【賭博破戒録カイジ】大槻班長の名言・名セリフ集!意外に深い人生の教訓とは?

大槻班長とは、福本伸行が原作を務める『賭博破戒録カイジ』に登場するキャラクターです。『地下チンチロ編』で初登場を果たした班長は、ギャンブルでのイカサマを使った戦略や巧みな話術で主人公であるカイジを追い詰めました。深い名言も多く読者に強い印象を残した人物で、班長を主人公とした漫画作品『1日外出録ハンチョウ』も発売されています。今回はそんな班長の名言・名セリフ集を一覧で紹介し、意外に深い人生の教訓を彼から学んでいきます!

【賭博破戒録カイジ】大槻班長の名言・名セリフ集!意外に深い人生の教訓とは?のイメージ

目次

  1. 大槻班長とは?
  2. 大槻班長の名言・名セリフ集~人生の教訓編~
  3. 大槻班長の名言・名セリフ集~欺瞞・ギャンブル編~
  4. 大槻班長の1日外出録ハンチョウ
  5. 大槻班長に関する感想や評価
  6. 大槻班長の名言・名セリフまとめ

大槻班長とは?

大槻班長の名言・名セリフ集を紹介していく前に、『賭博破戒録カイジ』の作品概要と班長のプロフィールを紹介していきます。物語のあらすじも解説しますので、『賭博破戒録カイジ』について知らないという方も楽しめる内容となっています。また、後述のまとめも分かりやすくなりますので、是非ご覧下さい!

賭博破戒録カイジの作品情報

賭博破戒録カイジの概要

『賭博破戒録カイジ』とは福本伸行が1996年から『週刊ヤングマガジン』にて連載を開始したギャンブルを題材にしている漫画作品で、主人公であるカイジが命を賭けたギャンブルをする様を描いています。のちに『賭博堕天録カイジ』などの数々の続編が作られ、カイジ以外の登場人物を主人公とした番外編も他の漫画家によって描かれました。

すべてのシリーズを総称して『カイジ』と呼ばれており、累計発行部数が2000万部を超える福本伸行の最大のヒット作となりました。ギャンブルは麻雀やパチンコなどといった現実に存在するものもあれば、『カイジ』独自の命を賭けた恐ろしいものまで様々な種類が登場し、作品の大きな魅力となっています。また、大きな特徴として擬音が挙げられ、思いがけない出来事が起こると『ざわ…ざわ…』と背景に文字が表示されます。

そんな『賭博破戒録カイジ』はテレビアニメ化も果たしており、2007年に『逆境無頼カイジ』のタイトルで放送され、2011年には第2期も制作されました。実写映画化もされており、藤原竜也主演で2009年に1作目『カイジ 人生逆転ゲーム』、2011年に『カイジ2 人生奪回ゲーム』が公開されました。2020年には最新作であり最後の映画作品である『カイジ ファイナルゲーム』が公開予定となっています。

賭博破戒録カイジのあらすじ

上京したのは良かったものの、仕事が性に合わずに自堕落な生活をしていたカイジは、過去に友人の借金の保証人となっていた事をすっかり忘れていました。その友人が逃げてしまったため金融会社の遠藤がカイジの元を訪れ、借金が385万円にまで膨らんでいる事を知らされます。友人の代わりに借金を背負う事になってしまったカイジは借金返済のチャンスを獲得出来るギャンブル船『エスポワール』に乗り込む事になるのでした。

それをきっかけに『帝愛グループ』との関わりが始まったカイジは、会長である兵藤とのギャンブルによって耳や指を失ってしまいました。その手術代を払った事で借金が1000万円にまで膨らんでいたカイジは逃亡生活を送っていましたが、遂に『帝愛グループ』の地下労働施設で15年の強制労働を強いられてしまいます。カイジは外に出るための唯一の手段である1日外出券を手に入れるために貯金をする事を決意します。

地下労働施設ではペリカという専用の通貨が使用されており、1日外出券を手に入れるためには半年分の労働にあたる50万ペリカが必要でした。他の労働者がビールやお菓子を食べている姿を見ながらも堪え、必ず外に出るという決意を固めるカイジでしたが、自分の所属するE班の班長・大槻の巧みな話術での誘惑に負け、ビールやつまみなどを買いあさって給料をほとんど使い果たしてしまいます。

欲望に負けた事で給料が無くなったどころか借金まで抱える事になってしまったカイジは、最後の手段として班長が行っているギャンブル『地下チンチロリン』に挑みます。班長はイカサマを使ってボロ儲けの毎日でしたが、カイジがイカサマを暴いて反撃した事で、逆転勝利を収めます。それによりカイジは1800万ペリカを獲得し、班長は過去最高の大負けをしてしまうのでした。

大槻班長のプロフィール

大槻班長は、本名・大槻太郎で、『帝愛グループ』の地下王国のE班を任されています。地下王国で働きながらも『帝愛グループ』と協力関係にあり、労働者達にビールやタバコなどの嗜好品の販売を許されています。それだけでなく『地下チンチロリン』というギャンブルを開帳しており、イカサマによって労働者達からペリカを巻き上げて地下でよい暮らしをしているという卑劣な人物です。

班長の当初の目的は、2000万ペリカを貯めて長期のバカンスをする事でしたが、カイジとの戦いでイカサマを逆手に取られた事でほとんどのペリカを奪われてしまいました。常に笑顔を絶やさずにいるため穏やかで優しい人物にも見えますが、新人がやって来た時には甘い言葉をかけて堕落させ、自分の私腹を肥やすために食い物にしているという凶悪な面を持っています。

賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編

大槻班長の名言・名セリフ集~人生の教訓編~

大槻班長の名言①「カイジくんが本当に欲しいのは…」

大槻班長の名言①は、『カイジくんが本当に欲しいのは…』です。地下王国で過酷な労働を強いられる事になったカイジが、1日外出券を手に入れるために初給料を使わずに堪えていると、そこに班長がやって来て発言したのがこのセリフで、欲望の解放のさせ方が下手だとカイジを論しました。班長はこの巧みな話術によってカイジに給料のほとんどをビールや焼き鳥などに使わせ、カイジを自分の私腹を肥やすための糧としたのでした。

甘い言葉には裏があるという教訓を得る事が出来る名言で、騙される事の怖さを知る事が出来ます。また、一時の甘い考えは長く自分を苦しめるという事も分かる、人生の教訓となる名言です。

大槻班長の名言②「『明日からがんばろう』という発想から…」

大槻班長の名言②は、『「明日からがんばろう」という発想から…』です。明日から頑張るから今日は自分へご褒美をあげているカイジの姿を見ながら班長が述べたセリフで、明日から頑張るという甘い考えではなく、今この瞬間を精一杯生きなければ良い結果は生まれないという人生の教訓になる深い名言となっています。今日を頑張った者のみに明日が訪れるという事を強く伝えている班長の気持ちがこもった名言です。

大槻班長の名言③「贅沢ってやつはさ…」

大槻班長の名言③は、『贅沢ってやつはさ…』です。カイジが給料の一部を使って少しの贅沢をしようとしていた時に発言したセリフで、どうせ贅沢をするなら思いっきりしないと意味が無いという事を言っています。カイジはこのセリフに納得した事によってもらったばかりの給料をほとんど使うほどの豪遊をしてしまいました。ストレス発散とはいえ、贅沢もしすぎてしまうとあとで困った事になるという事が分かる名言です。

大槻班長の名言④「その禁欲ってのが実に良くない…」

大槻班長の名言④は、『その禁欲ってのが実に良くない…』です。禁欲をすればストレスが溜まり、その反動で後からとんでもない贅沢をしてしまうため、我慢する事は良く無いという事を伝えているセリフで、カイジはその言葉に乗せられた事で他の労働者に借金をしてまで贅沢をしてしまいました。一度借金をしてしまったカイジは歯止めがきかなくなり、堕ちていくところまで堕ちていってしまいます。

巧みな言い回しで説得力も抜群な名言となっていますが、借金がどんどん膨れ上がったカイジの姿を見る事で、騙すために言ったセリフである事が分かります。次の給料日まで禁欲生活をしなければならなかったカイジの心の隙間に入り込んだ名言です。

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大槻班長の名言・名セリフ集~欺瞞・ギャンブル編~

大槻班長の名言①「脱出だぁ…」

大槻班長の欺瞞・ギャンブルでの名言①は、『脱出だぁ…』です。地下王国から抜け出して、難攻不落のパチンコ『沼』に挑戦しているカイジの姿をテレビで見て、失敗してほしいと願いながら発言した名言となっています。班長はカイジにチンチロで大敗した事でほとんどの貯金を失ってしまったため恨みを持つようになり、成功を目の前にしているカイジを呪うかのように『脱出だぁ?許せん!』と発言していました。

大槻班長の名言②「ノーカン!ノーカン!…」

大槻班長の欺瞞・ギャンブルでの名言②は、『ノーカン!ノーカン!…』です。カイジとの『地下チンチロリン』の勝負の際、自分のイカサマを見抜かれて負けそうになった時に発言したセリフとなっています。しかしこの後、カイジによって自分のイカサマを他の労働者に暴露されただけでなく、改正したルールを逆手に取られて貯金をほとんど搾り取られ、『地下チンチロリン』の歴史上で最大の負け額となりました。

大槻班長の名言③「バカだからね…」

大槻班長の欺瞞・ギャンブルでの名言③は、『バカだからね…』です。班長の話術によって給料をもらった初日に使い込んでビールを飲んでいるカイジの姿を見た沼川が『バカみたいに見えますね』という発言に対して言ったセリフで、人を小馬鹿にしているセリフですが、あまりの当然の返しに思わず笑ってしまう名言となっています。今時の若い人間なら簡単に騙す事が出来るという班長の自身も感じる事が出来る名言です。

大槻班長の名言④「世の中は利用する側とされる側…」

槻班長の欺瞞・ギャンブルでの名言④は、『世の中は利用する側とされる側…』です。班長はこの当たり前な事にいつ気が付くかが重要だと述べており、その事に気付いている自分はもちろん利用する側に回るという事を言っています。利用されて地獄を見るくらいなら、人の心を失ってでも利用する方を選ぶという班長の決意もうかがう事が出来る名言です。

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大槻班長の1日外出録ハンチョウ

1日外出録ハンチョウはスピンオフ作品

『1日外出録ハンチョウ』は、『賭博破戒録カイジ』のスピンオフ作品で、大槻班長を主人公とした物語です。原作:萩原天晴、漫画:上原求・新井和也、協力:福本伸行となっており、『カイジの飯テロスピンオフ作品』のキャッチコピーで『週刊ヤングマガジン』にて2019年6月現在も連載中です。キャッチコピーの通り『飯テロ』を題材にしており、班長が1日外出券を使って外で様々な美味しいものを食べる様子が描かれています。

『カイジ』の本編では登場回数の少なかった班長ですが、今回は主人公という事で細かな部分まで見る事ができ、『カイジ』の時よりも凶悪さが薄れて人間らしさが強調されています。班長は作中で何度も外に行き、グルメ巡りを楽しんでいますが、自身が考えたギャンブル『地下チンチロリン』によって労働者達から金を巻き上げている事で出来る行動となっています。

1日外出録ハンチョウのあらすじ

『帝愛グループ』の地下労働施設で、E班の班長を務めている大槻太郎は、過酷な労働を強いられている債務者達が憧れている1日外出券を何度も使用して外へと赴き、様々な美味しいものを食べる事を至福の喜びとしていました。もし他の地下労働者達が1日外出券を使用して外へ出たならば、1分1秒無駄にしたくはないため焦って行動を開始しますが、班長は何度も外出をしているため服の毛玉を取る余裕さえ見せています。

班長は外出した際には食事に命をかけていますが、食べるものは基本的に庶民的な定食屋や居酒屋がメインで、チャーハンや蕎麦、ラーメンなど、自分が食べたいと思うものを計画的に食べるのでした。また、班長は地下王国で売るための商品の仕入れもこの時に済ませており、後輩である沼川と共に外出をし、仕入れをした後に居酒屋などで一杯やる事も多くありました。

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大槻班長に関する感想や評価

大槻班長の名言の数々は読者の心に強く残るものとなっていますが、深い名言を抽象化や転用する事で分かりやすく説明しているファンがいます。『今日がんばり始めた者にのみ…明日が来るんだよ』という班長のセリフは、カイジを言いくるめて私腹を肥やすためのものでしたが、そうでなければ良いセリフで、『なるほど』『感動した』などと言った読者による感想は非常に多くあります。

『1日外出録ハンチョウ』の作中で、班長は売店の新たなシステムとして定額で柿ピーが食べ放題になるという『カキホーダイ』を発案しまし、地下労働者達は喜んで食べていましたが、飲食店で『〇〇放題』というキャンペーンを見た時などに、それを思い出すというファンによる感想があります。班長がかなりの影響力を持っているという事をうかがう事が出来ます。

『1日外出録ハンチョウ』にて、班長は平日の昼時に蕎麦屋に入り、ビールとつまみを注文して忙しいサラリーマンを眺めながら美味しい酒を楽しんでいました。サラリーマン達は自分が急いで蕎麦を食べている事に対して、のんびりビールを飲んでいる班長の事を羨ましそうに見ており、班長は優越感を肴にする事でビールやつまみの美味さを増していました。1度でいいから同じ事がしてみたいという読者の感想は少なくありません。

『1日外出録ハンチョウ』にて、1日外出券を使って外に出た班長でしたが風邪をひいてしまったという回があり、そこで班長が作ったつみれ鍋が非常に美味しそうという事でファンの間で話題になりました。あまりに美味しそうだったため実際に作ってみたというファンは少なくありません。

大槻班長の名言・名セリフまとめ

『賭博破戒録カイジ』に登場する大槻班長の名言・名セリフ集を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?読者の心に残る数々の名言を残し、『1日外出録ハンチョウ』では主人公となっている班長のこれからの活躍に期待です。

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