2019年06月03日公開
2019年06月03日更新
【とある魔術の禁書目録】イマジンブレイカーの正体は?上条当麻の強さ・能力を考察
とある魔術の禁書目録の中でも連載初期からその正体が気になると言われるのが主人公上条当麻の持つ能力、幻想殺し(イマジンブレイカー)です。上条当麻の右手に宿るこの能力はとある魔術の禁書目録の物語、上条当麻の強さにも関わっている重要な要素で長らく謎の要素になっていました。今回はとある魔術の禁書目録の大きな謎、上条当麻のイマジンブレイカーの正体について紹介していきます。
目次
イマジンブレイカーが登場するとある魔術の禁書目録とは?
とある魔術の禁書目録の作品概要
とある魔術の禁書目録は2004年から現在に至るまで電撃文庫から発行されているライトノベルで、SFとファンタジーの要素を上手く組み合わせて高い人気を獲得した作品です。小説や漫画を使った多数のスピンオフ作品、さらには2008年以降アニメ化も行われまた作風から様々なゲームが作られるなど様々なメディアミックス展開がされています。
とある魔術の禁書目録のあらすじ
とある魔術の禁書目録は基本的に短めのストーリーをいくつも展開する形を取る事でどのキャラクターに照準を絞っても話が展開出来るように作られています。
1期のあらすじ
アニメとある魔術の禁書目録は超能力を開発する「学園都市」に住む上条当麻と禁書目録(インデックス)の出会いから始まります。インデックスは当麻の部屋のベランダに布団のようにぶら下がっていたのでした。この出会いで上条当麻はそれまで知らなかった「魔術サイド」と関わりを持つようになります。元々の不幸体質と自身の正義感から様々な事件に関わっていく事になります。
アニメ1期では原作でいう6巻までのエピソードが展開され、インデックスの秘密と上条当麻の記憶喪失、御坂美琴や一方通行との邂逅などが描かれていきます。
2期のあらすじ
アニメ2期では1話で世界観の復習と進行上カットされていた5巻に含まれる以降に続く物語を展開、2話からは原作における7巻から13巻+SS1巻のエピソードが展開されました。夏休み最後の日から「法の書」を巡っての攻防、1期から続くシスターズ計画、大覇星祭などあらすじが展開、「科学サイド」と「魔術サイド」を行ったり来たりしながら上条当麻はイマジンブレイカーを使って事件を解決していくのです。
イマジンブレイカー(幻想殺し)の正体は?
イマジンブレイカーとは
ここからはそもそもイマジンブレイカーとはなんなのかからその能力、正体に至るまで紹介していきます。
上条当麻の右手の能力
まずイマジンブレイカーはとある魔術の禁書目録の主人公上条当麻の右手に宿る能力です。漢字表記にルビが振られる事が多いとある魔術の禁書目録の原作では「幻想殺し」と書いてイマジンブレイカーと読みます。また作中登場する他の超能力・魔術と違い、宿っているのはあくまでも右手であるという点も注意が必要です。
イマジンブレイカーの効果
イマジンブレイカーの効果は幻想殺しという表記からも見えるように異能の力を打ち消す能力です。打ち消す能力は異能なので魔術であっても超能力であっても有効で上条当麻はこの能力によって様々な敵を打ち倒しています。
イマジンブレイカーの弱点
異能が溢れるとある魔術の禁書目録においてその異能を打ち消すイマジンブレイカーは非常に強力な能力だと言えます。しかしイマジンブレイカーにも弱点は多いです。その能力が宿っているのは上条当麻自身ではなくあくまでも右手である為、異能に右手、正確には右手首から先で異能に直接触れなければその効果を打ち消す事が出来ません。
その為、一方的に遠距離から攻撃するタイプや肉弾戦において上条当麻を上回る速度を持つ相手には苦戦を強いられる事になります。また上条当麻の意志とは関係なく発動してしまう為、回復魔術やテレポートなど上条当麻自身に有効なものであっても打ち消してしまうという弱点も持っています。さらにはこの力によって「神の加護」さえも失われる故に上条当麻は自他ともに認める不幸体質なのではないかとインデックスは考察しています。
イマジンブレイカーの正体とは
超能力・魔術と様々な力が登場するとある魔術の禁書目録においても異質な存在と言えるイマジンブレイカーですが長い連載期間を持ってその正体が明らかになっています。
先代のイマジンブレイカー
そもそもイマジンブレイカーは上条当麻固有の能力ではなく歴史の転換期などに幻想殺しと同質の力を持つものが出現していました。先代のイマジンブレイカーは「ブライスロードの秘宝」と呼ばれる矢の形状をしており、必ずしも誰かの右手に宿る能力というわけではありません。
世界の基準点
幻想殺しの本来の役割は魔術を極めて神となった魔術師である「魔神」にとって歪んだ世界を元に戻す為の基準、つまり世界の基準点としての役割を持っている事が語られています。実際にとある魔術の禁書目録の世界は魔神達に都合の良いように何度も作り変えられ、歪んでしまっては元に戻すという事を繰り返した世界です。
イマジンブレイカーと神との関係
そんな役割を持つイマジンブレイカーですがそもそもイマジンブレイカーが生まれるきっかけとなったのは魔神の無意識の願いだと言われています。世界を思いのままに出来てしまう魔神だからこそ自分のふとした行動による世界の改変など、その怯えが幻想殺しを作り出したと考えられています。
イマジンブレイカーの本来の力
ちなみに「異能を打ち消す」という効果を持つ現在のイマジンブレイカーですが本来の力を発揮出来ていない事も作中で示唆されておりその正体は2019年5月現在不明のままです。ファンによる考察では記憶喪失になっている上条当麻が「幻想殺しは異能を打ち消す力」と思い込んでいるだけなのではないかと考えられています。
イマジンブレイカーの効果音が変わった後の反応
とある魔術の禁書目録において注目の的であるイマジンブレイカーですがアニメ化の際にはそのSEがシリーズごとに変わっているのではないか?とファンの間で話題になっています。イメージが既についてしまっている故か1期の方がかっこいいとする声が多いです。
イマジンブレイカーを使う上条当麻の強さ・能力を考察
上条当麻のプロフィール
上条当麻はイマジンブレイカーこそ持っていますが学園都市においてイマジンブレイカーは判定に引っかからない為、レベル0、いわば無能の烙印を押された主人公です。生まれつき幻想殺しを右手に宿している以外は普通の高校生で、正義感の強さも相まって色々なトラブルに巻き込まれる不幸体質をしていました。
上条当麻の無能の見せ方
とある魔術の禁書目録が高い人気を獲得した理由と言えるのがこの無能な上条当麻とイマジンブレイカーの同居にあると言えます。幻想殺し単体で見れば作中でも最強の能力ですがそれを行使する上条当麻自身はただの高校生で学園都市で見れば落ちこぼれでしかありません。しかも作中において上条当麻は精神面は別にして能力的には一切成長していません。それこそが上条当麻の魅力になっています。
上条当麻の強さを考察
そもそも幻想殺しが上条当麻に宿ったのは上条当麻が本来持つ力に引き寄せられたからという話もあります。その為上条当麻の強さについては様々な考察がなされています。
考察①レベル6説
作中序盤でその空論が登場しながら未だにその正体の全貌が明らかになっていないレベル6。幻想殺しの本来の力こそがこのレベル6に到達している力なのではないかとする考察です。実際に科学サイドでもレベル5である一方通行や御坂美琴、魔術サイドでも相対する敵は魔神クラスも多くなっている事を考えると幻想殺しはレベル6だったと言われても誰もが納得出来るのではないでしょうか。
考察②もう一つの能力説
幻想殺しは上条当麻の本質に引き寄せられたという描写から幻想殺しはこの能力を打ち消す為の力でその力の余波が現在上条当麻が使える力なのではないかという説です。実際、上条当麻がアウレオルスに右手を切断された際に具現化した竜を使って倒した事がありこの竜が本来の能力なのではないかと考察されています。
考察③超能力・魔術でもない
上条当麻の正体についてはまだまだ情報はほぼなく不明点が多いですが少なくともイマジンブレイカーについては超能力・魔術どちらの側面である事も否定されています。超能力としてイマジンブレイカーは判定されておらず魔術についてもインデックスから否定されている為です。ただし魔術に関してはインデックスの知識においてなのでどちらかといえば魔術的な力ではないかという考察が多くなっています。
ちなみに超能力だった場合には学園都市の外に稀に生まれるという天然の超能力者「原石」に含まれる事になります。原石は確かに異質な力を持つ者が多いという点で上条当麻と共通しますが、作中には「原石」でもないとする描写がありその分類は不明のままです。
レベル6の正体
仮に上条当麻がレベル6だった場合、そもそもレベル6とはなんなのかという考察も行われその正体は人間の天使化ではないかと考えられています。レベル5である御坂美琴の暴走時や一方通行の能力などは魔術サイドの存在である「天使」の力に酷似しているからです。その為、レベル6の正体は人間の天使化なのではないかと考察されています。
上条当麻の魅力
上条当麻は様々な要素を1人で持ち合わせているキャラクター性を持っています。敵であっても動機を知れば説得しようとする姿などはまさに正統派な主人公です。無能力者と言われながらイマジンブレイカーで様々な敵を打倒し、さらにはその心に訴えかける事で以降の協力者になったりなど人を惹き付ける力を持ち合わせています。
上条当麻のアニメ3期での見せ場
アニメ3期では聖人クラスの魔術戦を筆頭に上条当麻の苦戦しそうな相手がどんどん登場してきます。聖人はそもそも音速を超える速度で動き回ったりするのでイマジンブレイカーの相性が悪い相手です。上条当麻自身の活躍はもちろんですがこれまで積み重ねてきた人脈などもフル動員出来るからこその上条当麻という意味で見せ場が多いのがアニメ3期になっています。
イマジンブレイカーを使う上条当麻の記憶は戻る?
上条当麻の記憶が戻る可能性
上条当麻は原作1巻でインデックスを助けた時に記憶を失って以来、2019年5月現在までスピンオフなどの作品を含めても記憶が戻った描写はありません。この記憶喪失にはこれまでも全く意味がなかったわけではないですがとある魔術の禁書目録の流れからすると大きな意味があっても良さそうです。上条当麻の記憶が戻る時は物語的にも大きな意味を持つのではないかと考えられています。
上条当麻の記憶喪失は誰にバレる?
作中では基本的に記憶喪失を隠している上条当麻ですが一部の登場人物には記憶喪失である事が既にバレています。
カエル顔の医者
作中で唯一記憶喪失になった直後から記憶喪失の事を知っているのが治療にあたった冥土帰し、通称カエル顔の医者です。上条当麻自身がインデックスに心配をかけないようにと秘密にする事をお願いしています。
御坂美琴
上条当麻がインデックスと出会う物語的な最初よりも以前からの知り合いではある御坂美琴です。御坂美琴は当初上条当麻の記憶喪失については知りませんでしたが偶然にその事実を知る事になります。
左方のテッラ
御坂美琴が上条当麻の記憶喪失について知るきっかけとなったのがローマ正教「神の右席」の1人である左方のテッラです。上条当麻の記憶喪失を何故知っているのかは不明ですが、イマジンブレイカーの正体さえ知っているような描写を見せその前提で上条当麻と会話、戦闘を行いました。御坂美琴はこのテッラと上条当麻の会話を偶然直前まで話していて繋がったままだった電話で聞いてしまった為に記憶喪失を知る事になるのです。
右方のフィアンマ
左方のテッラと同じく「神の右席」の右方のフィアンマも上条当麻の記憶喪失について第三次世界大戦の時に言及しています。同じく情報源は不明ですが「神の右席」では共有された情報なのだと推測されています。
インデックス
長らく記憶喪失について知らなかったインデックスですが第三次世界大戦の終盤、上条当麻が自ら記憶喪失について打ち明けています。長いとある魔術の禁書目録の中でも唯一上条当麻が自らの意志で記憶喪失を伝えた例でそれだけ大切な存在だったのだと推し量る事ができます。
アレイスター・土御門元春
作中で直接の描写はないもののその関係性から知っているのだろうとファンの間で考察されているのがアレイスター・クロウリーと土御門元春です。とある魔術の禁書目録において「なんでもお見通し」な役回りの2人なので当然知っているのだろうと考えられています。
イマジンブレイカーの正体に関する感想や評価
ここからはとある魔術の禁書目録の感想の中でもイマジンブレイカーに関しての感想を中心に紹介していきます。
上条当麻が記憶失う前ってイマジンブレイカーの正体知ってた感じしなかったんですけど、その前にもう一回記憶喪失なってるとかないよね
— カゲロ (@kagero_V6) October 20, 2018
元々上条当麻のイマジンブレイカーについては当初から不明点が多く特に上条当麻が記憶喪失になってしまった事から記憶喪失になる前の上条当麻自身がどこまで知っていたのかという考察をする感想は非常に多いです。
え?イマジンブレイカーのSE変わったの!?仄かな違和感の正体はそれか
— youth.K (@youth_k_veyron) October 12, 2018
またアニメ3期ではイマジンブレイカーが発動する時のSEが代わりましたがその変わったSEを「違和感」と捉える感想も非常に多くなっています。残念ながらそのSE自体の感想に関しては「しょぼくなった」という声も多く見られます。
禁書も上条さんの右手(イマジンブレイカー)が商品価値になってると思う、「上条さんの右手の正体、分かったの?」とか話題になりやすいし。
— グレートD (@Sukuranburu0111) July 21, 2018
またイマジンブレイカーの正体が伏せられている事自体がとある魔術の禁書目録の人気をここまで継続させているのではないかとする感想もあります。その正体の全貌が明らかになれば間違いなく話題になるのではないでしょうか。
イマジンブレイカーの正体まとめ
イマジンブレイカーはとある魔術の禁書目録の主人公、上条当麻の右手に宿る異能を打ち消す能力です。その力こそはじめから登場し活躍していますが、その能力の正体や右手だけの理由など多くの点で不明点が多く新しい情報が出る度に考察される内容になっています。
2019年5月現在、イマジンブレイカーは世界の基準点であるという事や本来持つ力は別にあるなど断片的にはその正体も明らかになっていますがわかった事があると次の謎が生まれるような状態が続いています。これからとある魔術の禁書目録にふれるという人はぜひイマジンブレイカーの正体に注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?