アンパンマンマーチの歌詞は実は深い?本当の意味を考察【やなせたかし】

ちびっ子達のスーパースターである「アンパンマン」のテーマソングといえばアンパンマンマーチです。実はこのアンパンマンのテーマソングアンパンマンマーチの歌詞は非常に深い意味を持っています。この記事はアンパンマンマーチの深い意味を持つ歌詞を考察しまとめた記事です。原作者でもありアンパンマンの生みの親であるやなせたかしさんが考案した歌詞には特攻隊として散った弟の想いが込められているのでしょうか?考えさせられ驚愕の事実を知る事になりますので最後までお付き合い下さい。

アンパンマンマーチの歌詞は実は深い?本当の意味を考察【やなせたかし】のイメージ

目次

  1. アンパンマンとは?
  2. アンパンマンマーチの歌詞は実は深い?
  3. アンパンマンマーチの歌詞の作ったやなせたかしとは?
  4. アンパンマンマーチの歌詞に関する感想や評価
  5. アンパンマンマーチの歌詞の意味まとめ

アンパンマンとは?

子供達のスーパースター「アンパンマン」はやなせたかしさんが描いた絵本シリーズの作品です。パンを作っていた時、アンパンに「いのちの星」が宿り、アンパンマンが誕生日しました。困っている人を助ける正義の味方です。1981年に発行された絵本作品「アンパンマンのサンタクロース」が106万部を記録しています。

1999年の「アンパンマンのあいうえお図鑑アンパンマンたべものあいうえお」が98万部、2002年に「アンパンマンをさがせ!ミニ」が114万部、2007年に「ぼく、アンパンマン!-アンパンマンはじめまして」が97万部という驚異的な売り上げを記録しています。さらに全国5か所にある「アンパンマンこどもミュージアム」は、ちびっ子から大人まで幅広く訪れる人気のスポットで来場者数は全施設で年間約350万人を突破しています。

アンパンマンの作品詳細

アンパンマンは1969年に大人向けの雑誌に「アンパンマン」として連載されました。当初の設定は今の3頭身ではなく普通の人の顔をしており、現在の「アンパンマン」とは相違点が多くあります。しかし、空腹の人にパンを届ける「アンパンマン」の原型は変わっていません。当初は大人向けであった為、幼児には難読で編集部や現場の保育士達からは酷評でしたが、子供達の間で徐々に人気を集め注文が殺到するようになりました。

初のアニメ放送は1979年にNHK総合の「春休みこどものひろばおはなしえほん」の第二回目に登場し「あんぱんまん」として放送されました。16ミリ作品として一部の図書館でのみ視聴ができる「アンパンマンとばいきんまん」「アンパンマンまじょのくにへ」の2作品もあります。1988年に「それいけアンパンマン」として放送されています。2009年には日本テレビ系アニメでは初の放送1000回を達成しています。

「アンパンマン」の絵本発行部数は2006年に5000万部を超え、2009年にはキャラクターの多さから「最もキャラクターの多いアニメ」としてギネスに記録を持っています。ギネス認定時の「アンパンマン」の登場キャラクターは1768人でした。

0歳から12歳までの子供達の人気調査では6年連続で1位をとり、特に0歳から2歳までのアンパンマンの支持率は58%を誇っています。主題歌である「アンパンマンマーチ」も1位を記録しています。2010年時のキャラクター商品の総売上額は1兆1000億円以上となり2011年には商業的ランキング1位を記録しました。

アンパンマンマーチの詳細

アンパンマンマーチはアニメ「それいけアンパンマン」のオープニングを飾る主題歌で放送以来変わらず採用されています。ドリーミングのデビューシングルでもあります。作詞はアンパンマンの原作者である「やなせたかし」さんが担当され考案しています。作曲は三木たかしさんによって作られました。

それいけ!アンパンマン|日本テレビ

アンパンマンマーチの歌詞は実は深い?

子供から大人まで老若男女問わずに親しまれているアンパンマンマーチですが、実はアンパンマンマーチの歌詞には深い意味があるといわれています。アンパンマンマーチの歌詞の深い意味を考察していきます。やなせたかしさんが歌詞に込めた意味とは何なのかをみていきましょう。

アンパンマンマーチの歌詞の意味

アンパンマンマーチの歌詞の意味には、やなせたかしさんが経験した戦争が大きく関係しています。やなせたかしさんの弟は特攻隊に志願して戦死されています。アンパンマンマーチの歌詞には特攻隊として散った弟を想い反戦の意を込めて作詞されたと推測できます。また、哲学的な深い意味を持っていると考察する事もできます。

「そうだ うれしいんだ いきるよろこび…」

この歌詞の意味を考察するにあたり、生きる事こそ嬉しい事なんだという歌詞は、特攻隊として散った弟には叶わなかった事です。そして、生きる喜びを考えさせられる実に深い意味を持っていると考察できます。

「なんのためにうまれて なにをして…」

この歌詞の意味を考察すると、非常に哲学的な深い意味を持ち合わせている事が考察できます。大人でも答えに困る質問を歌詞に入れてる事から、生きる意味を考えさせています。アンパンマンは正義の味方であり困っている人を助ける為に生まれてきました。そんな人になってほしいという意味が込められていると考察できます。

「いまをいきることで あついこころ…」

この歌詞の意味を考察すると、生きるという深い意味の答えを投げかけています。生きるという事であつい心が芽生えて、辛い事があっても微笑んで突き進んで生きていくという深い意味があると考察できます。また、やなせたかしさんの特攻隊として散った弟を想い作詞されたとも受け取れる歌詞です。

「そうだ うれしいんだ いきるよろこび…」

この歌詞の意味を考察します。胸の傷が痛んでも、という歌詞が続きにあります。生きていく事で、傷つく事が沢山あり、消えない心の傷が痛もうとも、生きている事こそが喜びであり嬉しい事なんだと訴えている深い意味であると考察できます。

「なにがきみのしあわせ なにをして…」

この歌詞の意味を考察すると、幸せとは何をもって幸せというのか、また何をして喜んでくれるのかを問いかけています。その答えが分からないまま終わるなんて嫌だと続きます。この歌詞は特攻隊として散った弟とリンクしていると考察する事ができます。戦争が終わり特攻隊とは何だったのかという事を亡き弟に問いかけているとも受け取れます。

「わすれないでゆめを こぼさないで…」

この歌詞の意味を考察すると、夢が叶わずとも涙をこぼさずに夢を忘れないでどこまでも追い続けて夢を叶える為に飛び続けて欲しいという深い意味が込められていると考察する事ができます。

「そうだ おそれないで みんなのために…

この歌詞の意味を考察すると、自分の信念を曲げず恐れずに立ち向かっていけば愛と勇気がついてくるという深い意味が込められていると考察する事ができます。アンパンマンは自分を犠牲にしてまでも正義を貫き通します。そこには愛と勇気が共にあるという事を証明していると推測出来ます。

「ときははやくすぎる ひかるほしはきえる…」

この歌詞の意味を考察すると、「光る星は消えていく」の星が特攻隊として散った弟を連想させ、時は早く過ぎていくでも微笑んで行くんだという歌詞も特攻隊として散った弟を連想させ弟を想い反戦の意味を込め作詞されたと考察出来ます。

「そうだ うれしいんだ いきるよろこび…」

この歌詞の意味を考察すると、どんな敵が現れても、優しいアンパンマンは自分を犠牲にしてまでも皆を守ってく、それこそが生きる喜びだとアンパンマンを通して訴えていると考察する事ができます。守る為には犠牲がついてくるという深い意味があると推測出来ます。

アンパンマンマーチは特別攻撃隊の歌?

アンパンマンマーチは特攻隊の歌なのかという疑問ですが、歌詞を考案されたやなせたかしさんには弟がいました。やなせたかしさんの弟は戦時中に特攻隊に志願して戦死されています。この事からアンパンマンマーチが若くして特攻隊として散った弟を想い作詞されたと言われています。しかし、実は生前にやなせたかしさんがアンパンマンマーチが特攻隊の歌ではないと明言されています。

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アンパンマンマーチの歌詞の作ったやなせたかしとは?

アンパンマンとアンパンマンマーチの生みの親であるやなせたかしさんについて迫ります。やなせたかしさんのプロフィールや歌詞に込めた想い、そして作詞されたエンディングを紹介していきます。

やなせたかしのプロフィール

やなせたかしさんは1919年2月6日生まれで2013年10月13日逝去されています。94歳でした。幼少期から絵に関心を示していました。戦争体験もあり1941年に帝国陸軍に入隊し、その後は日中戦争が勃発し中国戦線へと出征しています。戦闘地域から外れていた為、戦闘経験はありませんが、弟は特攻隊として戦地に赴き戦死されています。宣撫工作部隊に入り暗号を解読する傍らで地元の住民に紙芝居を作って楽しませていました。

終戦を迎え1946年に高知新聞へ入社します。その後、結婚すると同時に上京し、1953年に専業漫画家として活動します。独立後は一時漫画の仕事が激減しますが、放送作家や舞台美術等、次々とオファーが舞い込み業界内では「困ったときのやなせさん」と言われるほどでした。

次々と仕事をこなし人脈も増え1960年のミュージカル「見上げてごらん夜の星を」の舞台美術を担当した際、作曲家のいずみたくと知り合い1961年に「手のひらを太陽に」の作詞を手掛けています。教科書に載るほど有名な曲として知られています。1973年に「漫画家絵本の会」を立ち上げ、絵本作家として本格的に始動し1969年に発表した「あんぱんまん」を幼児向けに改修し「アンパンマン」として発表します。

当初は酷評されますが、徐々に人気に火がつき子供達に絶大な人気を得る事となります。1988年に「それいけアンパンマン」が放送開始され瞬く間に大人気番組となり現在まで放送されています。1990年以降は漫画界復興に尽力され様々な賞を受賞されています。1992年の「まんが甲子園」創設時から深く関わり晩年まで審査委員長を務めていました。

1996年に「アンパンマンミュージアム」が会館し、2000年には「日本漫画家協会」の理事長に就任します。この時期から言動や行動も漫画的に面白くなければならないとの信念からユニークなスピーチと独特なファションで公の場に登場します。晩年もユニークなキャラを演じ、チャイドルをもじり自称老いドルと名乗っています。

2011年に漫画家引退を決意し最後の花道として「生前葬」を企画します。しかし、発表直前に東日本大震災が発生した為、不謹慎という事で中止されました。震災直後にアンパンマンマーチが復興のテーマソングとなり、笑顔を失くした子供達に笑顔が戻ったりと良い知らせばかりがやなせたかしさんの元に届き、引退を撤回しました。

被災地にアンパンマンのポスターを送るなど復興支援に尽力しました。2012年に日本漫画家協会の理事を高齢の為、辞任し会長に就任されました。その後もインタビューやテレビ出演などをする際は、ユニークなキャラで出演者達の笑いを誘いました。2013年に体調不良で入院します。2013年10月13日心不全の為、逝去されます。

2013年の11月にフレーベルより「アンパンマンとリンゴぼうや」が発売され、やなせたかしさんの最後の作品となりました。やなせたかしさんの死後も「アンパンマン」は継続され、2016年には幼少期を過ごした柳瀬医院の跡地に「やなせたかしごめん駅前公園」が作られ、2019年には生誕100年を記念して故郷である高知県香美市で「やなせたかし記念館」で特別展が開催されています。

やなせたかしが歌詞に込めた想い

アンパンマンとアンパンマンマーチを創作されたやなせたかしさんですが、生前インタビューで戦争を経験し今まで信じてきた正義が裏切られ正義の為の戦いはないんだと語っています。歌詞に込めた想いそれは、本当の正義とは本当のヒーローとは「献身」と「愛」という深い意味を込め創作されました。

やなせたかしが作詞したエンディング曲

アンパンマンとアンパンマンマーチの原作者であるやなせたかしさんが作詞されたと曲はアンパンマンマーチだけではありません。実はアンパンマンのエンディング曲もやなせたかしさんにより作詞されています。アンパンマンのエンディング曲を紹介していきます。

勇気りんりん

勇気りんりんは、1988年放送の「それいけアンパンマン」の初代エンディング曲です。登場キャラクターを紹介していくといった内容の歌詞で多くの方が一度は耳にした事があるエンディング曲です。現在でも使用されています。

クリスマスの谷

クリスマスの谷は、毎年放送される「それいけアンパンマン」のクリスマススペシャルでよく使用されています。クリスマスの谷が、初めて登場したのは1989年放送の「それいけアンパンマン」アンパンマンとクリスマスの谷のエンディング曲として登場しています。

アンパンマンたいそう

アンパンマンたいそうは、ドリーミング以外の歌手が唯一担当した曲です。1993年に初めてエンディング曲として登場します。CHACHAが歌っていましたが解散した為、幻とまで言われています。その後はドリーミングが引き継ぎ現在も放送されています。

サンサンたいそう

サンサンたいそうは、1995年に初めて登場した曲で、体を動かす事をメインに考案されアンパンマンショーでもお馴染みです。1995年から2010年まで2番と4番の歌詞が放送されていました。

いくぞ!ばいきんまん

いくぞバイキンは、バイキンマンがメインとなった非常に珍しい曲です。2000年の2月に放送された「それいけアンパンマン」555回放送記念のエンディング曲として使われました。以後、放送されていないので幻のエンディング曲として有名です。

ドレミファアンパンマン

ドレミファアンパンマンは、2007年に初めて登場します。しかし、アンパンマン好きな方は以前に聞いたことがあると思います。実は、このドレミファアンパンマンは2003年の映画「怪傑ナガネギマンとドレミ姫」に登場しています。劇中に使われていた「ドレミ大好きドレミ姫」のテーマソングの替え歌がドレミファアンパンマンです。

あおいなみだ‐コキンのうた‐

あおいなみだは、2014年に放送されていました。「アンパンマン」の中でもいくぞバイキンマンに続くレアなエンディング曲です。アンパンマンの中でアンパンマンが登場しない珍しい曲です。

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アンパンマンマーチの歌詞に関する感想や評価

アンパンマンは愛と勇気がある正義の味方として子供達から絶大な人気を誇っています。そんなアンパンマンの主題歌でもあるアンパンマンマーチの歌詞は多くの方に勇気を与えました。アンパンマンマーチの感想や評価をまとめました。

アンパンの歌の歌詞で救われた方が多く分かる感想です。何のために生まれてや自信を無くして等、誰もが分かりやすくシンプルな歌詞が非常に心に響き、多くの方の共感を得ています。

アンパンマンの歌詞で「アンパンマンたいそう」も人気が高く、追い込まれた時や辛い時など自信を無くした時に励ましになったという方が多く、同時に作詞されたやなせたかしさんに感謝する方も多くいました。

アンパンマンのアンパンマンマーチの歌詞も人気が高く、大人になってから聞くとその深く哲学的な歌詞に感銘を受けアンパンマンマーチは深く唸る内容であるという感想も多く寄せられていました。

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アンパンマンマーチの歌詞の意味まとめ

いかがでしたか?アンパンマンマーチの歌詞の意味は非常に深い歌詞である事が分かりました。シンプルな歌詞は心に響きアンパンマンはいつまでも正義の味方として生き続けます。しんどくなった時は「アンパンマンマーチ」を聞いてみてはいかがでしょうか。辛く落ち込んだ方を励ます「アンパンマンマーチ」は今日もどこかで流れています。

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