彼の語る王の姿は「羨望」と「憧憬」と野心ある「覇道」と「王道」であり、喝を入れるようにも聞こえる貫き切った態度はセイバーの心を揺れ動かすことになりました。
名言・名セリフ②「勝利してなお…」
「勝利してなお滅ぼさぬ。制覇してなお辱めぬ。それこそが真の「征服」である!」
これは征服王イスカンダルの人望の厚さと、史実にも色濃く残る東西の文化の架け橋としての豊かさを象徴するセリフです。征服王の所以に傲岸なことでも知られるアーチャーギルガメッシュですらも敬意を称して動かされることになりました。
名言・名セリフ③「彼方にこそ…」
『彼方にこそ栄えあり』―――届かぬからこそ挑むのだ! 覇道を謳い! 覇道を示す! この背中を見守る臣下のために!
『Fate/Zero』23話に登場するライダーのマスターであるウェイバーと征服王イスカンダルの問答セリフも感動を呼ぶシーンになっています。特に上記のセリフはイスカンダルの名言のなかでもキャラクター性をよく表したセリフでありファンの中でも人気です。
名言・名セリフ④「王とはッ…」
「王とはな、誰よりも強欲に、誰よりも豪笑し、誰よりも激怒する、清濁含めてヒトの臨界を極めたるもの。
そう在るからこそ臣下は王を羨望し、王に魅せられる。一人一人の民草の心に、“我もまた王たらん”と憧憬の灯が燈る!」
上記の無欲な王に対するイスカンダルの答えがこのセリフになります。常に前を進み続け、インドの果てで部下になだめ引き返すように説得されるまで突き進み夢を見せ続け国民や部下たちを熱狂させ続けた王としての姿がセリフに込められた名言です。もちろん、セイバーの騎士道や王道としての正しい治世もまたひとつの道であり優劣がないからこそこのシーンはファンのなかでも印象深いほろ苦さをもっています。
名言・名セリフ⑤「ああ、そうか…」
あぁ、そうか。この胸の高鳴りこそが……
オケアノスの潮騒だったのだ……
征服王イスカンダルの最期のセリフもファンのなかでは欠かせない趣深いセリフになっています。聖杯戦争を遠征と称し、受肉を願い、そしてギルガメッシュを前にしても楽しむ姿勢を滲ませていた征服王イスカンダル。彼の望みのひとつである「オケアノスの海を見ること」がギルガメッシュとの血湧き肉躍る闘いで叶ったのは実に彼らしい満足のしかただと言えるでしょう。
名言・名セリフ⑥「生きろウェイバー…」
生きろ、ウェイバー。すべてを見届け、そして生き存えて語るのだ。貴様の王の在り方を。このイスカンダルの疾走を
同じく23話に最後にマスターであるウェイバーに残した征服王イスカンダルのセリフがこちらです。聖杯問答から『Fate/Zero』内で何度も繰り返される「王としての正しさ(正義)」とライダーとしての在り方をマスターであるウェイバーに託す気概はまさに親愛なる臣下にとっていた姿そのものでありウェイバーはその王の背を見て憧憬し夢に突き進むことになるのです。
イスカンダルのかっこいい魅力
ここからは名言だけでない「征服王イスカンダル」のかっこいい魅力やお茶目な魅力、別作品への広がりについてもご紹介していきましょう!
海外の反応も良好
意訳ながら海外の方々の感想でみるライダーの立ち位置もSNSでみてみましょう!海外の偉人でもある「征服王イスカンダル」の魅力は海外の方々にはどう映るでしょうか?
i force everyone to watch fate zero n everyone tells me how much they love rider like..... rider is literally thr GREATEST
— qb (@hoodieHER0) February 21, 2019
この方は「Fate/Zeroをみんな絶対にみて、わたしにどれぐらいライダーが好きかどうか話して!ライダーは文字通りめちゃくちゃ"スゴイ"から」と語っています。ライダーファンは海外の方にもたくさんいるのです。
Guys I just really love Fate/Zero and I really need more people to love it too so I have someone to talk about Lancer and Saber and Rider about.
— Sean Donovan (@seanovan13) March 14, 2019
I mean is that too much to ask.
この方は「Fate/Zeroが大好きだから、もっとランサーやセイバー、ライダーについてたくさんのFate/Zeroを愛する人たちと話したい!」と語っています。どの陣営も人気ですがとくにランサーとセイバー、ライダー三つ巴の会話は人気が高いシーンなのです。
Soooo I started getting into the #Fate series lately! I decided to follow in chronological order and start with Fate Zero! And my favorite so far, other than Lancer, is RIDER! I fucking love him! I’d summon him any day! Look at him! He’s awesome!! pic.twitter.com/4rIDnaKiUd
— CyberByte (@Salty_Cyber) July 25, 2018
この方はFate/Zeroから『Fate』シリーズに入り、ランサーの次に大好きな陣営としてライダーを興奮気味に推しています。かっこよさと豪快さと優しさを兼ね備えたキャラクター性は国内外問わず好評のようです。
男らしさ溢れるライダー
野太い声に筋骨隆々の見た目、そして小柄なウェイバーを抱きかかえたり頭を撫でたりはっ倒したりとアグレッシブな印象が強いイスカンダル。ファンの間ではライダー陣営の2人を「親子のようだ」「ライダーは父親」などの声があがっており、セリフ回しからも自らの背を見せて育ててゆく良き征服王の姿が見て取れます。その擬似親子のような関係とイスカンダルの男らしさも魅力になっているのです。
凄まじい宝具
征服王イスカンダルの宝具はどれも豪快でアニメ栄えするとファンのなかでも人気になっています。ご紹介する動画はそんなイスカンダルの征服王たる所以である宝具「王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)」で、多くの英霊級の臣下たちが皆イスカンダルの目指す夢に熱狂して同調し固有結界を生み出すという破格のものになっています。
また、「王の軍勢」以外にも、2匹の牛のような神獣が牽引する戦車型宝具「神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)」を有しており、バーサーカーやセイバー、ランサーに対して猛威を振るいました。
筋肉隆々な肉体
『Fate/Zero』随一の筋骨隆々さをもっているイスカンダルは私服時ははち切れんばかりのTシャツを着こなし、そして戦時はギリシアローマらしさのある皮鎧を着て振る舞う姿はまさに圧巻であり、マスターが小柄なだけにより強調されてみえる凸凹感はファンの心をがっしりと掴んだのです。
勇ましい戦い方
イスカンダルの魅力のひとつが最初から最後まで背で語り常に前へ前へと猛進する勇ましい戦いっぷりです。ライダーらしい闘い方とも言えるでしょうが、特に『Fate/Zero』のライダーであるイスカンダルはギルガメッシュが認めるほど背中で語り臣下を率いることを象徴するカットが多くなっているのが特徴です。
またアニメ化した際は声優の大塚明夫さんの演技もあり、「AAAALaLaLaLaLaie!」という耳に楽しい雄叫びがファンの間で人気になりました。
愛馬もかっこいいライダー
イスカンダルの愛馬である「ブケファラス」にマスターのウェイバーと共に騎乗する様も非常に人気の高い魅力的なシーンです。「ブケファラス」は史実上に登場するアレキサンダー大王の名馬で、壁画などにも記されています。
FGOゲーム内のモーション
スマートフォン版でも蹂躙しつづける征服王イスカンダルの宝具演出や戦闘モーションはファンを沸かせる非常にダイナミックなものになっています。征服王イスカンダルらしく複数の相手を宝具で薙ぎ払え、また味方を鼓舞するカリスマスキルや軍略スキル、自身を強化し臣下や仲間たちの前へ前へと躍進する強力なバフなども兼ね備えているアタッカータイプのサーヴァントです。
Tips:『Fate/Grand Order』
『Fate/Grand Order』はスマートフォン向けにディライトワークスによって開発されたゲームで、TYPE-MOONの『Fate/Stay night』をはじめとする『Fate』シリーズを元にしながら、「人理継続保障機関フィニス・カルデア」のマスターとなって「人理焼却」の真相解明や「聖杯探索」(グランドオーダー)などに向かって特異点への「霊子転移(レイシフト)」を行っていきます。
かっこいい赤い衣装
ギルガメッシュの鮮やかな赤とはまた違う深い赤で統一された皮鎧が征服王イスカンダルのトレードマークです。また、征服王イスカンダルを召喚する際の媒介ともなった真っ赤なマントは『Fate/Zero』から先度々『Fate/Grand Order』なとで取り上げられたりする象徴的なアイテムになっています。
愛嬌のある性格
征服王イスカンダルの欠かせない魅力のひとつがその愛くるしさすらある知識欲と野心、そして愛嬌ある性格でしょう。ウェイバーの焦りなどにまったく動じない豪胆な性格で豪快に笑い豪快にことをすすめていきます。また、ゲーム好きでもあり、劇中でも歴史戦略ゲームを買い付けていっしょに遊ぼうと誘ってくるなど生来の軍略好きが伺えます。
戦車男
図書館内で暴れるフードおじさんから少女を救った、ミリヲタ青年212cm。彼女いない歴 > 戦略爆撃機B-2の生産機数な彼は、行軍中でも荷馬車に乗り降りして体を鍛えるほどの筋トレマニアで、みるからにすごく大きいです。図書館で助けたその少女からお礼に、高級ブランドのエルメロイのティーカップをもらうも、どうしていいかもわからない。そして、そのお礼のお礼に彼女を戦車に乗せるべく、暇をもてあます自称英霊たちの集うスレ「英霊の座」に助けを求める。
TYPE-MOONのエイプリルフールネタとしてアニメの第2シーズンがスタートした2012年に「戦車男」なるウソ企画が発表されライダー陣営ファンのみならず多くのFateファンが笑い転げることになりました。
この際、第1シーズンで「ヒロイン」と言われていたライダーのマスターのウェイバーが女性キャラクターに、そして日常シーンでゲームを買い込む姿やゲームのTシャツを着ている姿が見られたイスカンダルが電車男のパロディキャラになるなどニクい演出がなされたのです。
若い頃は紅顔の美少年
『Fate/Grand Order』にはなんとそんな征服王イスカンダルの若かりし頃の姿がアレキサンダーの名で登場します。驚くべきことに声優は大塚明夫から坂本真綾に変更されており、ファンは度肝を抜かれることになりました。
イスカンダルはギルガメッシュも認めるライダー
ギルガメッシュが賛辞!ウェイバーとのコンビ
『Fate』シリーズの象徴的な王であるギルガメッシュ。そのギルガメッシュが『Fate/Zero』のなかで好意的な評価を下し、奥の手である宝具までも見せた相手が征服王イスカンダルとマスターであるウェイバー・ベルベットになります。ギルガメッシュとイスカンダルの決戦は感動の名シーンとして国内外問わず人気になっています。今回はネタバレにならない範囲でギルガメッシュがなぜ認めるに至ったのか辿っていきましょう。
ギルガメッシュは古代バビロニアを統治した偉大なる王で、『Fate』シリーズのなかでもセイバーアルトリアと並びキーとなる重要なサーヴァントのひとりになっています。彼はアーチャーの固有スキルでもある「単独行動」を思うままに利用しマスターの上に君臨する王であり、同じくマスターのウェイバーを臣下のように従えるイスカンダルに興味を示しています。
ただの臣下ではない共に歩むものとして夢や覇道を語り、そして同盟すら柔軟に持ちかけるイスカンダル。そして、ただ臣下としてではなく自分に出来ることを精一杯しながら賢明にイスカンダルを支えるマスターのウェイバー。この様をして征服王イスカンダルをギルガメッシュは「俺が審判するに能う俗」として認めているのです。
ギルガメッシュ→イスカンダルへの呼びかけが「雑種」→「ライダー」→「征服王」に変化してくの好きだし、最終的に「そなた」になるの好き
— 菊野郎/5月1日「捨てられ勇者は帰宅中」1巻発売 (@kikuyarou) June 16, 2019
そのギルガメッシュなりの敬意の表し方もまたファンにはたまらないものになっており、普段「慢心せずして何が王か」という名言の通り贅沢に出し惜しみすらするギルガメッシュが宝具を自発的に解放したり、呼称をさりげなく変化させたりと、まつりごとを愛する征服王イスカンダルに歩調を合わせた方法をみせるギルガメッシュの度量にファンはより深くこのシーンを愛するのです。
イスカンダルとギルガメッシュの最後の戦闘
宝具をぶつけ合いそして決着がつくまでの余韻ある激戦は『Fate/Zero』を代表する名シーンのひとつです。多くの臣下の前に立ち続ける王と、全ての者の上に君臨する王。ふたりの王の立ち振る舞いや、『Fate/Stay night』のバーサーカー戦を彷彿させる描写などは人気が高いものになっています。
イスカンダルの声優
イスカンダルの声優は大塚明夫
征服王イスカンダルの担当声優は日本を代表する声優のひとりである「大塚明夫」さんです。この章ではそんな大塚明夫さんについて紹介しましょう!
声優・大塚明夫のプロフィール
イスカンダルの担当声優である大塚明夫さんは、父である大塚周夫さん(2015年没)と揃って日本を代表する声優として活躍しています。マウスプロモーション所属で、数多くのアニメ、ゲーム、映画吹き替え、番組ナレーションなどをつとめている大ベテランです。
声優・大塚明夫の出演作品
大塚明夫さんが声優を担当した作品は無数にあります。『ブラック・ジャック』(2004~)の「ブラック・ジャック」役や、映画ではスティーヴン・セガール、ニコラス・ケイジ、デンゼル・ワシントンの専属吹き替え声優、そしてゲームでは『メタルギアソリッド』シリーズ(1988~)の主人公「ソリッド・スネーク」として10年以上活躍するなど枚挙に尽きません。
イスカンダルのマスター・ウェイバーとは?
ウェイバーのプロフィール
ウェイバー・ベルベットは時計塔の学生であり、ケイネス・エルメロイ・アーチボルト(ロードエルメロイⅠ世)の門下生でしたが、ケイネスのもとから聖遺物であるイスカンダルのマントの断片を盗み出しライダーを召喚することになります。出身はイギリスで、パズルや推理小説を好んでいます。
ウェイバーの能力
ウェイバーの特記すべき能力は実はそこまで秀でて優秀というわけではありません。しかしテキストの読解や記憶、状況から洞察・分析する能力は秀でており、イスカンダルから様々なことを学びながら作中でもっとも成長することになるキャラクターでもあります。また極めて高い強運の持ち主であることも特徴です。
ウェイバーの人物像
実力に伴わない自信過剰さとエリート魔術師に対してコンプレックスを両方持ち合わせるという青少年らしい不安定さを持っている人物でもあり、その不安定さからイスカンダルに「どっしり構えろ」と諌められるシーンも多々ありました。
また、原作である奈須きのこ、武内崇、著者である虚淵玄の三人曰く、「Fate/Zero最萌えキャラクター」と称されるほど愛くるしいまでに泣き笑い怒りと情緒的な日常シーンの多いキャラクターで、Fateの魔術師には珍しく現代的な生活をしています。
イスカンダルの友
何度も言ってるけど、イスカンダルはエクステラで(ハッキリ名前を言って誰って言ってるわけじゃないけど)丁度ウェイバーぐらいの重さを抱えないと調子が出ない、つまんない、ってずっとぼやいてるんで、ライダーが全力出せるぐらいご機嫌になるのはウェイバーが隣にいるときなんですよかわいい
— 菊野郎/5月1日「捨てられ勇者は帰宅中」1巻発売 (@kikuyarou) June 23, 2019
イスカンダルは序盤そんなウェイバーを「臣下」として導き鼓舞する立場をとりましたが、ウェイバーが聖杯戦争のなかで葛藤し成長し自分なりの答えを掴みかけた先で令呪をすべて使って自由を与えると、今度は「友」としてウェイバーを受け入れることになるのでした。イスカンダルとウェイバーのコンビは『Fate/Zero』の全ての陣営のなかでもっともある意味足並みのとれた名コンビだったと言えるでしょう。
Tips:Fate/Zero以降のウェイバー
『Fate/Zero』で令呪を全て使用しきり聖杯戦争から脱落したウェイバーはのちに「ロード・エルメロイⅡ世」として時計塔で今度は若い子ども達を教える立場になります。そして『Fate/Stay night』のヒロインである遠坂凛をはじめ多くの魅力的な魔術師たちを輩出していくことになるのです。彼の活躍については2019年現在も連載中の小説『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』で確認することができます。
イスカンダルに関する感想や評価
イスカンダルとウェイバーくん親子みたいで好き 何度聞いても、「坊主」ってイスカンダルが呼ぶのも好きだし、ウェイバーくんの頭を強くヨシヨシするするのも可愛い 父親と息子感
— 蘭風@無言フォローでお迎え (@leran_fate98) June 17, 2019
イスカンダルとウェイバーの擬似親子感を楽しんでいるファンはたくさんいます。また先生と生徒のような関係性にあるのも面白いポイントと言われています。
1 Fate/Zero
— 幻燈列車 (@f7PmWIRiY) June 17, 2019
原作の時点で相当好きな作品だっただけにアニメがそれを完全に超えてくるとは思わなかった
イスカンダルVSギルガメッシュのシーンは一億回くらい見て一億回くらい泣いた
ぶっちゃけFate本編より面白いとか言うと型月警察に囲まれて棒で殴られる
イスカンダルとギルガメッシュの決戦で泣いたというファンの方も多くいます。『Fate/Zero』が鬱な話だという意見と同じくらいに泣いた、感動したという意見もあるのです。
他意なく ギルガメッシュとイスカンダルの絡みがかなり好きなんだよな ギルガメッシュにある種の憧憬を抱きつつも気安く接するイスカンダルと イスカンダルに敬意にすら近い感心の念を抱きながらも気安さに気安さで応えることのないギルガメッシュ メチャクチャに浪漫を感じる
— 中南海 (@nemasu_oyasumi) May 17, 2019
またイスカンダルとギルガメッシュの距離感はお互いのファンにとっても好感を持てる敬意ある距離感のようです。
つべで配信されてる事件簿0話観てめちゃくちゃ泣いた…
— 力の大吟醸🍶 (@daiginjyo_iki) April 28, 2019
エルメロイ…イスカンダルが着てたアドミラブル大戦略Tシャツ着てる!!!。゚(゚´Д`゚)゚。
ライダー陣営好きなワイ大号泣… pic.twitter.com/3qfoYLrXgH
ウェイバーからエルメロイⅡ世に名を変えて隣にイスカンダルがいなくなっても引き継ぐものが登場するのがこのライダー陣営の感激するポイントだとあげる方も少なくありません。
イスカンダル(ライダー)の名言・名セリフまとめ
『Fate/Zero』に登場するライダー陣営のご紹介はいかがでしたか?まだまだ広がり続ける『Fate』ワールドを見返すきっかけとして各陣営について見直してみるのも楽しいかもしれません。