2018年05月05日公開
2018年05月05日更新
東京喰種 JACKのネタバレ解説!ジャックの意味やあらすじも紹介
東京喰種JACK(トーキョーグールジャック)とは、週刊ヤングジャンプに連載中の石田スイ先生が描く大人気ダークファンタジーの番外編です。東京喰種JACKの主人公は、あの「無敗の捜査官」である有馬貴将。高校生でありながら異常な強さを持ち、喰種捜査官として活躍する有馬貴将を描いた物語です。この記事では東京喰種JACKのあらすじやネタバレ、「ジャック」の意味や有馬貴将の謎や意外な秘密を解説していきます。
目次
- 東京喰種JACK(ジャック)とは?
- 東京喰種JACKネタバレあらすじ:本編での有馬貴将
- 東京喰種JACK:最強捜査官の有馬貴将の高校時代
- 東京喰種JACKのネタバレあらすじ:クラスメイトだった有馬貴将と富良大志
- 東京喰種JACKのネタバレあらすじ:かぼちゃの仮面の喰種「ランタン」の登場
- 東京喰種JACKのネタバレあらすじ:手を組んだ二人
- 東京喰種JACKのネタバレあらすじ:学校に潜んでいた喰種
- 東京喰種JACKのネタバレあらすじ:ランタンの捜査に新メンバー加入!
- 東京喰種JACKのネタバレあらすじ:三波麗花の意外な正体
- 東京喰種JACKのネタバレあらすじ:ランタンにとどめを刺したのは?
- 東京喰種JACKのネタバレあらすじ:「ジャック」の意味
- 東京喰種JACKのネタバレあらすじ:有馬貴将の本心
- 東京喰種JACKのネタバレあらすじ:白日庭の謎や「V」との関係
- 東京喰種JACKのネタバレあらすじ:有馬貴将が隻眼の王となった理由
- 東京喰種JACKまとめ
東京喰種JACK(ジャック)とは?
東京喰種JACK(トーキョーグールジャック)とは、石田スイ先生が描く東京喰種の配信限定のスピンオフです。東京喰種JACKの主人公は、喰種捜査官最強と謳われる有馬貴将であり、有馬の若かりし頃の物語が描かれている貴重な作品です。そして、有馬の友人である富良大志も物語に登場し、2人が友人となったきっかけも描かれています。今回は謎に包まれた有馬貴将の正体や、東京喰種JACKのあらすじをネタバレ含め解説します。
東京喰種JACKネタバレあらすじ:本編での有馬貴将
有馬貴将は、東京喰種の本編では喰種捜査官(CCG)の最高位である特等捜査官として登場します。白髪で常にクールな表情が印象的です。白日庭の出身で、驚異的な身体能力と動体視力を持つ「無敗の捜査官」です。ネタバレですが有馬は東京喰種の1作目では金木研を倒し、2作目の東京喰種:reでは、金木に「佐々木ハイセ」という名を与え、喰種捜査官という形で彼を生かしました。
有馬貴将は東京喰種の読者の間でも非常に人気の高いキャラクターで、人気の理由は美しい見た目と圧倒的な強さだと言われています。無口で常に冷静な有馬ですが天然なところもあり、そんな意外な一面も人気の理由の一つだと言われています。
東京喰種JACK:最強捜査官の有馬貴将の高校時代
東京喰種JACKの有馬の容姿は黒髪。性格はクールですが、東京喰種の本編と比べると表情は柔らかく、少しお喋りで人間味があるように思えます。この頃から優れた身体能力を披露していますが、有馬の人間離れした優れた身体能力の秘密は、有馬の故郷「白日庭」にあります。有馬は幼い頃から白日庭で英才教育を受け、10代半ばという若さでCCGに入局し、捜査官として活躍していたのです。白日庭についてはネタバレを含めて後に記載しています。
東京喰種JACKのネタバレあらすじ:クラスメイトだった有馬貴将と富良大志
有馬は潜入捜査として、東京13区にある誠清高校へ転校生としてやってきました。ギターケースに喰種を倒す時のクインケ入れて持ち歩いています。誠清高校には、東京喰種:reで上等捜査官として登場する富良大志も通っており、2人は同じクラスで席も隣同士でした。高校時代の富良は髪を明るく染め、真面目に学校へ通っていない、いわゆる「ヤンキー」でした。
富良はある日、学校へ遅刻をしていき、担任に叱られます。教科書すら持っていなかった富良は、隣の席の有馬に教科書を見せてくれと頼みます。有馬は教科書をそのまま富良に渡し、公式は全て頭に入っているから教科書は必要ないと言います。富良は有馬の態度に腹を立て、掴みかかったところで担任に「まともな生徒の邪魔だ」と言われ、教室から出されてしまいます。
富良は『どうせ俺はまともじゃねぇよ』と教室を去ります。富良にはリョウとアキという2人の幼馴染がおり、リョウは昔、富良とともに野球をやっていました。富良の「アイツの言うとおり野球を続けていればすこしは違ってたんだろうか」という言葉から、富良とリョウは野球を辞めた後に荒れてしまったということが読み取れます。
東京喰種JACKのネタバレあらすじ:かぼちゃの仮面の喰種「ランタン」の登場
その日の夜に富良は、リョウとアキがバイクで暴走し、警察に追われている姿を見かけます。富良は注意をしようと2人の元へ向かいますが、2人はかぼちゃの仮面を被った「ランタン」という喰種に襲われ逃げている最中でした。富良はランタンに立ち向かいますが赫子で攻撃され、アキは右目を負傷、リョウは富良を庇いランタンの赫子に突かれ死亡してしまいます。
リョウは最期に「俺たちやっぱ野球続けときゃ良かったかな」という言葉を残し、息を引き取ります。富良が再びランタンに立ち向かおうとしたところに有馬が登場し、交戦しようとしますがランタンは有馬を警戒し、逃げていきます。その後CCGが到着し、富良が事情聴取を受けている間、有馬は何事もなかったかのように爽やかな笑みを浮かべ「また明日学校で」と富良に挨拶をし、淡々と帰っていきます。
東京喰種JACK:若かりし頃の丸出捜査官
ランタンの事件の後に富良に事情聴取をしたのは、東京喰種本編で特等捜査官として登場する丸出斎でした。有馬の才能を見抜きCCGに引き入れたのも丸出であり、東京喰種JACKに登場したこの頃から人の長所を見る目が非常に長けている人物です。
東京喰種JACKのネタバレあらすじ:手を組んだ二人
事件の次の日、富良は屋上で有馬に喰種について尋ねます。有馬が淡々と喰種について説明した後、富良はなぜ喰種を追っているのか尋ねます。富良の問いに有馬は「趣味」と答えます。そして「見かけはまったくヒトと同じ。同等の知性までもっているのにヒトと異なる存在なんて面白いだろ?」と続けます。「面白い」というワードが富良を激怒させ、有馬に掴みかかります。その時担任の緒方に見つかり、2人は屋上を後にします。
富良は有馬に、アキの右目とリョウの仇のためにランタンの捜査に協力すると申し出ます。有馬は「足ひっぱられそうだし」と断りますが、富良の情熱に押され、富良の申し出を承諾します。これをきっかけに2人でランタンを追うことになります。
東京喰種JACKのネタバレあらすじ:学校に潜んでいた喰種
誠清高校では、教師が喰種に襲われる事件が相次いでおり、有馬はランタンの仕業であり、校内に潜んでいる可能性があると推測をします。そして、喰種は点々と所在を変えることが多いため、ここ1年で自分のように転校してきた生徒や新担任はいるかと富良に尋ねます。そこで人物を絞り込みます。
富良は「どうするんだ?」と有馬に尋ねると、有馬は「夜の校舎で待ち伏せる。何日もかかるかもしれないしヤツが現われる保証なんてないけど、わずかな可能性でも探ってみる。それしか手段はない」と言います。
張り込み調査10日目、犯人を待ち伏せをしているところを、校舎を見回っていた担任の緒方に見つかってしまいます。緒方が2人を最近の事件の犯人だと疑った瞬間、どこからか赫子が伸びてきて緒方を貫きます。現れたのは、学校の用務員でした。富良はランタンの正体が用務員だと思い込み、攻撃をしますが赫子に吹き飛ばされ突かれそうになります。
有馬は富良を蹴り飛ばし、赫子から遠ざけます。有馬は用務員の攻撃を巧みに避け、倒されたフリをして「ユキムラの間合いだ」と呟き、ギターケースからクインケを取り出します。クインケを見た用務員は驚き、富良も驚きの表情で有馬を見つめます。用務員を切った後、有馬は自身が喰種捜査官であると明します。そして倒した喰種はランタンではなく、捜査は振り出しに戻ります。
富良を捜査に巻き込み身元を知られた有馬は学校を去ると言い、「こんなに同年代の奴と会話したの久しぶりだ。普通の学校生活とまではいかないけど、けっこう楽しかった。ありがとう」と言っているので、自分と真逆のタイプである富良と関わったことを有馬なりに楽しんでいたということが読み取れます。
有馬の言葉に対し富良は、有馬の正体や喰種のことは絶対言わないと約束し、「すこしはまともに生きろよ!」と激を飛ばします。富良の言葉に心を動かされた有馬は、「手を貸してくれるか?大志」と協力を求め、富良と共にランタンを駆逐することを決意します。
東京喰種JACKのネタバレあらすじ:ランタンの捜査に新メンバー加入!
場面は変わって、加藤という美容師の喰種の話になります。加藤は切った客の髪を味わい、肉の味を想像することを楽しんでおり、最終的には自身の気に入った髪の客を殺して喰っていました。加藤は半年前から来ている、有馬や富良のクラスメイトの三波に目をつけており、三波を喰らう隙をうかがっていました。加藤は人通りのない薄暗い道を1人で歩いている三波を襲います。
そこへ有馬と富良が駆けつけ、三波を助けます。三波は2人の捜査を手伝いたいと言い、共に捜査をすることになります。三波は情報収集を担当し、使われていない工事現場のプレハブで怪しい人物を見たという情報を仕入れてきていました。三波は現場についていくつもりでしたが、有馬は「情報ありがとう。あとは俺と大志がやるからついてこないで」と冷たく突き放します。
三波の「プレハブ小屋の喰種」の情報が当たり、2人は喰種の駆逐に成功します。有馬は喰種の死体を見つめ、「売られたんだな」と意味深なことを呟きます。その後も富良に、自分たちがやっていることを三波に知られてもいいのかと尋ねられた時も「三波さんはいいんだ」と意味深な発言をしています。
東京喰種JACKのネタバレあらすじ:三波麗花の意外な正体
ある日、富良は買い物帰りに三波に会います。2人が立ち話をしていると、大柄な男が通りかかり、三波は「クラスの子が言ってた怪しい人リストの人に似ている」と言います。2人は男を尾行し、有馬を呼びます。現場に着いた3人は、男を探すため二手に分かれます。富良は1人で、有馬と三波は共に行動します。
有馬と2人きりになった三波は、改めて助けてもらったお礼を言います。次の瞬間、赫子が有馬を襲い、その赫子の正体は三波でした。なんと三波は喰種だったのです。一方富良は、先ほど見かけた大柄な男と鉢合わせていました。実はこの大柄な男は、東京喰種本編に登場する「ヤモリ」です。富良はヤモリの攻撃をなんとか躱しますが、クインケを持ってない富良は打つ手がなく、ヤモリに追い詰められてしまいます。
東京喰種JACK:ジェイソンは若かりし頃のヤモリ
ヤモリは東京喰種JACKに登場した頃「ジェイソン」という名を名乗っており、後にCCGに捕えられます。CCGに捕えられてから戸影という尋問管に拷問を受け、凶悪な性格へと変わります。その姿が東京喰種の本編に登場するヤモリであり、ジェイソンを名乗っていた頃は東京喰種本編と比べるとまだ穏やかなように感じると言われています。
東京喰種JACKのネタバレあらすじ:ランタンにとどめを刺したのは?
場面は戻って有馬と三波の交戦です。有馬は、三波が喰種だということを前から勘づいており、三波の足のサイズが22センチということから、ホテル街の捕食事件の現場に落ちていた学校の指定の22センチのサイズのローファーが三波の物だと推測、さらに三波が自分を警戒していることや、プレハブ小屋の喰種が三波に犠牲にされたことも推測していました。
交戦を続けた有馬と三波でしたが、有馬の一撃で三波が倒れます。そして有馬はそのまま下の階にいるヤモリを突き刺し、富良を助けます。ヤモリは逃げていき、有馬は「ランタンがここにいる」と富良に上まで来るように言います。富良が上に到着すると、血を流し衰弱している三波が横たわっていました。
富良は三波の正体がランタンだということを信じられずに狼狽えます。三波は普通の人間のように生きることに憧れていました。そのため、恵まれた環境に生まれていながら人に迷惑をかける行動をするリョウたちが気に食わず、殺したと言います。「死んだってかまわない。社会に必要とされないクズ」という言葉に富良は、「だけど俺にとっちゃ大事な人たちだ」と涙を流します。
三波は「お前もこう生まれてみろよ」と富良に襲い掛かります。富良は咄嗟に近くにあった有馬のクインケで三波を貫きます。三波の最期の言葉の「あーあ、もうすぐテストなのに…せっかく勉強したのになぁ」という悲しいオチでランタンの捜索は幕を閉じます。富良にとっては非常に後味の悪い結果となってしまいました。
東京喰種JACKのネタバレあらすじ:富良大志のその後
富良は東京喰種JACKでのランタンの事件をきっかけに、喰種捜査官を目指すことを決意します。あの日右目を失った幼馴染のアキと結婚し、東京喰種:reでは、有馬の部下である宇井郡が率いるS1班で活躍し、ある時は悩んでいる後輩に優しい言葉をかけたりするなど、立派な上等捜査官に成長した富良を見ることができます。
そして富良が持っているクインケは、自身の手でとどめを刺したランタンの赫子を素材に作られ、東京喰種本編で活用しています。東京喰種:reでは、自分で駆逐した喰種のクインケをなかなか使えなかったと語っているシーンがあるので、クインケを見るたびに三波のことを思い出し、最初は使うのを躊躇っていたのではないかと言われています。
東京喰種JACKのネタバレあらすじ:「ジャック」の意味
東京喰種JACKの「ジャック」の意味は、1つは東京喰種JACKの物語に登場するランタンの「ジャックオーランタン」のジャック、そして東京喰種JACKのメインである有馬貴将の通り名が「ジャック」であることから、この2つの「ジャック」をかけているようです。
実は有馬の通り名の「ジャック」は、東京喰種:reで重要な伏線になっているのではないかと言われています。そのシーンが、東京喰種:re31.5話のシャトーでのクリスマスパーティで、佐々木ハイセは有馬へのクリスマスプレゼントにネクタイピンを送っています。デザインはチェスの駒の馬。馬は「ナイト」つまり「ジャック」をさします。
佐々木は後に金木研に戻り、有馬から隻眼の王の座を受け継いでいます。つまり佐々木は「キング」であり、佐々木ハイセから有馬貴将へ「キングからナイトへのプレゼント」としていた伏線なのではないかと言われています。
ネタバレですが、ちなみにこの騎士(ジャック)をモチーフにしたネクタイピンは、有馬が亡くなった後に、金木の元へと戻ってきます。それは有馬が「自身が死んでいてもなお、金木(キング)のことを守るジャックとしての役割を全うしようとしている意味が込められている」と言われています。実際に有馬は、平子達0番隊にジャックの役割を託し、金木を守るように伝えていました。
東京喰種JACKには描かれていなかった有馬貴将の過去のネタバレ
東京喰種:reの71話でコクリアで有馬と四方が交戦しているときの四方の回想で、高校生の有馬が四方の姉のヒカリを駆逐したことが明らかになりました。ヒカリはヒロインの霧島董香の母親であり、四方は董香や弟のアヤトの叔父ということになります。有馬が霧島一家を襲ったシーンは東京喰種JACKには描かれていませんでしたが、有馬のクインケ「ナルカミ」はヒカリから作られたものだったのです。
東京喰種JACKのネタバレあらすじ:有馬貴将の本心
有馬は東京喰種:re83話で金木研に敗れ、正確には自害という形で30代前半という若さで生涯に幕を閉じました。実は有馬にはもう寿命が迫っており、白日庭出身の者たちは半人間であり、普通の人間より早く寿命が来るということが明らかになりました。有馬は30代の若さで緑内障になり、右目の視力はほとんど失っている状態でした。
有馬は最期に「奪うばかりの人生(じぶん)がずっと嫌だった」と初めて涙を流しながら胸の内を明します。クラスメイトだった三波や小さな子供がいたヒカリ、その他多くの喰種を容赦なく殺してきた有馬でしたが、短い人生の中で「無敗の捜査官」と呼ばれるほどの実力や生まれ落ちた境遇から、喰種を倒すことしか許されていなかった自身の境遇が辛かったのではないかと言われています。
そして「やっとなにかのこせた気がする」という言葉は、奪ってばかりだった人生の有馬が、初めて奪わずに大切な役割を金木に残していったという意味合いがあると言われています。それ以外にも部下の平子や宇井、その他多くの捜査官に慕われ憧れの的だった有馬は、捜査官達の心に大きなものを残していったのではないかと言われています。
東京喰種JACKのネタバレあらすじ:白日庭の謎や「V」との関係
白日庭とは、表では喰種捜査官になるための英才教育を施す特別教育機関と言われていますが、実は白日庭の出身者は、CCGのトップである和修家によって人工的に作り出された半人間だということが明らかになりました。和修家は代々喰種の家系であり、本家と分家があります。
CCG局長を務める吉時や、その息子の政は本家の出なので純粋な喰種であることが明らかになっています。一方、有馬や旧多は分家の出であり、人間の血が混ざっている「半人間」です。つまり、分家では人間と喰種を交わらせ、半人間を作っていたのです。半人間は普通の食事が取れるので半喰種とはまた異なり、少し身体能力が高く、寿命が極端に短いことが特徴です。
出典: https://ciatr.jp
東京喰種JACKに登場する有馬は黒髪でしたが、東京喰種本編では白髪となっています。その理由もおそらくこの寿命が関わっており、普通の人間より老化するスピードがかなり速いため、有馬は30代の若さで白髪になったのです。
和修家の分家はいくつかあり、その中の人々には様々な役割が与えられていました。純粋な喰種や、半人間を作るための「タネ役」や「母胎役」、裏から根回しする「雑用係」などがあり、これらを全部含め「V」と呼ばれています。有馬は雑用係としてCCGに入局し、多くの喰種の命を奪っていく傍ら、そんな間違っている世界を正そうとしていたのです。
東京喰種JACKのネタバレあらすじ:有馬貴将が隻眼の王となった理由
有馬貴将が隻眼の王だということは、東京喰種:re86話で明らかになっていますが、なぜ有馬が隻眼の王となったのか。それは「隻眼の梟」であるエトが絡んでいます。有馬は昔、瀕死のエトと遭遇した時に、なぜCCGにたてつくのか聞きます。エトは「このクソッたれ世界を滅茶苦茶に直してやりたいんだよ」と答えます。有馬は「いいな、それは」とエトの考えに賛同し、エトと手を組み「隻眼の王」となったのです。
「隻眼の王」とは、エトのように人間と喰種の間に生まれた、隻眼を救うための王なのではないかと言われています。白日庭の出身者も、人間と喰種の間に生まれた半人間なので、エトと同じような境遇だった有馬は、人間と喰種を繋げる架け橋の役割を自ら買って出たわけです。そして自身とエトの想いを、人間でありながら喰種となってしまった主人公の金木研へ託したのです。
東京喰種JACKまとめ
東京喰種JACKは配信限定の作品ですが、200円という格安の価格で購入することができるので、気軽に読むことができます。東京喰種の本編とのつながりや、何よりも若い頃の有馬が見られるというのはファンにとっては非常に嬉しいことなので、有馬貴将が好きな方は必見です。
有馬はもう亡くなってしまっているので、これからの東京喰種の物語に登場することはありませんが、多くの捜査官や金木研の心の中で生き続け勇気を与える存在であり、そんなことができる有馬貴将はやはり偉大な人物だと言われています。