2019年06月20日公開
2019年06月20日更新
【オーバーロード】ザナック王子が属する王国を解説!六大貴族とは?
オーバーロードに登場するザナック王子が属するリ・エスティーゼ王国。リ・エスティーゼ王国はザナックやラナー王女など王族が支配している王国であり、国内は王族派閥と貴族派閥が対立するなど非常に荒れ果てています。そんな中王子であるザナックは国の現状を知り、自ら改革を起こそうとしました。そんなザナック王子が属する王国にはラナー王女という恐ろしい本性を隠した女性がおり、デミウルゴスとも関係性が深いようです。本記事ではオーバーロードに登場するザナック王子が属する王国についてまとめたのでご紹介します。
目次
オーバーロードのザナック王子が属する王国とは?
本記事では大人気ライトノベルオーバーロードに登場するザナック王子が属するリ・エスティーゼ王国について所属している王族や対立している貴族派閥などをまとめたのでご紹介します。また本記事ではリ・エスティーゼ王国の王女であり、ザナック王子の相談を請け負うラナーの隠された本性やデミウルゴスとの関係性などもご紹介します。ではまず初めにオーバーロードの作品情報やザナック王子が属する王国をご紹介していきます。
オーバーロードの作品情報
ザナックが登場するRPGゲームを舞台にしたオーバーロードは2012年の7月から刊行されている丸山こがねによるライトノベル作品です。オーバーロードは元々小説投稿サイト「Arcadia」に連載されていた作品であり、当初から人気を博したことから2019年1月時点で累計発行部数800万部を超える大ヒットを記録しました。その人気から2015年から3期に渡ってアニメ化されたり、漫画化されるなど多数のメディア展開が行われています。
ザナック王子が属するのはリ・エスティーゼ王国
ザナック王子が所属しているのはオーバーロードの作中で登場するリ・エスティーゼという王国です。リ・エスティーゼ王国はアインズが初めて人間と接触したカルネ村がある国であり、900万人もの人間が住む大国です。またオーバーロードの中でも1番大きい国土を持つ国であり、世界で最も古い王国といわれてます。
リ・エスティーゼ王国は元来ヴァイセルフという王族が統治している国であり、現在はランポッサⅢ世が治めています。しかしリ・エスティーゼ王国は王族派閥と貴族派閥が対立する問題を抱えており、国内には不穏な空気が立ち込めています。実際平和ボケをしてしまったことで腐敗が進行しており、オーバーロードの作中でアインズは魅力が全くない国と批評しました。
リ・エスティーゼ王国の今後予想
王族派閥と貴族派閥が対立しているリ・エスティーゼ王国はバハルス王国と戦争を行ったことで疲弊しており、徴兵をしたことで発生した人手不足が原因で国力は減衰の一途を辿っています。さらに各派閥が対立して疲弊している隙を突いてバハルス王国が攻撃を仕掛けたことで滅亡の瀬戸際に立たされています。今後リ・エスティーゼ王国はザナック王子が王座に就くと予想されており、どう国を盛り返すか期待されています。
オーバーロードのザナック王子が属する王国の王族
王族①国王ランポッサⅢ世
オーバーロードに登場するランポッサⅢ世はリ・エスティーゼ王国の現国王を務める人物です。ランポッサⅢ世は39年王座に就いている60歳の王であり、年齢や国内の腐敗で疲れ切った顔をしています。元々ランポッサⅢ世は悪くない国王なのですが、気が弱いことから派閥の争いを止めることが出来ません。これにより派閥同士の戦いや腐敗は増加し、ランポッサⅢ世は後継者をザナックかバルブロか決めることが出来ない状況にあります。
王族②バルブロ・アンドレアン・イエルド・ライル・ヴァイセルフ
オーバーロードに登場するバルブロはリ・エスティーゼ王国において第1王子にあたる人物です。バルブロは第1王子らしい体格と小綺麗な髪を持つ王子なのですが、貴族派閥の傀儡となるなど知恵は0に等しいです。なのでザナックと王位継承者を巡って対立するものの、頭脳で勝てないことから焦ってしまいます。王族では第1王子なので地位は高いのですが、貴族派閥の傀儡であることから国民にバカ王子と辛辣な評価がされています。
王族③ザナック・ヴァルレオン・イガナ・ライル・ヴァイセルフ
本記事の主役であるオーバーロードのザナック王子はリ・エスティーゼ王国において第2皇子にあたる人物です。ザナック王子は小太りで目つきが悪いという見た目には反し、レエブン公と関係性を深めることで国内の現状を理解する優れた知識の持ち主です。なので王座を争う第1王子バルブロよりもはるかに優れた王子と呼べるでしょう。
また第2王子ザナックはリ・エスティーゼ王国の王女であるラナーが自分より優れた頭脳を持っていることからラナー王女に度々相談をしています。それと同時にザナック王子はラナー王女の隠れた本性やデミウルゴスとの関係性なども知っているため、自身が王座に就いた見返りを与えることで後継者争いを有利にしています。そのことから今のところリ・エスティーゼ王国の後継者はザナック王子ではないかと考えられています。
王族④ぺスペア侯夫人
オーバーロードに登場するぺスペア候夫人はリ・エスティーゼ王国に存在する六大貴族の1人です。ぺスペア候夫人は過去に現在王座に君臨するランポッサⅢ世の第1王女を妻に迎えた人物であり、リ・エスティーゼ王国でもかなり高い地位に就いています。どうやらぺスペア候夫人の父は非常に優秀であったことから注目されているのですが、今のところ表舞台に出ていないという理由でその能力や人物像は不明となっています。
王族⑤詳細不明の王女
出典: https://ciatr.jp
リ・エスティーゼ王国にはラナー第3王女とぺスペア候夫人が迎え入れた第1王女がいることから、もちろん第2王女も存在しています。しかし第2王女は未だオーバーロードには姿を一切現わしていません。なので現在リ・エスティーゼ王国の第2王女は顔や能力などの詳細は不明となっています。
王族⑥ラナー・ティエール・シャルドロン・ライル・ヴァイセルフ
オーバーロードに登場するラナーはリ・エスティーゼ王国の第3王女にあたる人物です。ラナーは美しい金髪と色白の美貌、聡明な青色の瞳を持つ王女であり、その美しさから黄金とあだ名されています。根回しや人との関わりが苦手なものの、被支配者層に向けた政策をするなど温厚な性格をしており、国民から多数の支持を集めています。
しかしそんな聡明な王女であるラナーですが、隠れた本性を持った人物です。ラナー王女の本性は非常に残酷であり、オーバーロードでトップクラスの策謀家であると評価されています。また裏でラナー王女はナザリックのデミウルゴスと深い関係性にあり、自身のためなら手段を選びません。その本性やデミウルゴスとの関係性などを知るザナックはラナーを味方につけ、王位継承者争いを有利にしました。
オーバーロードのザナック王子が属する王国のラナー王女の謎
ラナー王女の本性①サイコパス
ラナー王女は上述でご紹介した通り、黄金とあだ名されて国民から支持されている人物です。政治的手腕も素晴らしく、国力を増強させるために冒険者へ報奨金を渡すなどの改革を行いました。しかしその本性は国民など眼中にない残酷な性格をしており、オーバーロードでトップクラスの頭脳を持つ策謀家です。なのでラナーは自身の成功のためなら全ての人間を見下すというサイコパスな一面を持っています。
当初WEB小説版オーバーロードでは他の人間の心が理解できないことから異常とも呼べるサイコパスとして登場しました。なので自身の頭脳に驕り、政治力や策謀などの知恵はほとんどありませんでした。しかしライトノベルやアニメ化がされたことによってラナー王女は改変されることになり、作中一の狡猾さを持った本性を隠すキャラクターとして描かれることになりました。
ラナー王女の本性②ヤンデレ
恐ろしい本性を持つラナーにはクライムという全ての愛情を捧げる少年がいます。このクライムへの愛はまさにヤンデレと呼べるほどであり、異常なまでの執着心を持っています。クライムは作中で女性と絡んだり、娼婦達に救出されたりします。その際ラナーはヤンデレの本性をさらけ出し、関わった女性全てを策略で謀殺しました。またレエブン候との偽装結婚の際は裏でクライムと結ばれようとしていました。
しかし本当はクライムのことを愛している訳ではありませんでした。ラナー王女は自身と結ばれることが無いことに葛藤しているクライムが好きなだけであり、クライム自身を想ったことはありません。またクライムの前では黄金と呼ばれる王女を演じ、爆発しそうなほどの本性を隠し通します。こういった本性からラナー王女はリ・エスティーゼ王国で一番恐ろしい人物だといわれています。
デミウルゴスとの関係性①情報提供
狂気ともいえる本性を隠すラナー王女は裏で本来敵であるナザリックのデミウルゴスと深い関係性を持っています。デミウルゴスは作中で王国を狙う計画である災厄「ゲヘナ」を画策した際、本来知ることのない八本指の基地や襲撃情報などを知っていました。デミウルゴスは作中でラナー王女の本性について人間を超えた頭脳を持つと評価しています。
またアルベドもラナー王女の本性を精神の異形種と述べています。おそらくこのことを考えると、ラナー王女は災厄「ゲヘナ」に大きな関係性があり、デミウルゴスに機密情報を横流ししたのではないでしょうか。
デミウルゴスとの関係性②交換条件は安全?
デミウルゴスと関係性があると仮定すると、情報を提供する代わりに条件を提示したはずです。ラナー王女は国民のことを一切考えておらず、クライムと添い遂げることと自身の地位だけを願っていました。ナザリックと協力することでラナー王女の願いは叶う可能性が高く、現にクライムは王国軍が行った大量虐殺で生還しています。
またオーバーロードの作中を見ると、ナザリックがクライムへ手出し禁止を命令していることが伺えます。おそらくラナー王女は関係性があると思われるデミウルゴスに自身とクライムの安全を条件に、情報を提供したのではないでしょうか。
ラナー王女が王国を裏切る可能性
ラナー王女の本性を知るザナック王子は協力関係にありながらラナー王女の動向に注意していました。しかしラナー王女はアインズ指導の元行われた王国軍の大量虐殺によって王国が崩壊寸前となり、王国最強の存在となります。これはザナックにとって一番避けたかったことであり、これを解決するためにザナックは裏で冒険者達に協力を求めます。ザナックは今回のような事のため、ラナー王女にある約束をしていました。
それは自身が王になったら領土を譲るといった約束です。しかしラナー王女は王国に全く興味を持っていません。また優れた策謀家であるラナー王女にとって王国とナザリックのどちらが強いかは明白です。なので最終的にラナー王女は自身に有利となるナザリックに裏切ることでしょう。それを証明するかのようにラナー王女は裏で王国の侵攻の際は領地を与えると魔導国に約束を取り付けています。
オーバーロードの六大貴族とは?
六大貴族の基本情報
ザナックが属するリ・エスティーゼ王国は王族派閥と貴族派閥に分かれています。六大貴族はその中でも特に権力を持つ貴族であり、王を凌駕するほどの地位となっています。そのため六大貴族は遠慮することなく王に政治などの政に口出しすることが出来ます。しかしレエブン候以外の六大貴族は腐敗しきっており、リ・エスティーゼ王国を破滅させる大きな原因となってしまいます。
六大貴族①ブルムラシュー侯
ブラムラシュー候は六大貴族の中で一番財力を持つ人物です。ブラムラシュー候は財力の高さを象徴するように、普段から煌びやかな服装に身を包み、お金に対して底なしの欲望を持ちます。自身の領内に金鉱山とミスリル鉱山を持っていることからお金は無限にあるものの、底なしの欲求を持つことからお金で敵国に情報を流しています。そのためブラムラシュー候は民衆から批判されており、レエブン候からはカスと評価されています。
六大貴族②ぺスペア侯
ぺスペア候は上述でご紹介した通り、第1王女を娶った最年少の六大貴族です。ぺスペア候は帝国との戦争が行われる際に、最年少ながら意見をする勇気を見せ、父親譲りの優秀さを垣間見ました。またぺスペア候はガゼフにも高い評価をされており、次の王座に期待するほどの支持を集めています。
六大貴族③ウロヴァーナ辺境伯
ウロヴァーナ辺境伯は六大貴族の中で最年長の人物です。年齢を感じさせる頭髪をしているのですが、非常に威厳のある雰囲気を纏っており、六大貴族には珍しくまともな人間です。またウロヴァーナ辺境伯はガゼフに人間的な魅力が一番あると評価されています。しかしオーバーロードの作中であまり描かれておらず、実際の能力などは不明となっています。
六大貴族④ボウロロープ侯
ボウロロープ候は六大貴族の中で一番大きい領土を有する人物であり、その軍事力は王を凌駕するほどの強大さを秘めています。ボウロロープ候は強大な軍事力をまとめるほど将軍としての魅力があり、その実力はガゼフ以上といわれています。しかし貴族派閥側の人間であり、王とは敵対しています。そのため自身の娘をバルブロに嫁がせ、次の王座にバルブロを就かせようとするなど身勝手な行動をとります。
六大貴族⑤リットン伯
狐のようなイメージを纏うリットン伯は六大貴族で一番地位の低い人物です。リットン伯は自身の名が有名になるのであれば他の人間に一切遠慮しない性格をしており、他の貴族たちから反感を買っています。なので国民以外にも敵が多いリットン伯はボウロロープ候の傍にいることで身の安全を保っています。
六大貴族⑥レエブン侯
レエブン候は六大貴族の中で最も権力が高い人物であり、他の貴族とは比べ物にならないほどの頭脳を持っています。なのでレエブン候は国内が腐敗していることを知っており、王国の現状を嘆いています。それと同時に、腐敗の原因である他の貴族達を敵視しています。そんな中でもレエブン候はザナックとラナー王女だけ王国の未来を背負えると信頼しており、ザナックを次の王にすべく行動しています。
貴族派閥と王派閥の関係性や争い
王族派閥と貴族派閥が混在しているリ・エスティーゼ王国は常に権力争いが絶えない醜い国です。貴族派閥は王族派閥を何としてでも失脚させるため、卑怯な手を度々使います。これが原因となりリ・エスティーゼ王国は腐敗してしまい、滅亡の一途を辿ります。しかし貴族達には喜ばしいことでした。また貴族達は第1王子バルブロを傀儡にしており、ランポッサⅢ世は後継者を決めることが出来ない日々を送っています。
オーバーロードのザナック王子や王国に関する感想や評価
ザナック王子よくいる噛ませキャラかと思ったんだけど
— Aoto (@ArtificialLine) April 30, 2018
なんか格好いいんだよなぁ
チビデブ何だけど、頭もキレるし見ていて好きなキャラ
小物になった少佐感ある
オーバーロードに登場するザナック王子は太い体型をした見た目とは裏腹に、第1王子であるバルブロを超える頭脳を持っています。そのためザナック王子は腐敗した国の現状を一番理解しており、国を変えようと尽力します。そんな見た目とは違い優秀というギャップに多くの方からザナック王子がかっこいいという感想が多く寄せられていました。
ラナー王女は頭良くても倫理観がまともじゃないから、王国経営してもどっかでやらかしそうな懸念がある。デミウルゴスと同類だもん。やっぱりまともな感性を持ってて賢いザナック王子が跡を継ぐしかないんだよなぁ
— オフィサード🐺🍎 (@ofisa_do) September 19, 2018
ラナー王女は普段黄金といわれるほど聡明な王女なのですが、本当は自分第一という本性を持っています。ラナー王女は本心で国のことを一切思っておらず、クライムのことばかり考えています。なのでラナー王女が王座に座るとリ・エスティーゼ王国は滅びることでしょう。なのでオーバーロードファンからはザナック王子こそが後継者に相応しいという感想が多く寄せられることになりました。
ラナー様がぶっ飛びすぎてるけど、ザナック王子とレエブン候も冴えてて良いなあ、生き残って欲しいなあ、無理かなあ
— Rメトロ🐍🥂📚 (@whitetoto) March 13, 2018
オーバーロードに登場するザナック王子に関する感想ではザナック王子が最後まで生きて欲しいという感想も多く見受けられました。ザナック王子は協力関係にあるラナー王女の本性に苦しめられつつも、リ・エスティーゼ王国を救うために奔走します。この国を一番に思う姿に多くの読者は心を打たれました。
オーバーロードのザナック王子が属する王国まとめ
本記事ではオーバロードのザナック王子が属するリ・エスティーゼ王国について王族の一覧やラナー王女の本性などについてご紹介しました。リ・エスティーゼ王国はザナックやレエブン候など一部を除いて腐敗しきっており、国は崩壊寸前となっています。またラナー王女がナザリックと協力関係にあることで、さらに国は滅亡の一途を辿ってしまいます。
果たして今後次の玉座に就くのはザナック王子なのか、それともラナー王女なのでしょうか。ザナック王子以外が王位に就くと国は滅びると推測できますので、ザナック王子に期待が集まっています。この結末については是非原作小説であるオーバロードをご覧になって、チェックしてみてください。