ルパン三世の素顔はイケメン？アニメでは明かされない雑学や都市伝説まとめ

「ルパン三世」とは、原作者であるモンキーパンチが生み出した世界一の大怪盗・アルセーヌ・ルパンの孫にあたり、眉目秀麗でイケメンと言われたその素顔は誰1人として見たことがない変装術に長けた人物です。この度は漫画アニメ「ルパン三世」の主人公・ルパン三世について紹介していきます。ルパン三世に纏わる様々な雑学や都市伝説を紹介していきますので是非ご覧ください。

≪原作「ルパン三世」作品詳細情報≫

• ジャンル：ハードボイルド/アクション
• 原作：モンキー・パンチ
• 出版社：双葉社
• 掲載誌：WEEKLY漫画アクション
• 発表号：1967年8月10日号-1969年5月22日号
• 話数：全94話

「ルパン三世」は、ひょろっとした長身の体型をした素顔が眉目秀麗のイケメンといわれる登場人物が主人公です。原作はハードボイルドや性的描写が多く描かれ、最後まで読者の意表を突くストーリー展開で物語に惹き込みます。たまに登場人物たちの間抜けな表情などのユーモラスさも描かれていますが、ジョークやギャグは一切なく全体的にはダーク色が強い印象の作品となっています。

≪アニメ「ルパン三世」作品詳細情報≫

• 監督：大隅正秋・照樹務(宮崎駿)・高畑勲(第1期)/矢野雄一郎(第4・5期)
• シリーズ構成：大和屋竺(第2期)/飯岡順一・小野田博之(第3期)/高橋悠也(第4期)/大河内一楼(第5期)
• キャラクターデザイン：大塚康生(第1期)/北原健雄(第2期)/横堀久雄(第4・5期)
• 音楽：山下毅雄(第1期)/大野雄二(第2・3・4・5期)
• アニメーション制作：東京ムービー(第1・2期)/テレコム・アニメーションフィルム(第4・5期)
• 製作：よみうりテレビ・東京ムービー(第1期)/東京ムービー新社(第2・3期)/トムス・エンタテインメント(第4期)/ルパン三世PART5製作委員会(第5期)
• 放送局：読売テレビ(第1・3期)/日本テレビ系列(第2・3・4・5期)
• 放送期間：1971年10月24日-1972年3月26日(第1期)/1977年10月3日-1980年10月6日(第2期)/1984年3月3日-1985年11月6日(第3期)/2015年10月-2016年3月(第4期)/2018年4月4日-9月19日(第5期)
• 話数：全23話(第1期)/全155話(第2期)/全50話(第3期)/全26話(第4期)/全24話(第5期)

関西のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で開催される「ユニバーサル・クールジャパン 2019」で2019年1月18日～6月23日に「ルパン三世」ライドアトラクションが初登場しました。XRテクノロジーで360度に広がる別世界の中、ルパン三世の仲間となって逃走する大興奮間違いなしの超高速カーチェイスが体感できるアトラクションとなっています。

眉目秀麗のイケメンと言われているルパン三世の素顔に関して紹介してきます。誰もルパン三世の素顔を見たことがないと言いますが、果たしてイケメンの彼の素顔は作中で明かされているのでしょうか？気になるルパン三世の素顔について迫ります。

ルパン三世と言えば、面長で猿の様な顔に短髪、赤いジャケットを羽織っているというのがイメージされますが、実はその姿はルパンの本当の姿ではなく変装だと言われており、性別も本当に男であるか定かではなく、ルパンの素顔を見た人も誰もいません。ルパン三世の素顔を誰も知らない設定にしたのには、原作者のモンキー・パンチが連載する中で画風が変わっても支障がないようにしたと言われています。

眉目秀麗でイケメンと言われているルパンの素顔は明かされていません。現在の姿はルパンの変装であるためルパンの容姿が「イケメンである」や「生まれつきの猿顔」などとルパンの印象は作中で変わっていることがが銭形警部の発言で分かります。

ルパンの祖父のアルセーヌ・ルパンは、泥棒の教科書「盗術書」を残し、その中の記述に「天才的な泥棒は、決して素顔を明かさない」とあるため祖父を心の底から尊敬していたルパンがその教えを守りぬいていたと推測されます。そして、実は素顔がイケメンだったルパンは遊び心で丸坊主姿に変装していたのではないかと考察されています。

アニメ「ルパン三世」では明かされていないルパン三世の雑学について紹介していきます。ルパン三世の原作の元になっているアニメ作品や制作過程・設定などに関するアニメでは明かされない雑学を知ることが出来るので是非ご覧ください。

現在は大人気のルパン三世ですが、アニメシリーズ第1期の放送では打ち切りも検討されていたようです。初期のルパンのキャラクターは現在の愛されキャラとは別人で、お宝を手当たり次第に盗むためなら殺人も厭わない凶暴な悪党でした。アニメ視聴者からの評判はPTAから苦情が来るほどの悪評だったことが打ち切りとなる理由だったそうです。

ところが、視聴率の悪いアニメは放送権料が格安で放送できるため、そこに目を付けた地方局がルパン三世を再放送し続けた結果、アニメを視聴した子供たちの間で徐々にその人気が広がっていきます。その噂を聞いたルパン三世第1期の制作陣は第1期終了から5年後にルパン三世第2期の放送が開始するのです。

漫画アニメ「ルパン三世」に登場する人物の顔はとても良く似ています。それもそのはず、次元と銭形警部の顔のパーツの基盤はルパン三世だったのです。次元の場合は、髭と後ろ髪を足して帽子を目深に被っています。銭形警部はルパンの顔の顎を変えただけだったようです。

「ルパン三世」の登場人物である次元大介の初登場は、原作の第10話でルパンが次元大介刑事に化けていました。ルパンは偽物のルパンを倒すために次元の姿を借りていたのです。次元はルパンの幼馴染で原作の前期では陽気にルパンと会話する次元の姿が描かれています。その後、徐々にイメージが変化して現在のルパンの相棒の寡黙なガンマンというキャラクターが確立しました。

「ルパン三世」の原型はアニメ「トムとジェリー」と言われています。ルパンがネズミのジェリーで、銭形警部が猫のトムをモデルとしているようです。原作者のモンキー・パンチは「トムとジェリー」が大好きで、原作者に会いにわざわざアメリカまで出向いてしまうほどの熱狂的なファンだったようです。「トムとジェリー」の作品の影響を強く受けていたことが「ルパン三世」の物語から感じ取ることが出来ます。

アニメ「ルパン三世の」峰不二子と石川五ェ門の声優はそれぞれ変動が見られます。アニメ第1期の峰不二子の声優は、アニメ声優の他にも吹き替えや女優として活動していた二階堂有希子です。第2期は初代キューティーハニーなどの声を担当した増山江威子が務めています。3代目峰不二子は「HUNTER×HUNTER」の第2期のクラピカなどの多数のキャラの声を担当する沢城みゆきが演じています。

石川五ェ門の声優は、アニメ第1期は多くのテレビドラマに出演し活躍していた俳優の大塚周夫が務め、アニメ第2期は「巨人の星」で花形満を演じた井上真樹夫が担当しています。その後は現在声優界で最も忙しいと言われている声優の浪川大輔が演じています。因みに浪川大輔と同時期に銭形警部の声優も変わり、山寺宏一が務めています。ルパン三世初期メンバーで残っているのは次元の担当声優の小林清志のみとなりました。

ルパンの逮捕に全力で挑み世界中どこへでも追っていく銭形警部は独身者だと思っている人も多いようですが、実は家庭があって1人娘がいます。娘の名前は「としこ」といい、劇場版第1作「ルパン対複製人間」の会話で娘の存在が明かされています。また劇場版第4作「風魔一族の陰謀」のオープニングでは銭形警部の妻子らしき姿がちらりと描かれています。

しかし、銭形警部の家族についてはそれ以上の場面は一切描かれておらず、アニメ第2期ではゲストキャラと銭形警部のラブロマンスが描かれていたり、東京の古いアパートで1人暮らしする様子が描かれ、銭形警部に家庭があると気付く人は少ないようです。

銭形警部の名前には幾つも名前があります。その理由にはモンキー・パンチが銭形警部の名前を「平一(幸一)」と付けたことを忘れ、アニメ用に新たに名前を付けたからという説が挙げられています。銭形警部の名前は原作では「平一」でしたが、雑誌掲載時の誤りで「幸一」となっていました。また、アニメ第1期14話では「平次7代目」、アニメ第2期では「幸一」、アニメ第2期64話で「平太郎」、劇場版第1作で「平次」となっています。

銭形警部の名前が「平次」に関しては当時の制作陣がモンキー・パンチから銭形警部の明確な名前を聞けていなかった為などと囁かれています。その後の雑誌のインタビューでモンキー・パンチは「銭形警部の正しい名前は『幸一』」と語っており、それ以降、銭形警部の本名は「銭形幸一」とされています。

アニメ第2期152話で次元は帽子を被っていないと射撃の命中率が落ちるということが明かされています。しかし、これはこの回のみの設定だった事が分かっています。次元は過去に帽子がなくても銃撃で頻繁に命中させる場面が描かれており、射撃の腕に帽子の有無は影響がないことが見て取れます。

次元の目を帽子で隠すという設定は、制作陣が作画制作に掛ける時間を短縮させるためだったようです。シリーズによっては帽子を完全に上げて目を見せる回もあったようです。現在は一貫して目深に帽子を被った次元が描かれいています。

ルパン三世に関する都市伝説について紹介していきます。長期間人気を博している作品にはよく見られる都市伝説ですが、果たしてルパン三世にはどのような都市伝説があるのでしょうか？早速、ルパン三世の都市伝説を見ていきましょう！

ルパン三世の当初の構想ではルパンの髪型はロン毛でした。これは当時ボートルズが流行していた為、彼らの髪型を真似ようとしていたと語られています。しかし、原作者のモンキー・パンチが毎週来る締め切りに間に合わせるために簡単に描ける丸坊主のお馴染みの髪型となりました。

現在のルパン三世は「アルセーヌ・ルパンの孫」と言われていますが、実は当初はアルセーヌ・ルパンとは全く関係がなく、孫の設定ではありませんでした。原作者のモンキー・パンチは、鮮やかにお宝を盗むルパンの姿を目撃した人々が伝説の怪盗・アルセーヌ・ルパンになぞらえて「ルパン三世」と呼称するようになったと設定していたようです。

しかし、制作側がもっとスッキリとした設定にしたいとして「孫」の設定に決めたそうです。以後、当初とは大きくかけ離れた「アルセーヌ・ルパンの孫」という設定が現在まで定着するようになります。

原作「ルパン三世」の46話でルパンは急に東京大学を目指すと言い始めます。ルパンの言う東京大学とは東西京北大学のことです。その理由は「東大卒の大泥棒」という肩書に憧れてという不純な動機からでした。大学入試問題を盗み出し東京大学に合格して入学したルパンは、当時、大学法学部4年生の銭形警部と学年不明の先輩・峰不二子と大学で出会っていたのでした。

ルパンのイメージからは少し想像しがたい都市伝説があります。それはルパンに子供がいて家庭を持っていたという説です。ルパンが家庭を持っているという裏設定の物語は実際に存在しています。それがモンキーパンチ原作「ルパン小僧」で、ルパンと峰不二子の間にできた隠し子のルパン小僧が父を探し出してルパン四世を目指すというあらすじの少年誌向けに描かれた漫画です。雑誌の休刊の影響で18話までしか描かれませんでした。

モンキー・パンチは当初、少年誌向けのルパンを描いてほしいとの依頼を受け「少年誌向けにルパンは描けない」と言いますが、仕事だからと渋々描いたのが「ルパン小僧」でした。ルパン小僧の母親は峰不二子ですが、作中ではもう1人峰不二子が登場し「私が本物の峰不二子で、私には子供はいない」と主張する場面が描かれています。描きたくなかったものを描いたモンキー・パンチのせめてもの抵抗といえるような描写となっています。

素顔はイケメンと言われているルパン三世に関する最終回の都市伝説について紹介していきます。ルパン三世の物語の最終回は衝撃的なものとなりました。それに関する都市伝説やこれまで作中で展開されたルパンとの追跡劇が銭形警部の夢だったという説について見ていきます。

素顔は眉目秀麗のイケメンと言われるルパン三世の素顔に関する最終回の都市伝説の中には、捕まったルパンたちが処刑され、その事実を受け入れられない銭形警部の夢物語だったという説があります。ルパンの第1期の第4話でルパンたちが投獄される場面があります。ここでルパンたちは既に処刑されていたというのです。

人情深い銭形警部は大学の後輩で長年追ってきたルパンの死が受け入れられずに精神を病んでしまい、警察の職に就き続けることが出来なくなりインターポールをクビになります。しかし、銭形警部の中でルパンとの追跡劇はまだ続いており、妄想が行き過ぎた結果、拳銃やパトカーを盗み出してルパンたちを追跡し続けるのです。ルパン三世の作中での本当の犯罪者は銭形警部だったというとても痛ましい都市伝説となっています。

ルパン三世の原作物語の最終回の都市伝説について紹介していきます。ルパン三世の最終回ではなんと島に閉じ込められたルパン一味は島に仕掛けられた大量の爆弾の大爆発で死亡するという最後を向かえます。「新ルパン三世」第189話の完結編で、ルパンたちがお宝目的で潜り込んだ島が銭形警部の作った偽の島だったのです。いたるところに置かれた岩は全て爆弾で、その量は島が吹っ飛ぶくらいのものがありました。

普段なら頭を働かせて危機を乗り越えそうなルパンたちですが、今回は「お手上げ」としてあっさりと諦め、「俺たちは死刑囚なんだ」と呟くのです。銭形警部は島の出入り口を完全に塞いでルパンたちを島に閉じ込めると、起爆スイッチをすかさず入れて島を吹き飛ばします。あまりにもあっけない最終回で原作者のモンキー・パンチは一体どうしてしまったんだろうとファンは気になっていたようです。

巻末のおまけページの漫画によると当時原作者のモンキー・パンチはルパン三世を描くことに嫌気がさし、精神的にもかなり不安定な状態でヤケを起こしたような最終回になってしまったそうです。

ルパン三世の感想について、ルパンがイケメンでカッコいいとの声があがっています。機転を利かせてあらゆる危機を乗り越えるルパンがイケメンで心揺さぶられるファンが多いようです。

また、ルパンの容姿はイケメンではないのに何故かカッコいいという声もあがっています。一言にイケメンといっても人それぞれの解釈されているようです。いずれにせよ、ルパンの取る行動はカッコいいことに違いはないようです。

ルパン三世の原作最終回についての感想には、あの不二子が銭形警部の策略に見事に嵌りルパン一味が爆死するという最終回に衝撃を受けた人は少なくなかったようです。また、ルパンのことだから死んだと見せかけてどこかで生きているのではないかと勘繰る人もいたようです。50年前に完結した衝撃の最終回を聞いて原作の漫画を読みたいという人も多いことが感想から窺えます。

ルパン三世の感想の中には峰不二子の元ネタについてのコメントが見られました。峰不二子は江戸川乱歩の｢黄金仮面」の明智小五郎vsルパンの物語に登場するヒロイン・不二子が元ネタとなっているようです。大富豪の娘の不二子はルパンに恋して共犯となります。

素顔がイケメンと言われるルパン三世についてのアニメでは明かされていない設定などの雑学や都市伝説、原作「ルパン三世」の衝撃的な最終回に関する説などについてを紹介してきました。原作は50年前に完結し、現在も尚アニメで親しまれている「ルパン三世」。都市伝説などからは連載が開始されてから現在までのルパン三世の経緯が分かるようなところがあって更に「ルパン三世」の作品への理解が深まったのではないでしょうか？

原作「ルパン三世」の最終回はこれまでの流れとは違う意表を突くものがあり、その背景には原作者の事情があったという裏ネタを知ることで作品は原作者の分身であることがありありと感じられるようでした。アニメを観ただけでは分からない雑学や都市伝説を知った後に再び見返すことでまた新たな発見や感じるものがあって面白いかもしれません。是非、本記事を参考に「ルパン三世」の世界に再度触れてみることをおすすめします。