2018年07月01日公開
2018年07月01日更新
オーバーロードのラナー王女の正体をネタバレ!デミウルゴスとの関係は?
アニメ『オーバーロード2』で登場した『ラナー王女』、王国編において重要な立場にいますが、そんなラナー王女には隠された裏の顔が存在しています。生まれながらに天才であったラナー王女は周囲に理解してもらえませんでした。そんな幼少期を過ごしたラナー王女の過去や転機など、オーバーロードのラナー王女の正体や、デミウルゴスとの間にある謎の関係について考察と共にネタバレしていきます。
目次
オーバーロードのラナー王女の正体をネタバレ!デミウルゴスとの関係に迫る!
『オーバーロード2』王国編にて登場した可憐で美しく頭脳明晰、まさに才色兼備なラナー王女ですが、そんなラナー王女には隠された裏の顔があると言われています。普段は優しくおっとりとした雰囲気が窺えますが、ラナー王女に仕える兵士のクライムに対して異常なほどの感情を持っているようです。今回はそんなラナー王女の正体や本性、デミウルゴスとの怪しい関係についてネタバレしていきます。
オーバーロードとは?
VRMMORPGであるユグドラシルの中にゲームアバターのまま取り残された主人公モモンガが、意思を持ち動き始めたNPC達を率いて異世界にアインズ・ウール・ゴウンの名を知らしめるべく動きだすという丸山くがね原作のファンタジー小説です。2015年にはアニメ『オーバーロード』2018年に『オーバーロード2』が放送されており、第三期も2018年に放送予定です。
オーバーロードのラナー王女とは?
フルネームはラナー・ティエール・シャルドルン・ヴァイセルフです。二人の兄を持ち、ラナー王女はリ・エスティーゼ王国第三王女の立場にいます。その美しい容姿から王国の『黄金』とも呼ばれていて、かなりの知恵者でありオーバーロードの登場キャラクター中最強クラスの知能の持ち主でもあります。まさに規格外の天才と言えますが、天才故の苦労もあるようです。ここからは苦労の理由とラナー王女の正体をネタバレしていきます。
オーバーロードのラナー王女の本性はヤンデレ?正体をネタバレ!
ラナー王女は奴隷売買の禁止、冒険者への報酬の支払いの改革などの政策を立案していて、国民からの支持が高く国民のことを第一に考えているように思えます。しかし、リ・エスティーゼ王国の大貴族であるレェブン候の前でラナー王女が「この糞ったれな王国なんかどうでもいいから、クライムと結ばれれば...」とラナー王女の正体とも言える発言をしています。ラナー王女にとって国民は数字で道具でしかないようです。
オーバーロードのラナー王女の過去と転機をネタバレ!
リ・エスティーゼ王国の第三王女という環境に生まれながらも、幼くして規格外の天才であるがために、周にラナー王女と同等の存在、人間はいませんでした。ラナー王女の言動は周囲には理解できず、理解不明な事を言う薄気味悪い少女と相手にはしてもらえず、その青い瞳からは輝きが無くなっていきました。
オーバーロードのような多種多様な人間を超越する存在がいる異世界であってもラナー王女を理解できる者はごく少数であり、人間種の中に至ってはラナー王女を理解することは不可能とも言えます。自分が理解できることを誰も理解できない、そんな孤独の中で幼いラナー王女は次第に心の中で人を見下すようになっていきます。
しかし、ラナー王女の転機とも言えるある出会いが、幼き頃のラナー王女を孤独から救いました。それはある雨の日、気まぐれで拾った死にかけの子犬、クライムとの出会いです。その子犬から向けられた重く純粋な眼差しは、他人を理解できないラナー王女にすら人間らしさを感じさせるほどのものでした。
その目にラナー王女は自らと同じ、同等の人間を見出し、孤独から救われました。そしてラナー王女の内で子犬であったクライムが、次第に愛しの存在へと変わっていき、クライムへの想いが異常と言えるほどまで大きくなっていきます。ここからラナー王女を語るに欠かせぬクライムという人物の正体をネタバレしていきます。
オーバーロードのラナー王女の想い人クライムの正体をネタバレ!
ミスリルの鎧を全身に身にまとう兵士でラナー王女に仕えています。幼少期に路上で死にかけていたところをラナー王女に拾われて以来、ラナー王女のためなら命を投げ出すほどの忠誠を誓っています。ラナー王女を守るために日々の努力は欠かさず、王国の一般兵士を上回る強さを持ちますが、既に成長限界まで達していて自身でも剣の才能がないことを自覚しています。
元は平民であるがために、貴族やその周囲の人物などの位が高い者達からは疎まれています。しかし周囲の人物には恵まれており、王国最強の戦士であるガゼフ・ストロノーフや、そのガゼフと互角の試合をしたブレイン・アングラウス、青の薔薇のメンバー、特に戦士ガガーランに気に入られており、さらにはナザリック地下大墳墓の執事であるセバス・チャンなど実力者との関りが多数あります。
オーバーロードのラナー王女のクライムに対する異常な愛情
ラナー王女がクライムに対して抱いた愛情は、恋人のようなものではくペットを溺愛するかのような愛情で、それを象徴している発言をしています。レェブン侯に、「殿下にとっての彼とはどんな存在なのですかな?」と聞かれ、「クライム……そうですね。この糞ったれな王国なんかどうでも良いから、クライムと結ばれれば……うーん。ついでにクライムを鎖で繋いで、どこにも行かないように飼えればもっと幸せかもしれません」
ラナー王女の正体とも言える発言です。これを性癖とも指摘されましたが、ラナー王女は愛情だと否定しています。クライムを馬鹿にする者には容赦がなく、クライムが関わった女性など特に女性への容赦はありません。裏で徹底的に排除をしてクライムの前ではあざとく立ち振る舞っています。クライムは全く気づいておらず、高い忠誠心故にラナー王女を疑わないクライムにも問題はありますが、ラナー王女が徹底していることは確かです。
クライムを愛し始めたラナー王女の変化は激しく、幼少期に失い始めていた瞳の輝きが、見事なまでに復活しています。レェブン候に演技だと疑われたラナー王女は、クライムによって満たされていた、と否定しています。しかしながらクライムの前では優しい王女を演じ、クライムと結ばれるためなら手段を問わず完璧な演技で周囲の人物たちを騙すようなこともしています。
手段を問わないラナー王女は、クライムをわざと危険な任務に就かせ、死亡したクライムに対して復活魔法をかけることでわざと弱らせたクライムを、ラナー王女自ら看病をすることで、立場の違いから周りに口を挟まれることなく、さらにはクライムと一緒にいられるとまで企むほど。クライムから純粋な眼差しを向けられさえすればラナー王女にとってどんな形でも結ばれていればそれでいいわけです。
ラナー王女の異常さ加減はこれだけではありません。人の考えが理解できないほどの天才は、その人智を超越した頭脳で考え計算した上で行動しており、周囲から見れば失敗に終わったものでもラナー王女にとっては作戦であり、計算であり、成功であります。ここからは人智を超越した頭脳を持つラナー王女と、同等のレベルに達している存在、デミウルゴスとの関係について考察とともに、ネタバレしていきます。
オーバーロードのラナー王女とデミウルゴスの関係は?
リ・エスティーゼ王国第三王女であるラナー王女と、ナザリック地下大墳墓第七階層守護者であるデミウルゴス、この立場にいる二人がいったいどういう経緯で関わることになったのか、謎の関係を根拠を挙げていきながら考察、ネタバレしていきます。
オーバーロードのラナー王女とデミウルゴスは協力関係?その実態をネタバレ!
オーバーロードのラナー王女とデミウルゴスが協力関係にあると噂され始めたのは、『オーバーロード2』王国編での『ゲヘナ』での出来事からです。ゲヘナでは多くの私案が巡らされており、アニメ『オーバーロード2』でも多くの謎が残されたままです。しかしよく考察してみると、その描写の意味が理解できます。ここからはその根拠、謎の関係や、ゲヘナにおいて欠かせない人物『ヤルダバオト』の正体をネタバレしていきます。
オーバーロード2王国編で起こったゲヘナをネタバレ!
『オーバーロード2』王国編にて起こったゲヘナは、アインズ率いるナザリックがリ・エスティーゼ王国へ行った物資の奪取、人間種の拉致、実験、八本指への報復などが目的とされた作戦です。そして複数の悪魔を率いて王都を襲撃した、ゲヘナを起こした『ヤルダバオト』を名乗った仮面の悪魔の正体はデミウルゴスであり、このゲヘナの立案や指揮はデミウルゴスが行っていて、自らも表舞台へと登場しています。
この作戦で階層守護者らが役に立つということを証明したいデミウルゴスは、アインズ・ウール・ゴウンが扮する冒険者モモンに、ヤルダバオト(デミウルゴス)を撃退させる(作戦)ことで、モモンを英雄に仕立て上げることにも成功しています。さらにプレイアデスの面々や、シャルティア、マーレなどの階層守護者も参加しています。
出典: https://frequ.jp
このゲヘナには王国側も多くの強者が参加していて、王国戦士長であるガゼフ・ストロノーフ、ブレイン・アングラウスや青の薔薇のメンバーであるアダマンタイト級の冒険者達、その他多数の冒険者や兵士が参戦しています。ラナー王女が作戦を指揮し、冒険者に扮したプレイアデスのナーベ(ナーベラル・ガンマ)やモモンが切り札として参戦しています。そして、クライムはラナー王女から危険な任務を任されることになります。
危険な任務を任されたクライムは、ブレインらとの移動中に、変装をしたシャルティアと遭遇し個人的な因縁があるブレインが単独で戦闘に入ります。ブレインがシャルティアの爪を切り、ブレインがその場から逃走をしますが、そのことに気を障ったシャルティアがブレインを追います。しかしある人物が目に入り追うことをやめます。その理由と人物の正体をネタバレしていきます。
オーバーロードのラナー王女とデミウルゴスの謎の取り引きとは?
『オーバーロード2』王国編でのゲヘナには一見すると不自然な描写が多くありますが、伏線を理解することで納得がいきます。例えばシャルティアがブレインを追うことをやめた理由ですが、ブレインの逃げた先で、シャルティアがクライムの姿を目にしたことにより、追うことをやめたと考察できます。その理由はラナー王女とデミウルゴスの間で行われた取り引きにあります。
『オーバーロード2』第10話にてデミウルゴスが王都のどこかへと向かうシーンがあります。王都で情報を集めていたセバスの提出した資料を見て行きたいところができたと、アインズの許可を得て王都のどこかへと向かいます。上の画像がそのシーンなのですがデミウルゴスの先に、ラナー王女の居る、ロ・レンテ城が描かれています。この時にデミウルゴスはラナー王女と接触をし、そこで取り引きが行われました。
オーバーロードのラナー王女とデミウルゴスの取引きその1
ラナー王女とデミウルゴスが接触した際に、ラナー王女は八本指を壊滅に追い込めるだけの戦力が必要で、デミウルゴスは八本指の拠点の場所などの情報が必要でした。そこで互いの利害が一致したために情報を交換をしており、ナザリックは八本指の拠点襲撃に成功しています。拠点襲撃の際の時間調整もしていて、出来事のほとんどが計画によって決められたシナリオ通りに進んでいます。
オーバーロードのラナー王女とデミウルゴスの取引きその2
デミウルゴスがラナー王女に接触をしに行く際に、アインズへ「ナザリックの利益の為に動く」と発言していて、後のゲヘナを確実に成功させるため情報を交換しただけでなく、ある重要な人物の身の安全を約束しています。デミウルゴスは作戦の説明中にある人物への攻撃を禁止しています。その人物がクライムです。そしてデミウルゴスはラナー王女に監視を付けることで協力関係が築かれています。
オーバーロードのラナー王女とナザリックの協力関係
この協力関係はゲヘナの時だけでの話ではなく、現在に至っても続いています。『オーバーロード2』では描かれていませんが、ナザリックはゲヘナの後も、人間種で王国の関係者であり、天才であるラナー王女が使えると判断をしていて、ゲヘナでの功績も認めています。アインズからラナー王女へ褒美も与えられており、ナザリックにおける領域守護者と同等の役職を与えられる予定でもあります。
ラナー王女にとってナザリックは同等のレベルに達している、アルベドやデミウルゴスが所属しているため理想の場所となり、ナザリック側も王国に内通者ができて尚且つアルベドやデミウルゴスど同等の知能を持っているため、ナザリックにおいても重要な駒としてこの協力関係は継続していくことがわかります。
オーバーロードのラナー王女はその本性から正体は化け物と言われていた?
ラナー王女の正体を知る兄であるザナックは、クライムとすれ違う際にクライムへ向けて、ラナー王女を化け物と呼んでいます。これについてクライムはキッパリと否定しています。さらにラナー王女はレェブン候しか知らない情報を、メイドとのどこまでが真実か知れない程度の会話から導き出しました。あまりの驚きにレェブン候はラナー王女の前で「ばけものか」と発言しています。
人智を超越したまさに化け物とも言える存在であるラナー王女。王国きっての知恵者であるザナック、レェブン候に化け物とまで言わせた、それらの発言はラナー王女のクライムに対する異常な愛についてではなく、ラナー王女の異常な洞察力や推理力を指して化け物と呼ばせました。